目次
【種類別】強化ガラスの値段
強化ガラス(900×1,800mm)の値段は、2.5万〜15万円が目安です。
強化ガラスの種類 | 価格の目安 (幅900mm×高さ1,800mm) |
---|---|
透明強化ガラス | 2.5万〜14万円 |
くもりガラス | 3.5万〜15万円 |
ただし2階以上の窓で強化ガラスにリフォームするなど、高所での作業が必要な場合は、部分足場の設置に費用がかかる点に注意しましょう。
足場の設置にかかる費用は10万〜20万円が目安です。
しかし、建物の大きさやリフォームの箇所によって変動することも覚えておきましょう。
【1】透明強化ガラス
透明強化ガラス(900×1,800mm)の値段は、2.5万〜14万円が目安です。
ガラスの厚み | 価格の目安 (幅900mm×高さ1,800mm) |
---|---|
6mm | 2.5万〜4万円 |
10mm | 9.5万〜12万円 |
12mm | 11万〜14万円 |
ただし、同じ透明強化ガラスでも、販売するメーカーや加工の有無などによって、リフォームにかかる費用も大きく変動する点に注意しましょう。
とくにサイズの大きい強化ガラスや、円形に加工するなどの場合は、費用も高くなる傾向にあります。
【2】くもりガラス
強化ガラスのうち、加工によって不透明なガラスとなっているくもりガラス(900×1,800mm)の値段は、3.5万〜15万円が目安です。
ガラスの厚み | 価格の目安 (幅900mm×高さ1,800mm) |
---|---|
6mm | 3.5万〜5万円 |
10mm | 10.5万〜13万円 |
12mm | 12万〜15万円 |
くもりガラスは、屋外から室外が見えにくくする効果も期待できるため、脱衣所やトイレなどの水まわりに採用されるケースが多い傾向にあります。
もし屋外からの視線が気になる場所で強化ガラスにリフォームしたい場合は、くもりガラスの採用を検討してみましょう。
強化ガラスにリフォームするメリット
強化ガラスにリフォームすることで、割れた時の二次被害を防げるなどのメリットが得られます。
強化ガラスにリフォームするメリットをチェックして、窓まわりの安全性を高めましょう。
【メリット1】衝撃に強く割れにくい
強化ガラスの強度は一般的なガラスの3〜5倍であるため、衝撃に強く割れにくいのがメリットです。
そのため、一般的なガラスよりも強風の衝撃を受けても割れにくく、建物や資産を守れるでしょう。
窓ガラスが強風で割れてしまった場合、室内の家具や家電が壊れるリスクもあるだけでなく、屋根が飛んでしまうリスクも高まります。
このようなリスクを軽減するには、強化ガラスにリフォームしておくのがおすすめです。
【メリット2】割れた時の二次被害を防げる
強化ガラスが割れると、窓ガラスが粒状にこまかくなるため、割れた破片でケガするなどの二次被害を防げる傾向にあります。
一般的な窓ガラスの場合、割れたガラスの破片のなかには、鋭利な形状になるものもあります。
そのため、割れた窓ガラスを片付ける際に、割れた窓ガラスの破片で指を切ってしまうリスクもあります。
しかし粒状に割れる強化ガラスは、鋭利な形状になりにくいため、このような二次被害のリスクも軽減できるでしょう。
強化ガラスにリフォームするデメリット
強化ガラスにリフォームすることで、窓の防犯性が低下する場合もあるなどのデメリットもあります。
強化ガラスにリフォームするデメリットについて理解して「ほかの窓ガラスを選ぶべきだった」などの失敗を回避しましょう。
【デメリット1】窓の防犯性が低下する場合もある
強化ガラスは、衝撃を受けて割れる際にでる音が小さいなどの特徴もあるため、窓の防犯性が低下してしまうかもしれません。
- 衝撃を受けて割れる際にでる音が小さい
- 割れる時にガラス全体が粒状になる
一般的な窓ガラスは、割れる際に大きな音がでる傾向にあり、その音が周囲に危険を知らせるきっかけにもなります。
しかし、強化ガラスは割れる時にガラス全体が粒状になるため、ガラスが周囲に飛び散らず、発生する音も小さい傾向にあります。
そのため、防犯性の向上が目的で窓ガラスを交換する場合は、強化ガラス以外の窓ガラスを採用すべきケースもあるでしょう。
【デメリット2】一般的な窓ガラスより費用が高い
強化ガラスの交換にかかる費用は、一般的な窓ガラスの交換にかかる費用よりも高い傾向にあります。
強化ガラスに交換したい箇所が多いと、リフォームにかかる費用が高額になる場合もあるでしょう。
そのため、もし「リフォームの費用を安く抑えたい」という場合は、相見積もりで業者ごとの見積金額を比較するなどの工夫が必要です。
強化ガラスにリフォームする際の注意点
強化ガラスにリフォームする際には、強化ガラスにあった窓枠が必要である点などに注意しなければいけません。
「既存の窓枠に強化ガラスの仕様があわなかった」などのトラブルを避けるために、強化ガラスにリフォームする際の注意点について確かめておきましょう。
【注意点1】強化ガラスにあった窓枠が必要
強化ガラスは一般的な窓ガラスよりも厚い傾向にあるため、強化ガラスの厚みにあった窓枠が必要です。
また、強化ガラスにリフォームする際に、ペアガラスからトリプルガラスに変えるなど、窓ガラスの枚数を増やす場合にも窓枠が必要でしょう。
窓枠の交換にかかる費用は、5万〜30万円が目安です。
もし既存の窓枠が、リフォームする強化ガラスにあわない場合は、窓枠の交換もあわせて検討しましょう。
【注意点2】商品の納品までに日数がかかる傾向にある
リフォームする強化ガラスのサイズが既製品にない場合は、特別注文となるため、一般的な窓ガラスよりも商品の納品までに日数がかかるかもしれません。
そのため、窓ガラスの破損などでリフォームを検討している場合は、強化ガラスが届くまで、シートやテープなどの応急処置で対応しなければならない可能性もあります。
強化ガラスの注文から取り付けまで数週間かかるケースもあるため、注文する前にどれほど納期がかかるかを確かめておきましょう。
【注意点3】断熱性が低下しないか確かめる
強化ガラスにリフォームする際に、窓ガラスやサッシの断熱性が既存よりも低い商品を選ぶと「暖房時に部屋があたたまりにくい」などのトラブルが起きてしまうかもしれません。
冬の暖房時、室内のあたたかい空気が逃げてしまうのは、おもに窓などの開口部。建物から逃げてしまうあたたかい空気のうち、全体の58%が開口部からとなっています。
あたためた空気が断熱性の低い窓から逃げてしまわぬように、リフォームする強化ガラスの断熱性についてもチェックしておきましょう。
【注意点4】施工実績が豊富な業者に依頼する
強化ガラスのリフォームで「窓の開閉時にガタガタと音がする」などのトラブルを回避するために、施工実績の豊富な業者に依頼するのがおすすめです。
- 窓の開閉時にガタガタと音がする
- 窓ガラスがサッシから外れて破損する
- 結露が起きやすくなる
強化ガラスのリフォームの施工実績が豊富な業者であれば、施工の品質の高さが期待できます。
そのため、施工不良によるトラブルが起きるリスクを避けられるため、窓から異音がするなどのトラブルも起こりにくいでしょう。
DIYで強化ガラスにリフォームするのは可能?
DIYで強化ガラスにリフォームするのは可能であるものの、強化ガラスが割れてしまうなどのリスクもあるため、業者に依頼するのがおすすめです。
- 強化ガラスが割れるリスクもある
- サッシの解体などの作業が必要になる
また、窓に強化ガラスを取り付けるには、サッシを解体して、強化ガラスにゴムパッキンを巻くなどの作業が必要です。
このような作業を正しくできないと、窓に隙間ができ、隙間から風が入るなどのトラブルを起こすリスクもあります。
そのため「強化ガラスのリフォーム後のトラブルを避けたい」という場合は、業者への依頼を検討してみましょう。
強化ガラスのリフォームに活用できる補助金・助成金制度
強化ガラスに交換するなどのリフォームで、国や自治体による補助金・助成金制度が活用できる場合もあります。
- 先進的窓リノベ事業
- 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
- 地方自治体の窓リフォーム補助金制度
ただし補助金・助成金制度によって、交付の条件などが異なる点に注意しなければいけません。
強化ガラスのリフォームで補助金・助成金制度を活用したい場合は、あらかじめ制度ごとの交付の条件などを確かめておきましょう。
強化ガラスにリフォームする際の流れ
強化ガラスに交換する場合の工期は、半日〜2日が目安。
具体的な流れは以下のとおりです。
サッシ(窓枠)と窓ガラスにわけて解体します。
新しい強化ガラスにゴムパッキンを巻いて、サッシ(窓枠)にはめこみます。
サッシ(窓枠)を組み立てて、窓が元通りになるようにはめこみます。
窓以外に強化ガラスを採用するケース
窓以外に強化ガラスを採用するのは、テーブルの天板にガラスを使いたいなどのケースです。
窓以外に強化ガラスを採用するケースについてチェックして、耐久性の高い強化ガラスを窓以外に活用できないか検討してみましょう。
【ケース1】テーブルの天板にガラスを使いたい
強化ガラスを天板に使ったテーブルは、高級感を演出できるなどのメリットがあり、さまざまなメーカーから販売されています。
- 高級感を演出できる
- モダンなインテリアになじみやすい
- 屋外にも配置できる
また、ガラスの水を吸わないという特徴もいかして、屋外に置くテーブルにも強化ガラスが採用されるケースもあります。
【ケース2】オフィスの空間を仕切りたい
耐久性の高い強化ガラスは、高さのあるオフィスの仕切りにも採用されるケースがあります。
透明な強化ガラスでオフィスを採用することで、開放感を損なわずに、空間を区切れるのが魅力です。
また、強化ガラスは経年劣化を起こしにくい素材であるため、オフィスの美観も維持しやすいでしょう。
【ケース3】見通しのいい階段のフェンスガードを設置したい
階段の手すり部分の見通しをよくしたい場合に、強化ガラスをフェンスガードに採用するケースもあります。
透明な強化ガラスをフェンスガードに採用すれば、開放的な階段ホールの印象を損なわずに、安全も確保できるのが魅力です。
そのため「フェンスガードの設置で圧迫感がでるのを避けたい」という場合には、強化ガラスの採用を検討してみるのがおすすめです。
【Q&A】強化ガラスに関するよくある質問
- 強化ガラスの掃除方法は?
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強化ガラスを掃除するには、布をぬらして水拭きする方法などがあります。
強化ガラスの掃除方法- 布をぬらして水拭きする
- 中性洗剤や重曹水などをつけて洗い流す
金属製のタワシなど、硬い掃除用具を使うと、ガラスを傷つけてしまうおそれがあります。ガラスに傷がつくと、劣化などの原因になるため、強化ガラスの掃除にはやわらかい布やスポンジを使用しましょう。
- 強化ガラスが割れてしまうことはある?
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耐久性の高さが魅力の強化ガラスでも、大きな地震やハンマーでたたくなどの強い衝撃を受けると、割れてしまうこともあります。
また、強化ガラスに傷や欠けがあると、本来の耐久性が発揮されない場合もあり、傷や欠けがない状態よりも割れやすい状態となっているでしょう。
- 強化ガラスの交換で火災保険は使える?
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強化ガラスの交換で、火災保険が使えるケースもあります。
火災保険が使えるのは、おもに火災や風災などで強化ガラスが破損した場合です。ただし加入している火災保険の内容によって、保険の適用条件が異なるため、あらかじめどのような場合に火災保険が使えるのかを確かめておきましょう。
火災保険申請から支払いまでを徹底解説!必要書類や請求時のコツも – 保険 – ハピすむ火災保険は台風などの自然災害や、予期しない突発的な事故から建物を守るための心強い味方です。契約内容によって補償範囲は異なるため、まずは自身の… - 賃貸物件での強化ガラスの交換は自己負担?
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賃貸物件で、入居者の不注意で強化ガラスを割ってしまった場合などは、交換にかかる費用は自己負担となる傾向にあります。
賃貸物件での強化ガラスの交換が自己負担となるケース- 家具を搬入する際に破損させてしまった
- 子どもが物を投げて割ってしまった
一方、強化ガラスの経年劣化や自然災害などが原因で破損した場合は、管理会社や大家の負担で強化ガラスを交換するのが一般的です。
窓リフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
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