窓のカバー工法で後悔しないために!メリット・デメリットと失敗回避のポイント

窓リフォームで人気のカバー工法。手軽な反面、検索で「後悔」と出てきて不安になっていませんか?結論、後悔しやすいポイントは主に2つです。


1:窓が一回り小さくなる
2:下枠に段差ができる(掃き出し窓)


しかし、事前に把握しておけば後悔は防げます。本記事では、失敗しないための注意点や費用相場をわかりやすく解説します。

2025年12月24日更新

監修記事
リフォーム費用すぐわかる!

窓リフォームの「カバー工法」とは?

カバー工法」とは、今あるサッシ枠の上から、新しいサッシ枠を被せる(カバーする)工法のことです。

窓リフォームの「カバー工法」の仕組みとメリットを解説する図。既存のサッシ枠を残したまま新しい枠を被せる手順と、壁を壊さず、ゴミが少なく、短時間で完了するというメリットがイラストで示されている。
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窓のカバー工法リフォームの流れ

「従来工法」では工期が1週間ほど必要でしたが「カバー工法」なら「1〜2日」で完了します。

カバー工法による窓リフォームの5つの施工手順を示すイラスト図解。「1.既存窓の取り外し」「2.新規枠の取り付け」「3.歪み調整」「4.コーキング処理」「5.新窓の設置(完了)」という流れが順を追って描かれている。下部には「最短1日で完了。※コーキング乾燥に約24時間要します。」という注釈がある。

作業自体は1日で終わることが多いですが、コーキング(充填剤)が乾くまで24時間ほどかかります。特にお子様がいるご家庭では、施工当日は窓枠に触れないよう注意が必要です。

施工はシンプルですが、建物の「歪み」を考慮した高度な採寸・調整技術が求められます。DIYではなく、実績のあるプロに依頼しましょう。

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カバー工法で窓をリフォームする4つのメリット

最大のメリットは、やはり「工期の短さ」と「手軽さ」です。壁を壊さないため騒音も少なく、強化ガラスや断熱窓などへのアップグレードも可能です。

カバー工法で窓をリフォームする4つの主要なメリットを説明するインフォグラフィック。タイトルは「カバー工法で窓をリフォームするメリット」。

左上段:「騒音が少ない」。スピーカーのアイコンと、壁を壊すドリルに×印がついたイラストがあり、作業中の部屋で静かに読書をする人の様子が描かれている。テキストは「壁を壊す大きな音がほぼ出ません」。

右上段:「足場不要」。足場のアイコンに×印があり、2階の窓から作業員が室内側から作業をしている家のイラストが描かれている。外部には足場が組まれていない。テキストは「室内側からの作業が主で、大掛かりな準備が不要です」。

左下段:「費用抑制」。お金のアイコンがあり、札束と硬貨の山が2つ比較されている。左側の高い山は「従来工法」で、「壁補修」「クロス張替え」に×印がつき、費用がかさむことを示唆。右側の低い山は「カバー工法」で、「窓枠・工事費」のみで費用が抑えられていることを示す。テキストは「壁やクロスの補修費用が発生しません」。

右下段:「半日で完了も」。時計のアイコンがあり、9:00から13:00を指す時計のイラストと、その間に新しい窓が完成する様子が描かれている。「最短2時間~」という表示もある。テキストは「現場作業は『はめ込み』が中心のため、最短2時間~半日で終わるケースもあります」。
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窓のカバー工法で後悔しやすいデメリット2つ

カバー工法は非常に便利なリフォーム方法ですが、構造上のデメリットも存在します。施工後に「イメージと違う」と後悔しないよう、事前に把握しておきましょう。

窓のカバー工法リフォームにおける2つの主要なデメリットを、施工前と施工後の比較イラストで解説した画像。タイトルは「窓のカバー工法で『後悔』しやすいデメリット」。

左側のパネルは「デメリット1:窓が小さくなり、部屋が暗くなる」。腰高窓の施工前(Before)は細い枠でガラス面積が広く、部屋に明るい光が差し込んでいる。施工後(After)は新しい太い枠が被さり、ガラスの面積が減少して部屋が少し暗くなり、「あれ?なんか暗い…」と感じている人物が描かれている。テキストは「枠に厚みが出るため、ガラスの面積が減少。採光量が減り、部屋が少し暗く感じることも。」

右側のパネルは「デメリット2:下枠に段差ができる(掃き出し窓)」。掃き出し窓の施工前(Before)は下枠が床とほぼフラットでスムーズに出入りできる様子。施工後(After)は新しい枠の厚みで高い段差(立ち上がり)ができ、足を高く上げてまたごうとする人物が「段差が高いな、つまずきそう…」と困っており、転倒注意のアイコンも添えられている。テキストは「枠の厚みで段差(立ち上がり)が発生。出入りの際にまたぐ必要がある。」

「今の窓の大きさを絶対に変えたくない」「掃き出し窓に段差を作りたくない」という場合もあります。その際は、工期と費用はかかりますが、枠ごと交換する「はつり工法」を検討したほうが良いでしょう。

「はつり工法のイメージ」と題された、窓交換工事の施工中と施工後を比較したイラスト。左側の「施工中」パネルでは、作業員が電動ピックを使って窓周辺の壁を壊し、既存の窓枠を撤去する大掛かりな工事の様子が描かれている。右側の「施工後」パネルでは、新しい掃き出し窓が設置され、壁もきれいに仕上がっている。下部の断面図で、床と窓枠がフラットで段差がないことが示され、「窓の大きさはそのままで、段差なし(掃き出し窓)」と説明されている。下部には、工期が「数日~1週間程度」、費用が「高め」である旨のアイコンとテキストが記載されている。
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カバー工法で窓リフォームができないケース

カバー工法によるリフォームは、すべての窓でできるわけではありません。一般的に以下のケースでは、施工が難しい場合があります。

「カバー工法で窓リフォームができないケース」と題したイラスト解説画像。左側は「雨戸がある場合」で、雨戸と新しい窓枠が干渉するため取り付けられない様子を、赤い×印と共に示し、「干渉して取り付けられないことがあります」と記述。右側は「特殊な窓枠」で、湾曲した窓枠に赤い×印をつけ、「形状によっては対応不可の場合があります」と記述。下部には、ヘルメットをかぶった作業員がメジャーで窓を測るイラストと共に、「『自宅の窓は?』と迷ったら、まずは現地調査でチェック!」というメッセージが添えられている。

ただし、最近は雨戸や特殊な形状の窓枠に対応した製品も出てきています。「自宅の窓はカバー工法できる?」と迷ったら、まずは現地調査でチェックしてもらいましょう。

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カバー工法で選べる窓ガラスの種類

カバー工法では、新しいサッシ枠に合わせてガラスの種類も自由に選ぶことができます。基本的に、市販されている窓用ガラスのほとんどが使用可能です。

「カバー工法で選べる『窓ガラス』の種類」と題したインフォグラフィック。断熱対策と防犯対策の2つのカテゴリーで、ガラスの種類と特徴をイラストで解説している。

左側の「断熱対策」には、「ペアガラス(複層ガラス)」と「真空断熱ガラス」の断面図があり、それぞれ「空気層が熱を遮断!」、「薄型で高断熱!魔法瓶効果!」と説明されている。 右側の「防犯対策」には、ハンマーで叩かれる「強化ガラス」とヒビが入った「合わせガラス」のイラストがあり、それぞれ「割れにくい!強度は普通のガラスの数倍!」、「貫通しにくい!割れても破片が飛び散りにくい!」と説明されている。 下部には、「※マンションの場合、窓は『共用部分』となります。管理組合に確認が必要です。」という注意書きがある。

マンションの場合、窓は「共用部分」となるため管理組合の承認が必要です。ガラス交換やカバー工法を行う際は、事前に管理規約を確認しましょう。

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窓のカバー工法リフォームの費用相場

窓のカバー工法リフォームにかかる費用は、サイズや現場状況(木造かRC造か)によって変動します。

「窓のカバー工法リフォーム 費用相場の目安(標準的な単板ガラスの場合)」と題した料金表のインフォグラフィック。窓の種類(サイズ)として「中窓(幅170cm×高さ120cm)」と「掃き出し窓(幅170cm×高さ180cm)」があり、それぞれの木造住宅とRC造住宅における費用目安が記載されている。中窓は木造で8万円〜、RC造で12万円〜。掃き出し窓は木造で10万円〜、RC造で15万円〜。下部に「※上記は標準的な単板ガラスの場合です。断熱性の高いペアガラスなどに変更する場合は、別途追加費用がかかります。」という注釈がある。
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窓のカバー工法リフォームに活用できる補助金制度

窓のカバー工法リフォームは、国や自治体の補助金制度の対象になりやすい工事です。

「窓のカバー工法リフォームに活用できる補助金制度」と題したインフォグラフィック。左側の「主な国の補助金・対象工事例」では、断熱リノベ、次世代建材、先進的窓リノベといった制度例(年度により異なる場合あり)と、窓(カバー工法)、外壁断熱、屋根断熱、床断熱といった対象工事例をイラスト付きで紹介。右側の「重要!申請時の注意点・ポイント」では、予算上限や申請期限があり夏〜秋頃に終了する可能性もあるため早めの情報収集が重要であること、着工前の申請が必須であり工事後の申請は基本的にNGであること、そして申請書類の準備には補助金申請に慣れている業者の協力が必要であることを、それぞれアイコンや図を用いて解説している。

ただし、補助金制度には「予算上限」「申請期限」があります。人気のある補助金は夏〜秋頃に終了してしまうこともあるため、早めの情報収集が重要です。

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窓のカバー工法で後悔しないための4つの注意点

「窓のカバー工法で後悔しないための4つの注意点」と題したインフォグラフィック。4つのパネルで構成されている。

左上パネル「【注意点1】雨戸の有無」:雨戸付きの窓のイラストと、「そのまま施工?」「雨戸ごと交換?」という疑問符。施工可否や交換の必要性を業者に確認するよう促している。

右上パネル「【注意点2】ガラス面積が小さくなる」:施工前と、一回り小さくなった施工後の窓枠を示すイラスト。浴室の小窓の例で「狭く感じるかも…」と懸念する様子と、採光・通風への影響をイメージするよう促すテキスト。

左下パネル「【注意点3】枠に厚みが出て見た目が変わる」:施工前の細い枠と、施工後の太い新しい枠の比較イラスト。人物が「圧迫感が出た(ごつくなった)…」と感じており、サンプルで見た目の変化を確認するよう促している。

右下パネル「【注意点4】枠の素材と結露のリスク」:結露が発生している「アルミサッシ(断熱性 低)」と、結露しにくい「樹脂・複合サッシ(断熱性 高)」の比較イラスト。枠の断熱性も重要で、樹脂製や複合サッシを選ぶよう推奨している。

【注意点1】雨戸の有無

雨戸がある場合、そのままでは施工できない可能性があります。

雨戸がある場合の窓リフォームの注意点を示すイラスト。「雨戸を残したまま施工できるか」「雨戸ごとの交換が必要か」という点について、業者と相談する人物のイラストと共に「業者にしっかり確認しましょう!」と呼びかけている。

「雨戸を残したまま施工できるか」「雨戸ごとの交換が必要か」を業者にしっかり確認しましょう。

【注意点2】窓のガラス面積が小さくなる

カバー工法では、既存の窓よりも一回り小さい窓を取り付けることになります。

「【注意点2】窓のガラス面積が小さくなる」と題した解説画像。上段では、既存の窓枠の内側に新しい太い枠を設置するカバー工法の施工前と施工後をイラストで比較し、赤い点線でガラス面積が一回り小さくなることを示している。下段では「特に小窓は注意!」として、トイレの小窓の施工前後の写真を掲載。施工後は枠が太くなりガラス面が狭くなったことで、部屋が暗く狭く感じられる様子と、「数センチ狭くなるだけで、採光や通風に影響大。施工前にしっかりイメージを!」という注意喚起のメッセージが添えられている。

大きな掃き出し窓では気になりにくいですが、トイレや浴室などの「小窓」や「出窓」のリフォームの場合、想像以上に開口部が狭く感じて後悔につながることがあります。数センチ狭くなることで採光や通風にどう影響するか、施工前にしっかりイメージしておきましょう。

【注意点3】サッシ枠に厚みが出て見た目が変わる

既存の枠の上に新しい枠をかぶせるため、どうしてもサッシ枠に厚みが出てしまいます。

窓のリフォーム(カバー工法)における注意点として、サッシ枠が厚くなり見た目が変わることを解説した比較イラスト。左側の「施工前」は細いサッシですっきりとした印象だが、右側の「施工後(カバー工法)」は既存の枠に新しい枠を被せたため、サッシ枠が厚くなり存在感が増している。人物が「圧迫感が出た…」「ごつくなった…」と感じている様子や、「厚みUP!」「存在感UP!」という強調表示があり、カタログやサンプルで事前に確認するよう促すメッセージが添えられている。

特に、デザイン性を重視して細いサッシを使っていた場合「リフォーム後に窓の存在感が増して、圧迫感が出た」と後悔するケースもあります。見た目の変化が許容範囲か、カタログやサンプルで事前に確認しておきましょう。

【注意点4】サッシ枠の素材と結露のリスク

サッシ枠の素材選びも重要なチェックポイントです。いくらガラスをペアガラスにしても、枠が断熱性の低い「アルミ製」だと、枠部分に結露が発生してしまいます。

サッシ枠の素材による結露のリスクを比較した画像。断熱性が低い「アルミ枠」はペアガラスを使っても枠に結露が発生しやすい一方、断熱性が高い「樹脂・複合枠」は結露しにくく快適であることをイラストで対比。ガラスだけでなく、枠の素材も確認して断熱性の高いものを選ぶよう推奨している。

「せっかくリフォームしたのに結露が止まらない」と後悔しないよう、断熱性の高い「樹脂製」「複合サッシ」になっているか必ず確認しましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】ハピすむ編集部 編集長

株式会社エス・エム・エス

ハピすむ編集部 編集長

リフォーム営業18年。大手リフォーム会社出身のプロ。
数千件の住まいとお客様に出会い、現場を知り尽くした実務経験者。 ユーザー様が後悔しないよう、長年の経験に裏打ちされた「正確」で「損をしない」情報発信を徹底しています。

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