蕨市のリフォーム会社105選！事例・口コミも掲載

蕨市におけるリフォームの特徴

蕨市の住宅に関する理念・基本方針

蕨市は、「住みたい、住み続けたい、住んでよかったと思えるまち」を都市づくりの理念として住宅政策に取り組んでおり、次の3つを基本目標としています。

1. 誰にとっても快適で便利に暮らせる都市づくり
2. 魅力的で蕨らしさあふれる都市づくり
3. 安全・安心な暮らしを支える都市づくり

具体的には、良好な住環境の形成、安全・安心な住まいづくりに向けた住宅耐震化の促進、蕨市が市民・事業者と連携し協働で行う都市づくりの取り組みを行っています。

子育て世代や高齢者など、多様な世代が快適に住み続けられる住環境の形成は今後の課題となっています。

参考：蕨市-蕨市都市計画マスタープラン

蕨市の景観条例にかかわるリフォームの制限

蕨市では、良好な景観の形成に関する計画の1つとして蕨市景観条例を制定しています。

蕨市の南町桜並木や、市街地の貴重な水辺でもある要害通りなど、魅力的な景観を次世代に引き継ぐことを目指し、蕨市全域を景観計画区域に定めています。

住宅地では、建築物の色彩・高さ・規模の調和を促し、敷地と道路の境界部分の緑化を促すなど、やすらぎの感じられる景観づくりを行っています。

また、蕨宿景観形成重点地区では、伝統的な建築物の和⾵の形態意匠や⾊彩、素材などを尊重し、宿場町が感じられるまちなみを守っています。

良好な景観を形成するために、景観法に基づいて届出が必要となる建築物の建築や⼯作物の建設などの⾏為を「届出対象⾏為」として定めています。

建築物に関する届出対象⾏為は次の通りです。

参考：蕨市-蕨市景観計画

蕨市の地震の危険度や被害予想

　
蕨市では、東京湾北部地震が発生した場合の地震による揺れの大きさの危険度や、建物の全半壊などの割合を示した地震ハザードマップを作成しています。

東京湾北部地震が発生した場合、蕨市の最大震度は6強と想定されており、次に挙げる地域では建物の全半壊率が20％と推計されています。

参考：蕨市-蕨市地域の危険度マップ

上記以外の地域においても、建物の倒壊に関しては十分に留意する必要性があります。

蕨市の掲げる耐震化への取り組みと現状

蕨市建築物耐震改修促進計画（第３次）によると、2021年3月現在の蕨市内の住宅耐震化率は88.4％と推計されています。

今後の目標として、住宅の耐震化率を95％と設定しています。

参考：蕨市-蕨市建築物耐震改修促進計画

住宅所有者の防災に対する意識の問題、耐震化の費用の問題など耐震化を妨げる要因も多く、蕨市内の住宅耐震化を促進させるためには所有者等の意識の啓発に加えて情報の提供や費用補助の充実が必要です。

蕨市が行った住宅アクションプログラムは一定の成果はあったものの、なお耐震化が必要な住宅が存在していることから継続的に耐震化の呼びかけを行っています。

蕨市で定められている防火地域のリフォームの制限

蕨市では、都市計画法に基づいて市街地における火災の危険を防ぐために、防火地域及び準防火地域が定められています。

蕨市の防火地域は中央1丁目・3丁目の商業地域、準防火地域は蕨市内の防火地域を除いた全ての地域に定められています。

防火地域や準防火地域では、耐火構造・準耐火構造の建物、防火構造の建物にすることが求められており、リフォームを行う際には建物の構造に留意して施工するようにしましょう。

参考：蕨市-町丁目別都市計画図

防火地域のリフォームの具体的な制限内容

防火地域や準防火地域でのリフォーム時の制限は、該当する建築物の構造の種類により異なります。

蕨市の住宅リフォームに関する相談件数

2022年の住宅リフォーム・紛争処理支援センターの調査によると、蕨市が属している埼玉県では、リフォームに関する相談が年間で596件ありました。

参考：住宅リフォーム・紛争処理支援センター – 住宅相談統計年報2022 資料編

また、蕨市が窓口を開設している「消費生活センター」では、蕨市在住の方を対象に、住宅リフォームにおける契約トラブルや、紛争処理などについて相談することができます。

蕨市消費生活センターの概要は以下の通りです。

参考：国民生活センター-蕨市消費生活センター

蕨市の住宅データ

2021年1月時点での蕨市の調査によると、蕨市の人口は約76,000人です。

前年の2020年1月時点の調査では、蕨市の人口は約76,000人であったため、人口を比較するとほぼ横ばいで推移しています。

参考：蕨市-蕨市令和3年各年次別人口統計

また、2018年住宅・土地統計調査結果によると、蕨市の持ち家率は50.2％であり、全国平均持ち家率の61.2％に比べると低めの水準となっています。

参考：埼玉県-平成30年住宅・土地統計調査結果

2023年1月に公表された国土交通省の建築着工統計調査報告によると、埼玉県の1993年から2022年までの過去30年で、新築の建築件数が最も多かった年は1993年であり、建築件数は104,205戸でした。

参考：国土交通省-建築着工統計調査報告