目次
玄関をリフォームするメリット
玄関をリフォームすることで得られるメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。
詳しく解説していきます。
玄関のリフォームでドアを交換して安全・快適に
玄関は、ドアを交換するなどのリフォームをすることで安全性を高め、快適な暮らしを手に入れることができます。
最新の電子錠やオートロックなどのドアは、ピッキング被害を防いで安全性をかなり高めることができます。
またドアのボタンをタッチするだけで開錠できるタッチキーは、荷物などで両手がふさがっている時や、小さなお子様を抱っこしている時などにもとても便利です。
玄関ドアの種類はたくさん増えているので、自身のライフスタイルによって一番合うものを選ぶとよいでしょう。
玄関のリフォームで収納性をアップ
玄関は家族全員分の靴や傘、スリッパ、その他にも靴のお手入れ用品や掃除道具なども収納したい場所です。
住む人によってはベビーカーやゴルフ用品なども、玄関に収納したい場合があるでしょう。
玄関の横にウォークインシューズクロークを作ることで、収納力が格段に上がり、片付きやすい玄関にすることができます。
玄関のリフォームで収納スペースが増えれば、すっきりした空間をキープできるでしょう。
玄関リフォームで生活動線をスムーズに
玄関リフォームで自身のライフスタイルや価値観に合った生活動線にすることも可能です。
例えば、玄関に入ってすぐに洗面台で手を洗い、クローゼットに直行して着替えができるような動線を作れば衛生面でも安心です。
また、玄関ドアを引き戸にしてバリアフリー化すれば、車椅子ユーザーの方にとってもスムーズな動線になるでしょう。
玄関の増築リフォームは具体的にどんなことをするの?
出入り口が狭くて動きづらい、動線を邪魔するような配置になっている、人数が増えて手狭になっているなど、普段生活する中で「ちょっと面倒」「これがこうなったらいいのに」というちょっと気にかかることってありますよね。
そんなお悩みと劣化してきた部分の補修を費用のかかるこの機会に一緒にやってしまおう!というのがリフォーム(増改築)です。
玄関における増築とはドアの開口部を広いものに変える、玄関ポーチ自体を動きやすいように大きくする、玄関の位置をずらす、2階玄関を作るなど様々なリフォーム方法があります。
玄関の増築リフォームで確認しておきたいポイント
ドアを開けたときの人が避けるスペースの確保
ドアの開口スペースは気にすると思いますが、ドアが開いたときに人が何人いてドアを避けたらどのくらいのスペースが必要か、はそのお宅の生活スタイルによって異なります。普段2人か3人で行動している、お子さんがまだ小さいなどの時は、大きくなったときも想定してシミュレーションしておきましょう。
雨よけとの位置関係
上記にも関連しますが、ドアを避けたときや人数が多いご家族の場合、大きいドアに変えて雨よけから出てしまうということも考えられます。雨よけと玄関ポーチの位置関係はリフォーム後の快適な生活作りに欠かせないポイントです。
ドア、玄関ポーチ、庇などの色素材の統一感
ドアを大きくするだけ、など部分的なリフォームの場合、玄関ポーチや庇などの色と素材を気にして取り付けない周りの古さが逆に目立つ形になります。
1つだけ新しいのがわかってしまうと、どうしても不恰好になってしまうので、古くなった色合いでもバランスが取れるような色・素材のものを選ぶようにすることが大切です。
滑りにくい素材かどうか
特に玄関ポーチなど雨に濡れてしまう場合は濡れた状態でも滑りにくい素材を選びましょう。見た目だけを重要すると住みやすさが減る可能性があります。
他リフォームを同時に行うかどうか
玄関増築リフォームだけだと割高になるため、他リフォームも同時に行うかどうかは劣化状況や一緒に変えるメリットをよく検討して実施する必要があります。
場所が確保できなければ引き戸という選択肢を検討する
場所自体の確保が難しいけれども玄関を広げたい場合いは引き戸でバランスをとるようにしましょう。最近では引き戸でも洋風の家にマッチする商品もたくさん販売されています。
バリアフリーのリフォームで高齢者と同居の際は補助金を
高齢者の親御さんと同居などされるタイミングでバリアフリーをご検討中なら補助金がおりないかどうか、自治体に確認すると負担が減るのでおすすめです。
玄関の増築リフォームにかかる費用・価格の相場は?
2畳程度の増築で一般的には50〜100万程度が費用・価格相場となりますが、玄関リフォームについてはだいたい50万円未満の費用・価格相場で済むことが多いです。
ただ、2階部分に外階段をつけて玄関を増築する場合は外階段の費用が高いため、100万円以上の費用・価格相場となります。
・ドア拡張(間口変更):約35〜40万円程度
・ポーチタイル張り替え:約5〜10万円程度
・屋根設置、玄関ポーチ:約20〜50万円程度
・2階部分に玄関増築:約100〜140万円程度(2階部分に外階段設置含む)
※後付けで2階に玄関を設置し、2世帯住宅にする工事は大掛かりな工事なため、構造上の問題と防水性能が問題になってくることがあります。もちろん、法的に不可ではないのでできないことはありませんが、施工可能なリフォーム事業者は少ないです。
このようにかなり価格差がある玄関リフォーム。2階部分に増築しても外階段を登っていくのがお子さん連れ、大量のお買い物をして帰った場合などかなり大変なので、そういった生活の流れも確認してからリフォームの決断をしましょう。
自分や家族が帰ってきて迎えられる、そしてお客様にも見られる機会が多い玄関。気持ちが良く、生活しやすい増築・リフォームにするためにぜひお話し合いを重ねて大満足のリフォームをしてみてください。
玄関リフォームの種類と費用相場・工事期間
玄関のリフォームについて、それぞれのポイントや費用、工事期間を詳しく解説していきます。
玄関のドアを交換するリフォーム費用相場・工事期間
玄関のドアを交換するリフォームは比較的簡単な工事になります。
玄関のドアは、交換するだけでも防音性や断熱性がアップします。
玄関ドアの開閉により熱や冷気が出入りしやすくなり、外からの雑音も入ってきやすくなります。
玄関ドアを断熱性や防音性の高いものにすれば、断熱性や防音性のアップに繋がります。
玄関のドアを交換するリフォーム費用の相場はドア本体の種類によって変わります。
- 開き戸 約20万~約30万円
- 引き戸 約20万~約60万円
- 断熱ドア 約30万~約70万円
- 防犯ドア 約20万~約70万円
工事期間はカバー工法であれば半日〜約1日で終わります。
カバー工法の工賃は約4万〜約7万円となっています。
カバー工法とは古いドア枠の上から新しいドア枠を取り付ける方法です。
カバー工法以外になると工事期間は約2日〜約4日かかり、工賃も約8万円〜約15万円とカバー工法より高めになります。
また、土間タイルや壁の補修の費用はもちろんですが、エクステリアやオプションなどで別途費用がかかる場合もあります。
玄関のドアをリフォームで電子錠にする費用相場・工事期間
玄関のドアは、リフォームによってスマートキーなどの電子錠にすることもできます。
スマートキーや自動施錠を導入する事で快適になるだけではなく、防犯上でも安全が確保され安心して暮らせるようになります。
玄関ドアの鍵を電子錠にするだけなら約5万〜約15万円でできますが、玄関ドア自体を交換する場合は約30万円〜約60万円かかります。
工事期間は、玄関ドアの鍵だけの交換なら数時間、玄関ドア自体の交換でカバー工法なら約1日で完了します。
玄関のドアリフォームで引き戸にする費用相場・工事期間
玄関のドアを引き戸にリフォームすることにはたくさんのメリットがあります。
引き戸は開き戸と違って、使う時によって開閉幅を自由に決めることができます。
例えば、荷物が多くて両手がふさがっている時などは、引き戸を開けっぱなしにできて便利です。
また、換気がしたい時は、玄関に網戸を取り付けて引き戸を細く開けておけば、空気の通り道ができます。
引き戸はバリアフリーにも適していて、高齢者や車椅子ユーザーの方でも出入りがしやすくなります。
また、開き戸と違って玄関の前後方向に扉が開閉しないため、玄関部分の省スペースになることもメリットの一つと言えます。
玄関のドアを引き戸にする費用相場は、2種類の工法によって違ってきます。
既存の扉を撤去して新しい引き戸を取り付ける「ハツリ工法」の場合は、本体価格と工事費の合計が約30万〜約70万円になります。
一方で、既存の扉を撤去して玄関枠に新しい引き戸をカバーのように取り付ける「カバー工法」の場合は、本体価格と工事費の合計が約20万〜約60万円になります。
工事期間は「ハツリ工法」が約2〜約4日、「カバー工法」が約1日で完了することが多いです。
玄関のリフォームで玄関収納をつくる費用相場・工事期間
玄関は、靴や傘、スリッパなど、収納したいものが多い場所です。
家族が毎日気持ちよく玄関を出入りしたり、来客をお迎えしたりする時のために、玄関はすっきりさせておくのがいいでしょう。
玄関のリフォームで、下駄箱や収納棚の追加による収納力アップを図ったり、ウォークインシューズクロークを作って玄関をすっきりさせるようなことができます。
玄関の下駄箱や収納棚には、主に3つのタイプがあります。
腰ぐらいの高さのカウンタータイプ、床から天井まである壁面収納タイプ、カウンタータイプと吊戸棚がセットになっているタイプになります。
またウォークインシューズクロークは、玄関横に設けるウォークインタイプの玄関収納スペースのことです。
内玄関のようにも使える場合が多いです。
玄関収納を作る場合の費用相場は、カウンタータイプが約5万円〜10万円、壁面収納タイプが約12万円〜約30万円、カウンターと吊戸棚のセットが約15万円〜約20万円になります。
工期は、既製品の場合はいずれも約1日と比較的簡単な工事になります。
ただし、現場造作などの場合は約2日〜約3日かかることもあります。
ウォークインシューズクロークの費用相場は、1畳程度の広さで約20万〜約35万円、2畳程度の広さで約25万〜約45万円、3畳程度だと約30万〜約60万円となります。
工期は約1週間~約2週間かかります。
既存玄関内に作るのではなく増築して作る場合は、さらに追加で工事費用がかかります。
玄関のリフォームで手洗い場をつくる費用相場・工事期間
玄関のリフォームで手洗い場を作ることは、家族が帰宅後すぐに手洗いができて感染予防対策にもなります。
また来客用としても、家族のプライベート空間でもある洗面所を見せずに手洗いをしてもらえるというメリットがあります。
玄関に手洗い場を作る費用相場は、洗面台本体に配管工事や水回りの防水工事などを合わせると、約25万〜約50万円ほどになります。
また工期としては、洗面台の取り付けの他に配管工事などを入れると約2日〜約3日かかります。
玄関のリフォームでポーチをつくる費用相場・工事期間
玄関のリフォームでは、様々なタイプのポーチや、庇を作ることもできます。
玄関前に庇や風よけ壁などがあると、鍵の開け閉めなどの際に雨や雪避けにもなって便利です。
玄関前に庇を作るリフォームの費用相場は、庇本体価格と工事費で約15万円〜約40万円になります。
工期は約1日〜約5日となります。
玄関ポーチを作るリフォームの費用相場は、約20万円〜約100万円になります。
土間+庇だけでなく、壁で囲ったものなど、さまざまな作り方があるため、タイプにより工事費用は大きく異なります。
工期は約5日〜約2週間です。
玄関リフォームの施工事例
ここでは玄関リフォームの施工事例を具体的に5つご紹介します。
アンティークなエクステリアでおしゃれな玄関
建物種別 | 戸建 |
---|---|
施工費用 | 約100万円~約300万円 |
施工期間 | 約1ヵ月 |
施工会社 | 株式会社フレッシュハウス |
玄関周りを現在より使いやすくして、さらにオシャレな雰囲気にしたいという要望でリフォームした実例です。
リフォーム後の玄関は使いやすくなっただけでなく、防犯性もアップしました。
そしてなによりもお店のようなオシャレな玄関になったことで、家に帰るのも楽しみになるでしょう。
玄関つづきの土間にシューズクローゼットスペース
建物種別 | マンション |
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施工費用 | 約600万円(フルリノベーション) |
施工期間 | 記載なし |
施工会社 | 株式会社バレッグス |
ご夫婦とお子様2人の4人家族が、中古マンションを購入後、フルリノベーションを行った中の玄関部分の実例です。
共用廊下側にも開口部がある造りだったため、それを生かして玄関つづきの土間にシューズクローゼットスペースを設けました。
共用廊下側の開口部から外部の光を取り入れることができています。
床面を土間にすることで、傘やお子様の自転車なども収納しやすく、また掃除やメンテナンスもしやすくなっています。
マンションの玄関は狭くて物が散乱しやすいイメージですが、シューズクローゼットスペースがあることですっきりした玄関になりました。
玄関を広げて自転車スペースも確保
建物種別 | マンション |
---|---|
施工費用 | 約100万円~300万円 |
施工期間 | 約1週間 |
施工会社 | 株式会社フレッシュハウス |
玄関の土間を取り払い、狭くて煩雑なイメージだった玄関をすっきりとリフォームした実例です。
隣の洋室と繋げて光を取り込み、明るくて開放感のある玄関になりました。
土間を広げたことによって自転車も置けるようになり、使い勝手がとてもよくなりました。
玄関と隣の洋室を繋げたことによって、帰宅した家族をすぐに出迎えられるのもメリットです。
モダンな引き戸で玄関前のスペースを広く使う
建物種別 | 戸建 |
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施工費用 | 177.7万円(税込) |
施工期間 | 約2週間 |
施工会社 | みやこリフォーム |
開き戸の玄関ドアを引き戸にして、同時に玄関横の掃き出し窓を三連の小窓にリフォームした実例です。
開き戸を引き戸にしたきっかけは、新しく購入した車に開き戸が当たりそうという問題が起こったことでした。
引き戸は玄関周りにゆとりのスペースができるので、リフォーム後は車を気にすることもなく快適になりました。
また玄関横の掃き出し窓は、防犯とプライバシーに配慮して三連の小窓に変更しました。
その結果、モダンな引き戸と合わせてとてもすっきりとしたイメージになりました。
タッチキードアで利便性アップ
建物種別 | 戸建 |
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施工費用 | 60.8万円(税込) |
施工期間 | 約5日 |
施工会社 | みやこリフォーム |
戸建て住宅の玄関ドアの交換と、玄関内部の上がり框のリフォームを行った実例です。
玄関ドアは鍵を使用しないタッチキードアに変更したためとても便利になりました。
タッチキードアは荷物で両手がふさがっていても簡単に開錠できるのでおすすめです。
最近の玄関ドアは防犯性や防音性に優れたものが多いので、この実例のように玄関ドアと内部を少しリフォームするだけでもかなり快適になります。
玄関のリフォームをする際の注意点
玄関のリフォームをする際の注意点を具体的にご紹介します。
エクステリアとの相性
玄関のリフォームをする時はエクステリアとの相性もとても大切です。
素敵な玄関にしようとすると、つい玄関ドアのみに注目し、外壁や玄関ポーチのイメージとまったく合わないものを選びがちです。
その結果、外から見た時に玄関ドアだけが浮いた感じになってしまうのです。
玄関ドアを選ぶ時は外壁との色合いやイメージを統一したり、玄関ポーチとの相性を考えるようにしましょう。
例えば外壁の色が淡いベージュなら玄関ドアはそれより少し濃いめのベージュ系にするとしっくり合います。
例えば、玄関ポーチのイメージが和風であるにもかかわらず、玄関ドアだけおしゃれな洋風を選んでもちぐはぐになってしまいます。
玄関のリフォームをする時は、必ず外壁や玄関ポーチとの相性を考えるようにしましょう。
玄関ドアリフォームではオプションやサイズで高額になることも
玄関ドアのリフォームでは、オプションやサイズで高額になることもあるので注意が必要です。
玄関ドアのオプションには様々なものがありますが、その中の一つがスマートキーです。
スマートキーには電子錠とも言われるリモコンキーやカードキーがあります。
スマートキーはその利便性や防犯性の高さで人気ですが、オプション代金が約3万〜約5万円ほどかかってきます。
また玄関ドアのサイズが大きくなれば費用は上がってきますので、見積りを取る時に十分確認することが大切でしょう。
工事中の防犯対策
玄関ドアのリフォームを行う場合は、工事中の防犯対策をしっかり行うことが大切です。
1日だけで完了するような玄関ドアのリフォームであれば、工事中の防犯についてそれほど心配ないですが、数日かかる場合などは防犯対策をしっかり行いましょう。
防犯対策について業者に相談したり、必要であれば防犯カメラを取り付けることをおすすめします。
玄関ドアリフォームの業者選びで後悔しないために
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