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2022年04月14日更新
玄関や室内ドアを引き戸にリフォームする費用・価格の相場は?
引き戸は容易に開閉できるため、高齢者や小さい子どもがいる家庭におすすめです。玄関や室内の扉を引き戸に変更してはいかがでしょうか。今回は、玄関や室内ドアを引き戸にリフォームするのにかかる費用の相場について解説します。
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- 監修者明堂浩治
目次
開き戸から引き戸へ変更するメリット
開き戸の場合、ドアが開く方向に家具などを置くことができません。
しかし、引き戸であればそのようなことを気にせず、スペースを有効活用できます。
引き戸にリフォームして空いたスペースに収納家具を置くことで、生活スペースを広く確保できるようになるでしょう。
また、玄関を引き戸にすることで、敷地が狭くても門を取り付けられるようになります。
門は防犯性の向上に繋がるので、できるだけ設置することをおすすめします。

車椅子で生活している家族がいる場合、開き戸よりも引き戸の方がスムーズに開閉できます。
最小限の動作でドアを開閉できるのもメリットの一つでしょう。
子供が開き戸の蝶番付近にできる隙間に指を入れてケガをすることがあります。
開き戸であれば、そのようなケガの心配もありません。
玄関を引き戸に変更する場合においては、ベビーカーや自転車などを玄関から出しやすいというメリットがあります。
また、ガラス張りの引き戸であれば、太陽光をしっかりと取り入れることができます。
明るい雰囲気の玄関にしたい場合におすすめです。
引き戸のデメリット
引き戸は、開き戸と比べて気密性や遮断性が低いため、プライベート空間へ繋がる場所に取り入れるのには適していません。
1つの大きな部屋を間で区切るような場合に使うとよいでしょう。
例えば、ダイニングとリビング、洗面所と廊下、廊下とリビングなどが挙げられます。
個人のプライベートルームには適しません。
また、開き戸と比べて開いている時間が長くなるため、部屋の空気が逃げるというデメリットもあります。
下部にレールで取り付けるタイプと、引き戸を吊るように設置するタイプがあります。
後者は平らな床を維持できますが、気密性が更に低くなるというデメリットがあります。
引き戸がガラスの場合は防犯性が開き戸よりも低い
引き戸のガラスを割られることで、鍵を操作される恐れがあります。
ガラスの部分が多い方が防犯性が低くなるので注意しましょう。
また、引き戸と引き戸が重なる部分に生じる隙間から器具を通して、鍵を操作される可能性もあります。
このようなデメリットは、複数の鍵を取り付けることで解消できます。
引き戸を選ぶのであれば、防犯対策が必要であることを覚えておきましょう。
引き戸の種類
引き戸には、次のような種類があります。
引き違い扉

2枚の扉の端が重なるように設置されており、左右どちらにも引いて開閉できるタイプです。
最も多く普及しています。
片開き扉

2枚の扉の内、どちらか1枚のみを引いて開閉できるタイプです。
連動式の片開き扉
2~3枚の扉が連動しており、開口部を大きく確保できるタイプです。
車椅子やベビーカー、自転車などを玄関に置いている場合におすすめです。
両引き込み扉

2枚の扉を壁の内部へと引き込むことで開閉するタイプです。
開口部を大きく確保できるのが特徴です。
引き戸に使用されている素材
引き戸に使用されている素材としては、木製やアルミ、鋼板などが挙げられます。
シンプルモダンで和洋問わずに馴染むデザインの引き戸が一般的に多く普及しています。
また、金属の無機質でシャープなイメージを前面に押し出したものや、天然木を使用して木の温もりを感じることができるものなどもあります。
玄関は雨風に晒されるので、どの素材も腐食や錆などが起こる可能性があります。
そのため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
腐食や錆を放置すると、引き戸がスムーズに開閉できなくなる場合があります。
引き戸にリフォームしてくれるリフォーム会社を探すには
自分が住んでいる地域で玄関や室内ドアを引き戸にリフォームしてくれるリフォーム会社を知りたい場合は、リフォーム会社紹介サービスを使うと良いでしょう。
リフォーム会社紹介サービスの「ハピすむ」は、お住まいの地域やリフォームのニーズを詳しく聞いた上で、適切で優良なリフォーム会社を紹介してくれます。
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開き戸から引き戸へリフォーム工事する際にかかる費用の相場
開き戸から引き戸へリフォーム工事をする際にかかる費用は、引き戸の価格によって変動します。
引き戸の値段の相場は約10万~30万円です。
大きさや厚み、断熱効果などにより価格が異なります。

大きくて分厚く、断熱効果が高いものになれば10万円を超えるものもあります。
室内であれば断熱性は必要ありません。
また、ディンプルキーや取り外し式のサムターン、電気錠など防犯性に特化したタイプのものもあります。
引き戸のデメリットを解消したものを選ぶことをおすすめします。
また、バリアフリーに特化したものであれば約20万~50万円が価格の相場になります。
高齢者の力でも簡単に開けることができ、勢いよく閉まることがないようストッパーが付属しているものもあります。
バリアフリーの引き戸の付属品については、見積もりの際にカタログを提示してもらって確認しましょう。
引き戸のリフォーム工事の内容
開き戸から引き戸へリフォーム工事をする際には、既存のドアを撤去しなければなりません。
玄関の扉を撤去するのにかかる費用の相場は約1万~2万円です。
開き戸から引き戸へリフォーム工事をする場合は、専用の金具やサッシなどの取り付けが必要です。
引き戸への交換にかかる工賃の相場は約5万~10万円です。

これらを踏まえると、開き戸から一般的な引き戸へのリフォームにかかる費用の相場は、約20万~40万円になります。
枠はそのままで、ドアだけを交換するリフォームであれば、約1万~2万円安くなります。
ただし、リフォーム会社によっては引き戸の運搬費や交通費などを請求することがあるので、もう少し高くなると考えておきましょう。
他の施工が必要な場合は費用が高くなる
玄関や室内の開き戸からスライドドアへのリフォーム工事をする際には、壁を壊してスペースを確保しなければならない場合があります。
そうなると別途工賃が約10万~50万円かかります。
バリアフリー化を目的とする場合は、ある程度大きい引き戸への交換が必要であるため、壁を壊さなければならない場合が多いです。
また、必ずしも壁を壊せるとは限りません。
建物の老朽化や構造、建具の材質によってはリフォームができない場合があります。
どうしても引き戸へリフォームしたいのであれば、周りの建具の交換や補強工事などが必要になります。
大規模な工事になることで、約50万円以上もの費用が追加でかかることも考えられます。
そもそも、引き戸へリフォームできるかどうか確認してもらってから、引き戸の種類やデザインを選びましょう。
また、壁を壊すと廃材が発生します。
廃材の処分をリフォーム会社に依頼した場合、相場で約5,000~1万円の費用がかかります。
自分で処理できる場合もありますが、処理方法が難しく、手間を考えると廃材処分をリフォーム会社に依頼した方が安く済む傾向があります。
ガラス入りのものは追加料金が発生する
ガラス入りのスライドドアであれば、ガラスの向こう側に人がいるかどうかを確認できるため、室内での追突事故を防ぐことができます。
ガラス入りのスライドドアは最初からガラスが入っていないものもあります。

ガラスをはめ込むのにも別途工賃が約1万~2万円かかることがあるので注意しましょう。
ガラス入りのスライドドアの値段の相場は約3万~10万円です。
強化ガラスのものは比較的値段が高い傾向があります。
ガラスのはめ込み作業を別のリフォーム会社に依頼すると、工賃が余計にかかってしまうので、できるだけ同じリフォーム会社にガラスのはめ込み作業を依頼しましょう。
玄関ドア・玄関リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた玄関ドア・玄関リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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