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2021年08月20日更新
フローリング床が変色!原因解明と症状別補修方法をご紹介
フローリングなどの床が変色してしまった場合、補修することは可能なのでしょうか。床が変色する原因はさまざまで、まずは床が変色した原因を知ることが大切です。今回はフローリングの床の変色原因や床の補修費用相場などをご紹介します。
フローリング床の主な変色原因

フローリングの床が変色する主な原因として、日焼け・液体・化学薬品・湿気が考えられます。4つの原因の詳細をそれぞれ見ていきましょう。
日焼けによる変色
紫外線を浴びることによって、床の塗膜が劣化し変色していきます。塗膜が劣化することによって床の保護機能が無くなりフローリング自体が変色します。
日焼けしたフローリングは白っぽくなり、汚れが溜まることでフローリングの色がグレーに変化して劣化を促進していきます。
液体による変色
コーヒーや調味料、ペットの尿などによってもフローリングの床は変色していきます。フローリングにこぼした水分は変色だけでなく、膨張やひび割れを起こす可能性も高くなります。
化学薬品による変色
フローリングの床は中性以外の液体には弱く、変色を起こす可能性があります。特に酸やアルカリの液体を長時間フローリングに接触させることによって、フローリングの塗膜などにダメージを与える恐れがあります。
湿気による変色
フローリングの床は高湿度に弱く、湿度が溜まる場所の床は黒ずんだりグレーに変色する可能性があります。湿気による変色は、布団をフローリングの上に直に敷いている場所や、窓際や水回りなどに起こりやすくなります。
変色したフローリングの床の効果的な補修方法とは?
フローリングの床が変色した場合、どのような方法で床を補修すればいいのでしょうか。変色の原因とフローリングの種類別に詳細な補修方法をご紹介します。
紫外線による変色の補修方法
紫外線による変色で補修する場合、フローリングの種類によって補修方法が変わります。それぞれどのような方法なのか見ていきましょう。
単一フローリング
単一フローリングとは、無垢のフローリングとも呼ばれ一種類の木材から一枚板で作られているフローリングのことです。複合フローリングより価格が高くなる傾向にあり、高級感があるのが特徴です。
単一フローリングの変色の修復方法は、変色部分をサンドペーパーなどで削りオイル塗装を施す方法があります。
複合フローリング
複合フローリングは、複数の木製の板を貼り合わせて作られた床材のことです。多くの住宅でこの複合フローリングが使用されています。価格が安価でデザインも豊富なのが特徴です。
複合フローリングの変色の補修方法は、表面の変色やツヤがなくなるなどの比較的軽度な場合、ワックスなどを塗布することできれいになる可能性があります。
しかし、変色が酷く板が剥がれている場合は、ワックスだけではきれいにならないためフローリングの張り替えをしなければならない恐れがあります。
フローリングの床が黒く変色したりシミがある場合の修復方法
フローリングの床が黒く変色したりシミがある場合には、どのような修復方法があるのでしょうか。
カビが原因の場合
床の変色の原因がカビの場合、お酢やクエン酸を雑巾などの布に染み込ませて黒く変色した部分をやさしく拭き取ります。そして水拭きをしてフローリングをしっかり乾燥させましょう。
また、変色が酷い場合はフローリング専用の洗剤を布に染み込ませて固くしぼり、床をやさしくこすり汚れを落としていきます。
このとき、汚れと一緒にワックスも落ちている状態なので、最後にフローリングにワックスがけをしましょう。
油汚れが原因の場合
変色の原因が油汚れの場合、オレンジが配合された洗剤を使用してフローリングの変色を落し、水拭きをしてフローリングを乾かしていきます。そしてこちらも最後にワックスがけをします。
白く変色している場合の修復方法
湿気などでフローリングの床が白く変色した場合、既存のフローリングのワックスを家庭用ワックス除去剤などで一度剥がしてから、再度ワックスを塗り直します。
フローリングの床を補修するときの費用相場

フローリングの床を補修するときの費用相場をご紹介します。
業者に依頼した場合の費用相場
業者に依頼した場合、シミや変色を取り除き周囲の床の模様に合わせて色や柄をつけていくため、とても高度な技術が必要になります。シミや変色を補修する費用は約2万円~約3万円からが相場です。
業者に依頼する場合は、経験豊富な専門業者に依頼するようにしましょう。
また、ここでご提示した費用はあくまで一例です。
リフォーム会社ごとに費用が変わっているため、相見積もりを取って費用の比較を行いましょう。
床の変色の修復をDIYしたときの費用相場
フローリングの床の変色をDIYで補修する場合、ワックスやニス、ハケなどが必要になり、それらにかかる費用相場は数千円程度と言われています。
賃貸物件の場合の費用負担は?
日焼けや雨漏りなどによるフローリングの床の変色は入居者の落ち度ではないため、フローリングの床の変色を補修する費用は大家さんもしくは管理会社の負担となります。
ただし、雨漏りが起きた場合は速やかに大家さんもしくは管理会社に報告する必要があり、これを怠った上でできた床の変色は入居者の負担になる可能性があります。
フローリングを長持ちさせるコツ
フローリングの床を長持ちさせるためには、家具の移動などで傷がつかないよう布製のテープを家具に張り付けたり、床に液体がこぼれたらすぐに拭き取るなどの対策をすることが大切です。
その他にも、フローリングの床を長持ちさせるコツがありますので見ていきましょう。
毎日のお手入れが大切
フローリングを乾拭きできれいにしたあとに定期的にワックスを塗布したり、日差しが強い日はUVカット機能のあるレースカーテンなどをして床に紫外線を浴びさせないようにしましょう。
また、長期間フローリングを保護することができるコーティングなどの施工を行うこともおすすめです。
湿気・乾燥対策をする
木製のフローリングは生き物のように湿気や乾燥に対して敏感です。調湿をして湿度を一定に保つようにすると、フローリングを長持ちさせることができるでしょう。
床・フローリングリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた床・フローリングリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社KURODA一級建築士事務所
坂田理恵子一級建築士、一級施工管理技士。和歌山市で設計事務所に勤務。住宅のリフォームや新築を中心に携わり、女性目線で、家事や掃除、片付けがしやすく暮らしやすい家の提案を行う。

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