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2019年02月12日更新
床下浸水したときの対処法!3つのステップ
近年ゲリラ豪雨などの大雨の被害が増えており、床下浸水する可能性も高くなっています。もし住宅が床下浸水した場合、どのような対応をすればいいのでしょうか。床下浸水の対処法や業者に依頼したときの費用相場を知り、万が一の災害に備えていきましょう。
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- 監修者樋田明夫
床下浸水したときの対応は?

突然の豪雨や洪水などで住宅が床下浸水した場合、どうしたらいいのか不安になってしまうかもしれません。もし自宅が浸水被害にあってしまったとき、どのような対応をすればいいのでしょうか。
まず、床下浸水した場合、今後被害が拡大しないかどうかを確認し身の安全を確保しましょう。浸水被害が落ち着いてきたら、水をかき出すなどをして水を抜く作業にとりかかります。
この先も雨が降り続くなどして浸水被害が収まりそうにならない場合は、貴重品や家電などを高い位置に置くなどして移動させておきます。水位が高くなってくると家具や冷蔵庫などの大型の物までが浮いて倒れることもありますので、どこに置くか事前に検討しておくとあわてずにすむでしょう。ご自身、ご家族の安全が優先です。
怪我をしたり腰を痛めたりすることも考え、無理をせずボランティアにお願いしたり、お住いの市町村によっては排水作業を行政に依頼することができますので、各自治体の土木管理事務所に問い合わせてみるといいでしょう。
床下浸水したときの対処法
床下浸水したときの対処法をご紹介します。
排水
先程も少しご説明しましたが、床下浸水が起きて一番初めに行うことは排水作業です。浸水した場合、水だけでなく汚水や泥などが混ざっているため、排水後は床下に泥が溜まっています。
床下には断熱材や配管などがあり、浸水被害によって汚れるだけでなくカビたり錆びたりする場合があるので、できるだけ早く排水することが大切です。
排水する際は、床材を外し床下を見やすくして作業を行うようにしましょう。また、排水する方法はバケツやモップなどを使用し、水の量が多い場合は業務用の排水ポンプなどを利用するといいでしょう。
また敷地内の土の下に配管されている場所もあり、土の上の条項の変化により(例えば土砂や岩、車などが乗ってしまった事により土の中の配管が損傷する事も考えられますので、落ち着いたら水漏れなどないかどうか調べてもらうとよいでしょう。
乾燥
排水作業が終わったら、次は乾燥作業に入ります。天気が良ければ短期間で乾燥できますが、悪天候が続く場合は完全に乾燥するまでに時間がかかってしまう可能性があります。
電気が使用できれば、床置き型の扇風機を利用して乾かしていくと時間を短縮させることができるでしょう。その際、温風だと木材が伸縮したり反ったりしてしまうため、乾かすのは送風または冷風にします。
床下を完全に乾燥させないまま放置すると、臭いやカビの原因となりますのでしっかり床下を乾燥させるようにしましょう。
消毒
乾燥作業が終わったら、最後に床下の消毒をします。消毒作業を怠り、放置すると汚水に含まれる細菌が繁殖し感染症の原因になる可能性があるため、床下の消毒作業はとても重要です。
浸水被害にあった床下に、消石灰を使って消毒を行います。消石灰は1平方メートル当たり1kgを目安に散布し、数ミリ程度の厚さでムラなく均等になるように散布します。
消石灰は目に入ると失明の危険があるため、作業をするときはマスクやゴーグル、手袋を身につけます。また、消毒剤はお住いの市町村で散布してくれる場合もありますので役場に問い合わせをしてみるといいでしょう。
浸水処理や床下リフォームを業者に依頼した場合の費用相場

床下浸水の被害にあった場合、自分で対処する以外に業者に依頼して清掃や消毒などを行う方法があります。また床下浸水後は木材が湿っているため、シロアリ被害に遭いやすくなります。
床下の消毒などと同時にシロアリ駆除をすることによって費用が割安になるケースもあるため、床下の消毒の際は同時にシロアリ駆除を施工するのがいいと言われています。
【床下浸水の清掃作業などを業者に依頼した場合の費用相場】
- 床下清掃:約15,000円~
- 床下防腐、防カビ、殺菌消毒:約7,000円/坪
【床下の消毒などとシロアリ駆除を行ったときの費用相場】
- 床下防腐、防カビ、殺菌消毒:約3,500円/坪
- シロアリ駆除工事:約7,000円/坪
また、床下を清掃・消毒を行った後に床下の断熱リフォームを行うケースも増えています。
【床断熱のリフォーム費用相場】
- 6畳の場合:約5万円~
浸水被害を機に床下のリフォームを行い環境を整えることによって、今後快適に過ごすことができるでしょう。
浸水被害で受けられる援助とは?
床下浸水の被害にあった場合、自治体によっては「罹災証明書」が発行される場合があります。援助内容は自治体によって様々ですので、浸水被害に遭いやすい地域の方は一度自治体に問い合わせてみるといいでしょう。
床・フローリングリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた床・フローリングリフォームは、あくまで一例となっています。
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後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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