床の張り替えリフォームにかかる費用は?床材・畳数別にチェック!

リビングや廊下を歩くたび、床がきしむのを感じていませんか?床のきしみの原因は「腐食」や「経年劣化」であるため、張り替えを検討すべきタイミングでもあります。この記事では床の張り替えリフォームにかかる費用を解説します。床の張り替えリフォームにどれほど費用がかかるかチェックして、床が破損するなどのトラブルを回避しましょう。

2025年03月26日更新

監修記事
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【床材・畳数別】床の張り替えにかかる費用

床の張り替えにかかる費用は、6畳でフローリングに張り替える場合で9万〜12万円が目安です。

床の種類費用相場
(6畳・張り替え)
費用相場
(6畳・重ね張り)
フローリング9万〜12万円7万〜10万円
クッションフロア3万〜5万円2万〜4万円
フロアタイル5万〜7万円4万〜6万円
カーペット6万〜10万円5万〜9万円

(新調の場合)
6万〜18万円
タイル12万〜22万円

ただし、上記の費用には床の下地の補修にかかる費用は含まれていないため、補修が必要な場合は追加費用がかかる点に注意しましょう。

【1】フローリング

床をフローリングに張り替える場合にかかる費用は、6畳の部屋において、複合フローリングを採用する場合で9万〜12万円が目安です。

畳数費用相場
(張り替え・複合フローリング)
費用相場
(重ね張り・複合フローリング)
6畳9万〜12万円7万〜10万円
8畳12万〜15万円10万〜13万円
10畳15万〜18万円13万〜16万円
12畳18万〜21万円16万〜19万円
14畳21万〜24万円19万〜22万円
20畳30万〜33万円28万〜31万円

ただしフローリングや既存の床の種類などによって、床の張り替えにかかる費用は変動する点に注意しましょう。

【2】クッションフロア

床をクッションフロアに張り替える場合にかかる費用は、6畳で3万〜5万円が目安です。

畳数費用相場
(張り替え)
費用相場
(重ね張り)
6畳3万〜5万円2万〜4万円
8畳4万〜6万円3万〜5万円
10畳5万〜7万円4万〜6万円
12畳6万〜8万円5万〜7万円
14畳7万〜9万円6万〜8万円
20畳13万〜15万円12万〜14万円

クッションフロアは、塩化ビニールという素材でつくられており、価格の安さや耐水性の高さなどが魅力の床材です。

しかし、耐久性が低い傾向にあるため、クッションフロアを採用する場合は、10年に1度を目安に張り替えが必要になるでしょう。

【3】フロアタイル

床をフロアタイルに張り替える場合にかかる費用は、6畳で5万〜7万円が目安です。

畳数費用相場
(張り替え)
費用相場
(重ね張り)
6畳5万〜7万円4万〜6万円
8畳7万〜9万円6万〜8万円
10畳9万〜11万円8万〜10万円
12畳11万〜13万円10万〜12万円
14畳13万〜15万円12万〜14万円
20畳19万〜21万円18万〜20万円

フロアタイルは、ポリ塩化ビニルでつくられたタイル状の床材で、耐水性や耐久性の高さが魅力です。

また、フロアタイルはデザイン性が高い商品も多いため「おしゃれな空間をつくりたい」という場合に適した床材でもあります。

【4】カーペット

床をカーペットに張り替える場合にかかる費用は、6畳で6万〜10万円が目安です。

畳数費用相場
(張り替え)
費用相場
(重ね張り)
6畳6万〜10万円5万〜9万円
8畳8万〜12万円7万〜11万円
10畳10万〜14万円9万〜13万円
12畳12万〜16万円11万〜15万円
14畳14万〜18万円13万〜17万円
20畳20万〜24万円19万〜23万円

ただしカーペットのグレードや種類などによっては、上記よりも費用が高くなる場合もある点に注意しましょう。

とくに、正方形や長方形などのタイル状のカーペットに張り替える場合は、張り替えに時間がかかるため、費用も高い傾向にあります。

【5】畳

床に敷いた畳の張り替えで、新しい畳に交換した場合(新調)にかかる費用は、6畳で6万〜18万円が目安です。

畳数費用相場
(新調)
費用相場
(表替え)
費用相場
(裏返し)
6畳6万〜18万円3万〜12万円2万〜3万円
8畳8万〜20万円4万〜13万円2.5万〜3.5万円
10畳10万〜22万円5万〜14万円3万〜4万円
12畳12万〜24万円6万〜15万円3.5万〜4.5万円
14畳14万〜26万円7万〜16万円4万〜5万円
20畳20万〜32万円13万〜22万円5.5万〜6.5万円

畳を張り替える方法には、新調のほかに、表替えと裏返しの2つの方法があります。

畳の表替えとは?

畳を支える「畳床(たたみどこ)」は既存のままで、畳表と畳縁を新しく交換する方法のことをいいます。

畳の裏返しとは?

畳の表面(畳表)をはがして、裏面を再利用する方法のことをいいます。

畳の張り替え方法やグレードなどによって、張り替えにかかる費用が異なるため、予算や理想の仕上がりによって最適な方法・グレードを選択しましょう。

【6】タイル

床をタイルに張り替える場合にかかる費用は、6畳で12万〜22万円です。

畳数費用相場
6畳12万〜22万円
8畳14万〜24万円
10畳16万〜26万円
12畳18万〜28万円
14畳20万〜30万円
20畳28万〜38万円

ただしタイルの施工方法やグレードなどによって、タイルへの張り替えにかかる費用は大きく変動する点に注意しましょう。

とくにデザイン性の高いタイルは、商品価格が高い傾向にあります。

そのため、床をタイルに張り替える際は、リフォームにかかる費用やデザイン性など、どの点を重視して選ぶか決めておくことが大切です。

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DIYで床を張り替えるのは可能か

DIYで床を張り替えることも可能であるものの、床の下地を補修するのは難しいなどの点から、業者に依頼するのがおすすめです。

業者に依頼するのがおすすめな理由
  • 床の下地の補修や交換が必要な場合もある
  • きれいに仕上がらないリスクもある
  • 床から異音がするなどのトラブルを起こしやすい

床の下地の腐食などを放置すると、新しく張った床の割れなどのトラブルが起きてしまう場合もあります。

そのようなトラブルを防ぐために、床の張り替えは専門知識のある業者に依頼しましょう。

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床の張り替えにかかる費用を安く抑えるコツ

床の張り替えにかかる費用を安く抑えるには、複数の業者で相見積もりをとるなどの方法が有効です。

床の張り替えにかかる費用を安く抑えるコツについて学び、家計への負担を軽減できないか検討してみましょう。

【コツ1】床材のグレードを見直す

床材の商品価格はグレードによって異なるため、グレードを見直すことで、床の張り替えにかかる費用も安く抑えられるかもしれません。

たとえば、フローリングを張り替える場合、無垢フローリングから複合フローリングに変えると、1平方メートルあたり0.7万〜1.5万円の費用が抑えられるでしょう。

床材の種類費用相場
(平方メートルあたり)
複合フローリング0.8万〜1.5万円
無垢フローリング1.5万〜3万円
複合フローリングと無垢フローリングの違い

複合フローリングは合板に化粧シートなどを貼ってつくられる床材であるのに対して、無垢フローリングは天然木から切り出してつくられた床材です。そのため、天然木を切り出してつくる無垢フローリングのほうが、商品価格も高い傾向にあります。

ただしどれほど費用を安く抑えられるかは、選ぶ床材の商品などによっても異なります。

もし床を張り替える際に「床材は価格の安さを重視して選びたい」という場合は、価格が安い床材を業者に提案してもらいましょう。

【コツ2】床の部分的な張り替えを検討する

床の部分的な張り替えで対処できれば、部屋の床を全体的に張り替えるよりも費用が抑えられるでしょう。

床のシミや変色などが原因で張り替えを検討しているなら、部分的な張り替えによる対処も可能です。

ただし床を部分的に張り替えると、既存の床と色が異なることで、違和感がでる可能性もある点に注意しなければいけません。

そのため「床全体を張り替えればよかった」と後悔しないように、新しく張る床材のサンプルを確かめるなどして、既存の床との違いをチェックしておくことが大切です。

【コツ3】複数の業者で相見積もりをとる

床の張り替えにかかる費用は業者によって異なるため、複数の業者で相見積もりをとることで、リフォームの費用を安く抑えられるかもしれません。

1社のみで見積もりをとった場合、見積金額の比較ができず、相場より高い業者に依頼してしまう場合もあります。

そのため「床の張り替えにかかる費用を安く抑えたい」という場合は、相見積もりをとり、複数の業者の見積金額を比較してみることが大切です。

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床の張り替えにかかる費用が高くなりやすいケース

床の張り替えにかかる費用が高くなりやすいのは、床の段差を解消したいケースなどです。

床の張り替えにかかる費用が高くなりやすいケースを理解して「予想より費用がかかってしまった」などの失敗を回避しましょう。

【ケース1】床の下地の補修が必要

床を張り替える際に、床材を支えている下地が腐食している場合などは、床の下地の補修に費用がかかります。

床の下地の補修が必要な症状
  • 腐食
  • 変形
  • 破損

床の下地の交換が必要な場合にかかる費用は、6畳で5万〜10万円が目安です。

床を張り替える際は、このような床の下地の補修にかかる費用についても、あらかじめ業者に確かめておきましょう。

シロアリの駆除に費用がかかる場合も

シロアリの被害によって床の下地が腐食していた場合、シロアリの駆除などの費用がかかるかもしれません。シロアリの駆除にかかる費用は、シロアリの被害に遭った範囲などによっても異なるため、あらかじめ業者に確かめておくことが大切です。

【ケース2】床タイルからの張り替え

床タイルからフローリングなどの床材に張り替える場合、床タイルの解体や処分に費用がかかってしまうため、リフォームの費用も高くなる傾向にあります。

床タイルの解体や処分にかかる費用は、6畳で5万〜8万円が目安です。

床タイルは、タイルを固定しているモルタルなども解体する必要があるため、ほかの床材よりも解体・処分に費用がかかります。

そのため、床タイルからほかの床材に張り替える場合は、リフォーム費用も高くなりやすい点に注意しましょう。

【ケース3】床の段差を解消したい

床の段差を解消したい場合は、床の下地や木材などを交換する必要があるため、リフォームの費用も高くなる傾向にあります。

床の下地や木材を交換する場合にかかる費用は、6畳で10万〜30万円が目安です。

また、床の段差を解消するために、部屋の扉も段差のない商品に変える必要があるかもしれません。

そのため、新しい床材の購入だけでなく、床の下地や扉の交換などにも費用がかかるため、リフォームにかかる費用の総額も高くなりやすいでしょう。

【ケース4】厚みの異なる床材に張り替える

厚みの異なる床材に張り替える場合は、床の下地の調整などが必要になるため、リフォームにかかる費用も高くなる傾向にあります。

厚みの異なる床材に張り替えただけでは、ほかの部屋の床と段差ができてしまいます。

そのため、もし「床に段差をつくりたくない」という場合は、床の下地を交換するなどして床の高さを調整しなければいけません。

床の段差を解消する方法
  • 床の下地を交換して、厚みを変える
  • 根太を打って、床の高さを調整する

床の高さを調整する作業にかかる費用は、6畳で10万〜20万円が目安です。

厚みの異なる床材に張り替える場合は、このような床の高さを調整する費用もかかってしまう点に注意しましょう。

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【費用別】床を張り替えたリフォームの施工事例

床を張り替えたリフォームの施工事例について、リフォームにかかった費用もあわせて紹介します。

実際に床を張り替えたリフォーム事例をチェックして、前向きに床の張り替えを検討してみましょう。

【4万円】脱衣所のクッションフロアを張り替え

脱衣所のクッションフロアを張り替える前
before
脱衣所のクッションフロアを張り替えた様子
after

脱衣所のクッションフロアを張り替え

リフォーム費用約4万円
工期3日間
建物タイプ一戸建て
施工箇所洗面所

「脱衣場の床の汚れが目立っているため、新しく張り替えたい」とご依頼があった、床の張り替えリフォームの施工事例です。

新しいクッションフロアには、デザイン性の高い商品を採用して、おしゃれな雰囲気を演出しました。

【17万円】カーペットからフローリングに張り替え

カーペットからフローリングに張り替える前
before
カーペットからフローリングに張り替えた様子
after

カーペットからフローリングに張り替え

リフォーム費用約17万円
工期1日間
建物タイプマンション・アパート
施工箇所洋室
商品名
(メーカー名)
ハピアオトユカ45II
(DAIKEN)

カーペットからフローリングに床を張り替えた、マンションにおけるリフォームの施工事例です。

マンションの下階に音がひびかないように、新しいフローリングには防音仕様の商品を採用しました。

【30万円】明るい色のフローリングに張り替え

明るい色のフローリングに張り替える前
before
明るい色のフローリングに張り替えた様子
after

明るい色のフローリングに張り替え

リフォーム費用約30万円
工期3日間
建物タイプマンション・アパート
施工箇所洋室

「フローリングを明るくしたい」とご依頼があった、床の張り替えリフォームの施工事例です。

新しいフローリングは、既存よりも明るい白系のフローリングを選び、部屋の雰囲気を変えました。

【35万円】畳からフローリングに張り替え

畳からフローリングに張り替える前
before
畳からフローリングに張り替えた様子
after

畳からフローリングに張り替え

リフォーム費用約35万円
工期3日間
建物タイプ一戸建て
施工箇所リビング

「リビングの畳を撤去して、段差があるキッチンの床とバリアフリーになるように、フローリングを張ってほしい」とご依頼があった、リフォームの施工事例です。

床を張り替えたことで、キッチンとリビングの段差がなくなり、段差につまずいてしまうリスクをなくせました。

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【Q&A】床の張り替えに関するよくある質問

床の張り替えと重ね張りの違いは?

床の張り替えは既存の床を撤去して、新しい床を張るリフォームの方法です。一方、床の重ね張りは、既存の床に新しい床を重ねる方法であるため、既存の床は撤去しません。

床の張り替えと重ね張りのどちらを採用するべきか迷う場合は、専門的な知識のある業者に相談して、最適なリフォーム方法を提案してもらいましょう。

床を張り替えるべきタイミングは?

床を張り替えるべきなのは、床が腐食しているなどのタイミングです。

床を張り替えるべきタイミング
  • 腐食している
  • 歩く時にきしむ
  • シミが目立つ
  • はがれている箇所がある
  • 変色している

とくに、床が大きくきしむ場合は、床の下地が劣化しているおそれもあります。床の下地が劣化していると、下地が床を支えきれず、破損してしまう場合もあるため、早めに床の張り替えを検討しましょう。

床の張り替えにかかる日数は?

床の張り替えにかかる日数の目安は、1〜4日です。

ただし間取りを変更するなど、大規模なリフォームもともなう場合は、1週間以上の工期が必要になるかもしれません。

床を張り替えるメリットは?

床を張り替えることで、おしゃれな空間を演出できるなどのメリットが得られます。

床を張り替えるメリット
  • おしゃれな空間を演出できる
  • 掃除しやすい床材に替えられる
  • 床の段差を解消できる
  • 床の下地の状態を点検できる

「床の汚れやシミが目立つ」などの気になる箇所がある場合は、床の張り替えを検討し、清潔でおしゃれな空間にリフォームしましょう。

床を張り替えるデメリットは?

床を張り替えることで、リフォームに費用がかかってしまうなどのデメリットもあります。

床を張り替えるデメリット
  • リフォームに費用がかかってしまう
  • 床を張り替える際に騒音が発生する場合もある
  • 床の下地の補修が必要になる場合もある

床を張り替えたい場合は専門業者に見積もりをとり、どれほどの費用がかかるかを確かめてみましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】岩納年成

大手ゼネコン会社にて、官公庁工事やスタジアム、免震ビル等の工事管理業務を約4年経験。
その後、大手ハウスメーカーにて注文住宅の商談・プランニング・資金計画などの経験を経て、木造の高級注文住宅を主とするビルダーを設立。
土地の目利きや打ち合わせ、プランニング、資金計画、詳細設計、工事統括監理など完成まで一貫した品質管理を遂行し、多数のオーダー住宅を手掛け、住まいづくりの経験は20年以上。
法人の技術顧問アドバイザーとしても活動しながら、これまでの経験を生かし個人の住まいコンサルテイングサービスも行っている。

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