目次
【床材・畳数別】床の張り替えにかかる費用
床の張り替えにかかる費用は、6畳でフローリングに張り替える場合で9万〜12万円が目安です。
床の種類 | 費用相場 (6畳・張り替え) | 費用相場 (6畳・重ね張り) |
---|---|---|
フローリング | 9万〜12万円 | 7万〜10万円 |
クッションフロア | 3万〜5万円 | 2万〜4万円 |
フロアタイル | 5万〜7万円 | 4万〜6万円 |
カーペット | 6万〜10万円 | 5万〜9万円 |
畳 (新調の場合) | 6万〜18万円 | ー |
タイル | 12万〜22万円 | ー |
ただし、上記の費用には床の下地の補修にかかる費用は含まれていないため、補修が必要な場合は追加費用がかかる点に注意しましょう。
【1】フローリング
床をフローリングに張り替える場合にかかる費用は、6畳の部屋において、複合フローリングを採用する場合で9万〜12万円が目安です。
畳数 | 費用相場 (張り替え・複合フローリング) | 費用相場 (重ね張り・複合フローリング) |
---|---|---|
6畳 | 9万〜12万円 | 7万〜10万円 |
8畳 | 12万〜15万円 | 10万〜13万円 |
10畳 | 15万〜18万円 | 13万〜16万円 |
12畳 | 18万〜21万円 | 16万〜19万円 |
14畳 | 21万〜24万円 | 19万〜22万円 |
20畳 | 30万〜33万円 | 28万〜31万円 |
ただしフローリングや既存の床の種類などによって、床の張り替えにかかる費用は変動する点に注意しましょう。
【2】クッションフロア
床をクッションフロアに張り替える場合にかかる費用は、6畳で3万〜5万円が目安です。
畳数 | 費用相場 (張り替え) | 費用相場 (重ね張り) |
---|---|---|
6畳 | 3万〜5万円 | 2万〜4万円 |
8畳 | 4万〜6万円 | 3万〜5万円 |
10畳 | 5万〜7万円 | 4万〜6万円 |
12畳 | 6万〜8万円 | 5万〜7万円 |
14畳 | 7万〜9万円 | 6万〜8万円 |
20畳 | 13万〜15万円 | 12万〜14万円 |
クッションフロアは、塩化ビニールという素材でつくられており、価格の安さや耐水性の高さなどが魅力の床材です。
しかし、耐久性が低い傾向にあるため、クッションフロアを採用する場合は、10年に1度を目安に張り替えが必要になるでしょう。
【3】フロアタイル

床をフロアタイルに張り替える場合にかかる費用は、6畳で5万〜7万円が目安です。
畳数 | 費用相場 (張り替え) | 費用相場 (重ね張り) |
---|---|---|
6畳 | 5万〜7万円 | 4万〜6万円 |
8畳 | 7万〜9万円 | 6万〜8万円 |
10畳 | 9万〜11万円 | 8万〜10万円 |
12畳 | 11万〜13万円 | 10万〜12万円 |
14畳 | 13万〜15万円 | 12万〜14万円 |
20畳 | 19万〜21万円 | 18万〜20万円 |
フロアタイルは、ポリ塩化ビニルでつくられたタイル状の床材で、耐水性や耐久性の高さが魅力です。
また、フロアタイルはデザイン性が高い商品も多いため「おしゃれな空間をつくりたい」という場合に適した床材でもあります。
【4】カーペット
床をカーペットに張り替える場合にかかる費用は、6畳で6万〜10万円が目安です。
畳数 | 費用相場 (張り替え) | 費用相場 (重ね張り) |
---|---|---|
6畳 | 6万〜10万円 | 5万〜9万円 |
8畳 | 8万〜12万円 | 7万〜11万円 |
10畳 | 10万〜14万円 | 9万〜13万円 |
12畳 | 12万〜16万円 | 11万〜15万円 |
14畳 | 14万〜18万円 | 13万〜17万円 |
20畳 | 20万〜24万円 | 19万〜23万円 |
ただしカーペットのグレードや種類などによっては、上記よりも費用が高くなる場合もある点に注意しましょう。
とくに、正方形や長方形などのタイル状のカーペットに張り替える場合は、張り替えに時間がかかるため、費用も高い傾向にあります。
【5】畳
床に敷いた畳の張り替えで、新しい畳に交換した場合(新調)にかかる費用は、6畳で6万〜18万円が目安です。
畳数 | 費用相場 (新調) | 費用相場 (表替え) | 費用相場 (裏返し) |
---|---|---|---|
6畳 | 6万〜18万円 | 3万〜12万円 | 2万〜3万円 |
8畳 | 8万〜20万円 | 4万〜13万円 | 2.5万〜3.5万円 |
10畳 | 10万〜22万円 | 5万〜14万円 | 3万〜4万円 |
12畳 | 12万〜24万円 | 6万〜15万円 | 3.5万〜4.5万円 |
14畳 | 14万〜26万円 | 7万〜16万円 | 4万〜5万円 |
20畳 | 20万〜32万円 | 13万〜22万円 | 5.5万〜6.5万円 |
畳を張り替える方法には、新調のほかに、表替えと裏返しの2つの方法があります。
畳を支える「畳床(たたみどこ)」は既存のままで、畳表と畳縁を新しく交換する方法のことをいいます。
畳の表面(畳表)をはがして、裏面を再利用する方法のことをいいます。
畳の張り替え方法やグレードなどによって、張り替えにかかる費用が異なるため、予算や理想の仕上がりによって最適な方法・グレードを選択しましょう。
【6】タイル
床をタイルに張り替える場合にかかる費用は、6畳で12万〜22万円です。
畳数 | 費用相場 |
---|---|
6畳 | 12万〜22万円 |
8畳 | 14万〜24万円 |
10畳 | 16万〜26万円 |
12畳 | 18万〜28万円 |
14畳 | 20万〜30万円 |
20畳 | 28万〜38万円 |
ただしタイルの施工方法やグレードなどによって、タイルへの張り替えにかかる費用は大きく変動する点に注意しましょう。
とくにデザイン性の高いタイルは、商品価格が高い傾向にあります。
そのため、床をタイルに張り替える際は、リフォームにかかる費用やデザイン性など、どの点を重視して選ぶか決めておくことが大切です。
DIYで床を張り替えるのは可能か
DIYで床を張り替えることも可能であるものの、床の下地を補修するのは難しいなどの点から、業者に依頼するのがおすすめです。
- 床の下地の補修や交換が必要な場合もある
- きれいに仕上がらないリスクもある
- 床から異音がするなどのトラブルを起こしやすい
床の下地の腐食などを放置すると、新しく張った床の割れなどのトラブルが起きてしまう場合もあります。
そのようなトラブルを防ぐために、床の張り替えは専門知識のある業者に依頼しましょう。
床の張り替えにかかる費用を安く抑えるコツ
床の張り替えにかかる費用を安く抑えるには、複数の業者で相見積もりをとるなどの方法が有効です。
床の張り替えにかかる費用を安く抑えるコツについて学び、家計への負担を軽減できないか検討してみましょう。
【コツ1】床材のグレードを見直す
床材の商品価格はグレードによって異なるため、グレードを見直すことで、床の張り替えにかかる費用も安く抑えられるかもしれません。
たとえば、フローリングを張り替える場合、無垢フローリングから複合フローリングに変えると、1平方メートルあたり0.7万〜1.5万円の費用が抑えられるでしょう。
床材の種類 | 費用相場 (平方メートルあたり) |
---|---|
複合フローリング | 0.8万〜1.5万円 |
無垢フローリング | 1.5万〜3万円 |
複合フローリングは合板に化粧シートなどを貼ってつくられる床材であるのに対して、無垢フローリングは天然木から切り出してつくられた床材です。そのため、天然木を切り出してつくる無垢フローリングのほうが、商品価格も高い傾向にあります。
ただしどれほど費用を安く抑えられるかは、選ぶ床材の商品などによっても異なります。
もし床を張り替える際に「床材は価格の安さを重視して選びたい」という場合は、価格が安い床材を業者に提案してもらいましょう。
【コツ2】床の部分的な張り替えを検討する
床の部分的な張り替えで対処できれば、部屋の床を全体的に張り替えるよりも費用が抑えられるでしょう。
床のシミや変色などが原因で張り替えを検討しているなら、部分的な張り替えによる対処も可能です。
ただし床を部分的に張り替えると、既存の床と色が異なることで、違和感がでる可能性もある点に注意しなければいけません。
そのため「床全体を張り替えればよかった」と後悔しないように、新しく張る床材のサンプルを確かめるなどして、既存の床との違いをチェックしておくことが大切です。
【コツ3】複数の業者で相見積もりをとる
床の張り替えにかかる費用は業者によって異なるため、複数の業者で相見積もりをとることで、リフォームの費用を安く抑えられるかもしれません。
1社のみで見積もりをとった場合、見積金額の比較ができず、相場より高い業者に依頼してしまう場合もあります。
そのため「床の張り替えにかかる費用を安く抑えたい」という場合は、相見積もりをとり、複数の業者の見積金額を比較してみることが大切です。
床の張り替えにかかる費用が高くなりやすいケース
床の張り替えにかかる費用が高くなりやすいのは、床の段差を解消したいケースなどです。
床の張り替えにかかる費用が高くなりやすいケースを理解して「予想より費用がかかってしまった」などの失敗を回避しましょう。
【ケース1】床の下地の補修が必要
床を張り替える際に、床材を支えている下地が腐食している場合などは、床の下地の補修に費用がかかります。
- 腐食
- 変形
- 破損
床の下地の交換が必要な場合にかかる費用は、6畳で5万〜10万円が目安です。
床を張り替える際は、このような床の下地の補修にかかる費用についても、あらかじめ業者に確かめておきましょう。
シロアリの被害によって床の下地が腐食していた場合、シロアリの駆除などの費用がかかるかもしれません。シロアリの駆除にかかる費用は、シロアリの被害に遭った範囲などによっても異なるため、あらかじめ業者に確かめておくことが大切です。
【ケース2】床タイルからの張り替え
床タイルからフローリングなどの床材に張り替える場合、床タイルの解体や処分に費用がかかってしまうため、リフォームの費用も高くなる傾向にあります。
床タイルの解体や処分にかかる費用は、6畳で5万〜8万円が目安です。
床タイルは、タイルを固定しているモルタルなども解体する必要があるため、ほかの床材よりも解体・処分に費用がかかります。
そのため、床タイルからほかの床材に張り替える場合は、リフォーム費用も高くなりやすい点に注意しましょう。
【ケース3】床の段差を解消したい
床の段差を解消したい場合は、床の下地や木材などを交換する必要があるため、リフォームの費用も高くなる傾向にあります。
床の下地や木材を交換する場合にかかる費用は、6畳で10万〜30万円が目安です。
また、床の段差を解消するために、部屋の扉も段差のない商品に変える必要があるかもしれません。
そのため、新しい床材の購入だけでなく、床の下地や扉の交換などにも費用がかかるため、リフォームにかかる費用の総額も高くなりやすいでしょう。
【ケース4】厚みの異なる床材に張り替える
厚みの異なる床材に張り替える場合は、床の下地の調整などが必要になるため、リフォームにかかる費用も高くなる傾向にあります。
厚みの異なる床材に張り替えただけでは、ほかの部屋の床と段差ができてしまいます。
そのため、もし「床に段差をつくりたくない」という場合は、床の下地を交換するなどして床の高さを調整しなければいけません。
- 床の下地を交換して、厚みを変える
- 根太を打って、床の高さを調整する
床の高さを調整する作業にかかる費用は、6畳で10万〜20万円が目安です。
厚みの異なる床材に張り替える場合は、このような床の高さを調整する費用もかかってしまう点に注意しましょう。
【費用別】床を張り替えたリフォームの施工事例
床を張り替えたリフォームの施工事例について、リフォームにかかった費用もあわせて紹介します。
実際に床を張り替えたリフォーム事例をチェックして、前向きに床の張り替えを検討してみましょう。
【4万円】脱衣所のクッションフロアを張り替え


リフォーム費用 | 約4万円 |
工期 | 3日間 |
建物タイプ | 一戸建て |
施工箇所 | 洗面所 |
「脱衣場の床の汚れが目立っているため、新しく張り替えたい」とご依頼があった、床の張り替えリフォームの施工事例です。
新しいクッションフロアには、デザイン性の高い商品を採用して、おしゃれな雰囲気を演出しました。
【17万円】カーペットからフローリングに張り替え


リフォーム費用 | 約17万円 |
工期 | 1日間 |
建物タイプ | マンション・アパート |
施工箇所 | 洋室 |
商品名 (メーカー名) | ハピアオトユカ45II (DAIKEN) |
カーペットからフローリングに床を張り替えた、マンションにおけるリフォームの施工事例です。
マンションの下階に音がひびかないように、新しいフローリングには防音仕様の商品を採用しました。
【30万円】明るい色のフローリングに張り替え


リフォーム費用 | 約30万円 |
工期 | 3日間 |
建物タイプ | マンション・アパート |
施工箇所 | 洋室 |
「フローリングを明るくしたい」とご依頼があった、床の張り替えリフォームの施工事例です。
新しいフローリングは、既存よりも明るい白系のフローリングを選び、部屋の雰囲気を変えました。
【35万円】畳からフローリングに張り替え


リフォーム費用 | 約35万円 |
工期 | 3日間 |
建物タイプ | 一戸建て |
施工箇所 | リビング |
「リビングの畳を撤去して、段差があるキッチンの床とバリアフリーになるように、フローリングを張ってほしい」とご依頼があった、リフォームの施工事例です。
床を張り替えたことで、キッチンとリビングの段差がなくなり、段差につまずいてしまうリスクをなくせました。
【Q&A】床の張り替えに関するよくある質問
- 床の張り替えと重ね張りの違いは?
-
床の張り替えは既存の床を撤去して、新しい床を張るリフォームの方法です。一方、床の重ね張りは、既存の床に新しい床を重ねる方法であるため、既存の床は撤去しません。
床の張り替えと重ね張りのどちらを採用するべきか迷う場合は、専門的な知識のある業者に相談して、最適なリフォーム方法を提案してもらいましょう。
- 床を張り替えるべきタイミングは?
-
床を張り替えるべきなのは、床が腐食しているなどのタイミングです。
床を張り替えるべきタイミング- 腐食している
- 歩く時にきしむ
- シミが目立つ
- はがれている箇所がある
- 変色している
とくに、床が大きくきしむ場合は、床の下地が劣化しているおそれもあります。床の下地が劣化していると、下地が床を支えきれず、破損してしまう場合もあるため、早めに床の張り替えを検討しましょう。
- 床の張り替えにかかる日数は?
-
床の張り替えにかかる日数の目安は、1〜4日です。
ただし間取りを変更するなど、大規模なリフォームもともなう場合は、1週間以上の工期が必要になるかもしれません。
- 床を張り替えるメリットは?
-
床を張り替えることで、おしゃれな空間を演出できるなどのメリットが得られます。
床を張り替えるメリット- おしゃれな空間を演出できる
- 掃除しやすい床材に替えられる
- 床の段差を解消できる
- 床の下地の状態を点検できる
「床の汚れやシミが目立つ」などの気になる箇所がある場合は、床の張り替えを検討し、清潔でおしゃれな空間にリフォームしましょう。
- 床を張り替えるデメリットは?
-
床を張り替えることで、リフォームに費用がかかってしまうなどのデメリットもあります。
床を張り替えるデメリット- リフォームに費用がかかってしまう
- 床を張り替える際に騒音が発生する場合もある
- 床の下地の補修が必要になる場合もある
床を張り替えたい場合は専門業者に見積もりをとり、どれほどの費用がかかるかを確かめてみましょう。
床・フローリングリフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
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