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2018年11月04日更新
床やフローリングのきしみを修理・補修するリフォーム費用は?
家の床で起こるきしみは、音が鳴るたびに不安を感じてしまうものです。きしみの大半は、自然現象によって起こります。しかし、何度も起こるきしみが気になる場合は、まずはその原因を見極め、ケースごとの相場費用を把握してリフォームを検討しましょう。
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- 監修者明堂浩治
床のきしみの原因を知る
床のきしみの原因の多くは、空気の乾燥によって起きた木材の変形です。

そのため、普通に過ごしていても、木材の変形によって床下に隙間が生じたり、木材を留めている金具がずれたりして、上を歩いたときに部材同士が擦れて、きしむようになります。
フローリングのきしみは施工不良とは限らない
木材は、特に生産されて間もないものほど変形しやすくなっています。
ですので、新築したばかりの家で床のきしみが起きても、施工不良とは限りませんので安心しましょう。
しかし、築年数が古い家では、ピアノや重たい家具などで床の一か所に重心が寄ったり、床下の部材全体の変形率が蓄積されたりして、家の広範囲できしみが生じやすくなります。
一か所だけできしみが激しい、きしみが起きる箇所が広がってきた、などの症状が気になり始めた場合は、きしみの補修リフォームを検討する時期と考えて良いでしょう。
きしみの原因を知ってリフォーム方法を選ぶ
きしみの原因は、主に3種類に分けることができます。
・木材の乾燥による部材の収縮、変形
・釘や接続金具の浮き
・部材同士の隙間 根太と床板の間
現場の状況によってリフォーム方法は異なる
きしみの原因が何かによって、補修リフォームの方法も異なります。
例えば、釘や接続金具に浮きが生じている場合、フローリングを剥がして、該当箇所の金具の修理や、クギを締めなおす工事が必要です。
あるいは、部材同士の隙間によってきしみが起きているのであれば、フローリングを剥がさず、穴を開けて補修材を打ち込む修理のみで工事が済むこともあります。
また、きしみが生じている箇所が1階の場合、床下に潜って点検することが可能です。
しかし、きしみの箇所が2階や階段などの上階の場合は、フローリング材を剥がすか、壁や天井に穴を開ける工事が発生します。
床のきしみの補修リフォーム方法と費用相場
きしみの補修は、現場の状況によって内容が異なり、きしみの規模によって合計費用も異なります。
きしみ補修のリフォーム費用相場を知るために、まずは、工事内容ごとの相場価格を把握しておきましょう。
きしみ補修リフォームのために発生する工事
床のきしみの補修リフォームでは、
「きしみが起きている箇所に辿り着くための工事」
と
「きしみの補修工事」
の2種類の工事がセットで行われます。
きしみが起きている箇所に辿り着くための工事費用相場
床の内部で起きているきしみにたどり着くためには、
・表面からフローリング材に穴を開ける
・フローリング材を剥がす
・床下に潜る
のいずれかの工事が必ず発生します。
表面からフローリング材に穴を開ける工事
材料費:約3000円
工事費:約3000円
合計費用:約6000円
この工事では、開けた穴を目立たないように補修する作業も併せて行われます。
フローリング材を剥がす工事
費用)約6000円
剥がした部分のフローリングを新しいものと張り替える場合は、材料代が発生します。
床下に潜って行う工事
費用)約2000円
きしみの補修工事費用相場
きしみの補修には、
・釘や接続金具を締めなおす
・補修材を注入して、隙間を埋める
・隙間に潤滑油やスプレーを塗布する
のいずれかの方法が行われます。
釘や接続金具を締めなおす工事
費用)約4000円
補修材を注入して、隙間を埋める工事
材料費:約3000円
工事費:約5000円
合計:約8000円
・隙間に潤滑油やスプレーを塗布する工事
材料費:約2000円
工事費:約3000円
合計:約5000円
床のきしみ補修工事の費用例
上記の各工事費用相場を元に、実際に床のきしみを補修するときの、リフォーム費用例を出してみましょう。

例)2階のフローリングに穴を開けて、補修材を注入する工事
約6000円+約8000円
合計:約1万4000円
例)1階のフローリングに床下から潜り、金具を締めなおす工事
約2000円+約4000円
合計:約6000円
きしみの規模や追加費用の発生に注意
上記の工事費用は、約1平方メートルあたりの相場費用です。
そのため、きしみが家の広範囲の場合、1箇所につき上記の費用が発生しますのでご注意ください。
また、きしみ補修を何度行っても再発する場合、床下地そのものに問題が起きていることがあります。
床下地がシロアリ被害を受けていたり、腐食していたりすると、部材同士の隙間や金具を何度修理しても、きしみを止めることはできません。
このような場合は、フローリングを全て剥がし、床下全体の補修が必要となり、約50~80万円の追加費用が発生します。
可能であれば、フローリングの張替えや、床下や基礎の点検リフォームとセットできしみ補修リフォームを行うと良いでしょう。
きしみの修理だけでなく、家全体のメンテナンスができ、フローリングの剥がしや張替えなど、重複する工事を1回分の費用で済ませることができます。
床のきしみをリフォームする前に知っておくこと
床のきしみは自然現象で起きているものもありますので、リフォームを行う前に、本当に補修工事や修理が必要か、よく検討しましょう。
フローリング補修の専門業者に点検を依頼しよう
床のきしみには、木材の変形が落ち着くと収まるものもありますので、無理に自分で修理しようとすると、余計に被害を広げかねません。
特に、床下に床暖房を設置している家は、穴を開けたり補修材が設備に干渉したりして、床暖房を壊す恐れがあり大変危険です。
きしみの補修を依頼するリフォーム会社は、木材の変形によって起きる不具合に詳しい大工や、家を建てた工務店、床補修を専門に行うリフォーム会社などが良いでしょう。
補修を行っても音が止むわけではない
床のきしみは同じ箇所で何度も再発しやすいため、根本的な原因を改善しなければ、何度もリフォームを行うことになってしまいます。
1度補修を行っても、床下部材を調整したことによって、別の箇所できしみが発生するケースも珍しくはありませんので、リフォームの際は、アフターケアを入念に行ってくれるかどうかも、リフォーム会社選びの重要なポイントです。
床・フローリングリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた床・フローリングリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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