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2019年01月30日更新
ペットと暮らしたい方必見!リフォームにかかる費用とポイントについて解説します
ペットと一緒に生活するためのリフォームとはどのようなものなのでしょうか?犬や猫それぞれにあったリフォームがあり、費用も変わってきますので、今回は犬向けのリフォームプランと猫向けのリフォームプラン、それぞれの注意点と価格についてご紹介します。
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この記事の監修者株式会社フレッシュハウス樋田明夫営業戦略室 室長
ペット向けのリフォームではどんなことに注意が必要?
まず、どんなペットを飼われる際にも注意しておきたいのが、汚れや傷の予防です。
ペットはどうしても自由に動き回りますし、犬や猫、フェレットなどは爪があるため、フローリングや柱、壁紙などに傷が付いてしまいます。
そのため、ペット向けに家をリフォームする場合には、まず傷が付きにくい材質の建材を選ぶことが大切です。
また、汚れについても、いくらしつけをきちんとしていても高齢化やちょっとしたタイミング、ストレスによってトイレ以外の場所で粗相してしまうことがあります。
この時、汚れが染みやすい、または洗うことができない素材を使っていると、汚れが残ってしまったり、臭いが残ったりするのです。
水を弾く素材や洗える素材なら、このような時でもすぐに綺麗にすることができるので、できるだけペットが居る場所では防水や防汚、または洗いやすいものを使うようにしましょう。

収納についても注意が必要です。
猫やフェレット、場合によっては犬もですが、狭いところに入りたがる場合があります。
この時、収納の中に収まっているものを引っ張り出してしまうため、ものが散らばってしまい、部屋の中がぐちゃぐちゃになってしまうのです。
リフォームの際にはペットが収納に入れないようにロックがかかるものや、前足で引っ張り出せない構造のものを選びましょう。
犬を飼われる方向けのリフォームプラン
犬を飼われている方、これから飼うという方がリフォームを行う場合は、まず散歩のあとに足を綺麗にしたり、体を洗ったりできるように玄関付近にペット用の洗面台を設置するのがおすすめです。
洗面台は室内に設置しても良いのですが、足を洗うだけなら庭に設置しても構いません。
庭に設置する場合は、洗ったあとにまた汚れてしまわないよう、直接部屋に入れるようドアを別に設置しておくと良いでしょう。
その他の注意点としては、犬はどうしても猫と違って爪を収納することができません。
そのため、床に傷が付きやすく、通常のフローリングやカーペットはすぐにボロボロになってしまいます。
ペット用に傷が付きにくく、滑り止め加工が施された床材が各社から販売されていますので、廊下や部屋、階段などはこのような床材を敷くようにしましょう。
猫向けのリフォームプラン
猫の場合は、爪を研ぐ習性があるため、壁紙などを傷が付きにくい素材にするのがおすすめです。
また、室内飼いの場合は運動できるようにキャットウォークという棚や、キャットタワーを設置してあげると良いでしょう。
キャットウォークを歩いてそのまま別の部屋に移動できるように壁にペットドアを設置してあげるのも効果的です。
単独で飼っている場合はそこまで気にする必要はありませんが、多頭飼いの場合、猫同士の相性によっては近くを通るだけでも喧嘩してしまうため、通り道が少ないとトイレに行くことができず、粗相してしまうことがあります。
壁や扉にペットドアを取り付けておけば、相性の悪い相手を避けて移動することができるようになるので、食事やトイレにいけずにストレスが溜まってしまうのを防げるでしょう。
ペット向けリフォームの事例と相場
ペット向けに住宅をリフォームする場合の費用はどれぐらいかかるのでしょうか?実際の施工事例から工事の内容と費用について調査しました。
まず、床材を傷が付きにくく、汚れが落としやすいものに変更した事例では、フローリングの場合が12畳の間取りで約36万円、コーティングを行うだけなら1平米あたり約7,000円からとなっています。
壁紙の傷みを予防するシートの施工については、12畳の部屋で施工価格は約24万円が相場です。
和室の畳を防汚、高耐久のものに変更した事例では、6畳間で施工価格は約11万円となっていました。
リビング全体をリフォームし、消臭効果のある天井材や消臭器、ペットドア、床の張り替えを行った事例では、6畳間で約30万円が相場のようです。
犬向けに専用の洗面台を設置する場合は、サイズにもよりますが約10万円、猫用のキャットウォークの設置は材質によりますが、天井まで登れる程度の数で約7万円が相場となります。

住宅全体のリフォームやマンションの間取り変更をともなう事例の場合は、住宅の広さにもよりますが、約500万円からとなっていました。
何処までリフォームするかをよく考えておく
ペット向けにリフォームする場合、全てのドアにペットドアを取り付けたり、全部の部屋の床や壁をリフォームしたりすると多額の費用がかかってしまいます。
全ての部屋にペットが出入りする場合にはリフォームを行った方が良いのですが、ペットが入らないようにしている部屋がある場合には、その部屋についてはドアや床、壁のリフォームを行う必要はありません。
費用を抑えてリフォームを行う場合は、リビングなどの家族が揃う場所をメインに行い、あとはペットの行動に合わせて工事箇所を選ぶと良いでしょう。
間取りの変更が必要になるため、多少コストはかかってしまいますが、ペット用のトイレを別に用意しておくのもおすすめです。
リビングにペット用のトイレを設置しているご家庭をよく見かけますが、いくら消臭に気を使っていても、ペットを飼っていない人が来るとどうしても臭いが気になってしまいます。
トイレを別に作っておけば、動物が苦手な方が訪問してきた際でも安心ですし、もしトイレを失敗しても床や壁に洗いやすい素材を使っていれば簡単に掃除することができるため、飼い主も楽になるでしょう。
ペットの健康チェックや清掃のためにトイレの様子をチェックしたい場合などは、ガラス窓をつけたりのぞけるようにするもの一つの方法です。あまり狭いスペースだとにおいがこもりやすく、掃除も大変です。強いにおいがついたままだとペットも不快ですので洗面室やトイレにペットドアを付けるなど、状況に合わせてお互いが快適に使える方法を探るとよいでしょう。
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ここまで説明してきたリフォームは、あくまで一例となっています。
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