2024年04月25日更新

監修記事

室内ドアのシートを張替えて安価にリフレッシュ!費用相場や価格を抑えるコツを解説!

室内のドアリフォームの価格相場と価格を抑えるためのポイントを詳しくご紹介しています。室内ドアの種類や主なリフォーム方法についても、特徴と選び方を解説していますので、適正な価格であなたにあった室内ドアのリフォームができるように参考にしてみてください。

室内ドアリフォームの前に知っておきたい室内ドアの主な種類について

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「室内ドアをきれいにしたい」「ドアを引き戸に変えたい」「室内ドアをリフォームしたいけれど、どういったものがあるの?」といったように室内ドアのリフォームには、いくつもの要望があるでしょう。

ただ、室内ドアのリフォームについて何も知らないままでは、理想通りのリフォームをするのは難しいでしょう。

そこで今回は、室内ドアのリフォームについて、ぜひ押さえておきたいポイントをご紹介いたします。

まずは、室内ドアの主な種類についてみていきましょう。

引き戸の特徴

引き戸とは壁と並行に扉をスライドさせて、開閉する扉です。開き戸や折れ戸とは違い、扉の前後にスペースを必要としないことがメリットです。車いす用のトイレやバリアフリー施設などはほとんどの扉をこの引き戸にしています。

引き戸は扉をスライドさせるため、通常、控壁や戸袋のスペースを確保する必要があります。

最近ではアウトセットと呼ばれる壁の外側にスライドスペースを設ける方法もよく利用されます。部分的なリフォームの場合や背の高い建具を希望する場合にはとても効果的です。

そのため、開き戸を引き戸にリフォームする場合など、そのスペースが確保できるのかよく検討するようにしましょう。

開き戸の特徴

ドアと聞いたときに、一番イメージしやすいと思われるのが、この「開き戸」です。ドアを前後に開くためのスペースが必要となります。引き戸のようにドアを引き込むスペースは必要ありませんので、設置場所に困ることはあまりありません。

また、ドア枠との隙間が小さくなるため、部屋の寒さや隙間風が気になる場合には開き戸が向いています。

開き戸はドアの開閉するスペースを確保する必要があるため、ドアの開き方向や設置場所について、動線やインテリアのレイアウトを考慮する必要があります。

片引き戸の特徴

片引き戸とは、引き戸の中でも最も一般的と思われるタイプです。1枚の戸を左右どちらかの壁のレールにそってスライドさせて開閉します。引き戸ですので、出入り口前後のスペースを必要としないことがメリットです。

開けたときには扉が邪魔になりませんし、閉まっているときにも戸を引き込むスペースにはレールだけしかありませんので、すっきりした見た目になります。

こちらの扉をリフォームする場合は、戸を引き込むスペースの確保を考慮するようにしましょう。

引き分け戸の特徴

引き分け戸は、1つのレールや溝の上に2枚の戸を設置して、両側にスライドさせて開けるようにした引き戸です。両引き戸と呼ばれることもあります。2枚の戸を開くので、ドアの開口部を大きく取ることができるのがメリットです。

戸が2枚であるために、戸を引き込むスペースを大きく用意しなければならない点が、デメリットとしてあげられます。

引き違い戸の特徴

レールや溝を2本以上、それぞれに戸を1枚ずつ設置して、左右のどちらかに引くことで開閉する引き戸を引き違い戸といいます。日本家屋のふすまや障子をイメージするとわかりやすいかもしれません。

左右のどちらでも開閉することができることや、扉のスペース内で開閉をするので扉枠両側の壁には干渉しないことがメリットとしてあげられます。

デメリットは、戸を2枚以上用意するためコストが高くなってしまうこと、戸を左右どちらかに移動して開閉するため開口部は戸1枚分のスペースにとどまることなどがあります。

また開口面積が大きいため部屋の密閉度は下がることに注意が必要です。

引き込み戸の特徴

引き込み戸は、開けた扉を壁の中に収納することができる引き戸です。扉を収納するスペースを戸袋といい、伝統的な日本の建物に見られる雨戸は、この「引き込み戸」の一種です。

戸が壁の中に収まるので、戸袋の両側にも家具を置くなど自由に使うことができます。また、戸を戸袋に収めてしまえば、戸が隠れてスッキリとした見た目の扉周りになります。

デメリットは、袋状になっている戸袋内の掃除が難しく、溜まってしまったホコリ等が取り除きづらいことです。

折れ戸の特徴

戸を真ん中で折って、開く扉を折れ戸といいます。クローゼットの扉に使われているのをよく目にするかもしれません。

前後の開閉スペースが開き戸に比べて小さいため、狭い空間にも設置することができます。

指などを挟みやすいと言われていますので、小さなお子さんのいるご家庭では、指を挟まない構造の折れ戸を採用するといいでしょう。

戸を折りたたんで開くため、開口部が完全にオープンにならない点がデメリットです。

室内ドアのリフォームの価格相場について

室内ドアのリフォームといっても、いくつかのパターンがあります。ここでは、代表的な5パターンについて、リフォーム内容と価格相場をご紹介します。

室内ドアリフォームの目的と予算に合った方法を選択するようにしましょう。

なお、リフォーム前の状態、リフォームするドアなどのグレード、施工するリフォーム会社などによって、価格は大きく変動します。

室内ドアの交換リフォームの価格相場

室内ドアを交換するリフォームには、2つの方法があります。

1つは、ドアの部分を交換するだけの工法です。この場合、使用するドア材によっても価格が変わりますが、価格相場は約3万円~約10万円と想定されます。

もう1つの方法は、ドア枠ごと交換する方法です。どのタイプのドアにも周囲に枠が設置されており、そのドア枠ごと新しいものに交換するリフォームです。綺麗な仕上がりになることが期待されます。

ただ、この場合、ドア枠周辺の壁に影響があり、壁や壁紙の張り替えなども含めた費用がかかります。壁紙はドア周辺だけを新しくすることもできますが、ほかの部分との色味に違いが出てきてしまいますので、できれば部屋の壁全体を張り替えたいところです。

ドア枠ごと交換するリフォームの価格相場は約10万円~約27万円です。

室内ドアの新規設置リフォームの価格相場

室内ドアを必要な場所に新設するリフォームをすることもできます。

多く見られる施工例としては、冷暖房効率を上げるために階段前に室内ドアを新設する、子供部屋の間取りを変更するために室内ドアが必要になったなどがあります。

室内ドアの新規設置の価格相場は約7万円~約25万円です。なお、ドアの機能性が高いものやデザイン性の高いものはドア本体の価格だけで約10万円~約20万円以上になる場合もあります。

また、新設するドアが一般的なサイズと異なる場合には制作費が必要となり別途費用がかかってしまいますので、注意してください。

室内ドアの補修リフォームの価格相場

室内ドアの汚れが気になるので綺麗にしたい方には、ドア表面の面材を張り替える修復リフォームという方法があります。

ドアを取り替えるのではなく、またドア周辺の壁にも影響を与えずに、ドアを一新することができます。ドア枠部分にも面材を貼り付けることができるので、ドア枠まで自然に仕上がります。

価格相場は約3万円~約5万円です。なお、ドアが古すぎる場合や傷みがある場合には、面材を剥がすのが難しいこともあります。こういった場合には、ほかのリフォーム方法を検討する必要があります。

また、室内ドアになにかがぶつかって穴が空いている場合には、面材の張り替えのほかに、パテ埋めによる修復リフォームも選択することができます。

ドアの穴をパテで塞ぎ、木目を描き入れて自然に見えるように仕上げます。少し違和感が出る場合もありますので、小さな穴の修復にのみおすすめです。

パテ埋めによる修復リフォームの価格相場は約2万円~約3万円です。

室内ドアを開き戸から引き戸にする場合の価格相場

室内ドアのリフォームでもっとも大きな費用がかかるのが、別のタイプの室内ドアに変更する方法です。一例として室内ドアを開き戸から引き戸に変更する場合をご紹介します。

このリフォームでは、単純にドアを交換するだけではなく、ドア周辺の壁についても工事が必要になることがほとんどです。

開き戸から引き戸ですと、現在必要な開口部前後の空間をあける必要がなくなる代わりに、引き戸をスライドするスペースを確保する必要があります。動線も含めて十分に検討してからリフォームをするようにしましょう。

価格相場は、ドアのグレードによっても大きく変わりますが、約20万円~約36万円です。

しっかりと検討した上でですが、リフォーム後は、生活がしやすくなったりバリアフリーになるなど、価値を大きく向上させる効果が見込まれます。

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室内ドアのダイノックシート補修の価格相場

ダイノックシートとは、接着剤付きの印刷化粧されたフィルムです。ダイノックという名称はスリーエムジャパン株式会社の商品名で、他社からも同様の製品が出ています。

室内ドアにダイノックシートを貼ることで、簡単にドアの雰囲気を変えることができます。また、前述のドアの穴埋め修理のあとにダイノックシートを貼り付けるリフォームをすることもできます。

室内ドアのダイノックシート補修の価格相場は約4万円~約6万円です。

なお、面材を張り替えたり、ダイノックシートを貼るリフォームは、基本的に見た目を新しくするリフォームです。室内ドアそのものの動きに不具合がある場合には、ほかのリフォーム方法を検討するといいでしょう。

室内ドアリフォームの価格を抑えるためのポイント

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室内ドアのリフォームをする際、価格を抑えながらも理想のリフォームを成功させたいですよね。
そのために、ぜひ押さえておきたいポイントをお伝えします。

できるだけ小さいリフォームに抑える

リフォームの価格を抑えるためにまず考えたいのは、リフォームをできるだけ小さなものにすることです。リフォームの規模が小さくなれば、施工期間、廃材の量、部材などが少なくなりますので、価格がぐっと抑えられます。

リフォームを小さく、かつ満足のいくものにするためには、初めにリフォームの目的をしっかりと決めておくことです。

室内ドアの見た目を綺麗にしたいのか、ドアに空いた穴などを修復したいのか、バリアフリーなどの機能向上を望んでいるのかなど、なにを目指してリフォームするのかをはっきりさせておくことで、必要のないリフォームもわかります。

方向性が定まっていれば、小さなリフォームでも理想的な結果を得ることができるでしょう。

室内ドアリフォームの価格をDIYで抑える

室内ドアリフォームはDIYにより価格を抑えることができます。その方法はいくつかあり、出来栄えや費用も変わってきますので、その中から代表的な方法をいくつか紹介していきます。

工事費用がかかりますが、室内ドアの枠のみ残してドアを交換することができます。既製品であれば、ドアを購入し、取り付けるだけで交換でき、枠以外は新品で綺麗なドアになります。枠だけは既存のままですので、若干の違和感が残る場合があります。

ただしメーカーによりサイズが若干違うこともあるので、建具本体の寸法は必ず確認しなければなりません。

次に室内ドアの面材をリフォームする方法です。室内ドアの表面に塩ビシートなどを貼ることで、綺麗に見せることができます。塩ビシートはデザインや質感の種類が豊富でコストも商品によっては割安で購入できます。

室内ドアの面材だけではなく、室内ドアの枠にも施工することができます。しかし、施工するのに少し技術が必要で、素人が扱うと、塩ビシートと室内ドアの面材の間に空気が入ったり、すぐに剥がれるリスクもあります。

最も費用を抑える方法としては、室内ドアやその枠を塗装する方法があります。好みの色や質感の塗装をすることができます。既存の室内ドアの表面を綺麗に清掃し、塗装するだけです。

下処理をきちんとしていなかったり、塗料の種類によっては塗装が剥離して汚くなる場合もあります。また、塗りむらが出る場合もありますので、綺麗に仕上げるためにはある程度の技術と経験が必要になります。

これらの方法で室内ドアの一番目立つ部分のリフォームは可能です。細かな部分で言うと、室内ドアのドアノブなどもリフォームすることができます。最近では様々なメーカーから多様なデザインの商品が発売されています。

このドアノブをリフォームすることで、室内ドアの印象やお部屋の高級感などを演出することもできます。

地元の優良な工務店に依頼する

価格を抑えるためには、地元の優良な工務店を選択肢にいれるといいでしょう。工務店は専任のデザイナーや営業が在籍していないことや広告費を多くかけていないことが多く、その分だけ施工費用が低く抑えられています。

室内ドアの交換が得意な地元の工務店であれば、仕上がりもよく費用も抑えることができます。

綺麗なイメージのある大手リフォーム会社もいいですが、地元の工務店にも目を向けてみましょう。

リフォームポータルサイトを利用して複数のリフォーム会社から相見積もりを取る

前項で地元の工務店をおすすめしましたが、工務店ごとにそれぞれ特色や得意な分野があります。また工務店以外のリフォーム会社にも自分に合った会社があるかもしれません。

どの会社に依頼するか、一社一社相談をして決めていくのが一番いいのですが、大変な労力がかかってしまいます。

そこで、リフォームポータルサイトを利用して、複数のリフォーム会社から相見積もりを取る方法をおすすめします。

複数の会社から見積もりをもらうことで、リフォームの相場や価格設定の違いを知ることができます。また、いろいろな提案やアドバイスを受けることができるので、自分にあったリフォーム方法を考える手がかりにすることもできるでしょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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