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2020年09月28日更新
エクステリア工事とは?外構工事との違いや工事費用を解説!
外観をイメージを変えるにはエクステリア工事がおすすめです。エクステリアとは、門扉やガレージ、ウッドデッキなどのことを指します。この記事では、エクステリア工事の種類や外構工事との違い、費用相場について解説していきます。
エクステリア工事とはどういうもの?
「インテリア」は室内の照明や家具、壁紙、キッチン、洗面所等、建物内部の空間全般を表します。
対して「エクステリア」は門扉や車庫、庭に設置されるウッドデッキや植栽、また外水道などのことです。
「エクステリア」を構成する主要部分は、内外から出入りする「門扉」があり、外部からの侵入を防ぐ「フェンス」、門扉から玄関に続く「アプローチ」があります。
庭側に転ずると掃き出し窓から続く「ウッドデッキ」や「三和土(たたき)」があり、「カーポート、ガレージ」のスペースを作ることもあるでしょう。
また、屋内と続く「テラス」、「サンルーム」などの寛ぐ場と洗濯物の乾燥スペースを作る場合も含まれます。
「エクステリア」には「クローズデザイン」と「オープンデザイン」があります。
「クローズデザイン」の場合、家の内部を外から見えないようにする為に視線を遮断する「フェンス」や「植栽」などで敷地周りを取り囲みます。
但し、「クローズデザイン」のデメリットは死角が多くなるので侵入犯に狙われやすいことです。
「オープンデザイン」は極力「フェンス」や「塀」を作らず、敷地を広く使える状態を言います。
「オープンデザイン」を採用して「表札」「ポスト」「インターホン」だけを門柱に取り付けた戸建て住宅も存在しています。
エクステリア工事と外構工事は何が違う?
「エクステリア工事」を一言で言い表すなら、寛ぐ空間や憩いを味わう空間を作る工事と言えます。一方、「外構工事」は建物周りの舗装や排水、造園工事などのことです。
エクステリアは見せるもの、外構は隠すもの
少し前までは「外構」も「エクステリア」も同じ意味合いで使われていました。
「外構工事」は建物の外部の構造物の工事全般を呼ぶことがあります。極端に言い方をするなら「外構」は「構造物」と言えるでしょう。
「エクステリア」が「外構」と違う点は、「インテリア」の様に装飾的に建物外部を捉え、空間や環境を演出することです。
少し前までは「エクステリア工事」と「外構工事」は同じ意味合いで使われていましたが、近年明確に違う意味として使用されています。
外部におしゃれな感じを見せることが「エクステリア工事」となり、「外構工事」は機能性重視の傾向が強まり、防犯や目隠しを目的としたものをいうようになりました。
デザイン性や装飾性を重視するエクステリア
「門扉」で一例をあげると「門扉」には「開閉式」と「スライド式」があり、前後に開閉できるか否かでどちらかを選ぶことになります。
材質は軽量なアルミ製や重量感のある鉄製、その他木製やステンレス製などがあります。
家の顔と呼べる門扉は家のデザインとの調和を考慮し、プライバシーを確保しながら、閉鎖的にならないものが選択されることが多いようです。
デザイン的には格子タイプやスリットに見られるシンプルなものから自然な風合いを醸し出す木製タイプがあります。
つづいて、「門扉」を開けると玄関までの「アプローチ」があります。
コンクリートの打ちっぱなしにするか「煉瓦」や「テラコッタ」で床面を装飾するかいろいろな素材から選べます。
この時に気を付ける点は、雨などで濡れている時に滑りやすくならないか注意することです。
「フェンス」も同様に完全に外からの視線を遮断する場合や、外がよく見えるタイプと多種あります。
材質もアルミ製や鉄製、木製等、色々な種類から選べます。
「エクステリア」はデザインや装飾性だけでなく防犯、機能性も含めて考慮することで快適性や満足感が格段に向上するものです。
選ぶときの基準もただ、外から眺めるだけでなく、室内側からも視線を変えて十分検討することで納得のいく形に収めることが出来るでしょう。
エクステリア工事の費用相場とは
主な「エクステリア工事」は
- 門扉
- アプローチ
- フェンス・塀
- カーポート・ガレージ
- ウッドデッキ・テラス
- 植栽
等があります。
これ以外にも「ベランダ・バルコニー」や「照明・ライトアップ」などの設置も可能です。
1:門扉工事は幾ら位掛かる
門扉の取り付け工事には、土台となる地面の基礎工事が含まれます。門扉の基礎工事の相場は、約2~3万円くらいです。
これに門扉の材料費と取り付け工事費、表札・ポストの取り付け、門塀工事が加算されるので約20万円前後の見積もり金額になるでしょう。
これに、既存の門を撤去処分する場合には、処分費用が上乗せされます。
2:門から玄関に続くアプローチの工事費用とは
門から玄関に続くアプローチが土の場合、置き石や30cm角のタイルを置いたり、砂利を撒くだけもアプローチが作れます。
その場合、ホームセンターで材料を購入してDIYをするなら、材料費だけで済みます。
コンクリートを流し込み、石材を配置したいとなると基礎工事が必要になります。
コンクリート打ちの工事費は1㎡当たり6千円~を相場価格として、石材の材料費を加算して頂ければ相応の金額になると思います。
タイル貼り工事でおおよそ1㎡当たり約2万円くらいです。
3:フェンス・塀の工事費を知るには
防犯や目隠しを目的とした「塀の設置」に関しては、囲う部分の長さや高さによって違い、施工業者の見積りが塀の長さで計算したり、面積で金額を算出するなど統一されていません。
ブロック工事の場合ですが、隣家との境界線のブロック工事で相場価格は約20万円前後又は超えるかもしれません。
「フェンス」の設置の場合は、材質がアルミ製か木製・鉄製かで費用も変わります。
スチールフェンスは安価ですが、雨に弱く錆が発生し、劣化を早めます。
木製フェンスも耐久性に難があり、防腐処理がされていないと腐食するでしょう。
アルミ製のフェンスは腐食に強く、長期劣化しないので多くの戸建て住宅で採用されています。
アルミフェンスの相場は、80cmの高さで1mあたりと3500円から5000円くらいが目安です。
他の材質のフェンスはこのアルミフェンスの相場価格の前後と思ってください。
4:カーポート・ガレージの工事費用は
屋根付きのカーポートは、半透明のポリカ-ボネートと柱・屋根枠の取り付け工事になり、ホームセンターなどで取り扱っている安価なもので約10万円くらいからメーカー品だと約20万円を超えるものまであります。
地面にコンクリートを流し屋根用の柱を立てての材料と施工費を含んだ工事費用は約50万円くらい~100万円超まであります。
屋根付きのカーポートで気を付ける点は、強風時に屋根が飛ばされるかもしれない事と大雪で屋根が割れて落下することです。
日常、雨に濡れることがないものでも、災害による被害を受けることがあるので気を付けなければなりません。
5:ウッドデッキの種類と工事費について
リビングなどの掃き出し窓からウッドデッキが続いていると、晴れた小春日和の日には窓全開で広々と使える気持ち良さが利点だと思います。
ウッドデッキには天然木と樹脂製の人工木があります。
天然木の場合は紫外線と雨や風で劣化したり、反ったりするので定期的に手入れをしなければなりません。
主に使用する木材はウエスタンレッドシダーやウリンなどのハードウッドと呼ばれる種類です。
1年に1度防水塗装と白アリ駆除の薬剤散布は最低必要になります。
樹脂製の人口木は反りや劣化がないので1度設置すると手間をかけることはありません。
ただし、夏場は熱を受けて熱くなったり、衝撃に弱い面があるのが難点です。
ウッドデッキの設置工事には地面がコンクリートか、土かで金額が変わります。土の場合はウッドデッキの束柱を支える為に、束石を埋め込まなければなりません。
束石の設置には約5千円前後かかり、束の数だけ加算されます。
コンクリとの地面の場合は特に何もせず、ウッドデッキの束柱を立てます。
人工木のウッドデッキの設置工事は、3.6m×1.8m位の広さで約15万円~25万円くらいがメーカー相場です。
天然木のウッドデッキの設置工事は、1㎡位のヒノキで約2万円くらい、ウリン材で約4万円くらいです。
6:植栽を植える
植える木や本数により金額は大きく変わります。2m位のハナミズキで1万5千円ほど、シマトリネコで約8千円です。
これに土壌改良費と人件費、諸経費の凡その金額が3万円くらい別途かかります
その他工事について
「ベランダ・バルコニー」の新設又は全交換工事は、大きさによりますが、約50万円~100万円ほどです。
アプローチや庭に「照明器具」を取り付ける工事は、センサー機能付きを設置すると想定した場合、1カ所当たり5万円前後かかります。
新築時の工事と違い後付けのリフォーム工事は若干割高にはなりますが、いざ工事をしてみると、快適性と満足感を味わえることが多いのもリフォーム工事をするメリットです。
家は生き物ですから、どうしても劣化したり、交換を要するものが出てしまいます。そんな時がリフォームをするチャンスかもしれません。
より快適な生活を送れるよう、リフォーム工事を考えてみてはいかがでしょうか。
外構・エクステリアリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外構・エクステリアリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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