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2019年02月27日更新

屋根のトタン修理の方法や費用について

トタン屋根の修理を行う場合、あらかじめ修理方法や費用を知っておけば、快適なリフォームを行うことができます。トタン屋根の特徴、修理方法や費用、穴が開いた場合の応急処置の方法や修理を依頼する際に最適なリフォーム会社の選び方について紹介します。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

トタン屋根の特徴について

屋根 トタン 修理 方法

軽い

亜鉛めっき鋼板のうち、主に建築資材として使われているものをトタンと呼びます。トタンの特徴は、薄く軽いことで、施工も容易で低コストであることから、戦後の高度経済成長期に建築資材として多く用いられました。

トタンは、平板にすると強度が極端に落ちるため、波板にして薄い材料でも強度が保てるよう加工されています。

錆びやすい

鋼板は雨に弱く錆びやすいので、錆びや劣化の防止策として、表面に亜鉛メッキを施すことによって、防水性を高めています。

トタンは薄い材料であるため、錆び始めると劣化しやすく、穴が開いてしまうケースも見られます。このような性質を持つトタンが、建築資材として普及した理由としては「犠牲防食」作用が挙げられます。

犠牲防食とは、亜鉛めっき層を突き抜けるような傷やピンホールが生じた場合でも、メッキとして施された亜鉛が鋼板よりも先に溶け出すことによって、鋼板自体の錆の進行を遅らせることができる特性を指します。

トタン屋根の寿命

トタン屋根の耐用年数は10~20年とされ、セメント系瓦で30~40年、日本瓦では50~100年とされる耐用年数に比べ、寿命は長くありません。

トタンが高い犠牲防食作用を発揮できるのは、中性雨に対してであり、酸性やアルカリ性を帯びた雨に対しては、亜鉛の腐食が速まる傾向にあります。

1960年代から世界中で酸性雨が社会問題化し、トタンの酸性雨に対する脆弱性が指摘されることとなりました。

そのような状況で、従来の鋼板よりも耐久性などに優れた「ガルバリウム鋼板」が開発されました。この鋼板は、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%から形成される、アルミ亜鉛合金めっき鋼板です。

このガルバリウム鋼板は、アルミニウムの特徴である耐食性、加工性、耐熱性、熱反射性と、亜鉛の特徴である犠牲防食機能により、従来の鋼板よりも耐久性に優れ、耐用年数は20~30年とされています。

トタン同様、軽量であることから耐震性に優れ、勾配の少ない屋根材としても利用することができます。

トタン屋根を張り替える場合には、耐用年数はトタンの2倍程度と耐久性に優れ、カバー工法でリフォーム費用を抑えることができるなどのメリットがあるガルバリウム鋼板がおすすめです。

トタン屋根の修理方法と費用について

塗装の場合

トタン屋根の修理方法は、劣化原因として挙げられる錆を防止する程度であれば、塗装が有効です。塗装の前に、ヤスリや電動工具を使い、トタン屋根の汚れや錆、古い塗膜を落とす作業を十分に行うことがポイントです。

また同時に、塗料の密着性が良くなるよう、表面を傷つける目粗し作業や高圧洗浄などでしっかりと錆を除去し、錆止め入り下塗り材を塗布することも重要です。

これらの対策をきちんと行えば、劣化の進行を遅らせることができ、トタン屋根の寿命を延ばすことが可能となります。

ただし、トタンの錆や劣化が進んだ状態では、塗装では十分な効果を期待するのは難しいため、葺き替えリフォームが必要な場合もあります。

塗装の費用は約40~60万円程度が相場ですが、既存のトタン屋根を撤去し、新しいトタンに張り替える葺き替え工事の場合では、約80~160万円程度が相場となっています。

ガルバリウムに張り替える場合

トタンとガルバリウムは、どちらも金属屋根で、安価で軽量という共通点があります。ガルバリウム鋼板は、トタン屋根よりも耐久性に優れ、耐用年数が長いことが特徴です。

また、ガルバリウム鋼板の場合、金属屋根に共通する弱点である防音性や断熱性について、特殊加工や施工方法の工夫によって改善することが可能です。

トタン屋根からガルバリウム鋼板へ葺き替える方法には、主に簡易なカバー工法、通常のカバー工法及び葺き替えの3種類があります。

簡易なカバー工法

既存のトタンをそのまま残し、上から防水シートや調湿シートを張り、さらにその上に、ガルバリウム鋼板を張る方法があります。費用は、1平方メートル当たり約5千円程度からと、低コストで施工することができます。

通常のカバー工法

カバー工法は、簡易なカバー工法と同様、既存のトタンはそのまま残し、コンクリーパネルや防水シートを上に張って、耐久性のある下地を施した上に、ガルバリウム鋼板を張る方法です。

費用は、1平方メートル当たり約1万5千円程度からと、葺き替えに比べ、低コストで施工することができます。

葺き替え

既存のトタンを全て撤去し、新たに防水シートを張り、最後にガルバリウム鋼板を張ります。既存の屋根を解体して撤去するため、カバー工法による費用に比べ、解体と撤去にかかる費用や処分費用などが嵩みます。

スレート屋根に張り替える場合

スレートは、主にセメント素材の薄くて平らな屋根材です。一般的には、化粧スレートと表現されますが、コロニアルやカラーベストなどの商品名で呼ばれることもあります。

スレート屋根は、野路板と呼ばれる下地材の上に防水シートを張り、その上にスレートを敷きつめ、ステンレスの釘を使用して固定します。カバー工法によるリフォームも可能です。

スレート屋根は、トタン屋根に比べ、耐熱性や遮音性、塩害に対する耐久性に優れています。カラーバリエーションも多いため、デザイン性にも優れています。

スレート以外に使用する材料が少なく、加工もしやすいことなどから、工事費を含めた費用は1平方メートル当たり約6千円程度からと、低コストでリフォームを行うことが可能です。

ただし、割れやすく、トタン屋根に比べ防水性に劣るなどのデメリットがあるほか、勾配が少ない屋根の場合、雨漏りの原因になることなどから、葺き替えができないケースもあるので注意が必要です。


トタン屋根に穴が開いた場合の応急処置について

屋根 トタン 修理 方法

DIYはできるのか?

応急処置として、錆を削りテープで穴埋めするDIYの方法もあります。ただし、あくまでも応急処置であって、高所の作業は危険なため、できれば避けることをおすすめします。

穴が開いている場合、小さい穴であれば、ホームセンターなどで購入できるトタン屋根補修テープや接着剤を使って補修を行うことができます。

塗装の場合と同様、補修部分について、補修テープや接着剤の効果を発揮させるために、ヤスリや電動工具を使い、トタン屋根の汚れや錆、古い塗膜を落とす作業を十分に行うことがポイントです。

穴の開いた部分をサンドペーパーなどで丁寧に磨き、ケバや錆びた破片も取り剥がしておくと効果が上がります。補修テープや接着剤、あるいは外壁補修用のシリコンなどのコーキング材を塗り、穴を塞ぎます。

補修部分には、ホームセンターなどで販売されている、トタン屋根の錆止め入り下塗り材を塗布すると、劣化の進行を防止する効果が得られます。

また、最後の仕上げとして、塗装を施してトタン屋根の防水効果を高めるといいでしょう。塗装する際は、トタン用の大きい刷毛や柄付きのローラーで一気に塗ると、ムラがなく手早く仕上げることができます。

作業では、動きやすい服装や滑りにくい靴を着用するとともに、屋根では直射日光を遮るため、帽子をかぶることや昼の熱い時間帯を避けるなど、安全に配慮しながら行うことが重要です。

DIYは危険でおすすめできない

トタン屋根は、劣化部分に穴が開いて雨漏りが発生したり、錆びて変色するなどのトラブルが起こりやすいと言えます。劣化の進行を食い止めるためには、早めの補修や定期的なメンテナンスが大切です。

ただし、屋根は高所であるとともに、傾斜があるため滑りやすく、特に、雨後の作業はとても危険です。また、風や直射日光を直接体に受けるため、さらに大きな危険が伴います。

素人が屋根の補修をDIYで行うことは、技術的には可能であるものの、危険性を考えればおすすめできません。

トタン屋根の応急処置はどうすればいい?

トタン屋根の応急処置は、トタン屋根に登ることが可能な場合、屋根全体に大きめのブルーシートをかぶせ、土のうなどの重しを置いて固定する方法があります。

ブルーシートにも種類があり、作業や防水性を考慮して、「ハトメ付き」の防水ブルーシートが適しています。サイズは、縦横約3m~7m前後のものを入手することができます。

ブルーシートを固定するため、土のう袋や重しに使う砂利なども用意しましょう。

ブルーシートをひもやロープで固定する場合、無理な力が加わりやすく、屋根や外壁を傷つけてしまう恐れがあるため、細心の注意が必要です。

トタン屋根の修理を依頼するのに最適なリフォーム会社の選び方について

トタン屋根の修理を依頼する際は、実績が豊富、スピーディーに対応してくれるリフォーム会社を選ぶことがおすすめです。

また、屋根の修理は、劣化の症状や不具合の状況に応じた、適正な修理を行うことのできる業者を選ぶことが重要です。

特に、屋根修理の場合、塗装を専門とする業者の場合は塗装を、また、リフォーム専⾨の会社の場合は葺き替えやカバー⼯法による張り替えを提案するなど、業者の専⾨分野によって提案される修理⽅法が異なる傾向があります。

また、簡単な部分補修であるにもかかわらず、全面塗装や葺き替え⼯事など、⾼額な⼯事を提案されることも考えられます。

トタン屋根の修理は、屋根の板⾦業者が専門に行っています。⾃社で直接施⼯ができる専⾨業者に修理を依頼する場合、下請けへの中間マージンを省くことができるため、費用を安く抑えることができます。

トタン屋根の修理やガルバリウム鋼板への葺き替えなど⾦属屋根の場合、(社)建築板⾦協会の加盟業者を選ぶ方法もあります。

屋根の修理に際しては、屋根の状態や不具合の状況に応じた、適切な修理⽅法を確認することが大切です。屋根材だけでなく、屋根裏まで劣化しているような場合、工事の種類や規模も大きく変わることになります。

リフォーム会社に依頼する際は、劣化や不具合の状況について、屋根裏も含めた屋根の状況と適切な修理方法を専門業者に確認してもらい、リフォームの最適なプランを提案してもらうことが重要です。

また、トタン屋根の全面リフォームを行う場合、ガルバリウムやスレート屋根への葺き替えなど屋根材の交換も含め、リフォームのイメージや予算を明確にしておくといいでしょう。

できれば信頼置けるリフォーム業者に1~2年に1度は検査をしてもらえば安心です。お家の健康診断と思いましょう。簡単なタッチアップ込みで半日程度1万~2万円で済みます。

屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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