2024年06月27日更新

監修記事

トタン屋根の修理費用はいくら?修理方法や修理タイミングを解説

トタン屋根に限らず、屋根は常に雨風や紫外線などに晒されているため、知らないうちに劣化が進んでいます。劣化を放置すると部分補修や塗装では改善されず、大掛かりな工事が必要になることも少なくありません。
今回は、トタン屋根の概要を解説するとともに、修理費用の相場や修理するべきタイミングについて紹介していきます。トタン屋根から雨漏りしたときの応急処置や修理費用を抑える方法もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

まずは
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トタン屋根とは

トタン屋根とは、薄い鉄板に亜鉛めっきを施した金属屋根のひとつです。

安価で施工がしやすいことから、住宅に限らず倉庫や工場にも使われています。

軽量な屋根材でもあるため、耐震性に優れているのも大きな特徴の一つです。

しかし、現在は スレートガルバリウム鋼板 を使った屋根材が主流になっているため、採用するケースが減ってきています。

>>ガルバリウム鋼板を使った屋根材が人気の理由を知りたい人はこちら!

トタン屋根の寿命

トタン屋根の寿命は、およそ10〜20年とされています。

また、トタン屋根を長持ちさせるためには、およそ7〜10年サイクルで塗装が必要です。

塗装せずに放置すると塗装では劣化が改善されず、新しい屋根材への張り替えが必要になるかもしれません。

張り替えよりも塗装のほうが費用を抑えられるので、適切なタイミングで行うことが大切です。

トタン屋根の種類

トタン屋根には、以下3つの種類があります。

  • 波板トタン屋根
  • 折板トタン屋根
  • 瓦棒葺きトタン屋根

それぞれの特徴を見ていきましょう。

【種類1】波板トタン屋根

波板トタン屋根とは、その名の通り波型に加工された屋根のことをいいます。

トタン板を波型に加工することでエネルギーを分散でき、物理的な刺激に強くなります。

形状やサイズのバリエーションが豊富でホームセンターでも購入しやすいのも、波板トタン屋根の特徴です。

【種類2】折板トタン屋根

折板トタン屋根とは、波板よりもさらに大きく折れ曲げた形状をしている屋根のことをいいます。

凹凸が深くなるように加工されており、さらに強度が増しています。

勾配が緩い屋根に選ばれる他にも、体育館や自転車置き場の屋根にも使われているのが特徴です。

【種類3】瓦棒葺きトタン屋根

瓦棒葺きトタン屋根とは、芯木という木材を等間隔に配置し、トタン板を被せて釘で固定した屋根のことをいいます。

心中に使われる木材を「瓦棒」と呼ぶため、瓦棒葺きトタン屋根といわれています。

雨水が効率よく流れるように、凹凸が少ない1枚の屋根板で覆われているのが特徴です。

トタン屋根のメリット・デメリット

トタン屋根を塗装リフォームする際にかかる費用は?リフォームの流れも併せて解説!

ここでは、トタン屋根のメリット・デメリットを解説します。

トタン屋根のメリット

トタン屋根のメリットには、以下の3つがあります。

  • 軽量で耐震性に優れている
  • 材料費・工事費に優れている
  • 緩い勾配にも施工できる

それぞれの内容を見ていきましょう。

【メリット1】軽量で耐震性に優れている

トタン屋根に使用されるトタン板は、1平方メートルあたりおよそ5kgです。

瓦屋根(1平方メートルあたりおよそ42〜48kg)と比べてもかなり軽く、建物への負担があまりかかりません。

屋根が軽いと地震による振動も軽減できるため、耐震性に優れた屋根材といえるでしょう。

【メリット2】材料費・工事費を抑えられる

トタン屋根の修理は、材料費や工事費などを抑えられるというメリットもあります。

屋根材のなかでもトタン板は材料費が安く、加工もしやすいので、比較的修理費用を抑えられるのが特徴です。

【メリット3】ゆるい勾配にも施工できる

トタン屋根は、ゆるい勾配の屋根にも施工可能です。

瓦やスレートと違ってトタン屋根は、大きな板を使用するため継ぎ目があまりありません。

一般的に、ゆるい勾配の屋根は雨漏りのリスクが高くなる傾向がありますが、継ぎ目のないトタン屋根はゆるい勾配に施工した場合も雨漏りがしにくいといわれています。

トタン屋根のデメリット

メリットがある一方で、デメリットも存在します。

トタン屋根をこれからも使い続ける場合は、以下3つのデメリットについても把握しておきましょう。

  • サビやすい
  • 耐熱性が低い
  • 雨風の音が響きやすい

それぞれの内容を解説します。

【デメリット1】サビやすい

トタン屋根は、サビを防ぐために亜鉛でめっきをしていますが、雨風や紫外線、経年劣化などで塗膜が剥がれるとサビが発生します。

劣化が進むと穴があいてしまうため、定期的に塗装してサビを防ぐことが大切です。

【デメリット2】耐熱性が低い

トタン屋根は、熱を通しやすい屋根材です。

夏場は太陽の熱を吸収し、冬場は冷気を取り込みやすくなるため、夏場は暑く冬場は寒くなります。

建物の構造や生活のしかたによっては、冷暖房の効率が下がって電気代が高くなる可能性もあるため注意が必要です。

【デメリット3】雨風の音が響きやすい

薄い金属製のトタン屋根は、遮音性が低い傾向にあります。

雨風の音が響きやすく、とくに梅雨時期や台風シーズンなど大雨が降る季節はうるさいと感じる人もいるかもしれません。

屋根からの雨音が気になる場合は、防音効果のある塗料を使用したり、遮音シートを施工したりするなどの雨音対策がおすすめです。

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トタン屋根の修理方法と費用相場

修理方法費用相場
塗装40〜80万円
カバー工法60〜120万円
葺き替え140〜200万円
部分補修5〜50万円
雪止め金具の交換13〜20万円

トタン屋根の修理にかかる費用は、修理方法によって異なります。

塗装や部分補修などは比較的安く抑えられますが、カバー工法や葺き替えなどの大掛かりな工事は高額です。

また積雪地域では、落雪を防ぐための雪止め金具が破損したら交換しなければなりません。

ここからは、トタン屋根の修理方法についてくわしく解説します。

【修理方法1】塗装

塗装は、色あせやサビなどを改善するときに最適な修理方法です。

塗膜が剥がれるとサビが発生し、いずれ穴があいて雨漏りを引き起こす可能性があります。

未然に防ぐためには、原因箇所の塗り直しが必要です。

塗装すると劣化を防げるだけではなく、見た目もきれいになるので、イメージチェンジもできます。

なお、塗装にかかる費用は、使用する塗料や施工範囲によって変動します。

【修理方法2】カバー工法

部分的にサビや穴があいている場合は、カバー工法による修理が可能です。

カバー工法とは、既存のトタン屋根を残した状態でのまま、上から新しい屋根材を施工する重ねる工法です。のことをいいます。

既存の屋根材を剥がさないため下地の劣化は確認できませんが、葺き替えよりも費用を抑えられます。

屋根が二重になれば断熱性や遮音性も高まるため、トタン屋根のデメリットをカバーできます。

【修理方法3】葺き替え

サビや穴あきがひどく、雨漏りが起きている場合は、葺き替えがおすすめです。

葺き替えでは、既存の屋根材を剥がし、新しい屋根材を張ります。へ交換します。

修理費用は高くなりますが、既存の屋根材を剥がすので下地の状態を確認でき、必要に応じて交換が可能です。

屋根全体が一新されれば屋根の耐用年数もリセットされ、メンテナンス頻度を減らせます。

既存の屋根材の耐用年数が近く、状態が悪い場合は、葺き替えを検討しましょう。

【修理方法4】部分補修

部分修理は、トタン屋根の穴や剥がれなどがある部分のみを直す工事です。

部分的に修理することで、大幅に費用を抑えられます。

費用を少しでも抑えたい場合は、削れる修理箇所がないか下記をご覧ください。以下のような部位を意識的にチェックしましょう。

  • トタン屋根の表面
  • 棟板金
  • 軒先
  • 雨樋

これらの部位は施工面積によって費用が変わるため、劣化の進み具合によっては費用を抑えられるかもしれません。

ただし、修理箇所があまりにも多い場合は、葺き替えがおすすめです。

原因箇所を特定しきれないといつまでも修理を繰り返すことになるため、劣化が進行している場合は葺き替えを検討しましょう。

【修理方法5】雪止め金具の交換

雪止め金具が劣化したり破損したりすると、落雪を防ぎにくくなるため、適切なタイミングでの交換が必要です。

雪止め金具は後から設置することも可能なので、設置を考えている場合はトタン屋根を修理する際に一緒に施工してもよいでしょう。

トタン屋根の修理費用が高くなる建物の要素

トタン屋根の修理費用は、劣化症状や修理方法で変動する以外にも、さまざまな要素があります。

ここでは修理費用が高くなる建物の要素を5つ紹介するので、事前に把握しておきましょう。

【要素1】著しい劣化

トタン屋根自体が著しく劣化している場合は、塗装だけでは劣化を防げず、カバー工法や葺き替えなど大掛かりな工事が必要です。

大掛かりな工事は塗装や部分補修に比べると費用が割高になるので、どうしても負担額が大きくなります。

複数穴があいていたり破損していたりする場合は、費用が高くなると考えておきましょう。

【要素2】屋根が急勾配

屋根の勾配が急だと、屋根面にも足場を設置する必要があります。

細心の注意を払っていても、急勾配な屋根面で作業するのは危険です。

滑りやすくてバランスも崩しやすいので、屋根面の足場を省くことはできません。

自宅の屋根が急勾配の場合は、通常の足場費用に別途かかることを理解しておくとよいでしょう。

【要素3】建物が3階以上

建物が3階以上の場合、通常よりも足場の設置費用や資材の搬入費用がかかります。

高い位置から地面まで移動したり資材を運んだりするのは、手間も時間もかかって大変です。

そのため、相場よりも足場費用が高くなることもあります。

【要素4】屋根の形が複雑

屋根の形が複雑なほど、工程が増えて修理費用が高くなることも少なくありません。

よくある片流れ屋根やへの字型の切妻屋根などは屋根面が1、2面に対し、寄棟屋根のような4面ある屋根は施工面積が増えます。

施工面積が増えると材料費や工事費が上がるので、シンプルな屋根よりも修理費用はかかるでしょう。

また形が複雑な屋根は接続部分が増えて、雨漏りするリスクも高くなります。

結果、雨漏りの修理が必要になり、費用がかかるカバー工法や葺き替えが必要になることも考えられます。

【要素5】トタンよりも高級な屋根材

トタンは、屋根材の中でも比較的安い素材です。

スレートやガルバリウム鋼板、瓦屋根はトタンよりも高くなるため、これらの屋根材を新しく選ぶと材料費が高くなります。

わかりやすく以下に各屋根材の費用相場をまとめました。

屋根材の種類費用相場(1㎡あたり)
トタン屋根4,500円〜
スレート屋根4,000~8,000円
ガルバリウム鋼板6,000~12,000円
瓦屋根9,000~16,000円
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トタン屋根を修理するのにベストなタイミング

各見出しの内容を流用してわかりやすい文章にする。下部におすすめの修理方法を提案する。例:塗膜の剥がれ→塗装・カバー工法

【タイミング1】色あせ・変色がある

色あせや変色は、トタン屋根の初期症状です。

施工したばかりの頃と比べると、ツヤがなくなっていたり変色していたりする場合は、劣化していると考えられます。

トタン屋根は塗装による塗膜で保護されていますが、紫外線や雨風のダメージを受けると色あせや変色が見られるようになります。

放置すると塗膜が剥がれ、トタン屋根自体に紫外線や雨風による影響をダイレクトに受けるため、再塗装して防ぐことが重要です。

【タイミング2】サビや穴あき

トタン屋根の代表的な劣化症状はサビです。

初期症状の色あせや塗装の剥がれを放置するとサビが発生しやすくなります。

小規模のサビでも一気に広がるため、見つけたら早急な対処が必要です。

もし放置すると、サビの箇所から穴があき、雨漏りなどの二次災害に発展しかねません。

また、塗装を何回も繰り返すとトタン屋根に塗料が十分密着せず、ひび割れや剥がれが起きやすくなります。

すでに何回も塗装している場合は、葺き替えを検討しましょう。

【タイミング3】カビや苔が発生している

トタン屋根を含む金属屋根は、本来カビや苔は発生しません。

しかし、水分を含んだホコリや砂が溜まると、そこにカビや苔が発生する場合もあります。

立地の関係で風通しが悪かったり日当たりが悪かったりするトタン屋根なら、起こりうる現象です。

カビや苔を放置するとトタン屋根の劣化を加速させてしまうため、早めに対処する必要があります。

【タイミング4】屋根材のめくれや雨漏り

サビや穴あきがひどくなると、屋根材自体が剥がれることも少なくありません。

屋根材を固定している釘やビスも雨風によって劣化し、強風で外れてしまうこともあります。

屋根材がめくれると雨水が簡単に内部に浸入してしまうため、放置しておくと雨漏りが起きるでしょう。

屋根材自体が剥がれてしまうと下地まで影響している可能性もあり、修理で完全に修復することは難しくなります。

屋根材のめくれや雨漏りが発生している場合は、葺き替えをして屋根材も下地材も一新するのがよいでしょう。

【タイミング5】塗装の剥がれ

トタン屋根の塗装の剥がれが見られる場合は、塗り直すベストなタイミングです。

塗装が剥がれるのは、防水性が低下しているのかもしれません。

そのまま放置すると塗装が剥がれた部分に紫外線や雨水がダイレクトに当たり、劣化を促進させます。

部分的な塗装の剥がれであっても、早めに塗り直しましょう。

【タイミング6】チョーキング現象が起きている

トタン屋根に触れて手に白い粉が付着する場合、チョーキング現象が起きています。

チョーキング現象は塗料の劣化症状の一つで、紫外線や熱、雨風の影響によって発生します。

とくに温度変化が激しい金属屋根に起きやすい現象です。

放置しても自然によくなることはないため、塗装によるメンテナンスをおすすめします。

トタン屋根全体をリフォームしたほうがよい劣化症状

部分補修ではなく、トタン屋根全体をリフォームしたほうがよい劣化症状もあります。

以下に一例として、劣化症状別におすすめの修理方法を挙げています。

おすすめの修理方法劣化症状
カバー工法・サビが気になる
・部分的に穴があいている
・下地まで被害に遭っていない
葺き替え・雨漏りしている
・サビが広がっている

トタン屋根自体が寿命を迎えておらず、穴が数箇所ある程度であれば、新しい屋根材を被せるだけのカバー工法で劣化を緩和できるでしょう。

一方で屋根表面の損傷が激しい場合は、下地まで劣化している可能性があるため、屋根材と下地材をすべて新しくできる葺き替えがおすすめです。

劣化症状の度合いによって修理方法を変えれば、屋根全体だけではなく建物の存続にもつながります。

カバー工法や葺き替えには「ガルバリウム鋼板」がおすすめ

一昔前までは、住宅の屋根にトタン板を使用するのが一般的でした。

しかし、性能の高いガルバリウム鋼板が流通されるようになったことで、新たにトタン屋根を導入することが少なくなってきています。

ガルバリウム鋼板は金属の中でも耐久性が高く、比較的サビにくいのが特徴です。

沿岸部での使用も可能で、適切にメンテナンスを行えば約40年以上と長持ちします。

そのため、トタン屋根のカバー工法や葺き替えを検討している場合は、ガルバリウム鋼板を選ぶのがおすすめです。

>>ガルバリウム鋼板の屋根材はなぜ人気?デメリットや費用相場を解説

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DIYでトタン屋根の修理はできる?

DIYでのトタン屋根の修理はおすすめできません。

トタン屋根に限らず屋根修理は高所作業のため、経験を積んでいない一般人が行うと、転落事故やケガをするリスクがあるからです。

とくに雨上がりの屋根面は滑りやすく、損傷が激しいと登ることで破損する恐れがあります。

トタン屋根に修理が必要になった場合は、なるべく業者に依頼するようにしましょう。

どうしてもDIYで修理する場合は、2人以上で行ってください。

屋根作業を行うには必ずはしごを使うことになるため、支える人が必要です。

トタン屋根から雨漏りしたときの応急処置

トタン屋根の応急処置は、必ず2人以上で行うようにしてください。

はしごを支える人と屋根の上で作業する人、材料を渡す人など、役割分担して負担を分散しましょう。

また、雨が降っている最中は屋根面が滑りやすくなっているため、雨が降っていない日に行うことが重要です。

ここでは、応急処置の方法を4つ紹介します。

【応急処置1】穴をブルーシートで覆う

雨漏りの原因となる穴の場所がわからない場合は、ブルーシートで覆いましょう。

ブルーシートを覆っても雨漏りする場合は、覆う場所が間違っているかもしれない。

穴が複数ある場合は、ブルーシートを重ねて屋根全体を覆えるようにするのも手段の一つです。

ブルーシートを覆う際は隅にUV仕様の土嚢袋を置いて、風で飛ばされないようにしましょう。

紐やロープで固定すると建物を傷つける恐れがあるため、必ず土嚢袋を使用してください。

【応急処置2】穴に防水テープを貼る

トタン屋根の雨漏り箇所を特定できる場合は、直接穴に防水テープを貼りましょう。

使用する防水テープは、粘着性や耐熱性、撥水性が高いものを選びます。

貼り方としては、下から上に向かって空気が入らないように、しっかり押さえながら貼るのがポイントです。

貼りたい場所が汚れている場合は、まず薄めた中性洗剤で洗って、汚れを落として乾燥させましょう。

汚れたまま防水テープを貼るとしっかり密着できないため、適切な方法で行うことが重要です。

【応急処置3】穴をコーキングで防ぐ

雨漏りを一時的に防ぐ方法として、穴をコーキングで塞ぐのも効果的です。

トタン屋根に使用するコーキング材は、金属に対応しており、耐熱性があるものを選びましょう。

コーキングしたい箇所が汚れている場合は、まずは汚れを落としてください。

次に、コーキング材の密着性を高めるために下地となるプライマーを塗布します。

プライマーが乾いたらコーキング材を施したら完了です。

【応急処置4】室内は新聞紙やブルーシートを敷く

天井から雨漏りしている場合は、雨漏り箇所の真下に新聞紙やブルーシートを敷いて床が濡れないようにしましょう。

水滴が落ちてくる場所にはバケツを置いて、ピンポイントで受け止めます。

バケツの中に新聞紙やタオルなどを入れておくと水が跳ねずにすみ、落ちたときの音が気にならなくなるのでおすすめです。

バケツの水が溢れないように、こまめに取り替えることも忘れないようにしましょう。

また、近くにカーテンやラグがある場合は、濡れないようにするためにも外しておきます。

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トタン屋根の修理費用を抑える方法

トタン屋根の修理にかかる費用は、決して安くはありません。

少しでも費用を抑えるためにも、ここで紹介する4つの方法を試してみましょう。

【方法1】相見積もりをとる

トタン屋根の修理費用を抑えたいと考えている場合は、相見積もりをおすすめします。

相見積もりとは、複数の業者から見積もりをとる行為のことです。

相見積もりをとると、価格比較ができるようになります。見積もりの内容を統一すると、より比較がしやすくなるので試してみてください。

しかし、どの業者に見積もりを依頼すればよいのか悩む人もいるでしょう。

そこでおすすめなのが、リフォーム一括見積もりサイトの「ハピすむ」です。

ハピすむでは、条件に合う業者を最大3社選んだ上で、相見積もりの結果を確認できます。

見積もり依頼は無料なので、ぜひ ハピすむのリフォーム費用の無料相見積もり をご利用ください。

【方法2】トタン屋根と同時に外壁を塗装する

トタン屋根の修理費用を抑えたい場合は、同時に外壁塗装するのがおすすめです。

トタン屋根の修理と外壁塗装はどちらも高所作業のため、安全対策のために足場を設置します。

そのため、屋根と外壁の工事を同時に行うと、足場の設置にかかる費用が1回分ですむのです。

同じ業者が入ることで、全体のバランスを考えて修理内容を提案してくれるメリットもあるので、外壁塗装も検討している場合は一緒に依頼してみてはいかがでしょうか。

ただし、必ずしもトタン屋根の修理と外壁の塗り直しが同じタイミングとは限りません。かえって費用が高くなってしまう可能性もあるため、同時に行う必要があるかどうか確認しましょう。

【方法3】加入している火災保険で対応する

加入している火災保険を利用すると、修理費用の全額もしくは一部を補助してくれる場合があります。

経年劣化による修理には適用されませんが、自然災害による被害であれば利用申請が可能です。

申請には、次の条件を満たす必要があります。

  • 自然災害(風災・雪災・雹災)による被害である
  • 屋根修理の費用が20万円以上である
  • 被害に遭ってから3年以内の申請であること

たとえば、強風によってトタン屋根が飛ばされたり雹によって凹みが生じたりした場合は、火災保険の利用申請がしやすくなります。

利用を考えている人は、一度加入している保険会社に条件や手続き方法を確認してみましょう。

>>火災保険で屋根は修理できる?保険適用の条件などを分かりやすく解説!

【方法4】定期的にメンテナンスを実施する

定期的にメンテナンスを行うことも、トタン屋根の修理費用を抑える方法の一つです。

著しい劣化や破損を放置すると、カバー工法や葺き替えなどの大掛かりな工事が伴うかもしれません。

定期的に点検を行い、必要に応じて部分修理を行えば、重症化を防げます。

重症化を防げると塗装や部分修理のみで美観を維持できるだけでなく、劣化を遅らせることが可能です。効果も期待できます。

適切なタイミングでメンテナンスを行って、修理費用を抑えましょう。

トタン屋根の修理業者を選ぶポイント

施工不良や高額請求などに遭わないためにも、トタン屋根の修理は優良業者に依頼することが重要です。

ここでは、優良業者を見つけるためのポイントを解説するので、業者選びに役立ててください。

【ポイント1】施工実績が豊富

トタン屋根の修理を依頼する際は、施工実績が豊富な業者を選びましょう。

施工実績が豊富なのは、信頼性が認められて依頼数が多い証拠です。

業者のホームページにこれまでの施工実績が掲載されているので、一度確認してみましょう。

そのとき、自宅のトタン屋根と似た劣化症状に対応した修理実績があるかどうか確認しておくと、依頼する際の判断材料になります。

【ポイント2】専門性の高い技術がある

質の高い修理を受けるなら、専門性の高い技術がある業者に依頼するのがおすすめです。

屋根工事は特別な資格がなくても行えますが、専門的な資格保有者がいる業者のほうが安心感を得られます。

たとえば建築板金技能士は、屋根や外壁の板金工事の技能を認定する国家資格です。

建築板金技能士1級を保有している職人がいる業者は、専門的な知識と技術が共有されており、質の高い修理が期待できます。

資格がなくても、経験年数や口コミなどから専門性の高さを伺えるので、ホームページでチェックしてみましょう。

【ポイント3】アフター保証がしっかりしている

アフター保証がしっかりしている業者に依頼すると、修理後に何か不具合が起きても安心して相談できます。

たとえば業者による施工不良だった場合、アフター保証の内容によっては無償での再施工が可能です。

施工不良がなくても、定期的に点検するサービスを設けているケースもあります。

保証内容が充実している業者は、その分自信を持って施工している証拠ともいえます。

修理業者を選ぶときは、アフター保証の内容をしっかり確認しておくとよいでしょう。

【ポイント4】見積もりの内訳を丁寧に説明してくれる

トタン屋根の修理業者選びでは、対応力や親切さをチェックすることも大切です。

見積もりの内訳を丁寧にわかりやすく説明してくれる業者は、契約後も手厚くサポートしてくれる傾向にあります。

金額だけを提示してくる業者は、材料の数量や必要な施工内容など詳細な内訳を記載していない可能性があります。

不明瞭な見積もりのまま契約すると、後から追加請求してくるケースも少なくありません。

内訳をしっかり確認して、わからない箇所は積極的に質問しましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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