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2019年02月27日更新
ホットカーペットで床が変色しないためのポイント!
寒い時期に大変重宝するホットカーペットですが、使用の際に直に床の上に置いてはいけないことをご存知でしょうか?床材の変色や変形につながることがあるのです。床材を保護しながらホットカーペットを快適に使うにはどうすればいいのか、詳しくみていきましょう。
ホットカーペットを床に直敷きしてはいけない理由
ホットカーペットは、床に直敷きすると、さまざまな弊害が生じるため、商品の取扱説明書にも床の上に直置きをしないよう注意を促しています。はたしてどのような悪影響があるのでしょうか。詳しくみていきましょう。
床が変色するおそれがある
通常カーペットの裏側は40℃~60℃くらいの熱を持っています。人が座ったり、重量物を長時間置いたままにしておくと、その箇所の温度はさらに上昇します。
そのため熱によって茶色く変色したり、急激な床材の乾燥によって変形したりすることがあります。また床板が収縮して、板と板の間に隙間が生じることもあります。
ホットカーペットを直敷きすることで変色しやすい床材
床材の種類によって、ホットカーペットの熱による影響は大きく変わります。特に「白木」や「天然木フローリング材」には大きな影響があります。
白木とは、ニスなどの塗装を一切行っていない地のままの木材を仕上げ材にしたものです。木目の美しさや肌触りがよい利点があります。
その反面、汚れやすいうえに水を含みやすいことから、清掃の際には乾拭きで行います。
天然木フローリング材とは、一種類の木材で作られたフローリング材で、無垢材ともいいます。調湿機能があり、経年とともに味わいが深まる材料です。
一般的に広く使用されているフローリングは、複合フローリングといって、複数の板材を木材の変形する方向をそれぞれ変えて重ねていたるため、そりや変形があまり生じません。
また塗装によって保護されているため、急激な乾燥による収縮も起こりません。
しかし白木や天然木フローリングは、単独の木材で製作されているため、急激に熱が加わることにより変色したり、変形したりするのです。
また木材以外でも、そもそも素材自体が熱に弱い塩化ビニール製の床材などは、短期間で簡単に変形してしまいます。
ホットカーペットを敷く際に床を変色させず綺麗に使い続けるためのポイント
それでは快適にホットカーペットを使用するには、どのようなことに注意をしたらいいのでしょうか。床材を変色、変形させずにきれいに使い続けるためのポイントをみていきましょう。
ホットカーペットの下に断熱シートやカーペットを敷く
変色を防ぐためには、市販の断熱シートを使うのが最も確実です。ホットカーペットとの接着面はアルミシートが張られており、ホットカーペットの熱を上部に反射します。
アルミシートの下は保温マットで構成しており、上部の熱を床に伝えません。保温マットには、防音機能やクッションの機能もあり、ホットカーペットがより快適に使用できます。
断熱シートがない場合でも、フェルトのような毛足のないカーペットやシーツ、毛布などを敷いても床材の変色や変形を防ぐ効果があります。
適当な敷物が何もない場合は、段ボールや発泡スチロールを敷きつめるだけでも効果があります。
ホットカーペットの上に重い家具を置かない
ホットカーペットの上に家具などの重い物を置かないというのも重要なポイントです。
上に荷重がない場合のカーペットの裏側は40℃~60℃ですが、重量物によって長時間押さえつけられていると、さらに温度が上昇します。
家具などを固定しておいていると、その下の床材は常に高温の状況下に置かれることになり、変色や変形がさらに進んでしまうことになります。
このためホットカーペットの上には、常に同じ位置にある家具などの重い固定物は置いてはいけないのです。
ホットカーペットとコタツの併用は要注意
コタツはホットカーペットの中央部に配置し足には必ず当て板を置き温度調節ははよほど寒くない限り弱で使用しましょう。
テーブルの下には当て板を
ホットカーペットの上にテーブルを置くと、テーブルの脚にかかる荷重で、ホットカーペットの電熱コイルが痛みます。また集中して床材に熱を伝えることになるので、床材の変色や変形を促すことにもなります。
どうしてもホットカーペットの上にテーブルを置かないといけない場合は、それぞれの脚の上に厚さ1㎝以上で10㎝角程度の大きさの板を敷いて、荷重を広く分散させましょう。
またキャスター付きの椅子も、電熱コイルを傷める原因になるので使用は厳禁です。
ホットカーペットの上にクッションや座布団を放置しない
ホットカーペットの上にクッションや座布団などを長時間放置していると、それらに蓄えられた熱が床材に伝わり床材の変色や変形を促すことになります。
経年劣化の症状があるホットカーペットを使用しない
経年劣化の症状のあるホットカーペットは、床材を変形させたり変色させる可能性があるので、修理や点検をしましょう。次のような症状がある場合は危険です。
- スイッチを入れてもまったく運転しないことがある。
- コードに触れると、通電したりしなかったりと大変不安定である。
- プラグ、コード、コントローラー、本体のどこかが異常に熱い熱を持っている。
- なんとなく焦げ臭い臭いがする。
- 電線コイルに妙な折れくせがついている。
- セットしたタイマーが途中で作動しなくなる。
発熱するタイプの電化製品は、不安定な状態で使用を続けると火災発生の原因にもなり、とても危険です。専門の電気店でしっかりと点検してもらいましょう。
必要のないときに使用しない
誰も室内にいないときなどは、こまめに電源を切って、プラグをコンセントから外す習慣をつけることも、床材を保護するうえで重要なポイントになります。
ホットカーペットの上で眠らない
ホットカーペットの上で眠ると、長時間人の荷重がホットカーペットにかかるために、裏側の温度が上昇して、床材の変色や変形を促すことになります。
健康面でも長時間の使用は乾燥による肌荒れなどもあり保湿にも十分気を付けましょう。
また同じ体勢で長時間ホットカーペットに接していると低温やけどの原因にもなりますから、ホットカーペットでの睡眠は極力避けましょう。
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