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2019年02月18日更新

監修記事

天井のシミは雨漏りの印です一刻も早く修理をしましょう!

天井にシミやカビを見つけたら、早く原因を調べて修理しないと、雨漏りや水漏れが広がり、二次被害も大きくなります。天井の雨漏りや水漏れの原因やその対処方法・修理業者・費用相場を知って、早急に確実な修理をしましょう。

天井にシミやカビを発見したら雨漏りを疑って対処すべき?

天井 雨漏り 修理

天井にシミやカビができた場合、雨漏りなどのトラブルが起きているサインです。まず、シミやカビの原因を突きとめましょう。

原因が雨漏りだった場合、修理せずに放置していると、シミやカビが広がるだけでなく、雨漏りによる二次被害も発生します。

天井が落ちたり、天井や壁内の木材が腐食したり、シロアリの発生や漏電にもつながります。また、建物の強度が低下する深刻な被害となってしまうケースもあります。

雨漏りの修理をするためには、まず雨漏りの原因を突きとめましょう。雨漏りは原因を突き止め、原因となっている部分を修理しなければ、止めることはできません。

二次被害が起こる前に早急に修理すれば、修理する範囲も広がらず、部分的な修理のみで雨漏りを防ぐことも可能です。

また、天災による雨漏り発生の場合は 調査費を含め修理費用を火災保険で全額補償されるケースが多いので保険内容を確かめておきましょう。

天井雨漏りの原因を特定する方法とは

天井からの雨漏りの原因は、屋根のトラブルだけではありません。また、雨漏りの原因は一つだけとはかぎりません。雨漏りの原因を特定するには、屋根に上ったり天井裏に入ったりして調べる必要があります。

雨漏りは確実に修理しないと、繰り返しおきてしまいます。雨漏りの原因と被害の範囲を特定するためには、プロに依頼して確実に修理しましょう。
ここからは、雨漏りの原因と被害範囲の調査方法と費用相場をまとめました。

屋根裏の目視調査

雨漏りで発生しているシミやカビは、雨の入口からどこかを経由し、雨水がたまることで起こります。

天井のシミやカビの原因を突き止めるためには、まず発生している天井の屋根裏(小屋裏)に入り、目視で雨漏りの状況を調査します。

屋根裏に入り、雨がどこを通ってたまっているのか、雨が入ってくる場所はどこなのかを特定します。また、屋根裏の被害状況(石膏ボードの湿り具有・木材はかびていないかなど)を調べます。

目視調査は、「ここから雨漏りしているだろう」と当たりをつける調査です。雨漏り修理の実績や経験が豊富な業者が調査すると、確実な調査が行えます。

調査費用は、調査場所や範囲により変わりますが、半日の調査で、約30,000円~です。

散水検査

散水検査は、屋根裏に入って目視調査をしても、雨漏りをしている場所や原因がわからない場合に行われる検査です。

散水検査は、雨漏りしている場所が乾いて晴れが数日間続いた時に行います。屋根や外壁・屋根裏が濡れている場合は、散水検査をしても雨漏りの場所や原因の特定に時間がかかるからです。

雨漏りが発生しそうな場所に水道水を散水し、雨が漏るかどうか、屋根裏などを見ながら、確かめます。目視検査と比較すると手間も時間もかかる検査ですが、経験が豊富な業者が検査すれば、早く確実に原因を特定できます。

散水検査の費用は、調査場所や範囲・散水時間によって変わります。簡単に特定できれば、30,000円程ですが、屋根から散水する場合や足場が必要な場合などは、100,000円を超える費用がかかる場合があります。

紫外線投射発光調査

雨漏りの原因や雨漏りの場所は、1つだけとは限りません。建物の建築年数が古かったり、雨漏りを放置した期間が長かった場合は、複数の原因・場所により起こっている可能性があります。

紫外線投射発光調査は、複数の場所から雨漏りをしていると考えられる場合に適している調査方法です。雨漏りがどこから侵入して、屋根裏に入っているか、特定できるからです。

この場所から雨が侵入しているだろうと考えられる場所から、発行塗料が含まれている専用検査液を流し入れます。屋根裏からその場所に紫外線をあてることで、雨がどの場所から侵入し、雨水が流れているかわかります。

雨が漏れている場所や流れている場所は、紫外線をあてることで発光します。雨漏りしている場所が複数個所ある場合、発行液の色を変えることで、特定をすることができます。

紫外線投射発光調査の費用は、100,000~250,000円です。報告書の作成がある場合、別途費用が必要になるケースもあります。

赤外線サーモグラフィー調査

赤外線サーモグラフィー調査は、建物全体を高感度赤外線カメラで撮影して行う調査です。撮影した映像から、温度変化を分析して、雨漏りしている場所と原因・被害状況を確認します。
目視検査や散水検査で雨漏りの場所を特定できない、被害が壁体内の断熱材に広がっているとなど考えられる場合に行います。また、雨漏りをしている場所が外壁のコーキング部分やサッシ際と考えられる場合にも向いています。

赤外線サーモグラフィー調査は、どんな住宅でも調査できるわけではありません。建物全体を三脚立てて撮影するため、建物の前面に道路がある、角地に建っている、隣地の建物との距離が離れている場合に向いています。

赤外線で温度変化を確認するので、金属屋根の建物や隣地との距離がない建物には向いていません。

赤外線サーモグラフィー調査の費用は、150,000~350,000円程かかります。建物の大きさや調査の難易度によって費用が変わります。赤外線サーモグラフィー調査の機器は高額のため、どこの業者でもできるという調査ではありません。

調査しても雨漏りの場所・原因が不明となる場合もありますが、赤外線サーモグラフィー調査の費用は、高額です。
調査を依頼する場合は、調査方法・効果などを確かめ、納得してから依頼しましょう。また、しっかりと報告書をもらっておくと良いでしょう。調査報告書の費用は別途かかる場合もあります。

天井雨漏りの原因と修理を請け負う業者とは?

天井 雨漏り 修理

天井の雨漏りの原因は色々で、複数の原因をもつケースもあります。原因により、修理できる業者が違います。雨漏りの原因と修理ができる業者・費用相場をまとめました。

屋根からの雨漏り

屋根からの雨漏りの原因は、瓦の割れやずれ・スレート屋根の割れや穴等が考えられます。また、屋根の棟部や谷部分・外壁と屋根と取り合い部分の雨押えの浮き等、板金のトラブルが考えられます。

瓦屋根の工法には、漆喰を入れる工程がある工法があります。漆喰は経年劣化でやせていき、雨漏りが発生する原因となるケースがあります。

屋根に天窓(トップライト)がある場合は、天窓回りのコーキングの劣化が雨漏りの原因となる場合もあります。

屋根の瓦やスレート屋根の修理は屋根業者に、鈑金部分や天窓回りの修理は板金業者に修理を依頼しましょう。

屋根からの雨漏り修理の費用相場

修理内容費用相場備考
瓦のズレ・割れ補修3~5万円割れやズレの箇所により増減
スレート屋根の補修3~10万円割れの補修・一部取替えの場合
屋根下地(ルーフィング)の補修5~20万円広さにより増減
漆喰の補修15~30万円施工量により増減
棟鈑金のコーキング補修又は取替え3~15万円長さや素材により増減
谷鈑金の取替え10~30万円長さや素材により増減
雨押えのコーキング補修又は取替え5~20万円長さや素材により増減
天窓回りの修理5~10万円長さや天窓の台数により増減

※別途、足場工事費用がかかる場合があります。

屋上からの雨漏り

屋上からの雨漏りの原因は、防水の劣化と排水ドレインの詰まり・屋上の手摺からの雨水侵入が考えられます。

屋上防水の耐用年数は、10~15年です。防水方法により違いますが、耐用年数が過ぎれば雨漏りが起こる可能性があります。屋上の防水が原因の雨漏りの修理は、防水工事業者に依頼しましょう。

屋上の手摺は、激しい雨の時に吹き上げ現象がおこり、手摺の下端から雨が侵入するケースがあります。手摺部分の修理は、板金業者に依頼しましょう。

屋上からの雨漏り修理の費用相場

修理内容費用相場備考
排水ドレインの掃除3万円~ドレインの箇所数により増減
防水工事のやり替え50~200万円広さ・工法により増減
バルコニー手摺のコーキング補修10万円~長さにより増減
バルコニー手摺の取替え15万円~長さにより増減

※別途、足場工事費用がかかる場合があります。

外壁からの天井雨漏り

外壁からの雨漏りは、色々な場所を伝わり、天井に染み出ます。
外壁のひび割れや外壁間・サッシ回りのコーキング剤の劣化・エアコンドレイン菅の穴・ビス回りやビス跡の防水処理が不十分で起こるケースが考えられます。

壁からの雨漏りは、雨水が侵入している場所をコーキング剤で埋める補修を行います。外壁のコーキング剤の劣化が全体に広がっている場合は、全体を打ちかえる補修が必要です。

外壁全体の劣化が激しい場合は、外壁全体を塗装しながら修理する方法や張り替えまたは、全体を新しい外壁でカバーする修理方法があります。

外壁の雨漏りの修理は、外壁業者に依頼しましょう。他にもメンテナンスする必要がないか、見てもらいながら修理すると良いでしょう。

外壁からの雨漏り修理の費用相場

修理内容費用相場備考
コーキング剤で部分補修5~15万円長さにより増減
コーキングの全体打ちかえ修理15~30万円長さにより増減
外壁の張替え150~300万円素材・外壁の広さにより増減
外壁全体をカバー工法で修理120~200万円外壁の広さにより増減
外壁塗装80~200万円外壁の広さにより増減

※別途、足場工事費用がかかる場合があります。

屋根裏結露の天井の水漏れ

最近、雨も降っていないのに天井のシミが広がったり、天井から水が漏ってきた場合、屋根裏での結露が水漏れの原因というケースがあります。特に冬場に起こりやすいトラブルです。

結露は、天井や屋根の断熱材の施工不良や屋根下地材の施工状況が原因で起こります。

断熱材の施工不良は、通気層が確保されていないケースや断熱材の設置が均一でない場合です。屋根下地材の施工状況による結露の場合は、下地材の取付けビスや釘が断熱材を貫通しているケースですます。

屋根裏の結露は、屋根裏に入り、結露している場所を特定して、結露の原因となっている症状を直します。建物を建築した施工会社や大工さんに調査を依頼し、どのように補修するか検討してもらいましょう。

補修方法は、断熱材の設置補修や通気層の確保・換気扇の設置などの方法があります。

その他には、高気密な住宅で室内の水分量が過度に多い場合に結露が発生する場合があります。窓が結露しやすい、観葉植物が多い、洗濯物を干している場合などに現れます。この場合は、除湿器を使用すると良いでしょう。

屋根裏結露による天井水漏れ修理の費用相場

修理内容費用相場備考
断熱材の補修5万円~補修範囲により増減
通気層の確保15万円~補修範囲により増減
換気扇の取付け1万5千円/箇所

※断熱材の種類・施工方法により、補修方法が変わります。
※通気層の確保は、断熱材を入れ替え、通気層を確保する工事が必要なため、おおがかりなこうじとなり、高額になります

動物の尿による天井の水漏れ

天井の水漏れの原因は、動物の尿であることもあります。屋根裏には、周りの環境によりコウモリやネズミ・アライグマなどが住み着く場合があります。

屋根裏から物音がしたり、水漏れの水に色がついていたり、匂いがある場合は、屋根裏に動物がいることを疑ってみましょう。

動物がいるかどうかの調査は、建物を建てた施工会社や大工さんに屋根裏を見てもらうことで行いましょう。

動物の痕跡(糞や食べ物)があったら、野生動物の駆除業者に駆除と消毒を依頼しましょう。駆除した後は、進入口を特定し、進入口をふさぐ工事も一緒に行いましょう。

修理内容費用相場備考
害獣の駆除 ネズミ1万円~調査面積により増減
害獣の駆除 ハクビシン1万5千円~調査面積により増減
害獣の駆除 アライグマ2万円~調査面積により増減
害獣の駆除 コウモリ1万円~/箇所調査面積により増減
清掃1万円~被害の程度により増減
消毒作業2万円~被害の程度により増減
進入口の遮断1万5千円~/箇所

※面積60㎡までの相場費用
※高所作業がある場合は、別途料金がかかる場合があります

給水管や排水管による天井の水漏れ

雨が降っていないのに、天井から水が突然漏ってきた場合、上階の給排水管のトラブルが原因と考えられます。雨漏りや結露の症状は、天井にシミができるぐらいからはじまります。水が突然漏ってくることはあまりありません。

水が大量に漏ってきた場合は、給水管や排水管の接続部がはずれたり、錆や何らかの衝撃で割れたり、穴があいたりすることで水漏れが起こっています。

水漏れを修理するには、水道業者に修理を依頼しましょう。

階上給水管や排水管による天井の水漏れ修理の費用相場

修理内容費用相場備考
給水管の穴の補修3万円~被害状況により増減
給水管の接続部分の修理3万円~被害状況により増減
給水管の取替え約10万円~給水管の長さにより増減
排水管のワレの補修5万円~被害状況により増減
排水管の接続部分の修理5万円~被害状況により増減
排水管の取替え1万5千円/m

※天井裏に入って、修理できる費用相場
※床や壁・天井の施工(点検口取付・壁や天井のはがしなど)は含まれていません

エアコンのドレイン管による天井の水漏れ

エアコンを使っていると、天井から水滴の音が聞こえたり、2階のエアコンの近くの天井に水漏れのシミがある場合は、ドレイン菅から水が漏っている場合があります。

ドレイン菅が詰まっていたり、穴があいていたり、ドレイン菅の水勾配が逆勾配になっていたりすると起こります。ドレイン菅の水漏れの補修は、エアコン業者に依頼します。

エアコンのドレイン管による天井の水漏れ修理の費用相場

修理内容費用相場備考
ドレイン菅の穴補修2万円~/1ヶ所
ドレイン菅の勾配補修3万円~ドレインの長さにより増減
ドレイン菅の入れ替え3万5千円~ドレインの長さにより増減

※別途、足場が必要な場合があります

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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