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2019年04月08日更新

屋根の雨漏りをコーキングで補修する場合のポイントを解説!

屋根からの雨漏りが発生した場合どのように補修するといいのでしょうか。雨漏りの修理はDIYでは困難であることが多く、応急処置にとどめておくことをおすすめします。ここでは屋根の雨漏りの応急処置の方法と注意点を中心になぜ業者に修理を依頼するべきなのかを解説します。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

屋根の雨漏り修理に使用するコーキング材とは

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コーキング材の役割について

コーキング材はシリコンやウレタン、アクリルなどでできた接着剤です。コーキング材という呼び名のほかにシーリング材ともよばれています。

実際に使用する際はコーキングガンと呼ばれる器具にコーキング材の入ったカートリッジをセットして隙間を埋めていきますが、コーキング材を使う目的は主に3つあります。

1つ目は緩衝材としての役割です。コーキング材はその弾力性により、接着したものが動いても片方に追従することができるため、壁に使用されるパネルの接合部などに用いて、地震などの揺れや温度変化による収縮膨張に対応できるようにします。

2つ目は接着を目的として、例えばタイルとタイルの間の隙間を埋めたり、水回りのシンクと壁の隙間を埋めるときに使用されています。

3つ目は、防水効果を目的として、外壁や屋根のクラック(ひび割れ)に充填することで雨漏りなどを防止するためなどに使用されます。

また、コーキング材は素材によって特性が異なるため、それぞれの特性を生かして適切な場所を選んで使用することが大切です。

シリコンは耐熱性・耐水性に優れており、変性シリコンは展開されている色が豊富、ウレタンは耐久性に優れているなどの特徴があります。

コーキング材の種類にある1液型と2液型とは

コーキング材には「1液型」と「2液型」がありますがこの違いは何なのでしょうか。

1液型は硬化剤の必要がなく、1種類の溶剤のみを使用するタイプのコーキング材です。カートリッジ型で少量ずつ販売されているものが多いため、小さなクラックに充填するときなどに向いています。DIYをする人が使用可能なのはこちらです。

2液型はコーキング材と硬化剤の2種類の溶剤を、専用の攪拌器で混ぜて使用します。カートリッジ型の1液型とは違い、大量に生成することができるため大規模に修繕するときなどに用いられます。

どちらもプライマーと呼ばれる下地塗料を使用することでしっかりと接着することができます。

屋根の雨漏り修理に使用するコーキング材のメリット・デメリット

屋根の雨漏り修理によく使用されるコーキング材として「変性シリコン」があります。変性シリコンは耐用年数が約10~15年と言われており、他のコーキング材と比較して耐久性があります。

また、色の選択肢も豊富で、塗装をしなくても十分な耐久性があるため塗装で仕上げる必要もなく、屋根だけではなく外壁などにも使用されています。

逆に変性シリコンコーキングの上に塗料を塗装をすることも可能なため、後から塗装をする可能性がある場所にも適しています。

メリットが多い変性シリコンですが、他の種類のコーキング材と比較すると価格が高く、耐久性がやや劣るという点はデメリットです。

また、耐水性に関しても「シリコンコーク」と呼ばれる他のコーキング材の方が高いため、湿度が高かったり常に水にさらされる場所では、変性シリコンよりもシリコンコークを使用した方が良いと言えるでしょう。

屋根の雨漏り修理に使用するコーキング材の選び方

屋根に合ったコーキング材を選ぶ

屋根の雨漏りを修理するときには、コーキング材で応急処置をすることが可能ですが、家屋に用いられる屋根材には金属、日本瓦、スレートなど様々な種類があります。

そのため修理を行う際には、屋根の素材にあったコーキング材を選ぶことが重要です。

例えば金属の屋根の場合は屋根自体がかなり高温になり、時には80℃を超えることもあるため、熱に強いコーキング材を選びましょう。

日本瓦の場合は通気性のよいコーキング材を選びます。なぜならば日本瓦は漆喰で接着されていますが、通気性のよい漆喰の上から密度の高いコーキング材を充填してしまうと、屋根裏部分に湿気がたまってしまうからです。

また同じ瓦でも材質が陶器なのかセメントなのかによって使用するコーキング材は異なり、ひび割れなのか剥がれなのかによっても違ってきます。状態や材質に合ったコーキング材を選びましょう。

信頼できるメーカーのコーキング材を選ぶ

コーキング材はいろいろなメーカーから発売されていますが、DIYで使用する場合は大手メーカーから出されているものがおすすめです。

なぜなら、大手メーカーから出されているものは誰でも簡単に使えるように設計されているものが多いからです。

また、材質も高品質なものが多い点もおすすめできる理由です。その上、手に入りやすいという利点もあります。

価格はやや高めですが、初心者であればできるだけ大手メーカーのものを選ぶようにしましょう。

コーキング材を使った屋根雨漏りの応急処置方法

コーキング材を使った屋根雨漏りの応急処置手順とポイント

屋根から雨漏りがしていると思ったら自分で応急処置をすることも可能です。

まず、雨漏りの箇所を探して特定します。場所がわかったら、コーキング材を充填する場所の回りをきれいに洗いましょう。ゴミがあるとコーキング材が接着しにくかったり、後からひび割れの原因になることがあるためです。

次に、マスキングテープを貼って養生を行います。必要のない場所にコーキング材がつかないようにするためです。

養生が終わったら「プライマー」と呼ばれる下地を塗ります。1液型のコーキング材ならば単体でも接着できますが、プライマーを使ったほうが持ちがよくなります。

最後にコーキング材を充填してマスキングテープを剥がしたら完成です。コーキング材は乾く時間は素材によって異なります。できるだけ、晴れた日が続くときに行いましょう。

しかし、コーキング材を使ったDIYでの雨漏りの応急処置はあくまでも応急処置だと考えましょう。というのも、雨漏りの原因が補修した箇所だけではない場合があったり、補修が不完全で一時的にしか効果がない場合がほとんどだからです。

応急処置をした後は、専門業者に相談してきちんと補修することが家屋を長持ちさせることにつながります。

屋根雨漏りの症状別おすすめコーキング材

スレート屋根のヒビ補修に適したコーキング材

「コロニアル」とも呼ばれるスレート屋根には「POSシーリング」と呼ばれるコーキング材が適しています。

POSシーリングは変性シリコンで耐久性が高く、カビにも強いという特性をもっています。色もバリエーションがあり、屋根の色に近いものを選べるので補修のあとが目立ちにくいという点でもおすすめです。

ただし、このPOSシーリングによる補修はヒビの発生箇所が小規模である場合に限ります。ヒビが多数見られるという場合には、部分的な補修ではなく屋根自体の葺き替えが必要になりますので注意してください。

屋根瓦のヒビ補修に適したコーキング材

陶器の屋根瓦の場合には陶器専用である瓦用シリコンのコーキング材を、セメント瓦の場合にはPOSシーリングを使用しましょう。

瓦を補修するにはパテも使用できますが、取り扱いがしやすく、短時間で乾くコーキング材の方が初心者には適していると言えるでしょう。

金属屋根の雨漏り補修に適したコーキング材

金属屋根の場合は、屋根そのものが日光により温められて高温になるため、高温でも耐えることができる金属用のコーキング材がおすすめです。また、金属屋根の場合はテープで補強することもできます。


屋根の中でコーキング材を使用しない方が良い箇所

瓦の横軸や化粧スレート

スレートや日本瓦の場合、横軸方向は雨水の排水ルートになっています。

そのため、ここにコーキング材を充填してしまうと水が通る道がなくなってしまいます。そうすると屋根に水が溜まって流れなくなったり、隙間に入り込んだ水の出口がなくなって、結果的に雨漏りが悪化すことも考えられます。

また、瓦を接着している漆喰の上にコーキング材を充填するのも避けましょう。漆喰はそれ自体に通気性があり、屋根裏部分の湿気を逃がす役割も担っています。

その上からコーキング材で覆ってしまうと、屋根裏の湿気を逃がすことができず、カビやシロアリの発生を引き起こしてしまう可能性があるからです。

サイディングボードと下屋根の隙間

外壁のサイディングボードと下屋根の隙間は、壁の中の湿気を逃す機能を持っていたり、雨水を排水する機能を持っています。そのため、ここをコーキング材で充填してしまうと、水が流れなくなり、雨漏りの悪化を引き起こす原因にもなってしまいます。

また、水がうまく流れなくなるので壁全体が腐食する可能性もあり、家屋全体の耐久性に影響を与えることもあるので注意が必要です。

応急処置後は雨漏り調査を依頼する

雨漏り調査の必要性について

自身で応急処置をしたあとは、必ず専門業者に雨漏り調査を依頼しましょう。応急処置を施しても、実際の原因は他の箇所にあり、根本的には雨漏りを改善できていない可能性もあるからです。

本来の雨漏り箇所に気がつかず放置してしまうと、壁などの腐食を招いたりして家屋全体に影響が出てきてしまいます。そうなると、大規模な修繕が必要になってしまうこともあるでしょう。

DIYによるコーキング材での修理はあくまでも応急処置と考え、原因の特定や修理は業者に任せて根本から修理するようにしましょう。

雨漏り調査方法の種類別費用相場

雨漏り調査には様々な方法があります。ここではほとんどの場合で行われる目視での調査に加えて、代表的な3つの調査方法について説明します。

目視での調査

目視の調査では、まず瓦やスレートの破損を目で見て確認します。ひび割れや破損などがないかを確認するとともに、コーキングが剥がれていないかどうかについても確認します。

散水調査

散水調査とはシャワーを雨に見立てて家にかけ、人工的に雨が降っている状態を作り出して雨漏りの場所を特定する方法です。

多くの場合、半日から1日かけて行われ、費用は約3万~約5万円が相場です。なお、シャワーに使用される水にかかる水道代は依頼者側の自己負担になります。

赤外線サーモグラフィ―調査

赤外線サーモグラフィー調査とは、サーモグラフィーを直接建物に当てて行う調査です。色が変わっているところが破損部分として捉えられるので、雨漏りしている箇所を特定することができます。

光を当てるだけなので、散水調査や発光液調査と比較して家に負荷をかけないという利点があります。費用は約18万~約20万円が目安です。

・発光液調査
外側から発光液をかけて紫外線を当て、雨漏りしている場所を見つける方法です。

発光液をかけると雨漏りしている箇所には液体が家の内部まで入ります。そこに紫外線を当てると家の中で光って見えるため、雨漏りの箇所を特定することができるのです。

費用の相場は約10万~約15万円です。

屋根雨漏りの補修に保険は適用されるのかについて

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新築10年以内の住宅は住宅瑕疵担保保険の対象になる

「住宅瑕疵担保保険」とは新築10年以内の住宅で住宅の構造耐力上主要な部分または雨水の浸入を防止する部分について欠陥や不具合があった場合、建設業社や販売業者から無償で補修してもらえたり損害賠償してもらうことができる保険です。

この時、構造上耐力上主要な部分とは、壁や柱、床版、基礎などの部分のことをさします。また、雨水の浸入を防止する部分とは屋根や窓の開口部、壁をさします。

この保険の対象になるのは新築10年以内の家屋ですが、中古で購入した家屋でも築10年以内であれば対象になります。

そして、万が一住宅事業者が倒産した場合でも保険法人に補修に要した費用を請求することができます。

もし、屋根からの雨漏りが新築10年以内に発生した場合にはこの保険が適応される場合がありますので、むやみにコーキング材で応急処置をしようとせず、保険法人に問い合わせてみるといいでしょう。

台風などの災害で雨漏りがしだした場合は、ほとんどの場合火災保険が適用されます。
一度保険の内容を確認しておくことをお勧めします。

屋根の雨漏りをコーキングで補修する際の注意点

原因不明の雨漏りはコーキングで補修すると悪化する場合も

屋根の雨漏り修理は原因の箇所が特定でき、応急処置としてその箇所にコーキングを施すをすることには意味がありますが、雨漏りの場所がわからないままだったり、雨漏りの場所を勘違いしたまま行うと、状況を悪化させる場合があります。

例えば、壁と屋根の間の隙間を見つけてそこを雨漏りの箇所と勘違いしてコーキングで応急処置した場合、本来はその場所は雨水を排水させるためにある隙間であった場合に屋根の水はけが悪くなり、雨漏りが悪化することにつながります。

また、他の雨漏り箇所を放置してしまったり、屋根の下地部分に傷みがあって雨漏りしているのにそれに気が付かず、表層だけを修理した場合、原因が改善されず余計に雨漏りがひどくなったり、家屋の壁や土台の腐食を引き起こす可能性があります。

屋根の雨漏りの応急処置としてコーキングのほかに、ブルーシートで屋根を覆い土のう袋で固定する方法や防水シートや防水テープで応急処置をする方法もあります。他の選択肢があることも考えの中に入れておくといいでしょう。

DIYで屋根雨漏りのコーキング補修をする際の注意点

ここまで説明してきたとおり、DIYでコーキング材を用いた屋根の雨漏り補修を行うことは難易度が高いと言えるでしょう。

なぜなら適切なコーキング材を選び、適切に用いて的確な場所に充填する必要がある上に、雨漏りしている原因をすべて取り除かなければ根本的な解決にはならないためです。

それに加え、屋根の雨漏りを補修するということは屋根に上ることになります。屋根での作業に慣れていない人が作業するのは転落したり瓦を割ってしまう可能性もあり、大変危険です。

そのため、少しでも難しいと感じたら無理をせずに専門業者に修理を依頼しましょう。

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ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。

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