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2019年09月19日更新
【基本編】リフォームローンの組み方は?必要書類や流れ、審査が通らない原因と対策
リフォームは、大きな工事になると1千万円を超える工事になります。大規模工事の場合は、大多数の方はリフォームローンを借りて工事費用を用意します。リフォームローンの手続き方法や必要書類・審査が通らない原因と対策・業者の選び方など事前に知っておきましょう。
リフォームローンの組み方について
リフォームローンは、主に民間の信販会社や銀行など金融機関で借りることができます。
また、リフォーム業者で提携している信販会社にリフォーム業者の店頭で申込むことができるとこともあります。
リフォームローンを借りる時になってあわてることがないように、借りる方法や手続きの方法はどうなっているのか、事前に知っておきましょう。
リフォームローンは住宅ローンの流れとほぼ同じ
リフォームローンは、抵当権をつける必要がない「無担保ローン」がほとんどです。
そのため、借入金額の上限が低く、住宅ローンと比較すると金利が割高で、借入年数も短いという特徴があります。
しかし、リフォームローンを借りるための流れや手続きの方法は、住宅ローンの流れとほとんど同じです。
リフォームローンの流れについて
リフォームローンの申し込みをするためには、まずリフォーム工事をお願いする業者を選定し、リフォーム工事の見積もりを出してもらいます。
その後、リフォームローンの仮審査・本審査・融資実行という流れになっています。
業者選定
家をリフォームしようと思ったら、まず工事を依頼するリフォーム業者を選ばなくてはなりません。
どんなリフォームにするのか、リフォームの期間はどのぐらいかかるのか、リフォーム工事はいくらかかるのか、その他必要な費用はないのか、いろいろ考えなければなりません。
リフォームを依頼する業者は、何社か比較しながら決めると良いでしょう。
見積もり
リフォーム工事の見積りを依頼しましょう。
見積りを出して貰うにあたり、現状調査を丁寧に行い、打合わせをしっかりと行ってくれることは業者選びの大事な要素です。
リフォーム工事では、工事を始めてみたら不具合が見つかり追加工事が必要になったり、工事の範囲が広がってしまったりするケースが多々あります。
現地調査やある程度の不具合への予測、打合わせがしっかり行われていれば、この追加工事費用はあまり発生せず、資金計画を見直す必要もありません。
リフォーム工事の見積もりが出たら、資金計画を行い、リフォームローンをいくら借りたら良いか検討しましょう。
仮審査
仮審査は、金融機関がリフォームローンの仮申し込みをした申込者の返済能力を審査することで、事前審査ともいわれています。
仮審査は、リフォーム工事業者と「リフォーム工事請負契約書」を交わす前に、金融機関に申し込みをします。
金融機関は、リフォームローンの申込者の現在の職業や就業状態・年収・過去の借入状況などから融資を実行するか否か判断します。
この仮審査は、金融機関が行うので、3日から1週間で結果がわかります。
仮審査が通らなければ、リフォームローンを借りることはできません。また、仮審査には有効期限がある場合があります。
早く仮審査をすると、本審査までに有効期限が切れてしまう場合がありますので、注意しましょう。
本審査
仮審査が通り、リフォーム業者と工事請負契約を交わしたら、リフォームローンを正式に申込みします。
その時に行われるのが本審査です。
本審査は、金融機関からリフォームローンを借りることができるかどうかの最終的な審査となります。
そのため、仮審査では必要がなかった書類の提出を求められたり、健康状態の確認があったりします。
本審査では、リフォームローン申し込み者の返済能力だけでなく、返済できなかった時にどうなるか、どのようにローンを返済できるのかなども審査されます。
本審査は、1週間から長くて1ヶ月かかります。
融資実行と流れ
リフォームローンの本審査が通っても、ローンの融資実行は直ぐにはされません。
リフォームローンは、工事が完了してから融資実行されるローンだからです。
融資実行の流れは、下記の様になっています。
- 本審査が通る
- リフォーム工事、着工
- 工事が完了
- 金融機関にリフォーム工事完了の必要書類を提出する
- リフォームローンの融資実行される
リフォームローンが直ぐに融資実行されない理由は、リフォームローンのお金を確実にリフォーム工事の支払いにあてるためです。
工事内容が変更になるケースや他の資金に流用されるケースなどがあるからです。
リフォームローンの必要書類について
リフォームローンの申し込み時に必ず必要になる書類があります。
最近は、ネットからも申込みができるようになっていますが、必要な書類は変わりありません。
必要な書類は金融機関によって違う
リフォームローンの仮審査や本審査の申し込みに必要な書類は、各金融機関により多少違いがあります。
また、借入金額によっても必要書類が変わります。
借入金額が多くなるほど、必要書類が増えます。
仮審査・本審査を申込みする前に、金融機関に事前に問合せをして、必要書類を確認しておきましょう。
リフォームローンの審査で必要な書類
リフォームローンの審査で主に必要な書類は、本人を確認する書類・収入を証明する書類・リフォームローンの使い道を証明できる書類の3種類になります。
① 本人を確認する書類(本人確認書類)のコピー
リフォーム工事を行い、ローンの契約をする本人を確認する書類です。金融機関により認められる書類が違います。
本人確認書書類として認められる書類は、以下の書類です。
どれか一つのコピーを用意します。
有効期限内であることを確認しておきましょう。
- 自動車運転免許証(表・裏)
- パスポート(顔写真付ページと所持人記入欄)
- 住民基本台帳カード(顔写真付・表・裏)
- 人番号カード(マイナンバーカード・表のみ)
- 留カード(表・裏)
② 収入を証明する書類(収入証明書)
リフォーム工事の契約を行い、支払いをする人の収入を証明する書類です。会社員と個人事業主では提出する書類が違います。
また、金融機関によっても必要な書類が変わります。
収入証明書として認められる書類は以下のもので、どれか一つのコピーを用意します。
・源泉徴収票(会社員)
・住民税決定通知書(会社員)
・確定申告書(個人事業主)
・納税証明書(個人事業主・その1、その2)
③ リフォームローンの使い道を証明できる書類(資金使途証明書)
リフォームローンで融資されるお金が何に使用されるか、その使い道を証明する書類です。
金融機関により必要書類が多少違います。資金使途証明書として認められる書類は以下のもので、コピーを用意します。
- リフォーム工事の見積書
- 工事請負契約書
- 納付書など(リフォーム業者への振振込先の口座情報が明らかなもの)
これらの書類には、リフォームローン申し込み者のフルネーム・金額・工事内容・振込先などが記載されていなければなりません。
必要書類は早めに準備しよう
リフォームローンの仮審査や本審査は、一定の時間がかかります。リフォーム工事は、リフォームローンの本審査が通ってからでなければ、着工はできません。
また、必要書類の中には、会社や役所・工事会社に依頼しないと準備できない物もあります。
必要書類は、早めに準備をしておきましょう。
リフォームローンの審査が通らない原因と対策
リフォームローンの審査をしたら、通らなかったということがあります。無担保ローンであっても、審査に通らないこともありえます。
審査に通らない原因と対策を知って、事前にチェックしておきましょう。
リフォームローンの審査は住宅ローンよりゆるい
一般的にリフォームローンの審査は住宅ローンの審査より、早く結果が出ます。
理由は、無担保であるため担保審査がないこと、住宅ローンと比較すると借入できる金額が低いことにあります。
また、リフォームの場合、住宅はすでに取得しているという前提であるため、担保とすることができる土地と住宅という資産があると判断されるからです。
これらのことより、リフォームローンの審査は住宅ローンよりゆるく、通りやすいといわれています。
よくある審査に通らない原因
審査が通りやすいリフォームローンですが、もちろん金融機関もノーチェックというわけではありません。
審査項目に問題があれば、審査は通りません。審査が通らない原因は、主に借入履歴・返済負担率・属性の3つにあります。
審査に通らない原因①:借入履歴
過去の借入履歴はリフォームローンの審査対象になります。住宅ローンやマイカーローンだけではありません。
クレジットカードの毎月の支払いやキャッシング・携帯電話の分割払いも借入履歴になります。
この中で、1回でも延滞したことがあると、審査に通らない場合があります。たまたま、クレジットカードの引き落とし日に入金を忘れてしまった。
携帯電話の分割払いを忘れていたなどなかったか確認しておきましょう。
審査に通らない原因②:返済負担率
リフォームローンの審査では、「返済負担率」を確認します。返済負担率とは、年収に占める返済額の割合です。
一般的には、返済額は年収の30~35%までと言われています。
しかし、リフォームローンの返済額が年収の30%以下だからといって審査に必ず通るとは限りません。
金融機関では、他にローンがないか、必ず確認をします。住宅ローンやマイカーローン・教育ローン・リボ払い・携帯電話の分割払いなど現在の借入すべての返済額を調べ、年収に対する負担率を審査します。
自分が現在、どのぐらい借入があるか、各種ローン・クレジットカード払い・分割購入品を調べておきましょう。
審査に通らない原因③:属性
リフォームローンの審査では、ローン申し込み者の属性も審査されます。主には年齢・職業・勤続年数・年収です。
年齢は、返済完了年齢が70歳以下(金融機関により違います)であること、職業はローンを借りている間、安定した収入を得られるかなど確認します。
勤続年数は将来にわたり安定して収入を得られる人であるかの確認になります。
年収は、リフォームローンの借入可能額や返済負担率を審査するために確認します。
有効な対策について
リフォームローンの審査をスムーズに通るために、仮審査をする前に自分の現在の状況の確認し整理をしておきましょう。
まず、現在どのぐらいの借入金があるかの確認です。
各種ローンやクレジットカード払い・キャッシング・分割購入品も含めて調べます。
携帯電話の分割払いはローンでないと思っている人もいますが、返済負担率に入ります。
これらの借入金のうち、少額でも支払いできるものがあれば、支払いをして完済しておきましょう。
また、使っていないクレジットカードは解約しましょう。
クレジットカードにはキャッシング枠が設定されています。
金融機関によっては、所有しているクレジットカードも審査対象になる金融機関があります。
必要のないクレジットカードは解約し、キャッシング枠を減らしておきましょう。
リフォーム業者に依頼する際の最適な選び方について
リフォーム工事を依頼する業者を選ぶのは難しく、不安もあります。
リフォーム業者の選び方のポイントを知って、良い業者に工事をお願いしましょう。
リフォーム業者には、それぞれ得意とする分野があります。
水回りのリフォームが得意、外壁塗装が得意、プランニングが得意などいろいろです。
まずは今回のリフォーム工事の内容が得意な業者を選びましょう。
リフォーム業者がどういう業者か。建設業の許可の取得状況や建築士等の技術者の在籍状況や工事経歴などを調べることができます。
建設業の許可は国土交通省の建設業者検索サイトで調べることができ、工事経歴は建設業許可のある業者は、許可行政庁の窓口で閲覧することができます。
リフォームかし保険の加入ができるかなども一つの目安になります。
リフォーム業者のホームページや口コミを確認したり、施工写真や施工した住宅を見せてもらったりして、リフォーム工事の評判が良く、実績が豊富な業者を選びましょう。
また、リフォーム業者を選ぶ際は、見積もり金額が多少高くてもアフターサービスや保証が手厚い業者を選んだほうがいいこともあります。
見積もり金額だけにとらわれず、総合的に信頼できる業者を選びましょう。
リフォームをして良かったと思える工事にするには、家族構成や状況、それぞれの希望を詳細に伝えること、打ち合わせを面倒がらず行うこと、予算や施工期間の希望ははっきり伝えることが大切です。
そのためには、家族でよく話し合い、リフォームの内容、何が不満、不具合でそのリフォームをしたいのかという理由、これからどうしたいかという希望をはっきりさせておきましょう。
リフォームは新築と違い、できない工事(撤去できない柱や耐力壁がある)やどうしても追加でかかってしまう費用(白蟻被害や補強工事など)があります。
リフォーム業者とコミュニケーションを良くし、工事や見積書の内容をよく説明しもらい、不明な点がないように打合わせをして、工事をすすめましょう。
住宅ローン・リフォームローンに対応する優良な会社を見つけるには?
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この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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