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2021年10月15日更新

おすすめできるガルバリウム鋼板の屋根メーカーは?

屋根のリフォーム工事でガルバリウム鋼板を選ぶなら、どのメーカーがおすすめなのでしょうか?デザイン性や断熱性など、製品の特徴は業者によって違うため、いざ選ぶとなると迷ってしまいます。各社の製品の特徴と他の屋根材との違いについて調査しました。

  • 【監修者】株式会社KURODA一級建築士事務所 坂田理恵子
  • この記事の監修者
    株式会社KURODA一級建築士事務所
    坂田理恵子

ガルバリウム鋼板の特徴

ガルバリウム鋼板は芯材となる鋼板にメッキを施すことで錆を防ぎ、耐用年数を延ばした金属系の屋根材です。

金属系の屋根材というとトタンが有名ですが、ガルバリウム鋼板はトタンと比べて遙かに長い耐用年数を誇っているため、トタンに変わって広く使われるようになりました。

ガルバリウム鋼板の耐用年数は通常の環境なら約30年、海沿いなどの塩害がある場所でも約15年とされています。

また、日本瓦やスレート材、モルタル瓦と比較すると軽量で衝撃による割れにも強いという特徴があるため、地震対策にも有効です。

その他にも、デザイン性の高さについてもガルバリウム鋼板の特徴となっており、リフォームの際に従来の屋根をカバー工法で重ね張りする用途にも人気となっています。

デザイン性については日本瓦のような形状のものや、一般的な横葺き、縦葺きとある程度自由に葺き方を選べるのも人気の理由と言えるでしょう。

ガルバリウム鋼板のデメリット

軽くて頑丈、耐用年数も長いと良いことずくめに思えるガルバリウム鋼板ですが、金属性の屋根材が持つデメリットは克服できていません。

金属性の屋根材のデメリットは、薄いことによる防音性の低さと、熱伝導率の高さによる断熱性の低さです。

防音性の低さについては台風などで大雨が降った際によくわかるのですが、日本瓦やスレート材に比べ、屋根にあたる雨粒の音が室内によく響いてしまいます。

屋根に断熱材を貼り付けることである程度防音もできるのですが、それでも元々の音の大きさから夜間などは屋根から伝わる音が気になってしまうでしょう。

防音性についてはカバー工法で屋根材を二重にする、防音性を高めたジンカリウム鋼板を使う、断熱材付きの製品を選ぶとある程度抑えられるのでおすすめです。

断熱性についても、断熱材を取り付けていても屋根材自体の熱伝導率が良いため、すぐに室内の温度に影響を及ぼしてしまいます。

ただ、こちらは屋根に断熱塗料を塗るなどの対策である程度改善できるので、気になっているという方は塗装によるリフォームがおすすめです。

ガルバリウム鋼板のメーカー

ガルバリウム鋼板を製造、販売しているメーカーは多いのですが、その中でも特に人気の高いメーカー、よく使われているメーカーについてご紹介します。

スマートメタルで有名なケイミュー

屋根材の大手メーカーであるケイミューは、元々スレート材のコロニアルと、セメント瓦のルーガを主力とする会社でした。

しかし、リフォーム分野での金属瓦の需要の高まりから、ガルバリウム鋼板製屋根材の開発に着手、そしてうまれたのがスマートメタルです。

スマートメタルはガルバリウム鋼板製の屋根材としてはオードソックスな製品で、単価も安く、薄くて施工性も高いため、リフォーム工事用途で人気となっています。

しかし、他社の屋根材と違い、断熱材が鋼板に取り付けられていないため、断熱性、遮音性についてはあまり期待できません。

スマートメタルの平米単価は約4,800円とガルバリウム鋼板の中では飛び抜けて安いのですが、断熱材を追加で施工することを考えると少し割高になるでしょう。

既に断熱材が入っている金属屋根のカバー工法に用いるのがおすすめです。

断熱材一体型で扱いやすいニチハの横暖ルーフS

ニチハは窯業系、金属系の屋根材に強いサイディングメーカーです。

ガルバリウム鋼板製の製品では横暖ルーフSが人気で、こちらの製品は断熱材とガルバリウム鋼板を一体にした製品になります。

横暖ルーフSは断熱材が屋根材とセットになっている製品ですので、取り付けるだけで断熱性、防音性を高めることができ、平米あたりの単価も約5,200円とお手軽なのも嬉しい所です。

ただ、断熱材が一体となっているので屋根材そのものに厚みがあり、カバー工法で用いると雨水が雨どいに入らなくなってしまうという弱点もあります。

雨どいについては、雨どいの位置を変更するか、専用部材であるセットバックスターターを用いることで解決出来ますが、薄い鋼板を使う場合と比べると作業時間と工事費用が追加となることに注意してください。

金属屋根に特化したアイジー工業

屋根材メーカーは窯業系、金属系など、色々な製品を製造販売しているメーカーがおおいのですが、こちらのアイジー工業は金属系、それもガルバリウム鋼板に特化した業者になります。

金属製のサイディングではトップのシェアを誇っており、金属系の部材を選ぶ際にはまず名前が出てくる業者です。

ガルバリウム鋼板製の屋根材で主力となっているのはスーパーガルテクトで、こちらもニチハの横暖ルーフSと同じく断熱材が一体型となった製品です。

平米あたりの単価は横暖ルーフSと同程度ですが、断熱材の差でスーパーガルテクトの方が断熱性、防音性が優れていると評価されています。

これは、屋根材のジョイント部の構造に違いがあるためで、スーパーガルテクトはジョイント部まで断熱材が取り付けられていることが性能が高い理由です。

ただ、ジョイント部分にまで断熱材を挟んでいることから、厚みがさらに増しており、多少施工性が悪いのが難点となっています。

また、平米単価も約6,500円と他のガルバリウム鋼板製品に比べてやや割高ですので、費用が気になる場合は他社の製品と比較して使うかどうか考えると良いでしょう。

金属屋根の塗装で気をつけることは?

金属屋根には必ずメッキ、もしくは塗装が施されています。

これは金属の弱点である錆を予防するためなのですが、色によって気温の影響や汚れやすさに違いはあるのでしょうか?

まず、気温の影響についてですが、やはり日射反射率が高い色の方が屋根の温度は上がりにくくなります。

日射反射率とは、日光が当たった際にどの程度反射し、どの程度吸収されるかを表す数字で、高ければ高いほど反射して屋根材に熱が吸収されなくなるということです。

日射反射率が高い色といえば白ですので、日光の影響を抑えたいなら白系の塗装を選ぶと良いでしょう。

ただ、白系の塗装はどうしても汚れが目立ちやすいので、白系の中でも汚れが目立ちにくいシルバーやライトブラウンなどがおすすめです。

色と日射反射率の関係については各塗料業者がデータを公表していますので、塗装の際やガルバリウム鋼板選びの際に参考にすると良いでしょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社KURODA一級建築士事務所 坂田理恵子

株式会社KURODA一級建築士事務所

坂田理恵子

一級建築士、一級施工管理技士。和歌山市で設計事務所に勤務。住宅のリフォームや新築を中心に携わり、女性目線で、家事や掃除、片付けがしやすく暮らしやすい家の提案を行う。

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