2023年01月13日更新
トイレのタンクを交換するリフォーム費用や費用を抑える方法を解説
トイレのタンクが破損したり、水漏れしたりすると大変ですね。便器は取り換えずにタンクだけ交換したいケースもあると思います。タンクを交換するためのリフォームはどれぐらいの費用がかかるのでしょうか。タンク価格と工事費用についてご説明します。
この記事では、トイレのリフォームを検討している方に向けて、トイレタンクの交換やその費用の相場などについて解説していきます。
トイレタンクにヒビが入ってしまった、交換をするにはどうしたらいいのか分からないという方はぜひ最後まで読んでみてください。
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目次
タンクのみの交換は可能?
トイレのタンクは陶器で出来ているので、余程の衝撃がなければ割れることもありません。
しかし経年による落ちない汚れや、タンク内部の接続部分の劣化が生じることは避けようがありません。
トイレのタンクだけを交換することも可能なので、タンクに不具合が生じたら、水漏れなどが起きる前に早めの交換リフォームをおすすめします。
既設のトイレがどこのメーカーであるかにより交換方法も変わってきますが、できる限り同じメーカーのタンクに交換することが望ましいです。
ここでは、タンク交換のリフォーム費用をお伝えします。
タンクがトイレと分離していれば交換できる
タンク交換ができるのは、どのようなタイプのトイレなのでしょうか。
タンクとトイレが完全に分離しているセパレートタイプのトイレであれば、タンクの交換は可能です。
タンクに何らかの損傷があった場合には、タンクのみを取り外して交換することができます。
それ以外のタイプは、トイレを丸ごと交換することになります。
トイレタンクを交換する前に、ご自宅のトイレがどのタイプであるかを把握しておきましょう。
設置から10年経ったトイレはタンク交換ができない?
トイレの製造年が比較的新しく、トイレタンクまわりの部品が揃っている場合であれば、タンクを交換することは可能です。
一方、トイレの製造年が古い場合、トイレタンクの交換ができないことがあります。
設置から約10年以上経過したトイレは製造終了していることが多いため、タンクを構成している部品がなく、タンクの交換が難しいのです。
このような場合は、トイレを丸ごと交換することになります。
また、タンク交換ができるトイレのタイプは、タンクとトイレが完全に分離しているセパレートタイプのトイレのみです。
品番シールや取り扱い説明書で、ご自宅のトイレの製造年を確認してみましょう。
トイレタンク交換が必要な状況とは
トイレタンク交換が必要な状況について解説します。
次に紹介する状況をふまえてトイレタンクの交換を検討してみてください。
タンクにヒビなどの損傷がある
トイレタンクにヒビなどの損傷がある場合はトイレタンクの交換が必要です。
ヒビが入った箇所から水が漏れ出して、気がついたらトイレの床が水浸しになっていたというトラブルに見舞われた方もいらっしゃいます。
ヒビが入っていることを確認したら、トイレタンクを交換しましょう。
そのまま使い続けていると、トイレタンクが水の重みに耐えられず最終的には割れてしまうことがあります。
結露防止の発泡スチロールが膨張している
トイレタンクには、タンクに冷たい水が溜まっている時に、タンクの表面が結露を起こさないようにタンクの内部に発泡スチロールによる防露層が施されています。
この防露層は、経年劣化により発泡スチロールが膨張したり剥がれたりすることがあります。
このような状態になってしまうとと、防露層が機能せずに陶器でできているタンクは水を冷やしてしまうため結露が起きやすくなってしまうのです。
トイレタンク交換の費用
トイレタンクを交換する工事費用は、内部の金具等を含め約1万~2万円前後でしょう。
水漏れがある場合は、問題のある場所によって別途修理費がかかります。
トイレタンクの交換リフォーム総額
タンク本体はリフォーム会社で注文すると定価の30~50%を割り引かれる例が多く、 工事費用と合わせると総額は約10万円前後で交換が可能でしょう。
トイレタンク交換の所要時間は
トイレタンクの交換を業者に依頼した場合は、どれくらいの時間で交換が完了するのでしょうか。
トイレタンクのみを交換する時の所要時間は約2時間〜約3時間です。
交換するにあたり、トイレのドアや周りの壁などが傷つかないようにカバーを貼って養生し、新しいタンクと交換します。
トイレタンクの交換以外に給水管や排水管の工事や、内装工事が必要である場合にはさらに時間がかかります。
便器も併せて交換する方がよいケース
トイレタンクだけではなく、便器も併せて交換する方が良いケースがあるのでご紹介します。
- 設置から約10年が経過していて交換できるタンクがない場合は、併せて交換しましょう
設置から約10年経っているトイレの場合、すでに製造中止になっているものが多く、交換できない場合があります。
このような場合は、タンクと便器を併せて交換した方が良いです。
- 節水性能が年々上がっているので、古いものは便器ごと交換するのがおすすめ
トイレの製造年が比較的新しいものは、節水性能が高いものが多いです。
水道代の節約にもつながるので、古いものはタンクと便器の両方を交換することをおすすめします。
また、交換した方が良い劣化状況のチェック項目を挙げます。
次の項目に当てはまる場合、便器の交換を検討してみてください。
- 排水がよく詰まる
- 便器から水漏れする
- ヒビなどの損傷がある
- タンク内外の部品が劣化している
- レバーを回しても水が流れない
便器も交換した場合のリフォーム総額
トイレタンクだけでなく、便器も併せて交換した場合のリフォーム費用の相場についてご紹介します。
床や壁紙の張り替えなどの内装工事費は含まず、トイレ交換の総額費用のみです。
タンクとトイレが完全に分離しているセパレートタイプの交換費用は、約4万円〜約10万円が相場となります。
交換費用の内訳は、トイレの本体価格が約2万円〜約7万円、工事費用が約2万円〜約3万円です。
工事費用はトイレのどのタイプであっても、あまり変動することはありません。
タンクとトイレが一体型タイプの交換費用の相場は約7万円〜約20万円、タンクレストイレの場合は約15万円〜約35万円となります。
トイレの本体価格に工事費用を含めた金額です。
タンクレストイレの場合は、本体価格自体が高いため、その分交換費用も高額になります。
なお、こちらの記事に記載の金額はあくまでも一例です。
詳しくは業者による現地調査が必要となります。
また、業者によっても金額は変わってくるため、複数社に見積もりを依頼し、比較・検討するようにしましょう。
こちらから無料で簡単に見積もりが出来ますので、ぜひハピすむのリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。
トイレのタンク交換リフォームの費用を抑える方法
トイレのタンク交換リフォームの費用をできるだけ安く抑える方法についてご紹介します。
トイレリフォームで利用できる補助金を活用する
トイレリフォームにおいて、補助金や助成金を活用することができます。
トイレリフォームに関する補助金・助成金は2種類あり、介護保険で使えるものと自治体から出る補助金・助成金があります。
ただし、トイレのリフォームやトイレ交換の内容によって補助金や助成金が活用できない場合もありますのでご承知おきください。
節水型トイレへの交換、トイレのバリアフリー工事、汲み取りトイレや和式トイレから水洗トイレへのリフォーム工事は補助金や助成金を活用できる可能性があります。
介護保険で使えるリフォームの補助金は、要介護認定(要支援含む)を受けている方のための補助金です。
それ以外の自治体の補助金については、その地域に居住している条件を満たすことで活用することができます。
地域によって実施状況が異なるので、詳しくは各自治体の関係部署に問い合わせて確認してください。
※2022年11月時点での情報です。
必要なトイレリフォームの内容を絞る
トイレのリフォーム内容を必要最低限に絞ることもおすすめです。
トイレリフォームの目的を絞って予算内にリフォーム費用を抑えるようにしましょう。
タンク交換や温水洗浄便座の設置だけで良い場合は、その交換だけに留めておくのもひとつでしょう。
業者に勧められるままに必要ではない内装工事などにリフォームの範囲を広げてしまうと、支払いの時に見積もりよりもかなり高額になっていることがあるので注意しましょう。
トイレ本体の価格を抑える
トイレ本体の価格を抑えるのも費用を抑えるには有効な手段です。
最近のトイレは、蓋の自動開閉や、自動洗浄など、多機能なタイプが増えています。
必要な機能をよく見極めていくことで、トレイ本体の費用を抑えることに繋がります。
また、同じ機能が付いているトイレでも、製品のグレードによって価格は変わります。
無名のブランド品であっても、良い機能が付いている場合もあるのでカタログなどで確認してみてください。
施主支給でリフォームできないか調べる
施主支給でリフォームできるかどうかを調べておくのもおすすめです。
施主支給とは、住宅の設備を施主が自ら購入して、業者が取り付けることを指します。
トイレ本体をご自身で購入して、取り付けは業者に任せるという形式です。
インターネット通販や家電量販店などで安いトイレを購入することができれば、リフォーム費用を抑えられます。
しかし、リフォーム業者によっては施主支給が可能な業者とそうでない業者があるので、事前に確認しておくことが大切です。
同じトイレのリフォーム内容で相見積もりを取る
同じトイレのリフォーム内容で、複数の業者から相見積もりを取ることが簡単でおすすめな方法です。
相見積もりを取ることで、同じリフォームを行う場合でも、業者によって工期が異なったり、使われる設備なども変わってくることが分かります。
ハピすむでは、全国1,000社以上の業者の中から無料で相見積もりを取ることができます。
ハピすむを活用することで理想に近い業者を探すことができることでしょう。
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トイレタンクの交換は専門業者に依頼しよう
トイレタンクの交換はDIYで行うことはおすすめできません。
タンクの交換をDIYで行うことをおすすめできない理由として、次の点が挙げられます。
- 重い陶器なので落として割ってしまう可能性がある
- 水漏れを起こすと後処理が大変
- 外したタンクの処分が大変
自分でタンク交換を行って失敗した場合、結局業者に依頼することになれば手間も費用も余計にかかってしまいます。
トイレタンクの交換は、安全面や後々のためにも専門業者に依頼するようにしましょう。
トイレリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたトイレリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

TOMORROW-MORNING
市村 千恵
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