
トイレの増設にかかる費用相場
設置場所や工事内容によりますが、既存住宅の建物内に水洗トイレを新しく作る場合、新設工事の費用は40万〜150万円が目安です。トイレを追加する費用は、既存配管に近い場所なら40万〜100万円に収まりやすく、配管経路が複雑な場合ほど高額になります。

| 設置場所・条件 | 費用相場 |
|---|---|
| 1階(既存配管の近く・既存スペースを利用) | 40万〜80万円 |
| 2階(1階トイレや水まわりの真上) | 40万〜100万円 |
| 2階(既存配管から遠い) | 80万〜150万円 |
既存住宅の建物内にトイレを1か所増設する場合の目安で、床面積を増やす増築工事は含みません。離れや屋外にトイレを設置する場合は、給排水管を屋外まで延長する工事や建物工事が加わるため、この表の費用相場は当てはまりません。設置条件による差が大きいので、現地調査後の見積もりで確認しましょう。便器のグレード、配管距離、間仕切り・内装の範囲によって変動するため、見積もりでは工事範囲や消費税の扱いも確認しましょう。

トイレ増設の費用を安く抑えるコツ
トイレの増設費用が比較的安いのは、既存配管に近い場所へシンプルな便器を設置するケースです。さらに、補助制度の活用や設置場所、便器の選び方によって、費用を抑えられる可能性があります。
【1】補助金制度を活用する
2026年8月時点では、「みらいエコ住宅2026事業」の補助対象工事に事務局に登録されている節水型トイレの設置が含まれています。掃除しやすい機能を有する製品は1か所あたり34,500円、それ以外は31,500円です。ただし、原則として2016年12月31日以前に新築された住宅を対象に、外皮に面する居室で所定の省エネ改修を行うなどの要件があり、トイレの増設だけでは利用できません。交付申請の予約は遅くとも2026年11月16日、交付申請は遅くとも同年12月31日までで、予算上限に達すると早期終了します。
介護保険の住宅改修は、要支援・要介護認定を受けた方が対象で、支給限度基準額20万円の範囲内で費用の7〜9割が支給されます。ただし、新しいトイレの増設費用そのものは原則として対象外です。手すりの設置、段差の解消、和式便器から洋式便器への交換などが対象となる場合があるため、工事前にケアマネジャーや市区町村へ相談しましょう。自治体独自の補助制度も、地域や工事内容によって利用できる場合があります。
※ 参考1:みらいエコ住宅2026事業「リフォーム対象要件」
※ 参考2:厚生労働省「福祉用具・住宅改修」



【2】水まわりの近くに増設する
トイレの増設費用を抑えるには、配管距離を短くすることが重要です。既存のトイレの隣や真上、洗面所の近くなど、給排水管に接続しやすい場所を選べば、数十万円単位で節約できるケースもあります。
既存の給排水管に近い場所の例
- 既存トイレの隣
- キッチン・洗面所・浴室など、ほかの水まわりの近く
- 1階トイレの真上
【3】トイレのグレードを下げる
2台目には、高機能なタンクレストイレではなく、シンプルなタンク付きトイレを選んだり、便座の機能を暖房のみに絞ったりすることで、本体価格を10万円以上抑えられます。

トイレを増設するメリット
トイレを増設すると、家族の生活動線が改善され、来客時の不便も減らせます。

【メリット1】混雑の解消
朝の通勤・通学時に起こるトイレの混雑を緩和し、家族のストレスを減らせます。
【メリット2】介護への備え
寝室の近くに増設すれば、高齢者の移動負担を減らせます。
【メリット3】来客時の対応
家族用と来客用を分ければ、来客時も互いに気兼ねなく使えます。
トイレを増設するデメリット
トイレの増設には、事前に確認しておきたいデメリットもあります。

【デメリット1】ランニングコストの増加
水道光熱費や消耗品費が増えます。節水・省エネ型のトイレを選ぶと、負担をある程度抑えられます。
【デメリット2】スペースの確保と収納の減少
増設には一般的に「幅80cm×奥行き120cm(約0.4坪)」の広さが必要です。クローゼットや押し入れを活用する場合は、収納スペースが減る点に注意が必要です。
【デメリット3】騒音のリスク
特に2階や寝室の近くに設置する場合、排水音が周囲に響く可能性があります。防音材の使用や配管ルートの工夫について、事前に業者へ相談しておく必要があります。

トイレの増設に適した場所
既存住宅にトイレを後付けする場合、工事費を抑えやすい設置場所には、水まわりの近くや既存の収納スペースなどがあります。

- 既存の水まわり付近
キッチンや洗面所の近くは配管を分岐しやすく、増設費用を抑えやすい場所です。平屋でトイレを増設する場合も、水まわりとの距離や排水経路を確認しましょう。 - クローゼット・押し入れ
個室として仕切られているため、壁を作る工事が最小限で済みます。 - 8畳以上の広い部屋・納戸
部屋の一角を壁で区切って設置します。寝室内にバリアフリートイレを設ける場合にも選択肢となります。
トイレを増設する際の注意点
トイレを増設する前に、排水や建築確認、水圧、既存配管の状態を確認する必要があります。

【注意点1】排水勾配と「圧送ポンプ」
排水を流すには、配管に傾斜(勾配)が必要です。勾配が取れない場所では、汚物を粉砕して送る「排水圧送ポンプ」を使えば設置できる可能性があります。ただし、マンションでは管理規約により、給排水管工事や共用部分・他の専有部分に影響する工事に事前承認が必要な場合があります。排水圧送ポンプを使う場合も、管理組合の承認に加え、共用排水管への接続方法や騒音・振動、点検方法を確認したうえで計画を進める必要があります。
※ 参考:国土交通省「マンション標準管理規約」
【注意点2】建築確認申請の有無
建物内の水まわりのみをリフォームする場合は、通常、建築確認手続きは不要です。ただし、ベランダ部分など外壁側へトイレを増築して床面積を増やす場合や、2階建て木造住宅などで主要構造部の一種以上を過半改修する「大規模の修繕・模様替」に当たる場合は、建築確認が必要になることがあります。防火地域・準防火地域では10㎡以内の増築でも確認申請が必要になるため、計画段階で建築士または自治体の建築指導窓口への相談が必要です。
※ 参考:国土交通省「建築確認・検査の対象となる建築物の規模等の見直し」
【注意点3】水圧の確認
2階や高台の場合、水圧不足でタンクレストイレが設置できないことがあります。事前に水圧を調査し、必要に応じて低水圧対応トイレを選びましょう。
【注意点4】既存配管の劣化状況
築年数が古い住宅では、接続元の配管が腐食していることがあります。劣化が見つかると、配管の交換・修繕費用が別途発生します。


トイレ増設のリフォーム事例
費用や工期が異なる3つのトイレ増設事例を掲載します。
【Q&A】トイレ増設に関するよくある質問
トイレの増設はDIYできる?
おすすめしません。コンセントの新設・移設など、法令上の電気工事は電気工事士でなければ行えません。給水装置工事は工事範囲や自治体のルールにより、指定給水装置工事事業者への依頼が必要です。排水管の接続や間仕切りの変更も含め、水漏れや柱の損傷リスクがあるため、必要な資格や指定を備えた業者に依頼してください。

DIYによるトイレ増設のリスク
- 水漏れが生じる
- 建物の構造上重要な部分(柱や梁など)が損傷する
- 法令違反によるトラブルが生じる
※ 参考1:経済産業省「電気工事の安全」
※ 参考2:国土交通省「指定給水装置工事事業者以外の施行の場合」
トイレの増設におすすめの商品は?
トイレ増設で検討できる代表的な商品には、次の3つがあります。
- ネオレスト(TOTO)
清潔さ重視(きれい除菌水) - サティス(LIXIL)
汚れにくさ重視(アクアセラミック) - アラウーノ(Panasonic)
掃除の手間削減(激落ちバブル)

【まとめ】増設成功の鍵は「配管ルート」と「業者選び」
既存住宅の建物内にトイレを増設する費用は、40万〜150万円が目安です。既存配管に近い場所では40万〜100万円に収まりやすい一方、2階で配管経路が複雑な場合や配管距離が長い工事では150万円を超えることがあります。費用を抑えるには、既存の水まわりの近くに設置し、対象要件を満たす場合は補助金を活用する方法があります。配管や水圧には専門的な判断が必要なため、トイレ増設の実績があるリフォーム会社に現地調査を依頼し、住宅の状況に合うプランを確認しましょう。
必ず複数の相見積もりを比較しましょう!
リフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なります。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいるでしょう。
そのような方こそハピすむの一括見積もり比較を活用しましょう!
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで、審査を通過した1000社以上から、まとめて見積もりを依頼できます。
ハピすむでリフォームされた方には最大10万円分の「ハピすむ補助金」もご用意しています!
詳細はこちら>>>ハピすむ補助金プレゼントキャンペーンの流れ















