目次
ベランダ増築、広くするリフォームの費用相場
ベランダリフォームにおけるベランダの設置、増築リフォームの工事内容、費用相場、工期の目安は以下の通りです。
リフォーム内容 | 費用相場 | 工期 |
ベランダの交換工事 | 60万円〜 | 4日~ |
既存のベランダを広くする | 30万円〜 | 3日~ |
1階にベランダを設置する | 30万円〜 | 3日~ |
2階にベランダを設置する | 40万円〜 | 3日~ |
ベランダをL字型に設置する | 60万円〜 | 4日~ |
既存のベランダを広くする
一般的にベランダの広さは、幅360cm以上で、奥行180㎝以上であることが多いです。このぐらいの広さがあれば、布団や洗濯物を干すのには充分でしょう。
ベランダを拡張する方法として、横並びに拡張、前面方向に拡張、L字型に拡張などがあります。拡張することにより、ベランダを通じて、別の部屋へ移動できるようにもなります。
既存のベランダをどのぐらい拡張するかによって費用は大きく変わります。また、ベランダを設置する際と同様に使用する素材によっても費用は大きく変わるでしょう。
ベランダを拡張して、くつろげるスペースを作る

既存のベランダに新たにデッキバルコニーをつなげることが可能なタイプです。
約幅180cm×奥行90cmのサイズ(床面1.62㎡)を追加して、工事費込みで30万~になります。
例えば、二階のベランダを広くする場合の費用は、工事費込みで60万円〜です。これは幅360cm×奥行90cmのサイズ(床面3.24㎡)の見積もりで、広さや材質、諸条件により費用相場は変動します。
既存の横に増設する場合や前面に1列増設する場合など、リフォーム業者に希望を伝えましょう。ウッド調のデッキで床部分を仕上げたい場合、既存バルコニーの約床面積1.62㎡と、増設するデッキバルコニー部分の床面積3.24㎡の一部を交換して、材料の値段が2万円~の追加費用になります
また、くつろげるスペースを作ることを目標にする場合は、ベランダの床部分をウッド調のデッキ材に交換することも可能です。
近年では、オーク系やブラウン系の色に加え、グレー系の色の製品からも選ぶことができるようになってきました。
家や外壁や庭のつくりに合わせて色を選ぶのは、カフェのような雰囲気を出すこともできます。
ベランダの交換工事
築年数の経過や腐食したスチール製のベランダから、アルミ製に交換するリフォーム費用は、撤去・解体費と新設工事費用を含めて、60万円~が相場です。
リフォーム業者によって撤去費が異なるため、事前の確認も大切です。
なお、ここまでご紹介した費用はあくまで一つの事例であり、リフォーム会社によりベランダの交換にかかる費用は異なることがあります。
相見積もりを取り、費用の違いに注意してリフォームを検討しましょう。
普通サイズのベランダを新設・後付けする場合
ベランダのデザインによっても異なりますが、2畳ほどの普通サイズのベランダを新設する場合の費用は、工事費込みで約50万~が相場です。
採用する素材や設置場所によっても価格は変動します。
ベランダを新設・後付けする場合の工事費が変動する理由としては、お住まいの家の窓の位置や庭の外構状況に関係しています。
コンクリートの打設が必要な場合もあり、設置場所によっては屋根と窓部分に支柱を必要とします。
お住まいのファサードに合わせたバルコニーは、規格品のエクステリアであっても製品や色の合わせ方次第で、おしゃれで魅力的な外観にすることもできます。
外壁に合わせた色や製品を使用したバルコニーはお勧めです。
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1階にベランダを設置する
1階にベランダを設置する場合は、ベランダのデザイン、使用する素材、大きさにより異なります。また、既存の窓の位置や庭の外構状況などにより費用が大きく変わります。
1階に洗濯機がある場合は、家事動線を考えるとベランダが1階にあるほうが向いているといえます。
1階の掃き出し窓から庭にでられる場合は、ベランダの床にウッドデッキを設置することにより、室内の空間が広がるような感覚になりますのでおすすめです。室内の床に合うデザインを選ぶようにしましょう。
2階にベランダを設置する
2階にベランダを設置する場合も、ベランダのデザイン、使用する素材、大きさにより異なります。また、既存の窓の位置や屋根の形状、位置などにより費用が大きく変わります。
一般的に2階のベランダ設置は、1階のベランダ設置よりも費用が高くなりますので注意が必要です。
2階のベランダ設置は、屋根置式と柱建て式の2通りがあります。柱建て式は、柱によって強度を保ちますが、1階部分の外観が変わりますのでデザインには気をつけましょう。
ベランダをL字型に設置する
ベランダをL字型に設置することにより、洗濯物を干すスペースが広がるだけでなく、2方向の景色が楽しめます。
拡張する際と同様にバルコニーを通じて他の部屋への移動ができるようにもなります。
ベランダをL字型に設置する場合も、ベランダのデザイン、使用する素材、大きさにより異なります。また、既存の窓の位置や庭の形状、位置などにより費用が大きく変わります。
ミニガーデンになるような小規模ベランダを新設・後付け

ベランダが設置されていなかった窓に小さなベランダを新設する場合、工事費を含め約32万~です。
後付けで新設する一般的なサイズは、約幅180cm×奥行90cmのサイズ(床面1.62㎡)になります。
プランターなどを配置しても歩行スペースも確保できますから、オプションの物干し掛けなどを利用するなら趣味や家事もこなせます。
シンプルなデザインでもコンパクトで活用しやすい機能的なベランダに仕上がるかもしれません。
「家のアクセント」のようにベランダを楽しみたい場合は、腐食に強い木材や再生木材、人工木材を利用したウッドデッキを採用することも可能です。
ナチュラル感や高級感を加えたリフォームが可能になります。
床だけをウッドデッキにするときは約40万~、フェンス(手すり)も交換したい場合は約50万~が相場となります。
※窓からの出入りを想定するベランダなら、手すりは必須になるでしょう。
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柱建て式でベランダを設置する場合の費用相場
ベランダを設置する場合に柱建て方式を使う場合と使わない場合の費用相場は以下の通りです。
リフォーム内容 | 費用相場 | 工期 |
ベランダを柱ありで設置する | 15万円〜 | 3日~ |
ベランダを柱なしで設置する | 30万円〜 | 3日~ |
ベランダを柱ありで設置する
ベランダを柱ありで設置する方法は、柱建て式といい、ベランダを2階に設置する方法として1番オーソドックスな方法です。
1階に屋根がなくても設置可能で、柱でベランダを支えるため安心感があるといえるでしょう。
柱を新たに建てるため、幅、奥行ともにあまり気にする必要はありません。奥行を広くとれば2階でもアウトドアリビングを楽しむことができます。
奥行を広くとったベランダの下は、日陰になりますので、有効活用できるでしょう。
また、柱を新たに建てると外観が大きく変わるため、1階部分の外観とあう柱のデザインや色調を選ぶ必要があります。
ベランダを柱なしで設置する
ベランダを柱なしで設置すると、庭の空間を邪魔することなく広く使うことができます。専用の金具を外壁に付ける方法と屋根の上に設置する方法があります。
屋根の上にバルコニーを設置できるようであれば、普段使用しない屋根スペースの有効活用になるためおすすめです。
また、外壁に金具を取り付ける方法は、柱建て式と比べると難しい工事になります。建物の全面リフォームをする時であれば、比較的容易に工事が可能です。
ベランダ・バルコニーのリフォーム事例
古いバルコニーの床を塩ビ建材でリフォームした事例
リフォーム費用 | 約7.6万円 |
工期 | 約1日 |
リフォーム箇所 | ・既存デッキ解体・処分・新規塩ビデッキ施工 |
設備のメーカー名 | 床材:三協立山アルミ |
築35年の戸建てのため劣化が進行していたバルコニーの床をリフォームしました。エクステリア建材で定評のある三協立山アルミ社製の塩化ビニルデッキを使用し、充分な強度になったと喜んでいただきました。
アルミ製のバルコニーを新設したリフォーム事例
リフォーム費用 | 50万円未満 |
工期 | 約3日 |
リフォーム箇所 | ・ベランダ |
設備のメーカー名 | 商品:LIXIL ビューステージHスタイル |
ベランダを新設したいとのご要望でした。屋根の上に強度のあるベランダができたと喜んでいただきました。
ウッドデッキのバルコニーを拡張したリフォームの事例
リフォーム費用 | 50万円~100万円 |
工期 | 約1カ月 |
リフォーム箇所 | ・既存デッキ解体・処分・新規塩ビデッキ施工 |
バルコニーを拡張したいとのご要望でした。ウッドデッキを採用し、喜んでいただきました。
エクステリアでベランダ増築がおすすめな理由
一般に見かける後付けで住宅用のエクステリア製品のバルコニーは、さまざまなサイズの規格品がそろっています。
お住まいに取り付けたい希望通りの間口やサイズで見つけることができるでしょう。
そして、腐食性の少ないアルミ製の部材やステンレス製の部品を使用しているため、耐用年数が長く、腐食が起きにくい利点があります。
ですから、バルコニー上にガーデニングをセットしても水に強く強度を保てるのです。
また、近年では床のデッキや壁の目隠し部分には木目調の材料を使用することも多くなりました。
そのためナチュラル感のあるスペースができ、バルコニーをリビングのように使うこともできるようになっています。
面積としては、比較的狭くリビングやベッドルームなどの延長であることが多いスペースです。
とはいえ、気分転換やリラックスにとても効果のある“くつろぎスポット”にもなるでしょう。
ベランダリフォームのポイント・注意点
ベランダリフォームにおけるポイントと注意点は以下の通りです。
戸建てのベランダリフォームの場合は建ぺい率と容積率を確認する
戸建てのベランダリフォームにおいて、ベランダを部屋に変更したり、サンルームに変更する場合は、建築基準法に適合する必要があります。
建築基準法とは、建物を建てる場合に、敷地、構造、設備、用途に関する基準を定めた法律です。
前述の通りベランダリフォームによって、建ぺい率と容積率がオーバーしているようであれば建築基準法違反になりますので注意が必要です。
ベランダを部屋に変更したり、サンルームに変更したりする場合は、あらかじめ建ぺい率と容積率に余裕があるか確認しましょう。
防水と耐久性が重要
ベランダは、年中紫外線や雨風にさらされますので、防水性と耐久性が重要になります。経年劣化によって漏水や浸水を起こすことも少なくありませんので注意しましょう。
ベランダの防水性能の耐用年数は、一般的に約10年と言われています。ベランダの寿命を延ばすためにも定期的なメンテナンスは必要でしょう。
ベランダ増築時には「建築確認申請」が必要になる
戸建てのベランダリフォームにおいて、ベランダを後付けで設置したり、ベランダをサンルームへ変更したりする場合、建築確認申請が必要になります。
上記のリフォームは増築とみなされるため、建築確認申請をしない場合は違法建築になる可能性があります。
このようなリフォームは、増築扱いとなるため建物の固定資産税評価額が変わり、固定資産税が高くなる可能性があります。
ただし、防火地域または準防火地域以外で、増築の床面積が10㎡未満の場合は建築確認申請は不要になります。自宅が防火地域又は準防火地域になっているか事前に確認しておきましょう。
マンションの場合はベランダリフォームができない場合がある
マンションには、廊下やエレベーターなど所有者全員で共有する共用部分と、区分所有権が設定された専有部分があります。所有者が自由にリフォームできるのは専有部分のみになります。
マンションにおけるベランダは、個人で専有して使うことはできますが、名目上は共用部にあたるため、自己の判断でリフォームすることはできません。
経年劣化などで破損していて安全性に問題がある場合は、管理組合に相談しましょう。
ベランダリフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
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