バルコニーの撤去費用は10万〜50万円!内訳や撤去後の注意点を解説

戸建てのバルコニーと「バルコニーの撤去費用は?10万~50万円」の文字

バルコニー撤去の費用相場は、10万〜50万円が目安です。これとは別に廃材処分費や諸経費がかかるほか、バルコニーのサイズや仮設足場の有無によっても費用は変動します。この記事では、バルコニー撤去の費用相場に加え、撤去後に必要なリフォームや工事の注意点を解説します。

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バルコニーの撤去における費用相場

バルコニー本体の撤去費用は、10万〜50万円が目安です。撤去時には、このほかに残材処分費や工事諸経費がかかります。

バルコニー撤去10万〜50万円、残材処分費と工事諸経費が各1万〜2万円の費用内訳
バルコニー撤去費用の内訳
バルコニー撤去の内訳費用相場
バルコニーの撤去10万〜50万円
残材処分費1万〜2万円
工事諸経費1万〜2万円

費用は、バルコニーの寸法や材質(アルミ製・木製など)、建物との接合方法、仮設足場の有無、搬出経路などによって変動します。躯体と一体になったバルコニーは、構造や防水に関わる工事が増え、50万円を超える場合もあります。見積もりでは、搬出・処分・補修・足場など、どこまで含まれているかを確認しましょう。

サイズ・材質、接合方法、仮設足場、搬出経路がバルコニー撤去費用を左右することを示す図解
バルコニー撤去費用が変わる4つの要因
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バルコニーの撤去が必要なケース

バルコニーの劣化により二次被害のおそれがある場合や、建物の増築を検討している場合は、撤去が必要になることがあります。適切な時期にリフォームできるよう、撤去を検討すべきケースを確認しておきましょう。

劣化・雨漏り、増築・リフォーム、1階の日当たりを理由にバルコニー撤去を検討する3つのケース
バルコニー撤去を検討する3つのケース

【ケース1】バルコニーが古く、二次被害のおそれがある

古いバルコニーでも、年数だけで撤去が必要とは限りません。防水層の修繕周期の目安はおおむね10〜15年ですが、これはバルコニー本体の耐用年数ではありません。床のひび割れ、腐食、ぐらつき、接合部の緩み、雨漏りなどが見られる場合は使用を控え、専門業者に点検を依頼しましょう。劣化状況に応じて、防水改修・補修・交換・撤去から適した方法を選びます。

※ 参考:国土交通省「マンションの修繕周期に関する資料」

【ケース2】建物の増築やリフォームを検討している

建物の増築やリフォームを行う際、バルコニーの撤去が必要になるケースもあります。たとえば、バルコニーのスペースを部屋にして床面積を増やす場合は「増築」にあたり、工事前に建築確認が必要になることがあります。2025年4月以降は、2階建て木造戸建てなどで建築確認の対象範囲が広がっているため、計画の早い段階で建築士や自治体の建築指導窓口に相談しましょう。建ぺい率・容積率のほか、防火地域・準防火地域、既存建物の法適合状況も確認が必要です。

※ 参考:国土交通省「建築確認・検査の対象となる建築物の規模等の見直し」

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【ケース3】建物の1階部分における日当たりが悪い

出幅の大きいバルコニーが1階への日差しを遮っている場合、撤去を検討することがあります。とくに柱付きのバルコニーは出幅が大きく、1階部分の日当たりを妨げやすい傾向があります。全面的に撤去するだけでなく、サイズを小さくして採光を改善する方法も検討しましょう。

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バルコニーを撤去するメリット

バルコニーを撤去すると、将来のリフォーム・メンテナンスコストを抑えられるほか、日常的なお手入れも不要になります。メリットを確認し、撤去後の暮らしを具体的にイメージしましょう。

【メリット1】将来的なリフォーム・メンテナンスコストを削減できる

バルコニーを撤去すると、将来必要になるリフォームやメンテナンスの費用を抑えられます。バルコニーを維持するには、床の防水工事や手すりの交換など、定期的なメンテナンスが欠かせません。経年劣化が進めば、バルコニー自体の交換が必要になることもあります。撤去後はこうした工事が不要になるため、住まいの維持費を減らせるでしょう。

【メリット2】日常的なお手入れが不要になる

バルコニーを撤去すると、床の水拭きや排水溝の掃除といった日常的なお手入れが不要になります。梅雨や台風の時期は雨風で汚れやすく、掃除の回数が増えがちです。撤去すれば、こうした手間や負担を減らせるでしょう。

【メリット3】不法侵入など防犯面のリスクが減る

バルコニーが縦樋や物置などから近く、侵入の足がかりになっている場合は、撤去によって接近しにくくなることがあります。ただし、窓や玄関は侵入経路になりやすいため、撤去だけで防犯性が大きく向上するとは限りません。撤去後も2階の窓を含めて施錠し、補助錠、防犯ガラス、面格子などの対策を組み合わせましょう。

※ 参考:警察庁「住まいる防犯110番」

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バルコニーを撤去するデメリット

バルコニーの撤去には、洗濯物を外干しする場所を改めて確保する必要がある、建物の外観に影響が出るといったデメリットがあります。撤去後に「残しておけばよかった」と後悔しないよう、事前に確認しておきましょう。

【デメリット1】洗濯物などを干すスペースを変更する必要がある

バルコニーを撤去する場合は、洗濯物や布団を干す場所を別に用意しなければなりません。外干しできる場所を確保できなければ、部屋干しが中心となり、不便を感じることがあります。とくに洗濯物が多い日は、室内だけでは干す場所が足りないかもしれません。撤去前に、庭などに外干しスペースを確保できるか確認しておきましょう。

【デメリット2】建物の外観が損なわれるおそれもある

バルコニーを撤去すると、外壁や屋根の補修跡が目立ち、建物の外観を損なうことがあります。とくに外壁に固定されたバルコニーでは、取り付け部分の補修跡が残りやすいでしょう。屋根の上に設置されたタイプも、撤去後の屋根補修が目立つ場合があります。必要に応じて外壁塗装や屋根塗装を同時に行い、補修跡を目立ちにくくしましょう。

撤去でメンテナンス費と掃除の手間が減る一方、物干し場所と外観補修への備えが必要なことを示す図解
バルコニー撤去後に減る負担と必要な備え
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バルコニーを撤去する際の注意点

バルコニーを撤去する際は、外壁や屋根の補修、窓の転落防止対策などが必要になる場合があります。工事後のトラブルを防ぐため、注意点を事前に確認しておきましょう。

外壁の取付穴は防水補修、屋根の撤去跡は屋根補修、掃き出し窓は転落防止が必要なことを示す図解
バルコニー撤去後に必要な補修・安全対策

【注意点1】部分的な補修が必要になる

バルコニーの撤去後は、必要に応じてコーキングやタッチアップなどの部分補修を行います。たとえば、外壁に固定されたバルコニーを撤去したあとは、取り付け穴をふさいで雨水の侵入を防がなければなりません。屋根に設置されたタイプも、撤去した部分の補修が必要です。部分補修は、見た目を整えるだけでなく、雨漏りを防ぐうえでも重要です。

【注意点2】掃き出し窓に転落防止対策が必要

掃き出し窓からバルコニーに出入りしていた場合、撤去後は窓の外がすぐ高所になるため、転落防止対策が欠かせません。掃き出し窓を腰窓へ交換する方法のほか、窓の開き幅を制限する、外側に転落防止用の手すりを設けるなどの方法があります。窓の位置や高さ、子どもの有無に応じて、建築士や施工業者に安全な方法を提案してもらいましょう。

※ 参考:国土交通省「高齢者が居住する住宅の設計に係る指針」

【注意点3】バルコニーにある物を移動する必要がある

バルコニーを撤去する前に、エアコンの室外機や植木鉢、物置などをすべて移動させる必要があります。自分で移動するのが難しい場合は、業者に移動や処分を依頼できます。ただし、撤去費用とは別に追加料金がかかるため、見積もりの段階で確認しておきましょう。

エアコン室外機の移動は専門業者に依頼しよう
エアコンの室外機を移動するには、冷媒を室外機に回収するポンプダウンや、配管・電気工事が必要になることがあります。誤った手順で配管を外すと、冷媒漏れや機器の破損、ケガにつながるおそれがあるため、自分で作業せず専門業者に依頼しましょう。

※ 参考:経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」

【注意点4】工事の際は近隣に配慮する

バルコニーの撤去工事では、騒音や振動が発生するほか、工事車両が通行の妨げになることがあります。近隣トラブルを防ぐため、着工前に工事内容や期間を伝え、作業時間にも配慮しましょう。近隣への挨拶を施工業者が行う場合もあるため、打ち合わせの段階で対応方法を確認しておくと安心です。

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【Q&A】バルコニーの撤去に関するよくある質問

バルコニーの撤去で利用できる補助金はある?

2026年7月時点では、バルコニー撤去だけを対象にした全国一律の補助制度はありません。国の「みらいエコ住宅2026事業※1」でも、撤去そのものは補助対象外です。ただし、撤去とあわせて一定の窓・躯体の断熱改修などを行うと、対象工事部分に補助を受けられる可能性があります。交付申請は遅くとも2026年12月31日までですが、予算上限に達すると早期に終了します。

また、伊勢崎市の「2026年度空き家改修補助※2」のように、対象改修に伴う撤去費を補助対象とする自治体もあります。工事着手前に、国の制度とお住まいの自治体の制度を確認しましょう。

※1:みらいエコ住宅2026事業「リフォームの対象要件」
※2:伊勢崎市「令和8年度市内転居者空き家改修補助」

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DIYによるバルコニーの撤去は可能?

DIYによるバルコニー撤去は、おすすめできません。2階部分では墜落や部材落下の危険があり、建物との接合部を誤って外すと、構造や防水を損なうおそれもあります。

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