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この記事では石油給湯器の交換を検討している方、もしくは交換の目安を知りたい方に向けて商品の選び方や特徴を紹介します。
もしも具体的に交換を検討されているのであれば、一括で見積り依頼と比較ができるリフォーム会社紹介サイト「ハピすむ」をおすすめします。
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目次
石油給湯器とは?仕組みを解説
給湯器にはガス・電気・石油をそれぞれ燃料とする3種類の機器があります。
その中で石油(灯油)を燃料とする石油給湯器は、給湯器本体に供給した石油を燃焼させ、その際に発生した熱を熱交換器に通して水を温めることでお湯をつくります。
ガスや電気のように契約した会社から燃料の供給がないため、本体とは別に灯油用タンクの設置が必要です。
家庭用の灯油の貯蔵量は消防法で200リットルまでと決められているので、灯油タンクを設置する際には注意が必要です。
石油給湯器は燃料から得られる熱量が多いので、高い燃料効率でお湯をつくることができます。
またガスや電気を燃料とする給湯器に比べてランニングコストを抑えられるため、寒冷地では特に重宝されています。地域によっては「灯油ボイラー」とも呼ばれています。
石油給湯器の中には追い炊き機能がついているものとついていないものがあるため、浴室の機能に合わせて機種を選ぶ必要があります。
石油給湯器のおすすめメーカーと人気商品
石油給湯器のおすすめ国内メーカーと人気商品を紹介します。
ノーリツ
兵庫県神戸市に本社を置く株式会社ノーリツはガス給湯器やガスコンロ、温水暖房機器の製造販売を行っている住宅機器販売メーカーです。
日本全国に営業所があり、海外ではアメリカ、オーストラリア、中国などで事業を行っています。
ノーリツはガス石油機器業界で初の「エコファースト企業」に認定されており、石油給湯器においても環境に配慮した製品を提供しています。
ノーリツ 石油ふろ給湯器(フルオート)直圧式
リモコンのスイッチを入れるだけで自動でお湯はりができます。
お湯が減ったときには自動で足し湯する機能があり、自動保温でお湯が冷めないようにしてくれます。
- 商品品番:OTQ-4706AY 希望小売価格:約43万円(税込み)
ノーリツ 石油給湯器(給湯専用)セミ貯湯式
お湯はり開始後、設定した湯量が貯まるとリモコンでお知らせしてくれます。
貯湯槽につくったお湯を貯めているので、短時間であれば安定した温度でシャワーを利用することができます。
- 商品品番:OQB-4706Y 希望小売価格:約26万円(税込み)
コロナ
新潟県三条市に本社を置いている株式会社コロナは暖房機器や空調家電、エコキュートや石油給湯器など住宅設備機器の製造販売を行っている住宅機器販売メーカーです。
1937年の日本初となる石油コンロの販売をはじめ、1955年の加圧式石油ストーブの販売、世界初のヒートポンプ給湯器エコキュートの販売など、現在も新しい商品を数多く提供し続けています。
コロナ 石油給湯器(フルオート)水道直圧式AGシリーズ
自動湯はり、保温機能付き。
ブルーラインバーナで熱効率87.0%の高効率を実現しました。
自動ふろ配管洗浄機能付きなので、きれいなお湯でお風呂を使用することができます。
- 商品品番:UKB-AG470FMX(MP) 希望小売価格:約48万円(税込み)
コロナ 石油給湯器(フルオート)水道直圧式SAシリーズ
フルオートタイプなので、お湯はりからたし湯まですべておまかせ。
スイッチ一つでお湯の使い過ぎを抑えられる給湯量セレクト機能付き。
省エネ設定を利用することで簡単に灯油の節約ができます。
- 商品品番:UKB-SA471F(MP) 希望小売価格:約46万円(税込み)
長府製作所
株式会社長府製作所は山口県下関市に本社を置く住宅機器販売メーカーです。石油給湯器、ガス給湯器をはじめとする給湯機器やルームエアコンなど空調機器などの製造販売を行っています。
特に石油給湯器は国内トップクラスのシェアを誇る長府製作所の看板商品です。
長府製作所 石油給湯器水道直圧式(フルオートタイプ)
スイッチポンで自動でお湯はりができます。
保温時間中は自動で水位を保つ機能つき。浴槽内の湯を排水する際にきれいな水(5リットル)を自動的に流すことで追い炊き配管内を洗浄する機能もついています。
オプションでバックアップ電源ユニットをつけることで停電時の利用が可能になります。
- 商品品番:KIB-4770DKXF 希望小売価格:約45万円(税込み)
長府製作所 石油給湯器減圧式高圧力型(フルオートタイプ)
配管が古い場合には配管が破裂する恐れを考慮して、こちらのような減圧式の石油給湯器を選ぶことをおすすめします。
減圧式でも高圧力型なので従来の2倍の圧力で、2階でもお湯を快適に利用することができます。
熱交換器はオールステンレス仕様で給水給湯やお湯はりパイプにもステンレスを使っているため、高い耐久性を誇ります。
- 商品品番:KIBF-4565SAGH 希望小売価格:約36万円(税込み)
省エネで人気のあるエコフィールとは?
石油給湯器の中でも省エネで人気のあるエコフィールの仕組みを紹介します。
エコフィールとは排ガス中の熱を回収して再利用(潜熱回収)することで熱効率を高めた石油給湯器です。
お湯をつくるときに熱交換器で発生する排熱を上手に再利用する仕組みを機器に組み込むことで、省エネを実現しています。
仕組みとしては1次熱交換機を加熱した際に発生する約200℃の排熱を2次熱交換器で再利用して水を温めます。
排熱の再利用により、熱効率は従来の83%から95%に向上しました。
エコフィールにすることで灯油使用量で年間79リットルの節約になります。
またCO2排出量でみると年間195kgの削減ができます。
これは杉の木約14本分のCO2削減効果にあたります。
エコフィールおすすめ機種紹介
ノーリツ 石油ふろ給湯器(フルオート)直圧式エコフィール
リモコンのスイッチを入れるだけで自動でお湯はりができます。
自動保温機能でお湯が冷めないように浴槽内のお湯の温度を自動調整。エコフィールで省エネです。
- 商品品番:OTQ-C4706AY BL 希望小売価格:約47万円(税込み)
コロナ 高効率直圧式石油給湯器エコフィール
排熱を再利用することで給湯効率95%を達成。従来品に比べ給湯効率が12%アップしたことにより灯油の使用量を減らすことができるので、ランニングコストを抑えることができます。
ecoモードの活用によって水道代も抑えることができます。
- 商品品番:UKB-EF471F(MP) 希望小売価格:約50万円
石油給湯器の交換のタイミング
石油給湯器は「設置から10年~15年」が交換時期の目安といわれます。
ただし屋外設置・湿気の多い環境や配管、排気筒が露出して設置されている場合など、設置環境によっては早く劣化が進むため給湯器の寿命は短くなります。
給湯器を長年使用していると故障の兆候がみられることがあります。
下記の兆候が見られる場合には故障している可能性があるので、設置からの年数を考慮して修理、または交換するかを判断するようにしましょう。
設置から8年程度までの故障であればメーカーや業者に依頼することで、部品交換による修理などで対応できる可能性があります。
10年以上経過している場合には機器の寿命や修理部品の供給終了が考えられるので、交換を検討する必要が出てきます。
特に発煙や異臭がみられる場合は給湯器が不完全燃焼を起こしていて火災が発生する可能性があるため、すぐに使用をやめて修理を依頼する、もしくは交換依頼するようにしてください。
貯湯式石油給湯器のほうが瞬間式(直圧式)石油給湯器に比べて内部構造が単純であるといった理由から寿命が長い傾向にありますが、症状によっては交換を検討してください。
頻繁にエラー表示が出る
経年劣化による本体やリモコンの故障が原因と考えられます。
給湯機から黒い煙が出る
内部部品の汚れ、各所部品の経年劣化が原因で不完全燃焼を起こしている可能性があるので使用をすぐにやめるようにしましょう。
お湯の温度が安定して出ない
本体が故障している、配管のつまりが原因と考えられます。
給湯器の騒音が当初より大きくなった
本体の経年劣化、バーナーに不具合が生じていることが原因と考えられます。
給湯器の運転中に強い異臭がする
パッキン類、配管の劣化、各所部品の劣化が原因。
石油給湯器を交換する場合の費用相場と工期
石油給湯器の工事費用相場は3~5万円程度です。
これは給水管や追い炊きの配管を再利用して同じタイプの給湯器で交換した場合の金額です。
給湯器の交換と合わせて配管を新しくする場合は状況に合わせて追加費用が発生します。
給湯器本体の価格は瞬間式(直圧式)フルオートタイプで24~30万円、オートタイプで22~24万円、給湯専用タイプで20~22万円程度です。
貯湯式ではフルオートタイプ22~24万円、オートタイプ18~22万円、給湯専用タイプで12~16万円程度になります。
交換工事の工期については1日、複雑な配管などがなければ実質半日あれば交換は可能です。
ただし業者の工事日程の調整や本体を注文してから納期まで日数が必要な機種もあるので、依頼してすぐに交換工事ができるわけではない点は気をつけてください。
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石油給湯器の瞬間式と貯湯式の違い
石油給湯器にはお湯をつくる仕組みの違いによって「瞬間式(直圧式)石油給湯器」と「貯湯式石油給湯器」があります。
現在では使い勝手がよい瞬間式(直圧式)石油給湯器が主流ですが、状況に合わせて選択することが必要です。
設置を検討する際には以下の違いについての解説を参考にしてください。
瞬間式(直圧式)石油給湯器とは
水道の圧力をそのまま給湯に利用する方式の給湯器です。
コイル状に巻いたパイプに通した水を温め、瞬間的にお湯にします。
使うときに使う分のお湯をつくる方式なので、湯切れを起こさないというメリットがあります。
また水道圧力をそのまま利用しているので勢いのあるシャワーを利用できます。
貯湯式と比較すると交換費は高額になります。
また水圧が高いので古い配管を利用する場合には破裂の恐れがあるので注意が必要です。
貯湯式石油給湯器とは
給湯器の中にある貯湯槽に貯めた水を温めてお湯をつくる方式の給湯器です。
タンクに貯めたお湯を利用するので、温度変化が少ない短時間のシャワー利用などでは快適に利用できるメリットがあります。
また内部部品の多くがステンレス製で腐食に強く、地下水や井戸水など水質があまりよくない場合でも利用できます。
使用量が多い時には湯切れを起こすデメリットがあり、タンクにお湯がない場合にはお湯をつくるまでの時間が必要となります。
瞬間式と比べると水圧が低いため、2階への給湯が必要な場合には高圧力型の機器を選ぶ必要があります。
石油給湯器のサイズの選び方
石油給湯器には給湯能力の違いによって、3万キロと4万キロという2種類の機器があります。
家族構成や生活スタイルに合わせた機種選びをするようにしましょう。
3万キロ(約36.0kW)の機種は2人暮らしなどの少人数家族であったり同時に給湯する機会が少ない家庭向けになります。
水温が低い冬では1箇所での給湯が望ましいですが、春から秋にかけてはお風呂と洗面台のような2箇所の同時給湯も快適に行えます。
4人以上の家族構成であれば、4万キロ(約46.5kW)の給湯能力が最適になります。
冬でも2箇所の同時給湯が可能であり、春から秋であれば3箇所の同時給湯も可能です。
石油給湯器の交換を検討するときにはご家庭の使い方に合った給湯能力でサイズを選ぶことが必要です。
また水温によって給湯能力が変わるため、冬の給湯能力を基準にサイズ選びをしてください。
石油給湯器の設置場所はどうやって決める?
石油給湯器の設置場所は自由に決められるわけではなく、法律で決められた設置基準があるので注意してください。
石油給湯器には「屋外設置型」と「屋内設置型」があります。
屋外設置型の場合、まわりの可燃物と離隔距離を取る必要があります。
設置するときは窓などの建物開口部と排気口の距離を取るようにします。
また排気ガスの逆流や不完全燃焼によって一酸化炭素中毒を引き起こす可能性があるため、給湯器本体を囲わないよう注意が必要です。
屋内設置型の場合は建物開口部と排気口の距離を確保すること以外に、屋外型と同様に一酸化炭素中毒を発生させる可能性があるので、雪などによって排気口が塞がれないようにする配慮も必要です。
設置場所が寒冷地や塩害のある地域の場合、環境にあった給湯器を選定していないと劣化が早く進む原因になるため注意が必要です。
石油給湯器以外の給湯器の種類
石油給湯器以外の給湯器を紹介します。
給湯器を交換する際には、それぞれの特徴を理解しておくと、生活スタイルに合った給湯器を選ぶことができるので、ぜひ参考にしてください。
ガス給湯器
都市ガスもしくはプロパンガスを燃料とする給湯器です。
必要な時に必要なお湯をつくる瞬間式なので、湯切れの心配がなくお湯を使うことができます。
ガス給湯器の中でも代表的な「エコジョーズ」は排熱を再利用して効率的にお湯をつくることができます。
電気給湯器(電気温水器)
電気により電熱ヒーター、もしくは熱交換器によって水を温めお湯をつくり、つくったお湯をタンクに貯めて利用する貯湯式の給湯器です。
機種や使い方によっては湯切れを起こす可能性があるので注意が必要となります。
エコキュート
深夜の安い電気を利用して、自然冷媒を利用した熱交換を行うヒートポンプによってお湯をつくり、電気温水器同様タンクにお湯を貯めて利用する貯湯式の給湯器です。
キッチンにIHコンロを採用し、オール電化住宅にする場合に採用されることが多い給湯器になります。
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