
プレハブ住宅に採用されやすい外壁材の種類

プレハブ住宅に採用される主な外壁材は、次のとおりです。
- サイディング
- モルタル
- ALC(軽量気泡コンクリート)
- タイル
- コンクリート(RC造の外壁)
- レンガ
サイディングは、工場で生産されたパネル状の外壁材で、現場で張り上げる乾式工法に用いられます。外壁材ごとに外観や機能、費用が異なるため、立地条件や求める性能、既存の外壁・建物の仕様を踏まえて、適したものを絞り込みます。

プレハブ住宅の外壁塗装に使われる主な塗料

外壁塗装には、主にアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素などが使われます。ただし、プレハブ住宅ではメーカー独自の外壁パネルや目地材が採用されている場合もあります。既存外壁との相性やメーカー指定のメンテナンス方法を確認したうえで、適切な塗料を選ぶ必要があります。
| 塗料の種類 | 耐用年数の目安 |
|---|---|
| アクリル塗料 | 4~7年 |
| ウレタン塗料 | 6~10年 |
| シリコン塗料 | 8~15年 |
| フッ素塗料 | 15~20年 |
塗料によって耐用年数や特徴は異なります。既存外壁との相性や今後のメンテナンス周期まで考慮すると、選びやすくなります。



プレハブ住宅の外壁をリフォームする方法
プレハブ住宅も、年月の経過とともに外壁のリフォームが必要になります。塗装とカバー工法のどちらが適しているかは、塗膜や外壁材の劣化状況によって異なります。

【方法1】塗装
塗膜は経年とともに防水性や耐久性が低下するため、耐用年数が近づいたら再塗装を検討します。塗装前には高圧洗浄を行い、汚れやカビ、藻、剥がれかけた旧塗膜などを除去します。下地を整えることで塗料が密着しやすくなり、早期の剥がれを防げます。

【方法2】カバー工法
カバー工法とは、既存の外壁材を撤去せず、その上に新しい外壁材を重ね張りする工法です。撤去・処分の手間が少ないため、張り替えより費用を抑えやすく、一般的な戸建ての工期は10~20日ほどが目安です。ただし、建物の形状や下地補修の有無によって工期は変わります。使用する外壁材や通気層の仕様によっては、断熱性・遮音性の向上も期待できます。一方、重ね張りによって建物が重くなるため、既存下地の状態や外壁材の重量を踏まえた構造耐力の確認が必要です。下地や構造材に腐食・雨漏りがある場合は適さないこともあるため、施工前に現地調査を依頼します。

プレハブ住宅における外壁リフォームの費用相場

プレハブ住宅の外壁リフォームにかかる費用相場は、次のとおりです。
| リフォーム内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 外壁塗装(30坪) | 50万~120万円 |
| カバー工法(30坪) | 170万~230万円 |
外壁リフォームの費用は、既存外壁の劣化状況や建物の立地条件などによって変わります。特に仮設足場の費用は条件によって差が出やすいため、専門業者に現地調査を依頼し、総額の目安を確認しておきましょう。

プレハブ住宅の外壁から雨漏りした際の修理方法
プレハブ住宅の外壁から雨漏りしたときは、まず専門業者へ調査を依頼し、浸入経路と下地の状態を確認します。原因として、外壁材のひび割れ、目地・シーリングの劣化、防水紙の破損、窓まわり、外壁を貫通する金物などが挙げられます。コーキング材や防水テープは応急処置に使われることもありますが、原因に合わなければ再発や劣化の進行を招きかねません。調査結果に応じて、シーリングの打ち替えや外壁材・防水層の補修など、適切な処置を行います。

※ 参考:住まいるダイヤル「外壁<サイディング>」
【Q&A】プレハブ住宅の外壁リフォームに関するよくある質問
プレハブ住宅の外壁にアスベストが含まれている場合の撤去方法は?

建築物の解体・改修工事では、工事の規模にかかわらず、施工業者が工事対象部分に石綿が含まれているかを事前に調査する必要があります。一定規模以上の工事では、2022年4月から調査結果の報告も義務付けられました。さらに、2023年10月以降に着工する建築物の工事は、原則として有資格者が事前調査を行います。アスベストの製造・輸入・使用などは2006年9月から禁止されているため、それ以前に着工したプレハブ住宅には石綿含有建材が使われている可能性があります。
アスベストを含む外壁材を撤去する主な流れ
- 有資格者による書面・目視調査を行い、必要に応じて分析調査を実施する
- 建材の種類や飛散性に応じて作業計画を立て、必要な届出・報告を行う
- 養生や湿潤化などの飛散防止措置を講じる
- 外壁材をできるだけ切断・破砕せず、原形のまま取り外す
- 撤去材を適切に梱包・運搬・処分する
- 作業後に取り残しがないことを確認する
除去方法や養生の内容、必要な届出は、建材の種類や工事規模によって異なります。石綿含有建材を自分で撤去せず、事前調査から除去・処分まで一貫して対応できる専門業者への依頼が必要です。
DIYによるプレハブ住宅の外壁リフォームは可能?
プレハブ住宅の外壁リフォームは、高所からの転落や施工不良による雨漏りのリスクがあるため、DIYには適していません。外壁材を撤去・切断する工事では、アスベストの事前調査が必要になることもあります。自分で行うのは地上から無理なくできる軽い清掃にとどめ、塗装・補修・張り替えは住宅メーカーや外壁工事の専門業者に依頼しましょう。










