目次
- 1 賃貸マンションでビルトインガスコンロの交換はできる?
- 2 ガスコンロの種類
- 3 ガスコンロの交換にかかるそれぞれの費用と工事期間
- 4 テーブルコンロとビルトインコンロのメリット・デメリット
- 5 ビルトインコンロの交換時期は?
- 6 既存のガスコンロをビルトインに交換する場合は?
- 7 おすすめの人気IHコンロとガスコンロ
- 8 テーブルガスコンロは自分で交換できる?
- 9 ビルトインコンロへリフォームする流れ
- 10 ビルトインガスコンロの故障と修理費用について
- 11 ガスコンロを交換する際に注意すべきポイント
- 12 据え置きガスコンロを購入する前に確認しておくべきことは?
- 13 ガスコンロの選び方のポイントは?
- 14 据え置きガスコンロを購入する際の注意点
賃貸マンションでビルトインガスコンロの交換はできる?
賃貸マンションでガスコンロの交換を行うことはできるのでしょうか?
これは、使用するコンロの種類にもよるのですが、テーブルタイプのコンロを自分で用意して設置する物件なら問題無く交換できます。
ただ、既存設備としてビルトインコンロが設置されている場合や、テーブルコンロをビルトインコンロにリフォームしたいという場合には、資格の都合もありますが、そもそも自分の物ではなく、所有しているのは貸主ですので勝手に変更する事は出来ません。
不動産屋などを通して確認が必要ですので、個人で変更することは難しいでしょう。
特にテーブルコンロをビルトインコンロに変更するためには、システムキッチンの入れ替えが必要となりますので、賃貸マンションではまず対応できません。
どうしてもビルトインコンロが使いたい、交換したいという場合には、まずは不動産会社に連絡し、設備の交換が可能かどうか大家さんに問い合わせましょう。
ガスコンロの種類
ガスコンロには、どんな種類があるのでしょうか?
ガスコンロの種類には、テーブルコンロとセクショナルキッチンコンロ、ビルトインコンロがあります。
キッチンのタイプによっても異なり、セクションタイプの据え置き型(テーブルコンロ)と、セクションタイプの内蔵型(ビルトインコンロ)、天板一体型のビルトインタイプがあります。ビルトインの場合はオーブン付きのタイプもあります。
テーブルコンロ
テーブルコンロはガステーブルとも呼ばれる、グリル部と操作部が一体化したコンロです。
コンロ台の上に置いたコンロとガスコックをガスホースでつなぐだけのタイプなので、工事の必要がなく簡単に設置できます。
セクショナルキッチンビルトインコンロ
セクショナルキッチンとは、シンクやガス台、収納キャビネットなど、独立のユニットを組み合わせることによって構成されるタイプのキッチンです。
このセクショナルキッチンに組み込まれているコンロを、セクショナルキッチンビルトインコンロといいます。
天板一体型ビルトインコンロ
キッチンの天板はワークトップとも呼ばれ、調理する場所としてキッチンの使い勝手を左右する重要な要素です。
この天板に組み込まれたコンロを、天板一体型ビルトインコンロといいます。
ビルトインコンロが組み込まれるキャビネットの下部にはオーブンレンジや食洗機などもつけられるため、多くの方に好まれる傾向があります。
ガスコンロの交換にかかるそれぞれの費用と工事期間
ガスコンロの交換にかかる、本体価格、工事費用、処分費用について解説します。
テーブルコンロからビルトインコンロへ交換する
セクショナルキッチンのビルトインコンロであれば、コンロのみの入れ替えで、本体価格は約5万円〜約8万円、工事費用は約2万円〜約4万円、これに処分費用なども合わせると合計で約8万円〜約14万円です。
工事に要する時間は2時間程度です。
キッチン全てを入れ替えてシステムキッチンにする場合は、本体価格と設置費用、処分費用も合わせて約60万円〜約120万円になります。
キッチンの性能やサイズによってはさらに高額になります。
工事期間の目安は3日〜5日です。
テーブルコンロからテーブルコンロへ交換する
本体価格は約2万円〜約6万円、工事費用は処分費用込みで約1万円〜約2万円です。
コンロ本体の入れ替えのみの簡単な作業なので、作業時間は約1時間ですみます。
また、テーブルガスコンロは自分でも取り付け可能です。
自分で取りつける場合は、本体の購入費のみで約3万円〜約6万円、古くなったコンロの処分費については自治体により異なりますが約500円〜約1,000円ですむため節約できます。
ビルトインコンロからビルトインコンロに交換する
ビルトインコンロは個人での交換はできないので、本体の費用と業者による工事費用、処分費用が必要です。
交換費用は、標準的なスペックのコンロならば約8万円〜約18万円、ハイクラスになると30万円近くになることもあります。
コンロのみの交換であれば約2時間で工事は終わります。
ビルトインコンロからテーブルコンロに交換する
レアなケースになりますが、セクショナルキッチンのビルトインコンロからの交換であれば、セクションの交換とテーブルコンロの新設が必要です。
セクショナルキッチンのコンロ台のみであれば、セクションの交換費用は約2万円〜約4万円、コンロ本体価格は約2万円〜約6万円、工事費用と廃棄料合わせ約2万円〜約3万円、合計約6万円〜約13万円程度です。
工事期間はおよそ半日から1日ほどです。
テーブルコンロとビルトインコンロのメリット・デメリット
テーブルコンロとビルトインコンロ、それぞれのメリット・デメリットを表にまとめました。
テーブルコンロ | |
---|---|
メリット | 本体価格が安い コンロの交換が楽 手軽に手に入る |
デメリット | 2口のコンロで人数が多い家庭には不向き コンロの掃除が大変 ホースからガス漏れの危険性がある |
ビルトインコンロ | |
---|---|
メリット | 掃除が楽 多機能なものが多い ガス漏れの安全性が高い 一体的で美しい |
デメリット | 本体価格が高い 3口のコンロで天板のスペースが狭い コンロを個人で設置できない |
テーブルコンロは単身者の購入に向いており、ビルトインコンロは家族の多い家庭での購入に向いているといえます。
ビルトインコンロの交換時期は?
ビルトインコンロとは、ガスコンロがキッチンに組み込まれている形状のコンロです。
見た目もすっきりしており、手入れも簡単。万が一の火災に備えた安全機能も付いているため、安心して使用できます。
一般的に家庭用ビルトインガスコンロの耐用年数は、約10年がおおよその目安です。
10年以上を超えてしまうと、修理用の部品生産が終了しているケースが多く、修理対応ができないことなどが理由です。
また、ガスは危険な性質を持ち合わせるため、安全面の上でも寿命をむかえる前に交換をした方が良いでしょう。
交換のサインとは
ビルトインコンロに以下のような兆候が見られたら、交換の時期だと言えるでしょう。
- 炎の色が青ではなく赤やオレンジになっている
- すぐに点火ができずに、火力も弱い、調節も不能
- 炎が自然に消えてしまう
- 鍋やフライパンの底がススで真っ黒になる
- ガス臭さがある
- コンロの機器が劣化する
特に炎の色が青色ではなく、赤やオレンジの場合は不完全燃焼が発生しており、大変危険な状態です。
最悪の場合、一酸化炭素中毒事故につながる危険性があります。
バーナーキャップをきれいにしても炎の色が青くならない場合は使用せず、早めに交換するようにしましょう。
既存のガスコンロをビルトインに交換する場合は?
古くなったガスコンロを交換する際には、安全面や機能が進化した「ビルトインコンロ」がおすすめです。
ここでは、既存のガスコンロから、ビルトインコンロに交換する際に確認しておくことをリストアップしていきます。
ガスの種類(都市ガス・LPガス)
まず第一に確認することは、ガスの種類です。
ガスの種類はお住まいの地域によって異なり、都市ガスとLPガスの2種類に分けられます。
都市ガスは、地下に埋められているガス管を通って、各家庭に供給される方法で、都市に多い供給方法です。
地方に多いのはLPガスで、ボンベに入ったガスから使用します。
それぞれのガスの特徴
それぞれのガスの特徴は、下記の表の通りです。
ガスは本来は無色・無臭ですが、事故防止のため、どちらとも臭いが付けられています。
都市ガス | |
原料 | ・主成分がメタン(燃える気体)の天然ガス ・海外から輸入する液化天然ガス(LNG) |
特徴 | ・本来は無色・無臭 ・ガス漏れ時にすぐに気が付くよう臭いをつけている ・空気より軽い |
LPガス | |
原料 | ・主成分がプロパン・ブタン液化石油ガス(LPG) ・大半を海外から輸入 |
特徴 | ・本来は無色・無臭 ・ガス漏れ時にすぐに気が付くよう臭いをつけている ・空気より軽い |
都市ガスとLPガスでは使用できるガス器具が違う
都市ガスとLPガスは原料が違うため、熱量にも違いがあります。
そのため、同じガス器具は使用できません。
都市ガス用のコンロのガス穴は、LPガス用のコンロ穴よりもガスが多く出る形状になっています。
引っ越しなどで、都市ガスからLPガスへ、あるいはLPガスから都市ガスに変わる際には、ガス器具も変更しなければならないので注意してください。
おすすめの人気IHコンロとガスコンロ
おすすめのIHコンロとガスコンロをご紹介します。
日立「火加減マイスターHT-N8STF」
3口のヒーターが設置されたIHコンロです。
新開発のW平面ヒーターにより、グリル内の温度差を少なくして焼きムラを抑えてくれます。
日立独自の技術である「ワンタッチ火力ボタン」で火力の切り替えも簡単です。
また、グリル内はフラットになっておりお手入れしやすい形状です。
メーカー希望小売価格:341,000円(税込)
日立「IHクッキングヒーター HT-M60S」
トッププレートもフロント部分もフラットな形状で、様々なキッチンに調和するIHコンロです。
メニューから温度を設定するだけで、温度を自動でキープしてくれます。
3.2kWの大火力で、湯沸かしもスピーディーです。
メーカー希望小売価格:256,300円(税込)
パナソニック「ビルトインタイプKZ-G32AST」
新しく水なし両面焼きグリルを搭載し、グリル料理がさらに手軽に行えるようになりました。
光火力センサーによる10℃きざみの温度調節が可能で、高火力で設定温度まで一気に加熱できます。
メーカー希望小売価格:オープン
パナソニック「ビルトインタイプKZ-AN36S」
鉄・ステンレスに対応した3口IHコンロです。
IHと遠赤外線のWフラットタイプのラクッキングリルを搭載し、冷凍食品も簡単に解凍できます。
メーカー希望小売価格:390,500(税込)
リンナイ「LAKUCIE」
LAKUCIEは、安心と便利な機能を充実させたテーブル型ガスコンロです。
リンナイの独自技術であるココットプレートで、油汚れを99.9%カットします。
メーカー希望小売価格:112,970円(税込)
リンナイ「DELICIA(デリシア)
洗練された美しいフォルムと、充実した機能が特徴のビルトインガスコンロです。
ガラストップは7色から好きな色を選べます。
メーカー希望小売価格:436,590円(税込)
ノーリツ「piatto Light」
piatto Lightは、スッキリしたデザインのビルトタイプガスコンロです。
充実したグリル機能で、素材の旨味を引き出してくれます。
メーカー希望小売価格:212,520円(税込)
ノーリツ「ホーロートップ グリルなし」
ホーロー用鋼板に2層のガラスコートをかけたテーブル型ガスコンロです。
調理後のお手入れも簡単に行えます。
メーカー希望小売価格:40,260円(税込)
テーブルガスコンロは自分で交換できる?
ホームセンターやネットで購入したテーブルコンロを自分で交換する方もいらっしゃいますが、業者さんにお願いした方が保証や安全面でもおすすめです。
個人で本体のみ購入し、業者に取り付け工事のみをお願いすることもできます。
テーブルコンロを購入する際には、コンロを設置するスペースとガスの種類を調べておきましょう。
購入する前には、必ずコンロの設置スペースをメジャーなどで測っておきます。
ガスの種類は都市ガスとプロパンガスの2種類があり、コンロ本体に貼られているシールで確認できます。
ガスの種類を間違えて使用すると、一酸化炭素中毒になる危険性があります。
またガスホースの接続を間違うとガス漏れによる火災につながる可能性もあるため、自分で交換するのはあまりおすすめできません。
ガス取扱の資格を有する業者に設置してもらうと、安全にコンロを使用できる上、アフターケアの面でも安心です。
テーブルガスコンロの交換方法
⑴ガス栓を閉めてガスホースを抜く
ガス栓を必ず閉めてからガスホースを抜いてください。
ガス漏れが起こる原因となります。
⑵新しいガスホースとガスコンロ本体を設置してつなぐ
ガス栓には、そのままガス管を差し込むホースエンドタイプとソケットが付いているコンセントタイプがあります。
まずはガスホースの長さを調節します。
ホースエンドタイプには、ガス栓の根元に赤い線が入っているので、その線までしっかりホースを差し込み、セットで付いているクリップバンドをしっかり取り付けましょう。
コンセントタイプは、ゴムキャップとゴム管止めが付属で付いているので、ゴムキャップを付けてからガス栓に取り付けます。
⑶元栓を開く
ガス管を接続できたら、ガスの元栓を開いて使用します。
ガス漏れ発生の可能性を考え、必ず換気扇を回しておきましょう。
ガスコンロの日々のお手入れ方法
五徳や受け皿、グリル、天板などは、日々のお手入れを心がけると、サビや劣化を防ぐことができ、長持ちします。
ガスホースの耐用年数は約7年といわれていますが、ガスホースの劣化はガス漏れの原因となるため、常にホースの状態を確認しておくことが重要です。
油汚れなどは柔らかい布やスポンジを使ってできるだけ早目に掃除しましょう。
汚れを放置していると、どんどん汚れがたまっていきます。
細部のお手入れは、歯ブラシや竹串などで汚れを掻き出し、重曹や専用クリーナーなどで月1回程度のメンテナンスをおすすめします。
h2:ビルトインガスコンロは自分で交換できる?
ビルトインコンロの場合、ガス機器とガス管の接続には特殊な接続部材が使われているため、個人での設置には資格が必要です。
特殊な部材を使用するとは言っても、工具などを用意できればDIYも可能なように思えますが、これらの部材や工具の購入には資格が必要となるため、個人で施工を行うことはできません。
ビルトインコンロの交換を行う際には、必ず資格を持った専門業者に依頼するようにしましょう。
ビルトインコンロへリフォームする流れ
ここでは、ビルトインコンロへリフォームする流れを詳しく解説していきます。
業者探しからリフォーム完了まで
業者探しからリフォーム完了までは、以下のステップで行います。
【1】ビルトインコンロに交換できるのかを確認
まずは、自宅のコンロのタイプが「据え置き」、「ビルトイン」のいずれかを確認しましょう。
タイプによっては交換ができない場合があります。
タイプ | セクショナルキッチン+据置 | セクショナルキッチン+ビルトインコンロ | ビルトイン |
---|---|---|---|
形状 | 据置型のガスコンロが独立したコンロ台の上に設置 | ビルトインコンロ専用のコンロ台とビルトインガスコンロが一体化 | システムキッチンの天板に埋め込まれている |
ビルトインガスコンロへの交換可否 | できない | できる サイズが合わない場合コンロ台ごとの交換が必要 | できる |
【2】業者探し
自宅のコンロ台をチェックして、交換可能ならば次は業者探しです。
ビルトインガスコンロの交換は、有資格者でないと行えません。
必ず、専門業者に依頼するようにしましょう。
ビルトインコンロは、ホームセンターやガス会社、インターネット通販などから購入できますが、ホームセンターやガス会社の場合、業者はあらかじめ決まっています。
インターネット通販で購入する場合は、自分で設置業者を選ぶことができるため、複数の会社に見積依頼をかけられたりするのが良い点です。
但し施主支給品での取り付けは保証範囲の関係などにより受けていない業者もありますので事前に確認が必要です。
【3】リフォーム完了までの流れ
商品は工事当日に施工スタッフが持参します。
交換工事前の準備として、傷防止用の養生シートなどを床に敷いた後、既存コンロの取り外しを行います。
コンロ台を軽く清掃したら、新しいコンロにガスを配管して取り付けた後、安全のためもう一度、ガス漏れをしていないか確認して、リフォーム完了です。
マンションの場合は規約確認と管理組合への申請
賃貸マンションの場合は、自分が部屋の所有者ではないため、勝手にガスコンロの交換はできません。
分譲マンションの場合は規約を確認した後に、必ず管理組合や管理会社へ必要な申請をしておきましょう。
特に、ガスコンロからIHヒーターへと交換する際には、マンションの受電方式にも関わってきますので、安易に交換をするのはやめましょう。
事前に200ボルトの電気の引き込みができるか、契約アンペアが変わらないかなど、見積や現地調査の時に確認してもらいましょう。
ビルトインガスコンロの故障と修理費用について
長年コンロを使用していると、天板(トッププレート)が破損したり、ガスホースが老朽化したり、着火や燃焼に不具合がでたりすることがあります。
このような場合には修理もしくは交換が必要となり、費用は、ガスホースの交換が約1万円から、天板については製品にもよりますが、メーカーに修理を依頼した場合は約5万円が目安です。
天板は製品によって交換費用が高くつく可能性もありますので、価格によっては新しいコンロへの交換も考慮すると良いでしょう。
バーナーやグリル部分の修理については、清掃のみで対処できる場合には約1万円、部品の交換が必要となる場合には約3万円からとなります。
バーナー部分の詰まりや汚れによる着火不良については、歯ブラシや針金を用いて自分で清掃することも可能です。
ガスコンロの取扱説明書にバーナーやグリルの清掃方法が記載されていますので、燃焼が不安定だと感じた時は取り外して綺麗に掃除してみましょう。
一部の機能が使用できなくなったという場合には、内部にある電子制御基板の交換が必要となることがあり、この場合の修理費用は基板交換のみなら約15,000円、センサー類の不調が原因なら約1万円が相場です。
電子制御基板に不具合が起きている状態では、立ち消え防止機能などの安全性に関わる部分が正常に動作していない可能性もありますので、できるだけ早期に修理を依頼してください。
ガスコンロを交換時期はどれぐらい?
修理やメンテナンスを行っても調子が戻らないときはガスコンロの交換時期です。
ガスコンロの交換時期は一般的に約10年と言われています。
これは、各メーカーがコンロの交換部品を保持している年数を元に目安として考えられている年数で、故障や不具合が無い場合は交換時期より長い期間使い続けることも可能です。
ただ、長年コンロを使い続けていると、見えない部分の腐食や、掃除できない部分の配管に詰まりができ、正常に動作しなくなっている可能性も考えられます。
不完全燃焼による一酸化炭素中毒の危険や、配管の劣化によるガス漏れ事故を防ぐためにも、約10年程度でガスコンロは交換した方が良いでしょう。
ガス機器の修理は何処に依頼すればいい?
家庭用ガス機器の修理については、ガス会社とガス機器を製造しているメーカーに問い合わせを行ってください。
基本的に都市ガスの場合は、ガス会社がガス機器の修理会社も兼ねていますので、連絡を取れば修理してもらえるでしょう。
プロパンガスの場合もガス会社が機器の修理を行っていますが、場合によっては対応していないことがあります。
このような場合でも、問い合わせれば何処に修理を依頼すれば良いのか教えてもらえるので、故障の際にはまずガス会社に連絡すると良いでしょう。
コンロ選びの際にはトッププレートの性能にも注意しよう
コンロを選ぶ際には、トッププレートの材質や性能にも注意が必要です。
トッププレートには使用の際に油汚れなどが付着しますが、汚れをそのままにしていると見た目が悪くなってしまいますし、汚れが加熱されることで火事の原因となってしまうこともあります。
このようなトラブルを防ぐために、掃除のしやすいガラスやフッ素コーティングが施されたトッププレートを用いた製品を選ぶと良いでしょう。
ガスコンロを交換する際に注意すべきポイント
最後に、ガスコンロを交換する際に注意すべきポイントをまとめます。
コンロのサイズをチェック
設置する際には、コンロのサイズをチェックしておきましょう。
テーブルコンロのサイズは、標準タイプが横幅60cm、コンパクトタイプが横幅56cmと2種類あります。
奥行きは、標準タイプで45cm〜50cm、コンパクトタイプで42cm〜45cmとメーカーによって差があります。
ビルトインコンロのサイズは、横幅が45cm、60cm、75cmの3種類あります。
奥行きは35cm〜55cmと、こちらもメーカーによって差があります。
設置場所に適合したコンロを選ぶようにしましょう。
LPガスか都市ガスか?種類に注意
ガスの種類によって、コンロ本体やホースなども仕様が異なるので注意が必要です。
ガスコンロで使用するガスは、LPガスと都市ガスの2種類あります。
仕様の異なるガスコンロを使用すると、ガスコンロが故障したり、場合によっては一酸化炭素中毒の危険もあります。
ガスコンロは必ず使用しているガスの種類に対応したものを選びましょう。
IHに交換する場合は調理器具が使用可能かを確認
ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換する場合には、今使っているお鍋やフライパンなどが使用可能か確認が必要です。
例えば、中華鍋のような底に丸みのある鍋は、ヒーターに内蔵されているセンサーが働かないため使用できません。
業者に依頼した方が安心
ガスコンロを交換する場合には、ガス業者やリフォーム業者などにお願いした方が保証などの面でも安心です。
リフォーム業者の比較サイトで交換費用の比較検討をすれば、より価格を抑えられます。
ハピすむでは、最大3社まで費用が簡単に比較できるので、よりよいサービスや低価格を求めている方におすすめです。こちらから簡単に無料で見積もりが出来ます。
据え置きガスコンロを購入する前に確認しておくべきことは?
ガスコンロを買い替える際にまず注意しておきたいのがガスの種類についてです。
家庭向けに利用されているガスには、配管によって各戸まで届けられている都市ガスと、タンクを自宅に設置して利用するプロパン(LP)ガスの2種類があります。
どちらも同じように可燃性のガスを燃焼させる設備ではありますが、都市ガスとプロパン(LP)ガスとでは成分が異なり、同じ熱量を発生させるために必要となるガスの量も変わりますので、同じ機器を利用することはできません。
もし、都市ガス用の機器にLPガスを供給した場合にはガスが多く流れすぎて火力が強くなるため、爆発や火災の危険性が高くなりますし、LPガス用のコンロに都市ガスを使用した場合、不完全燃焼を起こす危険性があります。
どちらの場合も生命に関わる事故に繋がる可能性が高いため、リフォームで新しく購入するガスコンロを選ぶ際には、必ずご自宅でお使いのガスの種類に合った製品を選んで取り付けるようにしてください。
ガスコンロのサイズを測っておく
ガスコンロは住宅設備としてシステムキッチンなどに設置される機械のため、基本的には大きさなどの規格が決められています。
しかし、ガスコンロのサイズにはマンションやアパートと言った住宅スペースに限りがある場所に設置するために、コンパクトな製品も用意されています。
ガスコンロのサイズは、一戸建て向けなどの標準サイズが約59cm、マンションやアパート向けのコンパクト幅のものが約56cmとなります。
設置については、標準幅の設置場所にコンパクト幅のものを設置することは可能ですが、コンパクト幅の設置箇所に標準幅の製品を取り付けることはできません。
コンパクト幅の設置箇所でもコンロがぎりぎり収まることもありますが、ガスコンロは熱を発する機器のため、前後左右にある程度スペースを必要となります。
そのため、安全上の理由からスペースに余裕が無い場所へのガスコンロの設置は避けた方が良いでしょう。
また、ビルトインタイプのコンロの場合は、本体のサイズが設置箇所より大きい場合、小さい場合のどちらについても安全に固定することが難しくなるため、据え置きタイプの製品以上にサイズには注意する必要があります。
ビルトインガスコンロのリフォーム、買い替えを行う際には、まずウェブサイトや店舗にあるカタログなどで製品の詳細な寸法を調べ、現在お使いの製品と全く同じ寸法の製品を選びましょう。
ガスコンロの選び方のポイントは?
ガスコンロの選び方には、サイズやガスの種類以外にどのようなポイントがあるのでしょうか?
使い方や日常での利便性など、ガスコンロごとの特徴からガスコンロの選び方について見てみましょう。
天板に用いられている材質から選ぶ
コンロには、炎を出すバーナー部分を囲むように天板が設置されています。
この天板部分は調理の際に飛び散る油や油煙、ススなどが付着しますし、鍋やフライパンなどの調理器具がぶつかることもあるため、掃除のしやすさや耐久性などを考慮して天板の材質を選んだ方が良いでしょう。
天板に用いられている材質には、主にホーローや金属にフッ素コーティングを施したもの、ホーロー素材にガラスコーティングを施したもの、強化ガラスを用いたものがあります。
それぞれの素材について、素材ごとの特徴とメリット・デメリットについてご紹介します。
ホーロー天板の特徴とメリット・デメリット
ホーロー素材はアルミニウムや鉄などの金属素材に陶器と同じ釉薬を塗って焼き付けたもので、耐久性に優れており、比較的安価なのが特徴です。
清掃についても、陶器状のコーティングですので比較的傷に強く、使用直後の熱を持った状態ならお湯で濡らした布巾等で拭くだけできれいにすることができます。
ただ、汚れが焦げ付いた場合などはお湯拭きを行うだけではきれいにすることができないため、掃除にはやや手間がかかるのが難点です。
このような場合には、天板が冷えてから濡らしたキッチンペーパーを汚れに被せ、ラップで覆っておくと汚れが柔らかくなり掃除をしやすくなります。
もし、この方法を用いても汚れが落ちなかった場合には、重曹に水を加えてペースト状にしたものや、ホーロー用の研磨材を用いて擦り落とすといいでしょう。
フッ素コーティング天板の特徴とメリット・デメリット
フッ素コーティング天板とは、フライパンなどに広く用いられているフッ素コーティングを施した天板になります。
金属素材にコーティングを施すだけで製造することができるため、コストが比較的安いのが特徴です。
メンテナンス性については、汚れがこびり付きにくいため、ちょっとした油汚れなどは簡単に拭き取ることができますし、油汚れなども中性洗剤で洗浄するだけで比較的簡単に取り除くことができます。
ただ、フッ素コーティングはどうしても塗膜の強度が弱いため、金属などの固いもので擦るとコーティングに傷ができてしまう点がデメリットです。
天板に用いられている素材の中では汚れを落としやすいというメリットはありますが、耐久性がやや低いため、清掃の際には注意が必要となるでしょう。
ガラスコーティング天板の特徴とメリット・デメリット
ガラスコーティング天板は、ホーロー素材の天板にガラスコーティングを施したタイプの製品です。
ガラスコーティングが追加されることでより強度が増し、傷が付きにくく比較的清掃しやすいのがメリットと言えます。
また、カラーリングなども豊富でキッチンのイメージに合った製品を選びやすい点もメリットと言えるでしょう。
デメリットとしては、やや衝撃に弱い点があげられます。
もちろん、衝撃を与えても破片が飛散するようなことはありませんが、ヒビが入ると錆や汚れの原因となってしまいますので、鍋やフライパンを落とさないよう注意してください。
ガラストップ天板の特徴とメリット・デメリット
ガラストップ天板は強化ガラスで作られた天板です。
ガラス製なので透明感があり、傷にも強く、強化ガラスなので衝撃にも比較的強いのが特徴の天板となります。
ガラスをそのまま貼り付けて作られているため、塗装もなく長期間見た目の美しさを維持できるのもメリットです。
ただ、強化ガラスをコンロ形状に合わせて成型する手間がかかるため、コストは比較的高めですし、面での衝撃には強い一方で、点での衝撃に弱いため、場合によってはいきなり割れてしまうこともあります。
バーナーの口数で選ぶ
ガスコンロには2口や3口など、バーナーの数の違いがあります。
複数の調理を同時に行う場合には口数が多い方が便利ですが、口数が多い分手入れの手間もかかりますので、ライフスタイルや居住者の数に合わせて選ぶといいでしょう。
バーナー周辺の形状から選ぶ
ガスコンロのバーナー形状には、汚れや吹きこぼれを受けとめる受け皿がついているものと、受け皿が無いものとがあります。
受け皿があるタイプの製品は取り外して丸洗いできるのがメリットとなり、受け皿が無いタイプの製品は天板ごと拭き掃除ができるため、掃除がしやすいのがメリットです。
傾向として、吹きこぼれ汚れには受け皿タイプが、油はね汚れについては受け皿がない製品の方が掃除をしやすいため、調理の傾向に合わせて選ぶといいでしょう。
魚焼きグリルの性能で選ぶ
ガスコンロに取り付けられている魚焼きグリルには、片面焼きのものと両面焼きのもの、簡易的にオーブンとして利用できるものなどがあります。
両面焼きのものは片面焼きに比べて調理時間が抑えられますが、食材がくっつきやすいという点がデメリットです。
片面焼きはひっくり返す手間がかかりますが、焼き色だけを付けたい場合などに使いやすいというメリットがあります。
また、オプション品を利用することで直火オーブンとして利用できる製品もありますので、調理の幅を広げたいという方はこのようなタイプの製品を選んでもいいでしょう。
据え置きガスコンロを購入する際の注意点
ガスコンロのバーナーは強火力と標準火力の2つが搭載されており、製品によって配置が変えられています。
ガスコンロの設置では、火災を防ぐために強火力側のバーナーを壁から遠ざけて設置することとなっていますので、ガスコンロを購入する際には使用箇所の壁から遠い側に強火力バーナーがある製品を選んでください。
利用上の目的などでどうしても壁側に強火力バーナーがある製品を使用したい場合には、壁側に断熱を施すなどの方法で対処することもできますが、安全上の理由からおすすめはできません。
これは、断熱材を設置しても隙間から熱が漏れて壁内部が燃える可能性が考えられるためです。
また、短期的な利用なら大丈夫でも、長期間の利用で劣化が進み、火災が起きる可能性もありますので、コンロ選びの際には強火力バーナーが壁から遠い製品を選ぶことをおすすめします。
一般的なガスコンロについては、設置の際に強火力バーナーの位置を変更できるものがほとんどですので、バーナー位置で選んだ製品が利用できないといった問題はほぼ起こらないでしょう。
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