2024年10月24日更新

監修記事

賃貸でもガスコンロを交換したい!分譲との違いや費用、注意点を解説!

既存のビルトインコンロを交換したり、新たにビルドインコンロを取り付けたりする場合にはどの程度の費用がかかるのでしょうか?IHクッキングヒーター、ガスコンロなどのリフォーム方法、故障時の修理方法などについてご紹介します。

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賃貸マンションでビルトインガスコンロの交換はできる?

賃貸マンションでガスコンロの交換を行うことはできるのでしょうか?

これは、使用するコンロの種類にもよるのですが、テーブルタイプのコンロを自分で用意して設置する物件なら問題無く交換できます。

ただ、既存設備としてビルトインコンロが設置されている場合や、テーブルコンロをビルトインコンロにリフォームしたいという場合には、資格の都合もありますが、そもそも自分の物ではなく、所有しているのは貸主ですので勝手に変更する事は出来ません。

不動産屋などを通して確認が必要ですので、個人で変更することは難しいでしょう。

特にテーブルコンロをビルトインコンロに変更するためには、システムキッチンの入れ替えが必要となりますので、賃貸マンションではまず対応できません。

どうしてもビルトインコンロが使いたい、交換したいという場合には、まずは不動産会社に連絡し、設備の交換が可能かどうか大家さんに問い合わせましょう。

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ガスコンロの種類

ガスコンロには、どんな種類があるのでしょうか?

ガスコンロの種類には、テーブルコンロとセクショナルキッチンコンロ、ビルトインコンロがあります。

キッチンのタイプによっても異なり、セクションタイプの据え置き型(テーブルコンロ)と、セクションタイプの内蔵型(ビルトインコンロ)、天板一体型のビルトインタイプがあります。ビルトインの場合はオーブン付きのタイプもあります。

テーブルコンロ

テーブルコンロはガステーブルとも呼ばれる、グリル部と操作部が一体化したコンロです。

コンロ台の上に置いたコンロとガスコックをガスホースでつなぐだけのタイプなので、工事の必要がなく簡単に設置できます。

セクショナルキッチンビルトインコンロ

セクショナルキッチンとは、シンクやガス台、収納キャビネットなど、独立のユニットを組み合わせることによって構成されるタイプのキッチンです。

このセクショナルキッチンに組み込まれているコンロを、セクショナルキッチンビルトインコンロといいます。

天板一体型ビルトインコンロ

キッチンの天板はワークトップとも呼ばれ、調理する場所としてキッチンの使い勝手を左右する重要な要素です。

この天板に組み込まれたコンロを、天板一体型ビルトインコンロといいます。

ビルトインコンロが組み込まれるキャビネットの下部にはオーブンレンジや食洗機などもつけられるため、多くの方に好まれる傾向があります。

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ガスコンロの交換にかかるそれぞれの費用と工事期間

ガスコンロの交換にかかる、本体価格、工事費用、処分費用について解説します。

テーブルコンロからビルトインコンロへ交換する

セクショナルキッチンのビルトインコンロであれば、コンロのみの入れ替えで、本体価格は約5万円〜約8万円、工事費用は約2万円〜約4万円、これに処分費用なども合わせると合計で約8万円〜約14万円です。

工事に要する時間は2時間程度です。

キッチン全てを入れ替えてシステムキッチンにする場合は、本体価格と設置費用、処分費用も合わせて約60万円〜約120万円になります。

キッチンの性能やサイズによってはさらに高額になります。

工事期間の目安は3日〜5日です。

テーブルコンロからテーブルコンロへ交換する

本体価格は約2万円〜約6万円、工事費用は処分費用込みで約1万円〜約2万円です。

コンロ本体の入れ替えのみの簡単な作業なので、作業時間は約1時間ですみます。

また、テーブルガスコンロは自分でも取り付け可能です。

自分で取りつける場合は、本体の購入費のみで約3万円〜約6万円、古くなったコンロの処分費については自治体により異なりますが約500円〜約1,000円ですむため節約できます。

ビルトインコンロからビルトインコンロに交換する

ビルトインコンロは個人での交換はできないので、本体の費用と業者による工事費用、処分費用が必要です。

交換費用は、標準的なスペックのコンロならば約8万円〜約18万円、ハイクラスになると30万円近くになることもあります。

コンロのみの交換であれば約2時間で工事は終わります。

ビルトインコンロからテーブルコンロに交換する

レアなケースになりますが、セクショナルキッチンのビルトインコンロからの交換であれば、セクションの交換とテーブルコンロの新設が必要です。

セクショナルキッチンのコンロ台のみであれば、セクションの交換費用は約2万円〜約4万円、コンロ本体価格は約2万円〜約6万円、工事費用と廃棄料合わせ約2万円〜約3万円、合計約6万円〜約13万円程度です。

工事期間はおよそ半日から1日ほどです。

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テーブルコンロとビルトインコンロのメリット・デメリット

テーブルコンロとビルトインコンロ、それぞれのメリット・デメリットを表にまとめました。

テーブルコンロ
メリット 本体価格が安い
コンロの交換が楽
手軽に手に入る
デメリット 2口のコンロで人数が多い家庭には不向き
コンロの掃除が大変
ホースからガス漏れの危険性がある
ビルトインコンロ
メリット 掃除が楽
多機能なものが多い
ガス漏れの安全性が高い
一体的で美しい
デメリット 本体価格が高い
3口のコンロで天板のスペースが狭い
コンロを個人で設置できない

テーブルコンロは単身者の購入に向いており、ビルトインコンロは家族の多い家庭での購入に向いているといえます。

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ビルトインコンロの交換時期は?

ビルトインコンロとは、ガスコンロがキッチンに組み込まれている形状のコンロです。

見た目もすっきりしており、手入れも簡単。万が一の火災に備えた安全機能も付いているため、安心して使用できます。

一般的に家庭用ビルトインガスコンロの耐用年数は、約10年がおおよその目安です。

10年以上を超えてしまうと、修理用の部品生産が終了しているケースが多く、修理対応ができないことなどが理由です。

また、ガスは危険な性質を持ち合わせるため、安全面の上でも寿命をむかえる前に交換をした方が良いでしょう。

交換のサインとは

ビルトインコンロに以下のような兆候が見られたら、交換の時期だと言えるでしょう。

  1. 炎の色が青ではなく赤やオレンジになっている
  2. すぐに点火ができずに、火力も弱い、調節も不能
  3. 炎が自然に消えてしまう
  4. 鍋やフライパンの底がススで真っ黒になる
  5. ガス臭さがある
  6. コンロの機器が劣化する

特に炎の色が青色ではなく、赤やオレンジの場合は不完全燃焼が発生しており、大変危険な状態です。

最悪の場合、一酸化炭素中毒事故につながる危険性があります。

バーナーキャップをきれいにしても炎の色が青くならない場合は使用せず、早めに交換するようにしましょう。

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既存のガスコンロをビルトインに交換する場合は?

古くなったガスコンロを交換する際には、安全面や機能が進化した「ビルトインコンロ」がおすすめです。

ここでは、既存のガスコンロから、ビルトインコンロに交換する際に確認しておくことをリストアップしていきます。

ガスの種類(都市ガス・LPガス)

まず第一に確認することは、ガスの種類です。

ガスの種類はお住まいの地域によって異なり、都市ガスとLPガスの2種類に分けられます。

都市ガスは、地下に埋められているガス管を通って、各家庭に供給される方法で、都市に多い供給方法です。

地方に多いのはLPガスで、ボンベに入ったガスから使用します。

それぞれのガスの特徴

それぞれのガスの特徴は、下記の表の通りです。

ガスは本来は無色・無臭ですが、事故防止のため、どちらとも臭いが付けられています。

  都市ガス
原料 ・主成分がメタン(燃える気体)の天然ガス
・海外から輸入する液化天然ガス(LNG)
特徴 ・本来は無色・無臭
・ガス漏れ時にすぐに気が付くよう臭いをつけている
・空気より軽い
  LPガス
原料 ・主成分がプロパン・ブタン液化石油ガス(LPG)
・大半を海外から輸入
特徴 ・本来は無色・無臭
・ガス漏れ時にすぐに気が付くよう臭いをつけている
・空気より軽い

都市ガスとLPガスでは使用できるガス器具が違う

都市ガスとLPガスは原料が違うため、熱量にも違いがあります。

そのため、同じガス器具は使用できません。

都市ガス用のコンロのガス穴は、LPガス用のコンロ穴よりもガスが多く出る形状になっています。

引っ越しなどで、都市ガスからLPガスへ、あるいはLPガスから都市ガスに変わる際には、ガス器具も変更しなければならないので注意してください。

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おすすめの人気IHコンロとガスコンロ

おすすめのIHコンロとガスコンロをご紹介します。

日立「火加減マイスターHT-N8STF」

画像出典:日立

3口のヒーターが設置されたIHコンロです。

新開発のW平面ヒーターにより、グリル内の温度差を少なくして焼きムラを抑えてくれます。

日立独自の技術である「ワンタッチ火力ボタン」で火力の切り替えも簡単です。

また、グリル内はフラットになっておりお手入れしやすい形状です。

メーカー希望小売価格:341,000円(税込)

日立「IHクッキングヒーター HT-M60S」