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目次
キッチンをおしゃれにリフォームするためには?
キッチンをおしゃれにリフォームできたら、お料理をする時間やキッチンにいる時間が今よりずっと楽しくなります。では、キッチンをおしゃれにリフォームするにはどのようなポイントがあるのでしょうか。
ここではいくつかあるポイントを詳しく解説していきます。またポイントごとにイメージが湧きやすいように画像でもご紹介しますので参考にしてください。
シンクやワークトップの素材にこだわる
キッチンがおしゃれに見えるかどうかは、シンクやワークトップの素材選びがかなり大切になります。
キッチンをクールでモダンなイメージにしたい場合は、シンクやワークトップにステンレスを使うのがおすすめです。また落ち着いた高級感のあるイメージにしたい場合は人工大理石がよいでしょう。
せっかくおしゃれなキッチンにしても掃除がしにくく汚れが目立ってしまっては台無しになりますが、掃除やメンテナンスのしやすさの点でもステンレスや人工大理石はおすすめと言えるでしょう。
内装を統一感のある色でまとめる
キッチンのリフォームをおこなう時におすすめするのが、床・壁などの内装リフォームも同時におこなうことです。
キッチン本体やカップボードの扉材が占める面積は意外と大きいため、床・壁などの内装と統一感のある色でまとめると空間全体がとてもおしゃれになるのです。
逆に内装リフォームを同時におこなわずキッチンリフォームのみをおこなうと、色合いやイメージがちぐはぐになってしまう場合があります。
そのためキッチンのリフォームをおこなう時に、床・壁などの内装リフォームも同時におこなうことがおすすめと言えます。
効果的な目隠し対策を行う
オープンキッチンや対面キッチンは開放的な雰囲気でおしゃれですが、リビングからキッチンの見せたくない部分まで丸見えになってしまうというデメリットがあります。
そんなキッチンの見せたくない部分を効果的に目隠し対策するには、リフォームの際に腰壁を作ったり、ロールスクリーンや引き戸を設置するという方法があります。
腰壁はシンクやコンロなどの手元やキッチンの雑多なものを隠すための腰までの高さの壁をカウンターに設置したものです。シンクでの手元を隠すだけでなく、水はねなども防ぐことができます。
ロールスクリーンや引き戸は通常はオープンにしておいて、隠したい時だけ使用することができるので便利です。
カウンターを設置してカフェバーのような雰囲気に
カフェバーのようなおしゃれな雰囲気のキッチンは、I型やL型キッチンのカウンター正面にスリムなバーテーブルを設置するのが特徴です。
このバーテーブルでお酒を飲むのはもちろん、ホームパーティーの時のウェルカムドリンクスペースや料理をしながらコミュニケーションを取る場所としてもおすすめです。
また時間がない時の朝食や軽食を食べる時にも便利です。
バーテーブルがあることでキッチン内に目が行きにくく、生活感を感じにくい洗練されたキッチンのイメージになります。
見せる収納と隠す収納を使い分ける
おしゃれなキッチンにするには、見せる収納と隠す収納をうまく使い分けることが大切です。
見せる収納はお気に入りの食器やおしゃれな調理道具などを、飾り棚やフックに飾って楽しみながら収納する方法です。
ただ、あまりたくさん飾り過ぎるとごちゃごちゃしておしゃれではなくなるので、飾り棚に余白を残すことがポイントです。
また隠す収納は、生活感がでやすい市販の缶詰や調味料、おしゃれ感がない調理道具などを背面収納やパントリーなどに隠して収納する方法です。ゴミ箱も目につきやすく生活感が出るため隠すとよいでしょう。
LDK全体でコーディネートを考える
独立型キッチンが主流だったころと比較すると、最近はアイランドキッチンやペニンシュラキッチンなどのオープンキッチンが人気になっています。
オープンキッチンは開放的でおしゃれなイメージなのですが、LDKとして一つの空間になるため、リフォームをおこなう際にキッチンのことしか考えていないとLDK全体とのイメージが合わなくなってしまいます。
おしゃれなキッチンにリフォームするには、キッチンのことだけでなく、LDK全体のコーディネートを考えましょう。
例えばLDKがナチュラルな雰囲気ならキッチンもナチュラルなイメージに、LDKがスタイリッシュな雰囲気ならキッチンもモダンなイメージに、というようにLDK全体でコーディネートを考えることが大切です。
照明にこだわっておしゃれ度をUPさせる
おしゃれなキッチンにするには、キッチンの照明計画にこだわることも大切です。
キッチンカウンターの上部からペンダントライトを垂らしたり、埋め込みタイプのダウンライトを取り入れたりするとおしゃれな雰囲気になります。
またキッチンのイメージと照明のイメージを揃えてコーディネートすることもおすすめです。例えば北欧風のキッチンなら、照明も北欧デザインのペンダントライトにすると統一感が出てとてもおしゃれになります。
このように照明計画にこだわることで、キッチンがさらにおしゃれになります。
必要以上に物を置かない
キッチンには調理道具や調味料などたくさんの物があふれています。毎日の料理に必ず必要なものはもちろん置いておかなければならないですが、必要以上にキッチンに物を置かないことも大切です。
キッチンに必要以上に物を置くことでごちゃごちゃに見えてしまい、おしゃれなキッチンにはほど遠くなってしまいます。
使用頻度が少ないものは収納スペースにしまったり、思い切って処分するなど物を減らすことも大切でしょう。
キッチンの物を減らすことは見た目がすっきりしておしゃれになるだけでなく、使いやすいキッチンにもつながります。
観葉植物を置いてキッチンに彩りを与える
キッチンに観葉植物を置くこともキッチンをおしゃれに見せてくれるのでおすすめです。
キッチンは料理をするために動き回る場所なので、動線を邪魔するような大きい観葉植物はおすすめできません。動線の邪魔にならない場所に小ぶりな観葉植物を置いてみましょう。
少し生活感が感じられるキッチンや味気ない感じのキッチンが、観葉植物を置くことによって彩りが与えられておしゃれなイメージになります。
観葉植物を置くスペースがない場合は、小さなキッチンハーブを育てるだけでも、キッチンにグリーンが添えられておすすめです。
小物やファブリックアイテムなどのインテリアにこだわる
おしゃれなキッチンにする方法の一つに、キッチン雑貨などの小物やファブリックアイテムにこだわることもあげられます。
可愛いバスケットを収納スペースに飾ったり、おしゃれな瓶を並べて飾る収納にしたり、アイデア次第でさまざまな方法があります。
ファブリックアイテムならキッチンマットやカーテンなどにこだわると、おしゃれなアクセントになるでしょう。
小物やファブリックアイテムを選ぶ際には、キッチンやLDK全体のイメージを統一することが大切です。ナチュラルや北欧風などテーマを決めて選ぶようにしましょう。
おしゃれなキッチンリフォームの事例
ここではおしゃれなキッチンリフォームの実際の事例をたくさんご紹介します。イメージが湧きやすいように画像と、リフォーム内容と費用などもご紹介しますので参考にしてください。
カントリー調のLDKにおしゃれで機能的なキッチンを配置
リフォーム内容 | キッチンリフォーム |
費用 | 約100万~300万円 |
工期 | 約1~2ヵ月 |
製品・メーカー | タカラ(トレーシア) |
一戸建て住宅のキッチンリフォームで、キッチンを対面式に変更して開放的で明るいキッチンにリフォームした事例です。
もともとあった収納スペースにカウンター収納をプラスしたり、ゴミ箱スペースを確保して快適なキッチンになりました。
またカントリー調のナチュラルな雰囲気のリビングダイニングに、ぴったり合ったキッチンを取り入れて統一感を出すことができたリフォーム事例です。
木目が美しいこだわりのキッチンにリフォーム
リフォーム内容 | キッチン・床・ダイニング |
費用 | 約135万円 |
工期 | 約1ヵ月 |
製品・メーカー | サンワカンパニー |
一戸建て住宅のキッチン、床、ダイニング部分のリフォームをおこなった事例です。
無垢の木材を活かしたデザインで、木目の美しさを見せるシンプルながら個性的なキッチンに仕上がりました。
使い勝手を考慮しながら、飾りながら見せる収納が楽しめる造作棚を多数作ったことにより、こだわりの調理道具や調味料をおしゃれに飾ることができます。
北欧風のモダンなタイル張りのキッチンにリフォーム
リフォーム内容 | キッチン |
費用 | 約200万円 |
工期 | 約1ヵ月 |
製品・メーカー | TOTO (クラッソ) |
キッチンの吊戸棚をベースキャビネットの色よりも明るくして照明を多めに取り付けたことで、すっきりとした明るいキッチンに生まれかわりました。
またキッチンのポイントにタイルを張ることによって、おしゃれな北欧モダンなキッチンになりました。
ブルックリンスタイルの内装リフォームにあせて対面キッチンを設置
リフォーム内容 | 全面リフォーム |
費用 | 約580万円 |
工期 | 2ヵ月 |
築28年のマンションでのキッチンリフォームを含む全面リフォームの事例です。おしゃれなブルックリンスタイルをテーマに、開放的な対面式キッチンにリフォームしました。
リビングに隣接していた和室を無くして広々としたLDKにし、生活感がないお店のようなブルックリンスタイルのキッチンを希望され、おしゃれなキッチンが完成しました。
手狭なキッチンからダイニングに対面した広々キッチンに
リフォーム内容 | キッチンリフォーム |
費用 | 約300万円 |
工期 | 10日 |
製品・メーカー | タカラスタンダード(トレーシア) |
壁付けタイプのごちゃごちゃした手狭なキッチンから、対面式キッチンにリフォームした事例です。
家族との会話を楽しみながら料理ができて開放感はありますが、手元はしっかり隠れるように腰壁を付けました。
開放的なアイランドキッチンで家族が集まれる空間に
リフォーム内容 | キッチン・ダイニング |
費用 | 約250万円 |
工期 | 約3週間 |
製品・メーカー | リクシル(リシェル) |
独立型だったキッチンを、リビングダイニングに面した開放的な雰囲気のアイランドキッチンにリフォームした事例です。
リクシルのリシェルシリーズのモダンな印象のキッチンを採用し、同じイメージの壁紙をキッチンの背面にアクセントとして用いたり、ペンダントライトを用いたりと、おしゃれな雰囲気のキッチンになりました。
おしゃれなだけでなく、キッチンの横には引き戸で隠せるタイプの大きな収納棚があって、使い勝手もとてもよいキッチンです。
広くておしゃれな海外製オーダーキッチンで毎日の料理も楽しく!
リフォーム内容 | キッチンリフォーム |
費用 | 約300万円 |
工期 | 7日間 |
製品・メーカー | オーダーキッチン |
こだわりをすべて詰め込んだキッチンにしたいというご希望から、オーダーキッチンを取り入れたリフォーム事例です。
キッチンキャビネットのモダンなイメージに合わせて、レンジフードやペンダントライトもモダンなものを取り入れました。
また食器洗い乾燥機は海外製の大容量のものを採用し、機能性もアップして快適なキッチンになりました。
素朴なカフェ風のキッチンで趣味にあった空間を再現
リフォーム内容 | キッチン・洗面所・床・壁・リビングダイニング |
費用 | 約300万円 |
工期 | 3週間 |
製品・メーカー | パナソニック |
ナチュラルなイメージのキッチンを取り入れて、町カフェスタイルの対面キッチンにリフォームした事例です。
タイルや見せる収納を取り入れたり、照明もナチュラルなイメージのものにして統一感を持たせておしゃれなキッチンになりました。
観葉植物を置いたり、ハンギングバスケットを取り入れることにより、より一層カフェのおしゃれなイメージが出ています。
アンティーク調のフレンチ風キッチン「ブルードゥパリ」にリフォーム
リフォーム内容 | キッチン・床フローリング |
費用 | 約360万円 |
工期 | 18日 |
製品・メーカー | クリナップ(ブルードゥパリ) |
アンティーク感のあるフレンチ調のクリナップ「ブルードゥパリ」シリーズを採用して、おしゃれなキッチンにリフォームした事例です。
キッチンに合わせてペンダントライトをブルーにしたり、壁面の一部をアクセント的にブルーにしたりと、おしゃれなキッチン空間に生まれかわりました。
おしゃれなだけでなく、キッチンカウンターの背面には使い勝手を考慮した収納スペースも作りました。
リクシルのミドルグレードキッチン「アレスタ」へのリフォーム事例
リフォーム内容 | キッチンリフォーム |
費用 | 約150万円 |
工期 | 5日 |
製品・メーカー | リクシル(アレスタ) |
老朽化が進んだキッチンを新しく機能的なキッチンにリフォームした事例です。
食器洗い乾燥機を新しく取り入れた他、ハンズフリー水栓やハイグレードのガスコンロ、昇降式吊戸棚も取り入れて、機能性の高い使い勝手の良いキッチンになりました。
落ちついた色調が木目によく調和したキッチンをリフォーム
リフォーム内容 | キッチンリフォーム |
費用 | 約100万~300万円 |
工期 | 1ヵ月 |
製品・メーカー | パナソニック(ラクシーナ) |
落ち着いた色調のキッチンキャビネットが、リビングダイニングの明るい木目調の内装にうまくコーディネートされたリフォームの実例です。
全体的にシンプルですっきりとしたイメージですが、アクセント的にペンダントライトを取り入れておしゃれな雰囲気を作っています。
おしゃれなだけでなく、対面式キッチンカウンターのダイニング側にも収納を作るなど使い勝手の良さも際立つキッチンになりました。
セラミック天板のペニンシュラキッチンへリフォーム!
リフォーム内容 | キッチンリフォーム |
費用 | 約220万円 |
工期 | 6日 |
製品・メーカー | リクシル(リシェル) |
古くなったペニンシュラキッチンをそのままのレイアウトで新しいキッチンに交換した事例です。
キッチンのワークトップには、リクシルではハイグレードの「リシェル」シリーズでしかオーダーできないセラミックを採用しました。
また自動水栓や大型の食器洗い乾燥機、見た目や使い勝手もよい側面コンセントなど機能性にもこだわったキッチンになりました。
黒を基調としたシンプルでおしゃれなキッチンにリフォーム
リフォーム内容 | キッチンリフォーム |
費用 | 約180万円 |
製品・メーカー | リクシル(シエラ) |
マンションの全面リフォームにともなうキッチンリフォームをおこなった事例です。
リクシルのスタイリッシュな「シエラ」シリーズの中でも、マットな黒(ソリッドブラック)を使用したことでおしゃれなキッチンになりました。
水栓にもこだわってGROHE製の黒い水栓を選んだことで、さらに統一感が生まれおしゃれで高級感のあるキッチンになりました。
使いやすいキッチンにリフォームするポイント
おしゃれなキッチンには憧れますが、やはり使いやすさも重視したキッチンがいいですよね。では使いやすいキッチンにリフォームするにはどんなポイントがあるのでしょうか。
ここでは使いやすいキッチンにリフォームするポイントについて詳しく解説していきます。
使いやすさ重視の収納スペースを設置する
キッチンには調理道具や食器、ストック用の食材などとにかく収納したいものがたくさんあります。そのため収納スペースは多い方がいいことは言うまでもありません。
ただ、収納スペースが多くても使いにくいレイアウトでは意味がないので、使いやすさを重視した収納スペースを計画することが大切です。
例えば調味料など頻繁に使うものはすぐ手が届く場所に収納したり、鍋などの重さがあるものは収納スペースの下の方の出しやすい場所に収納したりしましょう。
また使用頻度が少ない物や軽いものなどは、高い位置に収納してもよいでしょう。
このように収納するものによって、どこに収納したら使いやすいのかを考えて収納スペースを設置するようにしましょう。
通路を十分に確保してできるだけ動線を短くする
キッチンでは料理や作業をするために動く距離と時間が意外と多いものです。そのためキッチンではなるべく動線を短くするようにプランニングすると使いやすいキッチンになります。
例えば冷蔵庫とシンク、シンクとコンロの位置が離れすぎないようにしたり、調理中に調理道具がすぐ手に取れるようにしたりするとお使いやすいでしょう。
またキッチンでは通路を十分に確保することも大切です。ほぼ一人でキッチンを使うなら通路の幅は約90センチ、2人で使うことが多いなら約120センチほど通路を確保するとよいでしょう。
ただ通路の幅が広すぎるとかえって使いにくいキッチンになってしまうので注意が必要です。
ライフスタイルに合わせてキッチンをレイアウトする
おしゃれで使いやすいキッチンにリフォームをおこなうなら、ライフスタイルに合わせたキッチンをレイアウトすることが大切です。
例えば、子供が小さいうちは見守りながら料理ができるように対面キッチンがよいですし、家族みんなで料理をしたり、友達とパーティーをする家ならアイランドキッチンがおすすめです。
また子供が独立して夫婦2人暮らしになったり高齢になったら、コンパクトで使いやすいI型キッチンがよいかもしれません。
このようにその時々のライフスタイルに合わせてキッチンをリフォームすることで、使いやすいキッチンになるでしょう。
キッチンのワークトライアングルを重視する
使いやすいキッチンにするためにはワークトライアングルを考慮することは欠かせません。
ワークトライアングルとは、キッチンの中にある冷蔵庫・シンク・コンロの3点を結んだ三角形のことを言います。
この3点どうしが広すぎても使いにくく、狭すぎると動きにくくなります。ワークトライアングルの三角形の長さの合計が、360センチ〜660センチだと使いやすいとされています。
冷蔵庫とシンクの距離が120センチ〜210センチ、シンクとコンロの距離が120センチ〜180センチ、コンロと冷蔵庫の距離が120センチ〜270センチが理想とされます。
このようにキッチンのワークトライアングルを重視してキッチンのプランニングをしましょう。
おしゃれなキッチンのレイアウト
おしゃれなキッチンのレイアウトにはどのようなものがあるのでしょうか。ここではキッチンのレイアウト別に画像を交えてご紹介していきます。レイアウトごとの費用相場もご紹介しますので参考にしてください。
ベーシックなレイアウトのI型キッチン
I型キッチンの商品費用相場 | 約58.6万円~79万円 |
サイズ | 奥行65cm 間口255cm |
シンプルでベーシックなI型キッチンは、省スペースでコンパクトな使いやすさのあるキッチンです。
省スペースでも設置できるため、どのような広さの住宅にも設置することができ、最も多く普及しているレイアウトとも言えるでしょう。
I型キッチンの場合は動線が横の動きになるため、コンロの位置がシンクから遠くなりすぎると使いにくくなります。理想的なレイアウトとしては、シンクが冷蔵庫とコンロの真ん中に位置するレイアウトです。
またI型キッチンでは作業スペースもしっかり確保したいところです。
作業効率の良いL型キッチン
L型キッチンの商品費用相場 | 約150万円~ |
サイズ | 奥行180cm 間口250cm |
L型キッチンは動線が三角形になりやすいので、ワークトライアングルが実現しやすいというメリットがあります。
キッチンの前面と側面の両方が壁面に面しているレイアウトか、または前面をリビング側に向けて対面キッチンにするかを選べることもメリットのひとつと言えるでしょう。
両方とも壁面に面している場合はシンクの水はねや油はねなどが気にならないメリットがあり、対面キッチンにする場合は家族などリビングダイニングにいる人とコミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。
I型だったキッチンをL型キッチンにリフォームする場合は、I型より広いスペースが必要なので注意が必要です。
対面キッチンでさらに料理が楽しくなるペニンシュラ型キッチン
L型キッチンの商品費用相場 | 約475万円~ |
サイズ | 奥行75cm 間口272cm |
カウンタータイプのキッチンで、キッチンの左右どちらかが壁に接しているキッチンをペニンシュラI型といいます。
対面キッチンの中では比較的省スペースでも設置でき、価格的にはアイランド型キッチンよりは安くなることが多いです。
冷蔵後はカウンター部分の背面でシンクに比較的近いところに設置すると便利でしょう。
リビングにいる人とのコミュニケーションがとりやすく、楽しく会話しながら料理ができるメリットはありますが、オープンキッチンなので水はねがあったり作業スペースが丸見えになるというデメリットもあります。
開放的な空間のアイランド型キッチン
L型キッチンの商品費用相場 | 約78万円~110万円 |
サイズ | 奥行65cm 間口255cm |
対面キッチンのカウンターが左右どちらも壁に接しておらず独立しているキッチンがアイランド型キッチンです。
開放的なイメージのキッチンで、家族や仲間同士でわいわい楽しみながら料理ができるというメリットがあります。
アイランド型キッチンでは左右が壁に接していないことから、他のレイアウトのキッチンより広いスペースが必要になります。少なくとも16畳以上のLDKに設置するようにした方がよいでしょう。
キッチンリフォームの費用相場はどのくらい?
キッチンリフォームをおこなう際の費用相場はどのくらいなのでしょうか。リフォーム予算別での可能なリフォーム内容は下記の表のとおりになります。
また、それぞれのリフォーム予算でできるリフォーム内容の詳細は、表のあとで詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
リフォーム予算 | リフォーム内容 |
50万円未満 | ・部分的な工事 ・コンロ、レンジフード、食洗機などの交換 ・ミニキッチンの設置 ・シンプルなI型キッチンの設置 |
50万〜150万円 | ・一般的なキッチンの取り換え工事 ・ミドルクラスのI型・L型キッチン ・オプション機能をつけることができる |
150万円以上 | ・キッチンの位置の移動 ・グレードの高いキッチンに変更 ・対面キッチン、アイランド型キッチンに変更 |
予算50万円未満のキッチンリフォーム
予算50万円未満でできるキッチンリフォーム内容としては、コンロ・レンジフード・食洗機などの部分的な設備機器の交換や、シンプルなI型キッチンの設置です。
シンプルなI型のキッチンでも、各メーカーで選べるグレードとしてはスタンダードクラスでしょう。オプション機能を付けると予算50万円を超えるものが多いです。
また、2つ目のキッチンや二世帯住宅用などに便利なミニキッチンの設置は、予算50万円未満で可能な場合が多いでしょう。
予算50万〜150万円のキッチンリフォーム
予算50万〜150万円でできるキッチンリフォーム内容としては、ミドルクラスのI型やスタンダードクラスのL型キッチンの設置が可能になります。
キッチンリフォームの中で予算50万〜150万円はもっとも一般的でリフォーム件数としても多いといえます。
ある程度のオプション機能を付けることができますが、どこまでの機能を求めるかによっては150万円を超えてしまう場合もありますので、注意が必要です。
また、キッチンリフォームにともなう内装工事も部分的なものであれば可能になる場合もあります。
予算150万円以上のキッチンリフォーム
予算150万円以上でできるキッチンリフォーム内容としては、対面キッチン・アイランド型キッチンなども可能になります。
また各メーカーのハイグレードクラスを選ぶことが可能になったり、さまざまなオプション機能を付けることが可能になったりします。
配管の移動を伴うキッチンの位置の変更や、内装工事を伴うキッチンリフォームも可能になります。ただ、キッチンの位置の変更や内装工事は大掛かりなものになると、200万〜300万円ほどかかる場合もあります。
キッチンリフォームの費用を安く抑えるコツ
おしゃれなキッチンにリフォームしたいけど、キッチンリフォームの費用はなるべく安く抑えたいですよね。ここではキッチンリフォームの費用を安く抑える様々なコツについて、詳しく解説しますので参考にしてください。
価格の安いキッチンを選ぶ
キッチンリフォームの費用を抑えたい場合、価格の安いキッチンを選ぶことはもっとも大切でわかりやすいことではないでしょうか。
キッチンメーカーは多数ありますが、比較的安めの価格帯を得意とするメーカーを選び、その中でもグレードを下げたものを選ぶことで費用を抑えることが可能になります。
またキッチンリフォームの費用は設備の価格によっても上がります。余分な設備機器を付けることで工事費も上がってしまいます。
そのため必要な設備機器はどれなのかを見極め、本当に必要なものだけを選べばその分工事費も安くすることができるのです。
複数の業者から相見積もりを取る
キッチンリフォームの見積りを取る場合は、必ず複数の業者から相見積もりを取るようにしましょう。
相見積もりを取ることで各業者の見積りを比較検討することができ、より安い業者を見つけることができます。
また見積りで工事内容や金額だけでなく、業者とやり取りをする際の対応の良し悪しがわかり、より誠実で優良な業者を見極めることができます。
見積書の中で「一式」として価格がまとめて記載されている場合は、安い見積書であっても注意が必要です。
逆に見積書の内訳に、材料や設備などの名称や数量が詳しく記載されている場合は、信頼度の高い業者と言えるでしょう。
キッチンを移動させずにリフォームする
キッチンリフォームをおこなう際は、なるべくキッチンを移動させずにリフォームすると費用を抑えることができます。
キッチンを移動することによって、給排水管や電気工事などの工事費用が余分にかかってしまうのです。
また壁付けタイプのキッチンから対面キッチンに変更したり、L型キッチンからアイランドキッチンに変更したりすると、床・壁などの内装リフォームも必要になるため、費用が余分にかかります。
そのためキッチンリフォーム費用を抑えるためには、なるべくキッチンを移動させたりレイアウトを変更しないことをおすすめします。
シンプルな形状のI型キッチンを選ぶ
キッチンリフォームの費用を抑えたい場合は、シンプルな形状の壁付けタイプのI型キッチンを選ぶことをおすすめします。
各メーカー共、シンプルなI型キッチンのスタンダードクラスが、他のタイプのキッチンと比べてもっとも価格が安くなっています。
シンプルなI型キッチンでも使い勝手のよいキッチンはあります。予算を考慮しながらキッチンの大きさや必要な設備などを厳選していけば、費用を抑えながら満足度の高いキッチンリフォームができるでしょう。
コスパのいいメーカー品を業者に選んでもらう
キッチンメーカーの中には、価格が安くても比較的機能が充実しているものや、機能がシンプルでも収納量が充実しているものなど、コストパフォーマンスのいい商品を扱っているところがあります。
またデザインがシンプルな上に、壁付けキッチン・対面キッチン・アイランドキッチンなどレイアウトが充実していて価格も抑えられるメーカーもあります。
ただ、キッチンメーカーは数多くあり商品もたいへん種類が多いため、個人で探し出すのは難しい場合もあります。
そのためコストパフォーマンスのいいメーカー品を業者に相談して選んでもらうという方法もおすすめします。
商品の型落ちするタイミングでキッチンを選ぶ
キッチンリフォームの費用を抑えたい場合、キッチンメーカーの商品が型落ちするタイミングでキッチンを選ぶことも一つの方法です。
キッチンメーカーでは新商品を発売する直前に、現行品のキッチンの在庫を無くすため価格を下げることがあります。
多くの場合が新商品を発売する数か月前に現行品の価格の値下げをするので、そのタイミングを待ってキッチンのリフォームをおこなうのもおすすめです。
またリフォーム業者が型落ちしたキッチンを在庫として持っている場合もあるので、それを利用すればリフォーム費用を抑えることができます。
キッチン専門のリフォーム店に依頼する
キッチンリフォームの費用を抑えたい場合は、キッチン専門のリフォーム店に依頼することもおすすめです。
キッチン専門のリフォーム店では、自社ですべての工事をおこなっている場合が多いので、中間マージンがかかることがなく費用が抑えられるのです。
大手の会社だと契約後にほとんどの工事を下請け業者に丸投げする場合もあり、その分中間マージンがかかり費用がかかります。
またキッチン専門のリフォーム店では、大量の仕入れをおこない在庫管理も自社でおこなっているため、コストの削減ができます。
そのような点からキッチンリフォームの費用を抑えるには、キッチン専門のリフォーム店に依頼するとよいでしょう。
業者の閑散期である梅雨時を狙って依頼する
キッチンリフォームの費用を抑えたい場合は、業者の閑散期にあたる梅雨時から真夏である6月~8月ごろを狙って依頼することも一つの方法です。
梅雨時は雨が多いため、業者では比較的工事の依頼が少ないことが多く、繁忙期よりは価格を下げる場合が多いのです。
また業者の閑散期は価格が安いだけでなく、お客さんが少ないことから細かいところまでじっくり打ち合わせができたり、丁寧な工事がしてもらえたりと良い面が多いと言えるでしょう。
補助金を活用してキッチンをリフォームする
キッチンリフォームの費用を抑えたい場合は、補助金制度を活用してリフォームをおこないましょう。
キッチンリフォームをおこなう場合、国や自治体からリフォーム費用の一部を補助してもらえる補助金制度や、リフォームをおこなった翌年度の税金が控除される減税制度などがあります。
キッチンを含めた大規模なリフォームに適用される「長期優良住宅化リフォーム推進事業」では、条件を満たしていれば最大で約200万〜250万円の補助金が受けられるので、活用することをおすすめします。
また以下のリフォーム内容は補助金制度の対象になりやすい工事の一部です。
- 水栓を節湯水栓に変更する
- ビルトイン食洗機を取り付ける
- 車椅子に対応できるキッチンに変更する
- 対面キッチンに変更する
- 掃除しやすいレンジフードに取り換える
補助金制度についての詳しい内容は下記の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
人気メーカーの最新キッチン設備
キッチンの各メーカーからはどんどん新しくて便利なキッチン設備が出ています。ここでは人気キッチンメーカーの最新キッチン設備について、詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
タッチレス水栓
リクシルのタッチレス水栓「ナビッシュ」は、手や物をセンサーが感知して吐水と止水を自動でおこなう高機能な水栓です。
操作は吐水口先端の高性能センサーに手をかざすだけなので、汚れた手でも水栓に触ることなく吐水ができるので清潔です。
また高性能センサーなので、いままで感知されにくかった物でも感知しやすくなり、より一層便利になりました。
さらに浄水専用の先端タッチレスセンサーが付いているので、浄水と原水の2つのスイッチを使い分ければ浄水吐水も自動でおこなうことができます。
「ナビッシュ」はリクシルの長期保証サービス(有料)の対象商品になり、保証を10年まで延長できるので安心です。
セラミック・ガラス製のワークトップ
リクシルの「リシェル」シリーズではセラミックのワークトップを採用しています。
セラミックのワークトップは、焼き物ならではの繊細で味わい深い表情と高級感を感じられる素材となっています。
またセラミックのワークトップは、熱・傷・汚れに強く、耐久性に優れているため長くその美しさを保つことができます。
高温のフライパンや鍋を置いても変色・変形がなく、金属などで擦っても傷がつきません。また調味料や薬品などが染み込みにくく、さっと拭くだけできれいになりお手入れも簡単です。
ワイドコンロ
パナソニックの「ワイドコンロ」シリーズは、コンロを横並びにして、鍋やフライパンを同時に使いやすくしたシリーズです。
手前のスペースはちょっとした下ごしらえや盛り付けなどをするスペースとして便利に使うことができます。
コンロが横並びなので、家族が数名並んで楽しく調理することができたり、ホームパーティーの時にも便利です。
コンロの種類はガス・IHから選ぶことができ、ワークトップとの段差が少ない設計なのでお手入れも簡単です。
昇降式吊り戸棚
昇降式吊戸棚には自動タイプと手動タイプがあります。
自動タイプはボタン一つで、手の届きやすい場所に収納庫が自動で降りてきます。天井までのスペースを有効に使えるので、背の高い調理器具を収納したり、食器の水切りや一時置きなど便利に使えます。
昇降式吊戸棚の素材は清潔感があり丈夫なステンレス製で、吊戸棚の底面にコンセントやLED照明を仕込んであって使い勝手がよいです。
また収納だけでなく、食器乾燥機タイプや除菌乾燥と食器乾燥タイプなど4種類から選べるようになっています。
自動洗浄機能付きレンジフード
クリナップの「洗エールレンジフード」は、ボタン一つでフィルターとファンを自動で洗浄してくれる便利な機能のついたレンジフードです。
約2ヵ月に1度の洗浄で約10年間はファンフィルターを取り外さずにお掃除が可能です。
この機能によって掃除にかかる時間が短縮できるだけでなく、2ヵ月に1度の通常のレンジフード洗浄に比べて、約55ℓの節水にもなります。
また、調理の際の熱ごもりを察知したり、エアコンの消費電力を抑制する「自動排熱運転」が可能なので、省エネ効果もあります。
洗浄機能が進化した食器洗浄乾燥機
パナソニックの食器洗浄乾燥機は洗浄機能が進化していておすすめです。
3Dプラネットアームノズルという上下ノズルと、4つの洗浄モードを自動ローテーションする上かご専用のセンターノズルを搭載することによって、洗浄機能が進化しました。
食器や調理器具をたくさん入れても、すみずみまでくまなく洗浄します。
また、AIエコナビで、食器の量や汚れの度合いを察知して、エコな洗い方を自動でおこなってくれるので省エネ効果としても優れています。
おしゃれなキッチンにリフォームする時の注意点
ここまでたくさんのおしゃれなキッチンリフォームの実例をご紹介してきました。それではおしゃれなキッチンにリフォームするにはどのような注意点があるのでしょうか。
ここではそれらの注意点について詳しく解説していきます。
見せる収納・隠す収納をやりすぎない
使いやすくておしゃれに収納するには、見せる収納と隠す収納をそれぞれ適度に取り入れることが大切で、どちらもやりすぎると逆効果になります。
見せる収納では飾り棚を取り付けて、お気に入りの調理道具や調味料をおしゃれに飾りながら収納できます。一方、隠す収納では生活感が出やすいパッケージのものやキッチンのイメージを壊すものを隠して収納します。
しかし見せる収納をやりすぎると、キッチンが物でいっぱいになり、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。また隠す収納をやりすぎると、使いたいものがすぐ出せず不便だったり、しまうのが面倒になったりします。
そのため見せる収納と隠す収納はそれぞれ適度に取り入れるようにして、やりすぎないようにすることが大切です。
ものを細かく分類しすぎない
キッチン収納をきれいにおこない整理整頓されたキッチンは理想的ですが、収納する際にものを細かく分類しすぎないことも大切です。
あまりにも細かく分類しすぎると、片づける時に自分自身でもどこにしまうか迷ってしまうことが多く、かえって不便です。
また、たまに料理をするような男性や子供が、使いたい時にものがどこにあるのか探すのが大変だったり、片づけるのが億劫になったりしてしまいます。
このような理由から、キッチンではものを細かく分類しすぎないようにして、毎日の料理の時に誰もがストレスなく使えるようにしておくようにしましょう。
不要なものを置かない
キッチンに不要なものを置かないようにすることも、おしゃれなキッチンを作る際には大切なことです。
キッチンは毎日使うものからほとんど使っていないものまで、本当にさまざまな物で溢れてしまう場所です。
キッチンの作業スペースに、ほとんど使っていないホームベーカリーやスロージューサーなどが置きっぱなしになっていませんか?
1年以上使っていない家電や調理道具があるなら、本当に必要なのかどうか見直す必要があると言えるでしょう。不要なものを置かないようにするだけで、すっきりとした気持ちの良いキッチンになります。
使いやすい収納にする
使いやすい収納にすることは、すっきりとしたおしゃれなキッチンを作る時にとても大切なことです。
使いやすい収納にするには、まず必要なものと不要なものに分けて、不要なものは思い切って断捨離しましょう。その上で必要なものを、使用頻度が高いものと低いものに分けます。
使用頻度が高いものは目に留まりやすい高さや手に取りやすい位置に収納します。一方、使用頻度が低いものはベースキャビネットなど、しまう場所を決めて収納します。
使うものと使う場所が近いことも大切です。例えば、コンロの近くにはフライパン、お玉、油などを収納すると使いやすいでしょう。
このように使いやすい収納にすると、自然にキッチンがすっきりと片付き、おしゃれなキッチンに近づけることができます。
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