2024年06月04日更新

監修記事

セパレートキッチンの価格や間取り・レイアウト、メーカーごとの特徴を紹介!

おしゃれなレイアウトで機能性を持つセパレート型のキッチンには、さまざまなスタイルがあります。アイランド型やペニンシュラ型、II型で二列平行の設置や、I型でも加熱機器やシンクを分けるスタイルは、合理的に配置できます。
セパレートキッチンは、お住まいのスペースやイメージを変えるため、レイアウトに合わせて選べるのが魅力です。大幅なリフォームができず間口寸法が狭いときにも、合理的な配置の空間を楽しむことができます。
各メーカーの魅力のあるセパレートキッチンの中から、特徴と価格をまとめてみました。

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セパレートキッチンの費用相場は?

セパレートキッチン本体の価格相場は、49万~250万円です。
製品のグレード、オプションによって価格は変動するので、あくまで目安として参考にしてください。

大幅なリフォームができず間口寸法が狭いときや、お住まいのスペースやイメージを変えるのにも、セパレートキッチンは魅力があります。

セパレートキッチンのリフォームにかかる費用・価格の相場は?

また、セパレートキッチンの場合、本体の組み立てや設置、給排水配管、電気配線などの工事は必須です。

セパレートキッチンのリフォームは、大きく分けて以下の3つのパターンがあります。

セパレートキッチンのリフォームパターン費用相場
既存のキッチンスペースを活かしたリフォーム50万〜200万円
壁付けキッチンをセパレートキッチンに変更するリフォーム70万〜300万円
間取りの変更を伴うリフォーム100万〜300万円

さらに、リフォームの際には、既存キッチンの解体や撤去・処分費などが必要になります。

各メーカーのセパレートキッチンの参考価格

セパレートキッチンの価格は、メーカーやグレード、オプションによって大きく異なります。

以下は、代表的なメーカーのセパレートキッチンの参考価格です。

メーカー製品名参考価格(税込)
クリナップステディア76万円~153万円
TOTOザ・クラッソシリーズ110万円〜168万円
ミッテシリーズ83万円〜135万円
タカラスタンダードレミュー84万円〜173万円
パナソニックラクシーナ101万円〜190万円
LIXILリシェルSI111万円〜168万円
ノクト78万円〜110万円
シエラS58万円〜80万円
永大産業ラフィーナネオ100万円〜192万円
ナスラックベルフラワー67万円〜122万円
リヴィエール28万円〜160万円

実際の価格は、ショールームでプランを相談して決めることになります。

予算を決めておくことで、選ぶ範囲を絞り込むことができます。

また、キッチンレイアウトは、動線や使い勝手を考慮して決めることが重要です。

デザインや機能も、自分の好みやライフスタイルに合ったものを選びましょう。

セパレートキッチンリフォーム費用の内訳

セパレートキッチン工事費用
(キッチン本体代以外の費用)
費用相場
組立て設置費約5万~12万円
給排水配管工事費約3万~5万円
電気系統工事費用約2万~3万円
既存キッチン解体撤去費用約5万~10万円
壁解体費(必要な場合)約7万~12万円
クロス貼り替え・内装調整費(必要な場合)約3万〜5万円
フローリング張り替え費(必要な場合)約5万~7万円

セパレートキッチンのリフォームは、間取りを変更するかどうかで工事費用は変わってきます。

工事費用のみの相場は約30万円からとなります。

既存撤去の場所が傷んでいたり、補強が必要だったりすることもありますので、補修工事を行う必要も発生します。

可能な限り、見積の時点でリフォーム業者に確認を取りましょう。

セパレートキッチンは、「機能性+コミュニケーション+デザイン」を兼ね揃えたタイプです。

リフォームの際は、ショールームの見学やリフォーム業者の見積などを比較検討し、暮らしに合うセパレートキッチンを見つけてみてください。

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セパレートキッチンのおすすめメーカーはこちら!

クリナップのセパレートキッチンの特徴

画像出典:クリナップ-「ステディア」の施工プランの紹介ページより

クリナップのセパレートキッチンは、汚れや腐食に強いステンレス製キャビネットを使用しており、使い勝手の良い安定した商品が多数展開されています。

Ⅱ型・アイランド型・ペニンシュラ型などのセパレートキッチンから、ご希望のスタイルを見つけることも可能です。

TOTOのセパレートキッチンの特徴

画像出典:TOTO-「ザ・クラッソ」の施工プランの紹介ページより

衛生機器でも有名なTOTOのセパレートキッチンは、人工大理石を利用した品質やデザインが、バランスの良い製品です。

アイランド型クラッソやペニンシュラ型レガセスなどもそろえられています。

タカラスタンダードのセパレートキッチンの特徴

画像出典:タカラスタンダード-「レミュー」の施工プランの紹介ページより

タカラスタンダードのセパレートキッチンは、手入れがラクで、耐久性や収納に優れたキッチンを提供しています。

ペニンシュラ型のレミューシリーズも使い勝手の良いスタイルです。

パナソニックのセパレートキッチンの特徴

画像出典:パナソニック-「ラクシーナ」の施工プランの紹介ページより

パナソニックのⅡ型やペニンシュラ型セパレートキッチンは、使い勝手が良く、リフォームにもぴったりです。

ラクシーナは、耐久性と機能に優れているので、暮らしの中心になるキッチンができ上がります。

LIXILのセパレートキッチンの特徴

画像出典:LIXIL-「リシェルSI」の施工プランの紹介ページより

LIXILのⅡ型やアイランド型のセパレートキッチンは、デザインのバリエーションが豊富です。

また、使い勝手の良さが随所に見られ、日頃のライフワークがより楽しくなるでしょう。

永大産業のセパレートキッチンの特徴

画像出典:永大産業-「ラフィーナネオ」の施工プランの紹介ページより

建材メーカーが展開するのは、キッチンや室内に合わせたコーディネートが可能なラフィーナシリーズがあります。

ペニンシュラ型のセパレートキッチンは、木目もダークやオークなどさまざまなバリエーションから選ぶことが可能です。シニア施設向けやコンパクトなシリーズでのコーディネートもできます。

ナスラックのセパレートキッチンの特徴

画像出典:ナスラック-「ベルフラワー」の施工プランの紹介ページより

ペニンシュラ型でカラーバリエーションに幅のあるベルフラワーがあり、大容量の収納スペースが魅力のスタイルです。

リヴィエールはコンパクトなスタイル、セスパやバゼロシリーズなどモダンなデザインもあり、インテリアに合わせたスタイルで楽しむことが可能です。

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セパレートキッチンの施工事例

ここでは、セパレートキッチンの施工事例を紹介します。

古いマンションをおしゃれにリノベーションした事例

間取りを2LDKから1LDKに変更して広いキッチンにしました
リフォーム箇所トイレ、キッチン・台所、壁紙・壁、ダイニング
リフォーム費用約330万円
工期1ヶ月
築年数43年

中古マンションを購入し、入居前にリフォームした事例です。

築43年という事もあり、水廻りと天井、壁、床のリフォームを優先して行う計画でした。

キッチンについては、当初から2型(デュエ)の希望があり、リビングを広く使う為に、2LDKから1LDKへの間取り変更を行いました。

ライフスタイルに合ったデザイン重視のリフォーム事例

リクシル「リシェル」でキッチンをリフォーム
メーカー・商品名LIXIL「リシェル」
リフォーム費用約300万円
工期1ヶ月
築年数10〜20年

キッチンの床を力強いデザインのフロアタイルを貼り替え、お手入れがしやすい空間になりました。

また、隣接するキッチンの天井をあえて低いまま残し、ダイニング天井の高さをより映えるようにした事例です。

開放感のある対面キッチンにリフォームした事例

Ⅱ型の対面キッチンにリフォーム
メーカー・商品名トクラス「YUNO」
リフォーム費用約157万円
工期5日
築年数20〜30年

キッチンのリフォームにあたり対面キッチンにしたいと希望がありました。

ツーバイフォー住宅のため、 引き受けてくれる施工業者がおらず難儀されているようでした。

そこで、壁を壊さずに対面キッチンにすることが可能であることと、リビングを広く使えるようなプランを提案しました。

壁を壊さず対面キッチンにするためメーカーにキッチンを特注し、既存キッチンの位置を変更するプランを提案しました。

さらにキッチンの位置を変えたことで生まれたスペースに収納を造作し、今までリビングに置いていたものを整理できるようになり、 結果的にリビングを広く使えるようになった事例です。

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セパレートキッチンとは

セパレートキッチンのリフォームにかかる費用・価格の相場は?

セパレートキッチンとは、シンクと加熱機器、調理スペースなどが独立したキッチンスタイルです。

壁付けキッチンや対面キッチンとは異なり、それぞれの機能が明確に分かれています。

セパレートキッチンは、オープンスタイルのキッチンの中でも、「機能性+コミュニケーション+デザイン」を兼ね揃えたタイプです。

各メーカーのショールームでも、システムキッチンの中のセパレートキッチンのコーナーを訪れる人が多いと言われます。暮らしを豊かにするリフォームにぴったりのセパレートキッチンを検討して下さい。

アイランド型やペニンシュラ型などは、間取りに合わせたサイズでお住まいの間取りを合理的に配置できます。

セパレートキッチンの間取りの種類


「いつかこんなキッチンを使って料理してみたい」そんな人気を誇るセパレートキッチン。

おしゃれなレイアウトで機能的なキッチンにリフォームすることが可能なスタイルです。

セパレートキッチンは、シンクと加熱機器、調理するためのワークトップなどが分かれています。

また、セパレートキッチンを間取り別に分類すると、以下の3つになります。

  • オープン型
  • セミオープン型
  • 独立型

オープン型

画像出典:タカラスタンダード-施工プランの紹介ページより

オープン型セパレートキッチンとは、シンクと加熱機器、調理スペースなどが独立したキッチンスタイルでありながら、リビングやダイニングと空間を隔てずに一体化させたキッチンレイアウトです。

開放感と一体感を重視したい方や、家族や友人とコミュニケーションを取りながら料理を楽しみたい方におすすめのキッチンスタイルです。

セミオープン型セパレートキッチン

セミオープン型セパレートキッチンとは、シンクと加熱機器、調理スペースなどが独立したキッチンスタイルでありながら、リビングやダイニングと一部を壁やカウンターなどで区切ったキッチンレイアウトです。

オープン型とクローズド型のメリットを兼ね備えたスタイルと言えるでしょう。

画像出典:パナソニック-施工プランの紹介ページより

程よい距離感でリビングやダイニングとのコミュニケーションを楽しめ、油汚れやニオイ対策もできます。

設置スペースや費用を考慮しながら、家族のライフスタイルに合ったレイアウトを検討しましょう。

独立型セパレートキッチン

独立型セパレートキッチンとは、キッチンとリビング・ダイニングなどの他の部屋を完全に壁で仕切った、個室型のキッチンレイアウトです。

昔ながらの日本家屋でよく見られたスタイルですが、近年では開放的なキッチンスタイルが主流になりつつあるため、比較的珍しいと言えます。

画像出典:ナスラック-施工プランの紹介ページより

独立型セパレートキッチンは、油汚れやニオイ対策、音の遮断、プライバシー確保などのメリットがあります。

一方で、開放感やコミュニケーションの面ではデメリットがあります。

家族のライフスタイルや間取りを考慮して、最適なキッチンレイアウトを検討しましょう。

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セパレートキッチンのサイズ、どう選んだら良い?

セパレートキッチンを導入するためには、標準的なサイズと選び方が重要です。

以下のポイントを考慮して、キッチンを選びましょう。

  • 奥行きのサイズ
  • 横幅のサイズ
  • 高さのサイズ
  • シンクのサイズ
  • コンロのサイズ

サイズ以外にも、家族構成や設置スペース、予算なども考慮して総合的な判断が必要です。

奥行きのサイズ

セパレートキッチンの奥行きの標準的なサイズは65cmです。

これは、壁付けI型キッチンの標準的な奥行きと同じです。

セパレートキッチンは、シンク側とコンロ側が別々に配置されているため、それぞれの奥行きを自由に設定することができます。

ただし、奥行きが浅すぎると作業スペースが狭くなり、逆に深すぎると使い勝手が悪くなるので注意が必要です。

セパレートキッチンの奥行きの標準的なサイズは65cmですが、設置スペースや家族構成、収納スペース、動線などを考慮して、最適な奥行きを選びましょう。

横幅のサイズ

セパレートキッチンの横幅の標準的なサイズは、210cm〜255cmです。

シンク側は、洗い物や水切りなどの作業スペースが必要となるため、コンロ側よりも広いサイズを選ぶのが一般的です。

シンクの大きさや食器洗い機などの設置を考慮して、適切なサイズを選びましょう。

コンロ側には、調理や炒め物などの作業スペースが必要です。

コンロの大きさやオーブンなどの設置を考慮して、適切なサイズを選びましょう。

高さのサイズ

セパレートキッチンの標準的な高さは、JIS規格によって80cm~95cmと、5cm刻みで定められています。

キッチンの高さは、次の計算式で標準的な高さが算出できます。

身長(cm)÷2+5cm

身長以外に調理スタイルや収納スペースも考慮して選ぶことが重要です。

また、肘から10cm〜15cm下にキッチンが来る高さを目安として決めると調理がしやすくなります。

高さについては、オプションで変更することも可能です。

シンクのサイズ

セパレートキッチンのシンクのサイズは、奥行きの2つの要素で決まります。

シンクの幅は、65cm~80cm程度が一般的です。

幅が広ければ、洗い物や水切りなどの作業スペースが確保できますが、設置スペースや予算も考慮する必要があります。

また、シンクの奥行きは、40cm~50cm程度が一般的です。

奥行きがあれば大きな鍋やフライパンも洗いやすいですが、作業スペースが狭くなる可能性があります。

セパレートキッチンのシンクは、幅と奥行き以外にも、形状や素材などを考慮して選ぶことが必要です。

コンロのサイズ

セパレートキッチンのコンロのサイズは、シンクと同様に奥行きの2つの要素で決まります。

コンロの幅は、60cm~75cm程度が一般的です。

幅が広ければ、複数の鍋やフライパンを同時に調理することができますが、設置スペースを考慮する必要があります。

また、コンロの奥行きは、45cm~55cm程度が一般的です。

奥行きが深ければ、調理器具や調味料などを置きやすいですが、作業スペースが狭くなる可能性があります。

セパレートキッチンのコンロは、サイズ以外にもガスやIHといった種類や、機能などを考慮して選ぶことが必要です。

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セパレートキッチンのメリット5選!

セパレートキッチンには、それぞれメリットとデメリットがあります。

キッチンを導入する際に、メリット・デメリットを判断材料にすると良いでしょう。

セパレートキッチンには、以下のようなメリットがあります。

  1. 使い勝手が良い
  2. コミュニケーションが取りやすい
  3. 収納スペースが広く取れる
  4. 開放的な空間が作れる
  5. 複数人で料理が作れる

メリット1. 使い勝手が良い

セパレートキッチンは、シンクとコンロが別々に設置されているため、使い勝手が良いといわれています。

対面キッチンや、アイランドキッチンと比較すると、キッチンスペースが広く確保でき、作業動線が短くなるからです。

セパレートキッチンは、収納スペースや作業動線などを工夫することで、快適な空間にすることができます。

メリット2. コミュニケーションが取りやすい

セパレートキッチンは、工夫次第でコミュニケーションを取りやすい空間にすることができます。

例えば、キッチンとリビング・ダイニングの間にカウンターを設置することで、配膳や後片付けをしながら家族と会話することができます。

また、カウンターで食事を取ったり、お子様の勉強スペースとしても活用できるでしょう。

来客時においても、すぐにお茶の準備ができるので、お客様との会話も途切れません。

メリット3. 収納スペースが広く取れる

セパレートキッチンは、壁面を有効活用できるというメリットがあります。

シンクやコンロの上部や、壁面に吊り戸棚や壁面収納を設置することで、収納スペースを大幅に増やすことができます。

調味料や食器、調理器具など、よく使うものを収納しておくと便利です。

また、シンク下やコンロ下などのデッドスペースは、引き出し収納や可動棚などを活用することで、有効活用することができます。

鍋やフライパン、調理器具など、かさばるものを収納しておくのに適しています。

メリット4. 開放的な空間が作れる

セパレートキッチンは、開口部を大きくしたり、透明感のある素材を取り入れたりすることで、開放的な空間にすることができます。

また、明るい色のインテリアや観葉植物を取り入れることで、リラックスできる空間を作ることも可能です。

メリット5. 複数人で料理が作れる

セパレートキッチンは、作業スペースを広く取り、動線を意識することで、複数人で料理しやすい空間にすることができます。

また、コミュニケーションを取りやすい工夫や、楽しみながら料理できる工夫をすることで、より快適なキッチン空間を実現することも可能です。

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セパレートキッチンのデメリット4選

セパレートキッチンは、以下のようなデメリットがあります。

  • シンクとコンロの距離が離れている
  • 広いスペースが必要
  • 料理の効率が悪くなる
  • リフォーム費用が高くなりやすい

ただし、工夫次第でデメリットを解消することは可能なので、その方法も紹介します。

デメリット1. シンクとコンロの距離が離れている

シンクとコンロが離れているため、調理中に移動距離が長くなり、動線が長くなることがあります。

特に、洗い物や調理の合間に何度も往復する必要がある場合、水滴や料理の汁、油が床に落ちるなど負担に感じるかもしれません。

対策としては、汚れが取れやすい床材にする方法が効果的です。

デメリット2. 広いスペースが必要

シンクとコンロを別々に設置するため、対面キッチンやアイランドキッチンと比較すると、広い設置スペースが必要です。

限られたスペースの場合は、設置が難しい場合があります。

対策としては、キッチンカウンターの下に収納スペースを設ける、シンクとダイニングテーブルを一体化させるなどの方法があります。

デメリット3. 料理の効率が悪くなる

セパレートキッチンは、洗い物や調理の合間にシンクとコンロを行き来する必要があるため、無駄な動きが増えてしまいます。

また、シンクとコンロが別々にあるため、作業スペースが限られてしまう場合があるので、複数の作業を同時に行うのが難しくなります。

動線を意識したレイアウトや収納、家電の活用などによって、料理の効率を改善することが可能です。

家族と料理を分担するのも効果的な対策となるでしょう。

デメリット4. リフォーム費用が高くなりやすい

セパレートキッチンは、新たに壁や配管を設ける必要があるため、リフォーム費用が高額になる傾向があります。

リフォーム費用を抑えるポイントは、複数のリフォーム業者から相見積もりを取る、既存の設備を活かす、シンプルなデザインにするなどが効果的です。

もしここまで読んで、セパレートキッチン向いてないかも…と思った方は「使いやすいキッチンのレイアウトとは?8種類あるキッチンのタイプも解説!」をご覧ください。他のタイプのキッチンについても詳しく説明しています。

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セパレートキッチン、4つの選び方

セパレートキッチンは、以下のポイントを押さえて選ぶことが重要です。

  1. 間取りを考慮して選ぶ
  2. キッチンの見え方を考慮して選ぶ
  3. LDK全体のバランスを考慮する
  4. キッチンを独立させるレイアウトがおすすめ

メーカーのショールームなどに足を運び、実際に体感して使い勝手を確認することをおすすめします。

選び方1. 間取りを考慮しよう

セパレートキッチンは、間取りを考慮して選ぶことで、使い勝手と快適性を向上させることができます。

動線や、空間の広さ、換気などを考慮し、自分のライフスタイルに合った間取りを選びましょう。

選び方2. キッチンの見え方を考慮して選ぶ

セパレートキッチンは、キッチンの見え方を考慮して選ぶことで、生活感を見せずに、家族とのコミュニケーションを円滑にし、快適な空間を作ることができます。

具体的には、キッチンスペースをスッキリと見せられるよう、収納やレイアウトを工夫しましょう。

さらに、オープンな棚やカウンターを設置することで、家族とのつながりを保つことも可能です。

選び方3. LDK全体のバランスを考慮する

セパレートキッチンは、リビング・ダイニングとキッチンが独立したレイアウトです。

開放感のある空間を作れる一方で、LDK全体のバランスを考慮しないと、圧迫感を感じたり、使い勝手が悪くなったりする可能性があります。

キッチンスペースとリビング・ダイニングを隔てる壁をなくしたり、ガラス扉や引き戸を設置したりすることで、空間を広く見せ、開放感のあるLDKを作ることも可能です。

キッチンのサイズ、動線、収納、インテリアなどを考慮し、LDK全体のバランスが取れたレイアウトを選びましょう。

選び方4. キッチンを独立させるレイアウトがおすすめ

セパレートキッチンは、油汚れやニオイを防ぎ、集中して料理ができるなど、多くのメリットがあります。

キッチンを独立させるレイアウトは、限られたスペースにも設置できるI型キッチン、作業スペースを広く確保できるL型キッチン、収納スペースを多く確保できるU型キッチンなどがあります。

空間の広さや動線、換気などを考慮して、自分に合ったレイアウトを選びましょう。

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快適なセパレートキッチンにするためのコツ5選!

快適なセパレートキッチンにするには、以下のようなコツがあります。

  • LDKの広さをカバーする換気設備の設置
  • キッチンとリビング・ダイニングとの調和
  • キッチンで発生する音への配慮
  • 料理に集中したい場合は壁側のスペースで行う
  • 手元の明るさを保つ

ちょっとした工夫で、より料理がしやすくなるので、試してみてはいかがでしょうか。

コツ1. LDKの広さをカバーする換気設備の設置

LDKの広さをカバーする換気設備を設置する場合は、部屋の広さ、換気設備の種類、騒音レベルに注意する必要があります。

換気設備の能力は、換気する部屋の広さに適していることが必要です。

また、換気設備にはさまざまな種類があり、一般的なタイプには、レンジフード、換気扇、全熱交換器などがあります。

換気設備を選ぶ際は、動作中に騒音を発生する可能性があるため、静音性の高いものを選ぶことが重要です。

さらに、換気設備は定期的に掃除する必要があるため、お手入れが簡単なものを選ぶようにしてください。

LDKの広さをカバーする換気設備を選ぶ際には、専門家に相談することをおすすめします。

コツ2. キッチンとリビング・ダイニングとの調和

セパレートキッチンとリビング・ダイニングの調和を図るためのポイントは、空間のつながりやインテリアの統一感を意識し、コミュニケーションを取りやすい工夫をすることが重要です。

対面カウンターの設置や、家電をリビング・ダイニングから見えるところに配置するなど、家族とのコミュニケーションを取る方法はいくらでもあります。

家族と相談しながら配置の変更などを行うことをおすすめします。

コツ3. キッチンで発生する音への配慮

キッチンは、食器洗い、調理、換気扇など、さまざまな音が発生する場所です。

これらの音が、家族や近隣住民に迷惑をかけてしまう可能性があります。

キッチンで発生する音への配慮は、快適な住環境を維持するために重要です。

音の発生源を特定し、それぞれの音に合わせた軽減対策を行うとともに、生活時間帯や近隣住民への配慮も忘れずに行いましょう。

コツ4. 料理に集中したい場合は壁側のスペースで行う

料理に集中したい場合は、壁側のスペースで行うのがおすすめです。

壁側にキッチンを設置することで、周囲からの視線を遮断できます。

また、壁を利用して収納スペースや調理スペースが確保できるため、効率的に料理を進めることができます。

壁にキッチンを設置することで、リビング・ダイニングなどへの油汚れやニオイの拡散を防ぐことも可能です。

コツ5. 手元の明るさを保つ

セパレートキッチンは、リビングやダイニングから独立しているため、手元が暗くなりがちです。

手元の明るさを保つ方法は、ペンダントライト、ダウンライトなどの照明を設置すると良いでしょう。

また、窓の配置や天窓を設けて自然光を取り入れる方法もあります。

上記の方法を組み合わせて、手元を明るく快適なキッチン空間を作りましょう。

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セパレートキッチン導入時の注意点

セパレートキッチンを導入する際には、以下のような注意が必要です。

  • 間取りとダイニングの位置関係を考慮する
  • キッチンの使いやすい高さを見つける
  • 作業台の片側を壁に付ける
  • 設置スペースを小さくできるか確認する

セパレートキッチンは、メリットとデメリットをよく理解した上で、導入を検討することが大切です。

キッチンのスペースや家族とのコミュニケーション、換気、音、費用などを考慮し、自分たちのライフスタイルに合ったキッチンを選びましょう。

注意点1. 間取りとダイニングの位置関係を考慮する

キッチンの間取りとダイニングの位置関係は、家事動線や家族のコミュニケーションなどに大きく影響します。

ある程度広いスペースが必要になりますが、あまりキッチンスペースを取りすぎると居住スペースが狭くなる可能性もあります。

限られたスペースにセパレートキッチンを設置するには、間取りの工夫が必要です。

リフォーム業者に相談し、適切なスペースが確保できるようにしましょう。

注意点2. キッチンの使いやすい高さを見つける

キッチンの高さは、使いやすさに大きく影響します。

高すぎると作業がやりにくくなり、低すぎると腰痛や肩こりの原因になります。

使いやすい高さは、身長を2で割り、5cm足した数値が目安です。

また、肘の高さはワークトップから15cmくらい離れているのがベストであり、包丁やまな板を使った作業をする際の目安になります。

最近では、オプションで高さ調整可能なキッチンも出てきています。

キッチンを購入する前に、ショールームなどで実際に試してみると良いでしょう。

注意点3. 作業台の片側を壁に付ける

キッチンの作業台の片側を壁に付けることで、スペースの有効活用や動線の短縮、安全性向上などのメリットがあります。

壁に付ける作業台の高さや収納スペース、壁に面している部分の換気などに注意しながら、自分のニーズに合ったレイアウトを検討しましょう。

注意点4. 設置スペースを小さくできるか確認する

キッチンの設置スペースを小さくするには、キッチンの種類、レイアウト、家電のサイズ、収納、動線などを考慮する必要があります。

ただし、キッチンスペースを小さくしすぎると、使い勝手や収納スペースが不足する可能性があるので注意が必要です。

キッチンメーカーやリフォーム会社に相談したり、キッチンショールームで実際に設置スペースを確認したりすることをおすすめします。

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セパレートキッチン以外のキッチンレイアウトの種類

前述したオープン型キッチン、セミオープン型キッチン、独立型キッチンの他にも以下のようなキッチンレイアウトの種類があります。

  • I型キッチン
  • L型キッチン
  • ペニンシュラ型キッチン
  • アイランド型キッチン

それぞれのキッチンの特徴を紹介します。

I型キッチン

画像出典:クリナップ-施工プランの紹介ページより

I型キッチンは、シンク、コンロ、調理スペースなどが一直線に並んだ最もシンプルな形のキッチンです。

メリットデメリット
・省スペースで設置可能
・リーズナブルな価格
・作業効率が良い
・掃除がしやすい
・レイアウトの自由度が高い
・作業スペースが限られる
・対面コミュニケーションが取りにくい
・収納スペースが限られる場合がある

I型キッチンには、以上のメリット・デメリットがあります。

I型キッチンのリフォーム費用は、キッチンの種類や設備、工事内容によって異なりますが、一般的には20万円~100万円程度が目安となります。

I型キッチンについては、詳しくはこちらの記事で解説しています。

L型キッチン

画像出典:ナスラック-施工プランの紹介ページより

L型キッチンは、シンクとコンロ、調理スペースなどがL字型に配置されたキッチンです。

I型キッチンと比べて作業スペースが広くなり、複数人で料理しやすくなります。

L型キッチンのメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
・作業スペースが広くなる
・複数人で料理しやすい
・動線が短く、効率が良い
・収納スペースが多い
・デザイン性の高いキッチンにできる
・設置スペースが必要
・費用が高くなる場合がある

また、L型キッチンのリフォーム費用は、100万円〜150万円程度が目安になります。

L型キッチンは、作業スペースが広くて複数人で料理しやすいキッチンです。

設置スペースや費用が必要となりますが、デザイン性の高いキッチンにしたい方や、家族で料理を楽しむ方におすすめです。

L型キッチンの費用等詳細についてはこちらの記事で解説しています。

ペニンシュラ型キッチン

画像出典:クリナップ-施工プランの紹介ページより

ペニンシュラ型キッチンは、キッチンの片側が壁に接し、もう片側が壁から突き出した半島のような形状になっているキッチンです。

ペニンシュラ型キッチンには、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
・開放感と一体感がある
・コミュニケーションが取りやすい
・空間を広く見せられる
・作業、収納スペースが増加する
・設置するためのスペースが必要
・他のキッチンと比べて費用が高くなる場合がある
・油汚れやニオイ対策が必要

ペニンシュラ型キッチンのリフォーム費用は、150万円〜300万円が目安になります。

ペニンシュラ型キッチンは、開放感と一体感があり、家族や友人とコミュニケーションを取りながら料理を楽しめるキッチンです。

空間を広く見せ、作業スペースや収納スペースを増やしたい方におすすめです。

ペニンシュラ型キッチンの費用など詳細についてはこちらの記事で解説しています。

アイランド型キッチン

画像出典:LIXIL-施工プランの紹介ページより

アイランド型キッチンは、壁から独立して島のように設置されたキッチンのことです。

開放感とデザイン性が高く、近年人気を集めています。

メリットデメリット
・開放感とデザイン性が高い
・コミュニケーションが取りやすい
・多様なレイアウトが可能
・費用が高くなる傾向がある
・油汚れや換気対策が必要
・動線の考慮が必要

アイランド型キッチンのリフォーム費用は、200万円〜400万円が目安になります。

アイランド型キッチンは、開放感とデザイン性に優れ、家族や友人とコミュニケーションを取りながら料理を楽しめるキッチンです。

こだわりのキッチン空間を実現したい方におすすめです。

アイランドキッチンの費用などの詳細については、この記事で詳しく解説しています。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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