2024年06月06日更新

監修記事

システムキッチンの扉(ドア)の修理交換の方法・費用とは?

システムキッチンの扉は、破損や劣化の状態によって「修理」で済むのか、「交換」すべきなのか変わってきます。
それに伴って費用も大きく変わるため、慎重に検討する必要があります。
当記事では、システムキッチン扉の修理交換の目安や方法、費用相場から、安く抑えるコツや業者選びのポイントについて解説します。

まずは
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システムキッチン扉・取っ手の種類

扉・取っ手は、キッチンの収納の印象を左右します。

扉・取っ手の修理交換を検討する際、最初にやるべきなのが、自宅のキッチン扉がどのような種類なのか把握することです。

扉だけでなく、付属する取っ手にも種類があるので、こちらも合わせて把握しておく必要があります。

扉・取っ手の種類によって、修理交換の方法や費用が大きく異なります。

ベストな修理交換の計画を立てるために、自宅のキッチン扉・取っ手の種類を理解しましょう。

扉の種類

まずは、キッチン扉の種類から紹介します。

多くのご家庭で採用されているのが以下の6種類です。

1. 化粧シート
2. メラミン化粧板
3. 天然木
4. MDF
5. ステンレス
6. ホーロー

順番に詳細を説明していきます。

1. 化粧シート

画像出典:TOTO-ザ・クラッソの扉デザインのカラーバリエーション紹介ページ

キッチン扉として最もポピュラーなのが化粧シートです。

「オレフィンシート」、「DAPシート」、「FFシート」などと言われたりもしますが、全て化粧シートの種類であり、色や柄を印刷した樹脂製のシートを指します。

化粧シートは、コストパフォーマンスに優れ、豊富な色柄のバリエーションがあります。

耐水性にも優れているため、簡単な拭き取りで日常的にメンテナンスが可能ですが、傷に弱い点がデメリットとして挙げられます。

2. メラミン化粧板

画像出典:アイカ工業-商品ニュース(メラミン化粧板に2023年新柄を追加)ページ

メラミン化粧板は、樹脂を浸透させた紙を加圧・過熱して何層も重ね合わせた板です。

先ほどの化粧シートよりも耐久性に優れているのが特徴で、化粧シートより高価であることが一般的です。

化粧シート同様、汚れが付きにくく、メンテナンスが簡単で、長期間にわたって美しい状態を保つことができます。

3. 天然木

画像出典:ウッドワン-無垢の木のキッチン特別仕様「スイージーセレクトパック」紹介ページ

天然木の扉は、キッチンに木の自然な質感と温かみのある印象を与えます。

天然木を切り出して加工したり、複数の木材を張り合わせて作るものが多く、その上からウレタン樹脂等を塗布して耐水性を高めるのが一般的です。

時間の経過とともに風合いが増す一方で、温度や湿度によって木材が伸縮するため、扉が歪む原因になります。

またシミや傷がつきやすいため、定期的なメンテナンスが必要となります。

4. MDF

画像出典:ツールボックス-オンラインストア「キッチンベース」商品ページ

MDF(中密度繊維板)は、木材の繊維をチップ状に細かく粉砕し、圧縮して固めた板材です。

天然木よりも安価でありながら、木の滑らかな質感と温かい印象をキッチンに与えます。

また耐久性があり、変形や割れに強い点もMDFのメリットです。

一方で水に弱いため、濡れると膨張、変形、剥離やカビ発生のリスクがあるため、防水処理が不可欠です。

5. ステンレス

画像出典:ナスラック-キッチンの豆知識「ステンレスを使ったキッチンのメリットについて解説!」

ステンレスは錆びないことが最大の特徴であり、耐久性と衛生面で優れています。

清潔さを保ちやすく、プロのキッチンのようなモダンな雰囲気を作り出すことができます。

一方で、傷や指紋が目立ちやすいため、頻繁にメンテナンスが必要になります。

6. ホーロー

画像出典:タカラスタンダード-カンタン取替システムキッチンの紹介ページ

ホーローは金属素材にガラス質を焼き付けたもので、耐熱性と耐水性に優れているため、

傷や汚れに強く、メンテナンスが容易です。

艶と重厚感のある独特な見た目が特徴で、キッチンを清潔感のある印象にします。

ただし、表面のガラス質にひびが入った場合、金属素材まで水や油が染み込み、錆が発生する場合があるので注意が必要です。

取っ手の種類

次に、扉に付属する取っ手の種類を紹介します。

多くのご家庭で採用されているのが以下5つの種類です。

1. ラインタイプ
2. ハンドル・バータイプ
3. 掘込・埋込タイプ
4. つまみタイプ
5. プッシュ式(取っ手レス)タイプ

順番に詳細を説明します。

1. ラインタイプ

画像出典:タカラスタンダード-オフェリアの扉カラー・引手の紹介ページ

ラインタイプは、スリムな形状で操作しやすいため、掃除しやすいのがメリットです。

シンプルかつモダンな印象のため、多くのデザインに合わせやすいのが特徴ですが、指や爪を引っ掛けて開閉するため、爪を伸ばしている人や指先の力がない人には向きません。

2. ハンドル・バータイプ

画像出典:タカラスタンダード-オフェリアの扉カラー・引手の紹介ページ

ハンドル・バータイプは、グリップ感があり、小さな力でも開閉できるのが特徴です。

素材や色のバリエーションも豊富で、空間に合わせやすく、タオルを掛けられるデザインもあります。

3. 掘込・埋込タイプ

画像出典:ウッドワン-無垢の木のキッチン「スイージー」の取手の紹介ページ

掘込・埋込タイプは、扉に直接掘り(埋め)込まれているため、スッキリとした外観となり、デザイン性が強調されます。

ただし、このタイプを採用している国内メーカーが少なく、対応可能な扉材も限られているため、コストやデザインに留意する必要があります。

4. つまみタイプ

画像出典:ウッドワン-無垢の木のキッチン「スイージー」の取手の紹介ページ

つまみタイプは、多様なデザインや素材があり、扉材に合わせてつまみを変えることが可能なため、個性やこだわりを出すのに最適です。

ただし、握る部分が限られるため、開閉に多少の不便さを感じたり、でっぱりが料理中の動作の邪魔になる可能性があります。

5. プッシュ式(取っ手レス)タイプ

画像出典:クリナップ-キッチンの基礎知識「キッチンの印象や使い勝手に差がつく、取手の選び方」

プッシュ式タイプは、押すだけで開閉できるスマートなデザインです。

手を使わなくても開閉できるため、料理中は非常に便利であり、お手入れも容易です。

ただし手動ではないため、動作の不具合や故障などが起こると開閉そのものができなくなる可能性があるため、管理には注意が必要です。

システムキッチン扉の修理交換について

システムキッチンの扉の修理交換はどのような方法で行い、費用はどのくらいかかるのでしょう。

修理交換の方法

扉の状態によって、修理で済むのか、交換が必要なのかが変わってきます。

扉表面に小さな傷が付いていたり、面材が部分的に剥がれてしまった程度であれば修理で済む場合があります。

一方で、傷の程度が大きかったり、破損や腐食によって機能的に大きな問題がある場合は交換する必要があります。

修理で済むのか、交換が必要なのか、ご自宅の扉の状態を確認してみてください。

以下に、参考として扉の修理方法(素材別)を紹介します。

素材修理方法
化粧シート化粧シートを上から貼り付ける。
メラミン化粧板パテで埋めてから着色(タッチアップ塗装)する。
天然木ヤスリで表面を削りオイルを塗る。
MDF塩ビ製シートを上から貼り付ける。
ステンレス部分的に溶接や研磨を行う。
ホーロークリームクレンザーやサンドペーパーで磨く。

傷の種類や大きさ、業者によっても修理方法は変わるため、あくまで一例であることをご理解ください。

化粧シートやMDFの場合は、部分的に新たなシートを上から貼り付ける軽微な補修で済む場合がありますが、一部だけ変えると既存のシートと色の差が生じてしまうことは留意しておく必要があります。

それ以外の素材についてはシート材ではないため、傷部分をパテで補修したり、削ったりなどで対処するケースが多いです。

ステンレスは、傷や凹みを溶接で部分的に復旧することもありますが、これには専門的な技術が必要になりますので、ご自身で行うにはハードルが高いでしょう。

これらで対処できない場合には交換が必要になるわけですが、その場合、既存の扉と同じサイズやデザインの製品を選ぶ必要があります。

もちろん、既存含め扉を全て交換する場合はその限りではありません。

扉の交換には、工具を使って取り外しと取り付けを行う必要がありますので、ご自身で交換作業を行う場合には十分な安全対策が必要です。

修理交換の費用

システムキッチン扉の修理の費用相場は、扉1枚あたり「約1万円〜5万円」です。

キッチン全体で扉が6枚と考えた場合、仮に全ての扉を修理すると仮定すると「約6万円〜30万円」ということになります。

ただし、これは部分的な補修の費用相場であり、先ほど紹介したようなステンレスの部分溶接など、専門技術を要する作業の場合はこれ以上に費用がかかる場合があります。

一方、交換(工事)の費用相場は「約3万円〜18万円以上」です(扉6枚全て交換すると仮定した場合)。

交換工事の内訳は以下の通りです。

項目費用相場(1件あたり)
扉本体費素材・枚数により異なる
工事費2万~3万円
廃材処理費5,000円~1万円

扉本体費(6枚分)の費用相場は以下の通りです。

素材費用相場(6枚分)
化粧シート3万円~6万円
メラミン化粧板12万円以上
天然木約6万円
MDF3万~6万円
ステンレス12万~18万円
ホーロー18万円以上

これに加えて、取っ手が再利用可能かどうか、施工面積、工事の複雑さ等によって工事費が変わってきますので、あくまで目安としてください。

特に古いキッチンの場合、現在のキッチン扉に適合するようキャビネットのサイズを調整する等の作業で、追加の工事費が必要になることもあります。

また、廃材処理費は業者によって価格が大きく異なり、廃材の種類や量によってはサービスで回収してもらえる場合もありますので事前に確認しておく必要があります。

このように、同じ条件(扉6枚分)で修理と交換の費用相場を比較してみると、大きな差は無さそうです。

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蝶番の修理交換について

見逃しがちですが、扉の開閉をスムーズにするための重要な部品として「蝶番」があります。

蝶番は壁と扉の繋ぎ目に設置されており、これが不調を起こしていると、扉に以下のような機能的な問題が生じます。

✓扉がぐらつく
✓扉が開閉の際に床を擦ってしまう
✓扉から開閉の度に異音が聞こえる

蝶番についても、修理交換の方法と費用について解説します。

修理交換の方法

蝶番の不調は、調整ネジの緩みによって起こる場合があるので、まずはドライバー等を使って調整ネジの締め直しを行うのが先決です。

扉のぐらつきが大きく、左右や上下方向への建付け調整が必要な場合がありますが、ご自身で行う場合は十分な安全対策と注意が必要です。

蝶番自体が破損している場合は、新しいものに交換する必要があります。

古い蝶番を取り外し、新しい蝶番を同じ位置に取り付ける作業が必要になります。

これには正確な位置決めと適切な工具が必要になるため、ご自身で行うのに自信がない場合は業者に依頼することをおすすめします。

修理交換の費用

蝶番の調整や締め直しを業者に依頼する場合の費用相場は「数百円~数千円」で済むことが多いです。

一方で、交換(工事)が必要な場合の費用相場は「約1万円〜2万円」です。

交換工事の内訳は以下の通りです。

項目費用相場(1件あたり)
蝶番本体費約1万円(5,000円 × 2個)
工事費約5,000円~1万円

蝶番本体費は種類や扉枚数によって異なるので、あくまで目安としてください。

また、場合によっては古い蝶番を処分するために廃材処理費が請求されることがありますので事前の確認が必要です。

ただし、扉と蝶番がセットになっている場合は、扉交換の際に蝶番の交換も必須になるため、別途費用がかからない場合があります。

システムキッチン扉を格安で修理交換する4つのコツ

システムキッチンの扉を修理交換するには、数万〜数十万円の費用が必要だと分かりましたが、できればリフォーム費用は安く済ませたいと思いますよね。

システムキッチンの扉を格安で修理交換するためには、以下4つのポイントが重要です。

コツその1. 塗装も検討してみる
コツその2. 扉をまとめて修理交換する
コツその3. 扉の素材やデザインにこだわりすぎない
コツその4. キッチンの他の部分も一緒に修理交換する

順番に解説していきます。

コツその1. 塗装も検討してみる

小さな傷や汚れが少し目立つ程度であれば、修理交換ではなく塗装を検討してみるのも一つの方法です。

費用の目安は、ご自身で塗装する場合は数千円~数万円程度、業者に依頼する場合は5万円程度なので、修理交換よりも安く済む場合があります。

コツその2. 扉をまとめて修理交換する

扉の修理交換は、一度にまとめて依頼する方が安く済むケースが多いです。

1枚ずつ依頼すると、その都度工事費や廃材処理費がかかるため、結果として全ての扉を交換するのであれば、最初にまとめて依頼した方が割安になります。

また複数枚まとめて依頼することで、業者によっては出精値引きをしてくれる可能性もあります。

コツその3. 扉の素材やデザインにこだわりすぎない

扉を新しい素材やデザインのものに交換する場合、こだわりすぎると費用は際限なく膨らんでしまいます。

冒頭で紹介したように、扉材の種類は豊富にあり、デザインも含めると、その組み合わせは無限にあると言ってもいいほどです。

以下の画像は、とあるご家庭における部分リフォーム後のキッチンの様子ですが、こだわってデザイン重視でリフォームした結果、費用は300万円ほどかかった事例になります。

シックな色で統一感を持たせたデザイン重視のシステムキッチン

ライフスタイルに合ったデザイン重視のキッチンにしました。

費用を安く抑えたいのであれば、なるべくシンプルなデザインやカラーを選ぶことを検討してみてください。

コツその4. キッチンの他の部分も一緒に修理交換する

ポイント2で説明した通り、修理交換の回数はできるだけ少ない方がコストを抑えられるので、キッチンで扉以外に破損や劣化など修理交換が必要な箇所があるのであれば、扉と一緒に依頼することをおすすめします。

キャビネット内部、シンク、蛇口や水栓、コンロ等も傷みがあるかもしれません。

以下の画像は、とあるご家庭におけるリフォーム後のキッチンの様子ですが、扉だけでなく、古くなっていた設備やフローリングも一緒に交換した事例です。

暖かな色味で温もりと解放感を感じさせるシステムキッチン

設備の入れ替えと床の張替えで開放的なキッチンになりました。

これを機に一緒に修理交換が必要な箇所を確認してみると良いでしょう。

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システムキッチン扉の修理業者を選ぶ4つのポイント

システムキッチンの扉の修理交換は、幅広い範囲の施工ができるリフォーム会社に依頼したいですが、どのように選べば良いのでしょう。

適切なキッチンリフォーム会社を選ぶためには、主に以下4つのポイントを考慮する必要があります。

ポイント1. キッチン扉の修理交換の経験や実績が豊富か
ポイント2. 口コミの評価が良いか
ポイント3. 担当者と相性が合うか
ポイント4. アフターサービスが充実しているか

とはいえ、膨大なリフォーム会社の中から、これらのポイントを満たす業者を見つけるのは一苦労です。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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