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築年数が経った家を新築のように生まれ変わらせられることから、人気となっている「スケルトンリフォーム」。
しかし、スケルトンリフォームにはデメリットもあるため、よく知らないまま工事を行うと想定より費用がかさんだり、思うような仕上がりにならなかったりすることがあります。
そこでこの記事では、スケルトンリフォームのデメリットや注意点などを解説します。費用を抑えるコツや実際の事例なども紹介しているので、スケルトンリフォームで失敗したくない方は、ぜひ参考にしてみてください。
本記事では、一戸建てのスケルトンリフォームに関して解説していきます。
スケルトンリフォームとは何かを知りたい方はこちらの記事をご覧ください
マンションのスケルトンリフォーム費用に関してはこちらの記事をご覧ください
目次
- 1 スケルトンリフォームとは?
- 2 スケルトンリフォームと増築の違いと特徴とは
- 3 スケルトンリフォームのメリットは?
- 4 スケルトンリフォームのデメリットは?
- 5 一戸建てのスケルトンリフォームについて
- 6 スケルトンリフォームの注意点は?
- 7 一戸建てのスケルトンリフォームの期間
- 8 スケルトンリフォームの費用について
- 9 スケルトンリフォームの費用相場
- 10 スケルトンリフォームの事例
- 11 後悔しないために…スケルトンリフォームの失敗事例を確認!
- 12 スケルトンリフォームの業者の選び方
- 13 人気なスケルトンリフォーム業者に共通するポイント
- 14 スケルトンリフォーム会社の地域特性
- 15 スケルトンリフォームを安く抑えるコツ
スケルトンリフォームとは?
スケルトンリフォームとは、建物の構造部分だけを残して行うリフォームのことです。 天井や床、壁、建具、水回りの設備などをすべて解体して新しくするため、新築のような仕上がりになります。
一般的にスケルトンリフォームというと、外壁を残して内部のみ解体するものや、外壁と内部を両方解体するものを指すことが多いですが、外壁のみを解体するケースもみられます。
また、スケルトンリフォームとよく似た意味で使われているのが「フルリフォーム」です。
どちらも家全体を対象としていて大がかりな工事を行う点は共通していますが、フルリフォームのほうが広義で、内装のみをリフォームする場合にも使われています。
スケルトンリフォームと増築の違いと特徴とは
スケルトンリフォームと増築の違い
「スケルトンリフォーム」とはリフォームの方法のひとつで、住宅の骨組みだけを残して全てを解体してから家を建て直す方法です。
一方「増築」とは、住宅の延べ床面積を広くするためのリフォームです。
既存の住宅を大きくするために、拡張部分と接触する部分は解体となりますが、それ以外は残します。
つまり「スケルトンリフォーム」が既存の住宅に大幅にメスを入れてリフォームするのに対して、「増築」は既存の住宅の内装や外装などで変化をつけるのではなく、住宅の大きさを増やすためのリフォームであるというのが大きな違いです。
スケルトンリフォームのメリットは?
スケルトンリフォームには、部分リフォームにはないさまざまなメリットがあります。スケルトンリフォームのメリットは以下のとおりです。
間取りの変更ができる
住み始めたときには快適だった家も、ライフスタイルの変化などがあると、使いづらく感じるようになるものです。
なかには親の同居や出産などで必要な部屋の数が増えたり、反対に子どもが独立して出ていくことで使わない部屋がでてきたりと、間取りに不都合を感じるようになることもあるでしょう。
スケルトンリフォームでは内部を解体して壁を取り壊すので、ある程度自由に間取りを変更することが可能です。部分リフォームでは難しい大幅な間取り変更ができる点は、スケルトンリフォームならではの大きな魅力でしょう。
給排水管が取り換えられる
給排水管は家の内部にあり、普段は目にすることがないため、あまり気にかけることがないかもしれません。しかし、給排水管は建物よりも早く寿命を迎える傾向があります。
給排水管を取り替える際には大規模な工事が必要になりますが、スケルトンリフォームなら、工事の過程で家の壁や床を解体するため、追加工事なしで給排水管を新しくすることが可能です。
とくに築年数が経過していて家の老朽化が懸念される場合は、スケルトンリフォームの際に給排水管の交換ができるのは魅力的でしょう。
機能性が向上する
スケルトンリフォームでは、壁の内部や床下にも手を加えられるため、断熱性や防音性など家の機能性を向上させることができます。
とくに築年数が経っている家では、もともと機能性が低かったり、当初は高機能だったものも経年により機能性が低下してしまったりしていることがあります。
機能性の低い家は住みづらいだけでなく、冷暖房効率が落ちて光熱費も高くなりがちです。
また、スケルトンリフォームなら基礎部分の補強も可能なので、耐震性も高められます。
夏や冬に過ごしづらさを感じていたり、家の耐震性に不安があったりする人は、部分リフォームよりもスケルトンリフォームが向いているでしょう。
建物の現状が把握できる
目に見えている場所に劣化が見られなくても、家の内部がシロアリ被害にあっていたり、腐食していたりと見えない部分がダメージを受けていることがあります。
スケルトンリフォームなら、壁や天井、床をすべて剥がすので建物の現状を把握することが可能です。
早めに劣化に気付いて補修しておくことで家の寿命が延ばせるだけでなく、補修範囲が小さく済むので長い目で見ると工事費用も抑えられます。
スケルトンリフォームのデメリットは?
いろいろな魅力があるスケルトンリフォームですが、大がかりな工事ならではのデメリットもあります。スケルトンリフォームのデメリットは以下のとおりです。
コストがかかる場合もある
スケルトンリフォームは工事範囲が広いので、当然部分リフォームよりもコストがかかります。
また、スケルトンリフォームでは構造部分を残しながら手作業で解体作業を行わなくてはいけません。その分工期が長くなり、人件費がかさみます。
さらに構造部分に大きな劣化が見つかれば、大規模な補修費用が必要になる可能性もあります。場合によっては新築よりもコストがかかるのが、スケルトンリフォームの大きなデメリットでしょう。
工事期間が長い
先にもご説明した通り、スケルトンリフォームでは新築にはない解体作業が必要になります。スケルトンリフォームでの解体作業は手作業で行うため、工事期間が長くなりがちです。
また、外壁も含めてリフォームする場合は、工事の進行が天候にも左右されるため、雨が降ると工事期間が長くなる可能性があります。
さらに、スケルトンリフォームは工事規模が大きいため、打ち合わせにも時間がかかります。完成までに長い期間が必要になることを見越して、余裕をもって計画を立てるようにしましょう。
仮住まいの費用がかかる
部分リフォームであれば、住みながらリフォーム工事を進めることができますが、スケルトンリフォームでは構造部分以外を一旦解体してしまうため、工事期間中に住み続けることはできません。
そのため、一時的に仮住まいを用意する必要があります。仮住まいで暮らすときは、家賃や引っ越し費用などがかかるので、スケルトンリフォームの計画を練るときは、予算に余裕をもたせておきましょう。
近隣に迷惑がかかる場合もある
大がかりな工事が必要になるスケルトンリフォームでは、騒音や粉塵などが発生したり、大きな工事車両が道を塞いだりして、近隣の人に迷惑をかけてしまうことがあります。
そのため、工事が始まってからトラブルにならないように、事前に近隣の人に挨拶をしておくなどの対策が必要です。
部分リフォームにはない手間が増えたり、トラブルにならないように気にかけたりしなくてはいけないところに煩わしさを感じる人もいるかもしれません。
一戸建てのスケルトンリフォームについて
スケルトンリフォームの効果を最も多く受けられる一戸建について、メリットや注意点をご説明します。
施工:フレッシュハウス
制約を受けないプランニングが可能
マンションと違って共用部や専有部の区分がない一戸建住宅は、間取りだけでなく外壁や屋根まで解体する事ができます。
窓の追加、天井の解体も構造次第で可能。
窓や玄関ドアの交換、吹き抜け空間への変更は、一戸建ならではのプランニングです。
ただし、壁式工法では窓やドアが変更できない事があります。
スケルトンリフォームの注意点は?
スケルトンリフォームでは大規模な工事を行うからこそ、気をつけなくてはいけないことがいくつかあります。スケルトンリフォームの注意点は、以下のとおりです。
構造によって制限がある
ある程度自由に間取りが変更できるスケルトンリフォームですが、家の構造によっては希望の間取りにできないことがあります。
たとえば、ツーバイフォー工法(木造枠組壁工法)で建てられた家は、柱ではなく面で家が構成されているため、もともとある壁を撤去できません。
また、日本の住宅に多い在来工法(木造軸組工法)なら基本的に間取りの大幅な変更が可能ですが、構造上どうしても動かせない柱があります。そのため、広い部屋を作るようなリフォームは難しいと判断される場合もあります。
まずは、スケルトンリフォームしようとしている建物の工法を確認し、どの程度の間取り変更が可能なのかを、施工業者に相談してみましょう。
現状によって追加費用がかかる
家の内部の状態が確認できる点がスケルトンリフォームのメリットである一方、仮に家の内部に劣化がみられた場合には補修するための追加費用がかかります。
とはいえ、構造部分の劣化を放置しておくとダメージが広範囲に及び、さらに高額な補修費用が必要になるというリスクもあります。
また、家を新しく建てるときは建築時点での建築基準法に適合するように設計しますが、リフォーム時には現行の建築基準法の基準を満たしていない可能性があります。
基本的には、建築時点で基準を満たしていれば法改正のたびに家の改修を行う必要はありません。
しかし、スケルトンリフォームのように建物の大規模な改修を行う場合は、現行の建築基準法に適合させなければならず、多くの補修工事が必要になる可能性があります。
とくに、スケルトンリフォームをしようとしている建物の築年数が古い場合は、より多くの追加費用が必要になる可能性があることを頭に入れておきましょう。
建築確認が必要か確認する
一般的な木造2階建ての住宅をリフォームする場合は、基本的に建築確認申請は必要ありません。
ただし、木造3階建てや鉄骨2階建ての建物に対してスケルトンリフォームのように大規模な改修を行うときには、建築確認申請が必要になることがあります。
建築確認申請は建物が法律に適合しているかを確認するためのもので、工事を始める前に確認書を提出しなくてはいけません。着工してからでは遅いので、まずは施工業者に建築確認申請の有無を確認しておくことが大切です。
周囲の建物に配慮した工事計画が必要
施工:システムアート湘南
大規模な解体を伴う一戸建のスケルトンリフォームでは、粉じんや騒音が発生するため、トラブルにならないよう着工前に工期や作業工程などを近隣住人に周知しておく必要があります(※各自治体の条例による)。
車両の通行スペースに要注意
建物周囲の道路が細いと、廃材や資材の運搬で工期が伸びる恐れがあります。
工事車両が通行できる道路幅や駐車スペースも、周囲の住人や建物の生活の妨げとならないよう確保しておきましょう。
また、適正な安全管理として交通誘導員の配置も検討するようにしましょう。
一戸建てのスケルトンリフォームの期間
建物の状態や工事内容などによって異なりますが、一戸建てのスケルトンリフォームの期間の目安は、打ち合わせと工事期間を合わせて約3カ月~約5カ月です。
外壁もあわせてリフォームする場合は、さらに約1カ月~約2カ月長くなることがあります。
ただ、人によっては打ち合わせに時間がかかったり、天候により工事が思うように進まなかったりすることもあるため、完成予定日がずれ込むこともあります。
完成が多少遅れても困らないように、余裕をもって計画を立て始めましょう。
平屋の場合のスケルトンリフォーム
階数が1つしかない平屋は、間取りが作りやすい構造となっています。
階段のない平屋だからできること
2階建て住宅では、洗面台やお風呂、リビングなど、部屋と階段の動線に配慮して、間取りを決めなくてはなりません。
しかし、1階に生活空間が揃っている平屋は、階段の位置を気にせずに動線計画を立てる事ができます。
梁表し仕様の勾配天井
平屋では、屋根形状を活かして、勾配天井のリビングや寝室を作る事ができます。
構造材の梁を露出させて梁表し仕様にし、スポットライトを取り付けたり、ハンモックを吊るしたりといった、個性的なアレンジも可能です。
スケルトンリフォームの費用について
次に、スケルトンリフォームを実施する際、最も気になる費用について解説します。
必要な予算を設定するために、以下の5つに分けて考えてみましょう。
スケルトンリフォームの解体撤去費用
物件を構造躯体の状態まで解体する費用と、その廃材の処分費用を含みます。
スケルトンリフォームの補強工事費用
鉄骨のサビやコンクリートの剥がれ、木材の腐食、害虫被害や地盤沈下など、構造躯体や基礎の強度が落ちている場合は、その診断費用と補強工事費用が発生します。
スケルトンリフォームの設備の価格
新しい内装材、キッチン、お風呂、トイレなどの設備の価格です。
スケルトンリフォームの設備の工事費用
設備を取り付けるための費用と、給排水管、電気配線などの工事費用もこの中に含まれます。
スケルトンリフォームの諸費用
車両の駐車場代、交通費、高層階への資材の荷揚げ費用など、工事に付随する諸費用を含みます。
建物の強度を調べる住宅診断にも、別途費が必要です。
スケルトンリフォームにかかる税金
総費用には含みませんが、リフォームに掛かる税金にも注意しておきましょう。
契約書に貼る印紙税だけでなく、新たに不動産を取得すると、不動産取得税、固定資産税、都市計画税、不動産登記情報の変更のために登録免許税が発生します。
また、それが事業収益用の場合は所得税・住民税も掛かります。
スケルトンリフォームの費用相場
施工:藤建設
いよいよここからは、ケースごとのスケルトンリフォームの費用相場をご紹介します。
費用はあくまでも目安とお考えください。
なお、坪単価とは、工事の総費用を建物の延床面積(坪数)で割った金額です。
一戸建住宅のスケルトンリフォームの費用相場
既に所有している一戸建住宅のスケルトンリフォーム費用の相場です。
一戸建住宅のスケルトンリフォームの費用相場と合計
- 解体撤去費用:約50万~100万円
- 補強工事費用:約20万~320万円
- 設備の価格:約330万~800万円
- 設備の工事費用:約150~400万円
- 諸費用:約75万~200万円
合計:約600万~1850万円
一戸建住宅のスケルトンリフォームの坪単価
※平均的な一戸建の面積を、37坪と想定した場合
- 坪単価:約17万~49万円
なお、設備のグレードや住宅の面積によっては、坪単価80万円となる事もあります。
中古住宅の物件購入費用相場
ここでは、購入年付近にリフォームが行われていない、平均的な広さの一戸建(約30坪)の相場価格を掲載します。
一戸建の費用相場と合計
- 一戸建購入価格:約800万~3000万円
- スケルトンリフォーム総費用:約625万~1820万円
合計:約1425万~4820万円
スケルトンリフォームの事例
施工:バレッグス
ここでは、よくスケルトンリフォームが行われる事例について、物件の種類ごとにご紹介します。
一戸建のスケルトンリフォーム事例
屋根から外壁まで解体する一戸建のスケルトンリフォームでは、基礎や構造材の補強だけでなく、断熱工事のしやすさにも注目が集まっています。
断熱改修で省エネリフォーム
壁を剥がさなくてはならない断熱改修は、スケルトンリフォームで取り入れておきたい工事です。
一戸建では、外壁の断熱材追加や、複層樹脂サッシへの交換、天井裏や床下の断熱も行う事ができます。
二世帯住宅へスケルトンリフォーム
使わない庭や車庫を解体し、敷地面積を活かして二世帯住宅にする事例です。
玄関ドアや外階段の追加など、二世帯が暮らしやすい間取りを自由に計画する事ができます。
中古物件のスケルトンリフォーム事例
中古物件のスケルトンリフォーム事例からは、なぜ新築ではなく中古物件を購入してリフォームを行ったのか、その答えを知る事ができます。
古い持ち家を若い夫婦用にスケルトンリフォーム
持て余している古い家を子供夫婦に譲り、今風の間取りにスケルトンリフォームする事例です。
部分リフォームでは使いづらさが残る古い住宅も、構造部分まで解体する事で、若い世代でも使いやすく生まれ変わる事ができます。
築100年近い古民家をスケルトンリフォーム
基礎の造りや断熱性に問題のある古民家も、スケルトンリフォームが可能です。
現代風のアレンジだけでなく、年代物の大黒柱や現在では貴重な梁など、その家の歴史を活かした、風情のある仕上がりとなります。
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後悔しないために…スケルトンリフォームの失敗事例を確認!
スケルトンリフォームはしっかりとした計画をもって成功させることができれば高い満足感を得ることができます。
しかし、場合によっては「思った程の満足感がなかった」、「予算よりも大幅に費用が掛かってしまった」等、失敗してしまうケースもあるようです。
スケルトンリフォームを成功させるためにも、よくある失敗事例について知っておくと対策を立てやすくなるでしょう。
1つ目の事例は部屋の冷暖房の効きを良くするために断熱材を入れたものの、効果をあまり実感できなかったという事例です。
スケルトンリフォームでは外壁や内装を取り払って壁や天井、床に断熱材を充填することができます。
通常は断熱材を入れることによって部屋の断熱性が高まりますが、気密性が低ければその分断熱効果が落ちてしまいます。また、熱の伝導の多くは窓を経由したものが多いと言われています。
仮にスケルトンリフォームによって、窓が多く広々とした開放的な空間を作るような場合は気密性についても重視する必要があります。
2つ目の事例は想定していたよりも大幅に予算がかかってしまったという事例です。
古い中古住宅を購入してスケルトンリフォームすることができれば、新築よりも安価に新築同様の住宅を手に入れることができます。
しかし、住宅の築年数があまりに古かったり損傷が激しかったりといった場合には注意が必要です。
なぜなら、住宅の構造体を残してそのまま利用するのがスケルトンリフォームなので、劣化の激しい場合は補強や修繕が必要となるためです。シロアリの被害を受けていた、度重なる地震で基礎が傾いていた等といったような場合、補強や修繕だけでも高額となってしまいます。
補強や修繕を行った上でスケルトンリフォームを行う場合、新築する場合と費用に大差がなくなってしまうこともあるでしょう。
スケルトンリフォームに既存住宅の解体費用や廃棄する建材の処分費用がかかることを考慮すると、場合によっては新築よりも高額となってしまうこともあるかもしれません。
もしスケルトンリフォームを行う前提で中古住宅を購入するのであれば、事前にリフォーム可能な状態であるかどうかをしっかりと見極める必要があります。
スケルトンリフォームの業者の選び方
スケルトンリフォームの満足度を決めると言っても過言ではないのが、施工会社選びです。
スケルトンリフォーム専門業者を効率良く探すために
ネットで業者を探す場合、検索の上位に表示されるリフォーム会社が、必ずしも良い会社とは限りません。
また、評判の良い施工会社でも、施工エリアの対象外となっている事があるため、ネットでのリフォーム会社探しは時間と手間が掛かります。
複数のリフォーム会社を紹介してくれるサイトを活用する
リフォーム業者紹介サービス「ハピすむ」では、施工エリアや予算など、希望に合うリフォーム会社を複数社ご紹介しています。
無料でご利用いただけますので、膨大な候補の中から希望に沿った施工会社を選ぶために、ぜひお役立てください。
複数の大手リフォーム会社が加盟しており、高額のリフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。
また、運営会社のエス・エム・エスは、東証プライム上場企業なので、安心してご利用いただけます。
スケルトンリフォームに特化した業者を選ぶために
様々な工事内容を含むスケルトンリフォームは、選択した施工店に1度もスケルトンリフォームの経験がなければ、不得意な作業や不慣れな工事を任せる事になってしまいます。
リフォーム専門の施工会社を選ぶ
リフォーム会社のうち、とくにリノベーションを専門に行っている施工会社かどうかは重要なポイントです。
特に、自社でリノベーションした中古物件を販売している建設会社は、スケルトンリフォームに適した物件探しに慣れています。
技術や資格を持ったスタッフが在籍しているか
スタッフの中に建築士がいるか、技術を持った人材を集めた工事の専門部署があるかは、重要なチェックポイントとなります。
人気なスケルトンリフォーム業者に共通するポイント
スケルトンリフォームで評判の高い施工店には、共通する特徴が存在します。
特定エリアでのみ施工を行っている
家の造り、災害発生率、気候、交通手段、職種など、地域性は土地によって全く異なります。
そのため、特定エリアでのみ集中的に施工を行っている会社は、地域性や周辺環境に適したリフォームを熟知している傾向にあります。
完成後のデザインに統一感がある
スケルトンリフォーム会社の中には、カリフォルニア風、ブルックリン風など、流行を取り入れたり、またはいずれかのテイストに特化した建設会社があります。
いずれも完成後のイメージがわかりやすい事が人気の理由です。
工期・費用がわかりやすい
工事内容が多いスケルトンリフォームでは、パッケージ型のリフォーム商品が喜ばれています。
700万円や1000万円など、初めから金額が設定されているため、予算が立てやすく必要な工事のみに絞る事ができます。
スケルトンリフォーム会社の地域特性
リフォームでは、業者がその地域の特性を理解しているかどうかが、完成後の暮らしやすさに繋がります。
以下に挙げる地域ごとに、リフォーム会社の地域特性を比較してみましょう。
※坪単価はあくまでも一例です。
埼玉
内陸県の埼玉は、東京・神奈川に面し、全国5位以内の人口を持っています。
スケルトンリフォームの坪単価相場
一戸建て:約29~70万円
リフォーム業者の特徴
大手メーカーのリフォーム部門から地域密着の工務店、女性インテリアデザイナーがデザインを手掛ける事務所など、業者の営業形態の豊富さが、埼玉県のリフォーム業者に見られる特徴です。
大阪
面積あたりの人口比率において、国内2位に位置するのが大阪です。
駅近マンションや転勤に伴う賃貸物件のリフォームなど、都市部ならではのスケルトンリフォームが行われています。
スケルトンリフォームの坪単価相場
一戸建て:約16万~80万円
リフォーム業者の特徴
様々な企業が集まる大阪では、大手ハウスメーカーだけでなく、輸入家具の取り扱いとデザイン力に長けた工務店や、ハーフDIYに参加できる会社、物件探しからスケルトンリフォームを行える業者などが揃っています。
福岡
5大都市圏に数えられ、九州1の人口を誇る福岡は、近隣の熊本・大分から、少し離れた・鹿児島・長崎まで、九州広域を施工エリアとする業者も目立ちます。
スケルトンリフォームの坪単価相場
一戸建て:約15万~78万円
リフォーム業者の特徴
デザイン力を前面にアピールする施工会社が多い点が、福岡のリフォーム業者の特徴です。
その他、大手メーカーのリフォーム部門による施工も目立ちます。
スケルトンリフォームを安く抑えるコツ
スケルトンリフォームは新築や建て替えに比べると費用を抑えやすい傾向があるものの、それでも家全体をリフォームするとなると高額な費用がかかります。
予算内で納得いくスケルトンリフォームを行うために、費用を安く抑えるコツを確認しておきましょう。
リフォームの目的をはっきりさせる
スケルトンリフォームの費用を安く抑えるうえで大切なことは、リフォームを行う目的をはっきりさせて優先順位をつけることです。
たとえば、高齢の家族と同居するためにリフォームをするというのであれば、バリアフリーが欠かせません。
バリアフリーに関する設備や安全面に関係することには優先的にお金をかけ、壁紙はできるだけ安いものを選ぶなどメリハリをつけると、快適性は保ちつつ予算を抑えられます。
お金をかけるべきところを間違えないように、スケルトンリフォームの計画を立てる前に家族で話し合いをして目的をはっきりさせておきましょう。
グレードを下げる
いざリフォームをするとなると「せっかくリフォームするなら…」と、高機能でグレードが高いものを選びたくなるものです。
しかし、実際にはグレードが低くても十分な機能が備わっていたり、高機能なものを選んだものの、それほど使わなかったりということがよくあります。
とくに、キッチンやユニットバスはグレードによる価格差が大きく、数10万円~100万円単位で価格が異なるものもあります。
また、床や壁など施工面積が広い内装材も、グレードを下げることで大幅なコストダウンにつながります。
本当に必要な機能を考えて適切なグレードの製品を選んだり、寝室やパントリーなど人目につかないところの内装材のグレードを下げたりすることで、無駄なコストを削減できるでしょう。
相見積もりを取る
リフォーム費用は、地域や業者により大きな差があります。一社の見積もりだけでは相場がわからないため、高い費用を払うことになりかねません。
そのため、スケルトンリフォームをするときは、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」を行いましょう。また、相見積もりは費用だけでなく、業者の質を見極めるためにも大切です。
担当者の対応やサービス内容などを含めて、できれば3社以上の業者から見積もりをとり比較すると良いでしょう。
リノベーション・フルリフォームの業者選びで後悔しないために
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なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
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