2025年04月16日更新

監修記事

クローゼットがカビだらけ!発生原因や除去方法、リフォーム事例も

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クローゼット内がカビだらけになると、健康や収納している物に悪影響を及ぼす可能性があります。カビの発生を防ぐには、効果的な対策を施すことが重要です。
この記事では、クローゼットにカビが生える原因や除去方法、カビ対策に効果的なリフォーム方法を解説します。カビが生えにくいクローゼットにリフォームして、気持ちよく収納しましょう。

クローゼットにカビが生える原因

クローゼットにカビが生える原因は、おもに3つあります。

クローゼットにカビが生える原因

【原因1】通気性が悪い

クローゼット内にカビが生える原因として、通気性の悪さが挙げられます。通常クローゼットは閉めっぱなしのため、通気が悪くなりがちです。

通気が悪いとクローゼット内に湿気がこもりやすくなり、カビの繁殖を促します。

【原因2】湿度が高い

室温25〜35度、湿度75%以上になると、カビやダニは発生しやすくなります。クローゼット内の通気が悪く、湿気がこもると同時に湿度も高まるため、カビが繁殖しやすい環境になってしまいます。

とくに梅雨の時期は、湿度が高くなりやすくなるので注意が必要です。

【原因3】ほこりやゴミが溜まっている

ほこりやゴミは、カビの繁殖を促す栄養源です。掃除が行き届いていない場合や衣類に付着したまま収納すると、クローゼット内にほこりやゴミが溜まってしまいます。

クローゼット内を清潔に保つためにも、定期的な清掃を心がけましょう。

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クローゼットにカビが生えたときの除去方法

クローゼットにカビが生えている場合、早めに除去することが大切です。ここでは、2つの除去方法を解説します。

クローゼットにカビが生えたときの除去方法

【対処法1】消毒剤などで掃除をする

すでにカビが生えている場合は、消毒剤などで掃除をしましょう。

掃除の手順
STEP
クローゼット内の衣類や物を外に出す

隅々まで掃除をするために、クローゼット内を空っぽにする

STEP
消毒剤を霧吹きボトルに入れてカビ部分に吹きかける

霧吹きボトルがない場合は、消毒剤をタオルに含ませる

STEP
カビを除去後、換気をして空気を入れ替える

消毒剤のニオイがなくなるまでしっかり換気する

より早く除去するためにも、カビの種類に合わせた消毒剤を使用するのがポイントです。白カビには消毒用エタノール、黒カビには台所用漂白剤を使用しましょう。

【対処法2】カビ対策に効果的なリフォームをする

カビ対策に効果的なリフォームをするのも、対処法のひとつです。

消毒剤で除去しても、クローゼット内の環境が整っていないと再発するおそれがあります。防カビ効果のある壁紙や調湿効果のある内装材などにリフォームすれば、カビが生えにくいクローゼットになるでしょう。

見た目も一新されるため、気持ちよく利用できます。

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クローゼットに発生するカビを予防する方法

クローゼットのカビを撃退!防カビリフォームの費用は?

カビの発生を防ぐには、日頃からの予防が欠かせません。ここでは、6つの対策方法を解説します。

【対策1】定期的に扉を開けっ放しにする

まずは、定期的にクローゼットの扉を開けて換気をしましょう。クローゼット内の湿気を逃がすことで、カビの発生を抑制します。

とくに来客などがない場合は、一日中開けっ放しにしていてもいいでしょう。室内の窓やドアも開けると、より効率的に空気の入れ替えができます。

【対策2】衣類を詰め込みすぎない

クローゼット内に衣類を詰め込みすぎないのも、カビ対策に効果的です。

衣類を詰め込みすぎると空気の通り道がなくなってしまうので、換気をしてもあまり意味がありません。通気性を高めるためにも、衣類の詰め込みすぎには注意が必要です。

たとえば、ハンガーパイプに衣類を吊り下げて収納する場合は、隙間を約3cmずつ設けるとよいでしょう。

【対策3】密封されていない収納ボックスを活用する

衣類を畳んで収納する場合は、密封されていない収納ボックスの活用をおすすめします。これは、密封性の高い収納ボックスはほこりが入りにくい一方で、湿気がこもりやすくなるためです。

たとえば、メッシュタイプの衣装ケースやラタンバスケットなどは通気性を確保できます。通気性のある収納ボックスなら、収納している衣類にカビが生えにくくなるので、カビ対策に効果的です。

【対策4】湿度を調整する

クローゼット内はもちろん、室内の湿度を調整することも重要です。湿度が高いとカビの発生を促すため、適切な湿度を保つ必要があります。

湿度を調整する際は、除湿剤を置いたりエアコンのドライ運転をかけたりするのが効果的です。とくに梅雨の時期は湿度が高くなりやすいので、積極的に除湿剤やドライ運転を活用しましょう。

【対策5】こまめに掃除をする

カビの栄養源となるほこりやゴミを蓄積させないように、こまめに掃除をすることも大切です。隅々まで掃除が行き届くように、あらかじめクローゼット内の荷物をすべて取り出しておきましょう。

ハンディモップやクイックルワイパー、雑巾などでほこりや汚れなどを除去した後はしっかり換気をします。余裕があれば収納ボックスの外側や内側も拭き掃除をするとよいでしょう。

【対策6】衣類は乾かしてから収納する

衣類はしっかり乾かしてから収納するようにしましょう。生乾きのまま収納すると、クローゼット内の湿度が高まってカビが生えやすくなります。

たとえば、スウェットやセーターなどの分厚い衣類は、半乾きになりがちです。梅雨の時期や寒い時期は外に干すのが難しいときもあるので、洗濯乾燥機や浴室乾燥機などを活用して乾かしましょう。

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クローゼットのカビ対策に効果的なリフォーム

クローゼットのカビを撃退!防カビリフォームの費用は?

ここでは、カビ対策に効果的なリフォームを6つ解説します。

どのようなリフォームが防カビに効果的なのか確認し、快適なクローゼットを手に入れましょう。

【リフォーム1】防カビ効果の期待できる壁紙に張り替える

壁紙の中には、防カビ効果の期待できるものがあります。たとえば、サンゲツの FE76454 は、防カビ機能を備えた壁紙です。

防カビ加工がされた壁紙は万が一カビが生えても除去しやすいので、掃除がしやすいというメリットもあります。湿度の高い環境でもカビの発生を抑えてくれることから、洗面室や日陰になりやすい部屋のクローゼットにおすすめです。

【リフォーム2】調湿効果のある内装材を採用する

調湿効果のある内装材をクローゼットに採用するのもおすすめです。湿度に応じて湿気を吸収・放出して調整してくれるため、快適な湿度を一定に保てます。

内装材の具体的な種類としては、珪藻土や無垢材などが挙げられます。珪藻土の塗り壁にしたり無垢材のパネルを張ったりすれば、クローゼット内にカビが生えにくくなるでしょう。

【リフォーム3】断熱性の高い窓を設置する

クローゼット内に窓がある場合は、断熱仕様にすることでカビの発生を抑えられるかもしれません。

窓に結露が発生すると、湿気がこもりカビの発生にもつながります。結露は室内外の温度差が大きい場合に発生しやすくなるため、外気の影響を受けにくくする断熱リフォームが有効です。

このような結露を予防するためにも、二重窓や複層ガラスのリフォームで窓の断熱性を高めましょう。

【リフォーム4】クローゼットを広くする

収納したい衣類や物が多い場合は、クローゼットを広くするのがおすすめです。ゆとりを持って収納できるクローゼットになれば、空気の通り道を確保できるだけでなく、カビの発生も抑えやすくなります。

注意点としては、クローゼットを広くすることで居住スペースが狭くなる場合もあるということ。また広くしすぎた結果、収納スペースが余ってしまって活用しきれなかったと後悔する可能性もあります。

クローゼットを広くする際は、居住スペースとのバランスを見ながら収納量に合ったプランニングをしましょう。

【リフォーム5】クローゼット扉をロールスクリーンに交換する

クローゼットの扉をロールスクリーンに交換するのも、カビ対策に効果的です。扉と比べて、ロールスクリーンは両サイドや下部に隙間が生まれるため、自然と湿気が逃げます。

収納を隠しつつも通気性を確保したいケースに、ロールスクリーンはおすすめです。

【リフォーム6】クローゼットをウォークスルータイプにする

建物の構造や間取りの関係で換気口や窓などを新設するのが難しく、通気性の高め方に悩んでいる人もいるでしょう。そのような場合は、ウォークスルータイプのクローゼットにリフォームするのがおすすめです。

ウォークスルータイプは出入口が2ヶ所あるため空気が循環しやすく、効率的に換気ができるようになります。

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クローゼットのリフォームにかかる費用

クローゼットのリフォームにかかる費用は、5万〜50万円が目安です。

リフォームの内容費用相場
押入れからクローゼット20万〜40万円
クローゼットの交換20万〜40万円
クローゼットの新設10万〜50万円
ウォークインクローゼットの新設20万〜50万円
クローゼット扉の交換5万〜25万円

壁や床の下地が劣化している場合は、補修や補強が必要になるため、別途費用が発生することもあります。万が一に備えて、予算には余裕を持たせましょう。

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クローゼットの防カビリフォームをした事例

ここでは、クローゼットの防カビリフォームをした事例を3つ紹介します。

期待できる効果や使いやすさを確認して、リフォームの参考にしましょう。

【事例1】扉を撤去してオープンなクローゼットに

Before
After

扉を撤去してオープンなクローゼットに

通気性を高めるために、扉を撤去してオープンなクローゼットにしました。

クローゼット内が常に見えてしまうという懸念点もありますが、壁紙のデザインにこだわることでおしゃれな見栄えになります。今回は、ブルー系の壁紙を3種類採用。

さらに、アートやファッションに精通しているお客様からのご依頼だったため、お客様ならではの使い方ができるようにご提案しました。自由に文字やスケッチができるキャンパスとして使えるように、棚下は壁紙を剥がした状態のままにしています。

【事例2】階段下のスペースをクローゼットにして有効活用

Before
After

階段下のスペースをクローゼットにして有効活用

階段下の物置を、衣類も収納できるクローゼットにリフォームしました。

水回りから離れている場所であれば湿度が高くなりすぎる心配もないため、カビの発生を防げるでしょう。ハンガーパイプに加えて、衣類を畳んで置けるように棚も設置しました。

床への直置きはカビの発生を高めてしまうため、床から少し上げて設置しているのもポイントです。

【事例3】押入れをたっぷり収納できるクローゼットに

Before
After

押入れをたっぷり収納できるクローゼットに

カビによって木材が傷んだり黒ずんだりして美観を損ねてしまっている場合は、思い切って押入れからクローゼットにリフォームしてもよいでしょう。

押入れをリフォームするメリットは、一般的なクローゼットに比べてゆとりを持って衣類を収納できることです。詰め込み防止になるため、通気性を確保しつつたっぷり収納できます。

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【Q&A】クローゼットの防カビリフォームに関するよくある質問

クローゼット内の服にカビが生えるのはなぜ?

服にカビが生える原因として、クローゼット内に湿気やほこりがこもりやすいことも挙げられます。

また、半乾きの状態で衣類をクローゼットに収納していた場合も、カビが生える可能性もあります。クローゼット内の清潔に保って、服はしっかり乾かした状態で収納しましょう。

クローゼットに生えたカビを放置したらどうなる?

カビを放置すると、呼吸器症状やアレルギー反応、皮膚炎などを引き起こす可能性があります。

服や布団を傷つけたり悪臭が広がったりする場合もあるため、カビの放置は危険です。早めに除去して、カビが生えないように対策しましょう。

クローゼット内が湿気でジメジメしている場合はどうすればいい?

まずは、クローゼット内の荷物をすべて外に出し、換気扇やサーキュレーターで換気して空気を循環させましょう。

継続的に湿気を除去するために、換気後は除湿剤や除湿シートをクローゼット内に設置します。また、定期的な換気も心がけましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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