襖を洋風引き戸にするメリットは?費用相場や業者選びのポイントを解説

和室の襖を洋風引き戸にリフォームしたいと考えたとき、費用がどのくらいかかるのか知りたいという人も多いでしょう。引き戸には多彩なデザインがあり、和洋両方の雰囲気に合わせやすくなっています。襖を洋風引き戸にすると、部屋の雰囲気を変えられたり汚れにくくなったりするメリットもあるため、心機一転におすすめです。今回は、襖を洋風引き戸にするメリットと費用相場を解説します。和のイメージを洋風にチェンジしたい場合は、洋風引き戸にリフォームしてみましょう。

2024年12月06日更新

監修記事
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襖を洋風引き戸にリフォームするメリット

ふすまをリフォームしてお部屋を洋室にする費用は?

襖を洋風引き戸にすると、さまざまなメリットを得られます。

【メリット1】部屋の雰囲気を変えられる

襖を洋風引き戸にするメリットは、和風の雰囲気から洋風にイメージチェンジできることです。

これによって洋室側から和室側を見たときに違和感があった和風の雰囲気が、洋風に統一できます。

デザインによってモダンや北欧など自分好みのテイストに変えられるので、雰囲気を変えたいケースにおすすめです。

内装一式変えるとなると高額になりますが、襖数枚であれば費用を抑えられるでしょう。

【メリット2】汚れにくくなる

襖はカビやシミ、変色などの汚れが目立ちやすい建具です。

消しゴムで丁寧に擦るとある程度きれいになることもありますが、長年使用していると汚れは落ちにくくなります。

一方、洋風引き戸であれば汚れても専用のワックスや中性洗剤を使えば何度でもきれいにできます。

汚れにくくなればメンテナンスの手間やコストを抑えられるので、長い目で見てもメリットが勝るでしょう。

【メリット3】バリアフリーになる

襖の枠や敷居を撤去して洋風引き戸にリフォームすると、段差のないバリアフリーなドアになるのもメリットです。

バリアフリーになれば段差でつまずいたり引っかかったりするリスクが減るため、子供や高齢者のケガ防止につながります。

また車椅子で家のなかを移動する場合も和室と洋室を行き来しやすくなり、行動範囲が制限されずにすみます。

襖から洋風引き戸へ交換する際の注意点

襖のみを洋風引き戸に交換した場合、ドア枠や敷居がそのまま残るため段差はなくなりません。

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洋風引き戸の種類

洋風引き戸には大きく4種類存在します。

いずれの洋風引き戸も左右に開閉するのは同じですが、開閉方向や収納方法が異なる点に注意しなければなりません。

それぞれの特徴を把握して、どの洋風引き戸にリフォームするか考えてみましょう。

【種類1】片引き扉

片引き戸は、左右のどちらかにスライドさせて開閉する引き戸です。

多くの住宅では、リビングやトイレなどに片引き扉が採用されており、

片引き戸の場合は、スライドさせる側に「控え壁」と呼ばれるスペースを設けなければなりません。

控え壁の前に家具を置いたりポスターを飾ったりすると、扉が開かなくなるため注意しましょう。

【種類2】引違い扉

引違い扉は、左右両方をスライドさせられる便利な引き戸です。

2枚または3枚など複数枚で構成されることが多く、押入れの襖をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。

左右両方から開閉できるため、家具の配置やライフスタイルに合わせて使えるのがポイントです。

また間仕切りとしても活躍する引き戸なので、和室の襖代わりや広い子供部屋を仕切るのにも役立つでしょう。

【種類3】引き込み扉

引き込み扉は、壁のなかに扉が収納される引き戸です。

扉を開き切っても表にでないため、見た目がすっきりするという特徴があります。

車椅子が通れるほど開口部を広くしたい場所や、デッドスペースを活かしたいケースに引き込み扉はおすすめです。

【種類4】両引き扉

両引き扉は、2枚の扉を両側にスライドさせられる引き戸です。

両側に扉を開けると真んなかに広い開口部が生まれるため、開放感が生まれます。

そのため、リビングダイニングの仕切りや洋室と和室の仕切りに向いています。

ただし広い設置スペースを必要とするため、十分なスペースを確保できない場合は片引き扉や引き込み扉がおすすめです。

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押入れの襖を洋風引き戸にリフォームする方法

ふすまをリフォームしてお部屋を洋室にする費用は?

和室や押入れの襖を洋風引き戸にリフォームする方法は、おもに3つあります。

それぞれのリフォーム内容を見ていきましょう。

【方法1】新しい枠と引き戸を設置する

襖を洋風引き戸に一新するなら、既存の枠と敷居を撤去して新しく設置するのがおすすめです。

全体的に洋風引き戸の製品になれば、開閉がよりスムーズになったり見た目に統一感が生まれたりします。

隣接する部屋との段差も解消されるため、車椅子の人でも洋室と和室を行き来しやすくなるでしょう。

また枠ごと交換すれば、しばらく引き戸を交換せずにすむのもメリットの一つです。

【方法2】枠を残して引き戸を設置する

既存の枠を残した状態で洋風引き戸に交換することも可能です。

枠に合う引き戸を準備すれば、比較的簡単にリフォームできます。

ただし敷居もそのまま残るため、段差を解消したいと考えている場合にはおすすめできません。

枠や敷居が古い場合は、建て付けが悪くなったり見た目がマッチしなかったりすることもあるため、気になる場合は枠ごと交換するのがよいでしょう。

【方法3】襖に洋風の壁紙を貼る

襖を引き戸の製品に交換する以外にも、壁紙を貼るだけで洋風な引き戸にすることもできます。

のり付きの壁紙であれば両面テープを貼る必要がないため、壁や天井と同じような仕上がりになります。

比較的費用も抑えられる方法なので、低コストでイメージチェンジしたい場合におすすめです。

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襖を洋風引き戸にするリフォーム費用

襖を洋風引き戸にする際にかかるリフォーム費用の相場は、1,000円〜15万円が目安です。

リフォーム内容費用相場
新しい枠と引き戸を設置する12万〜15万円
枠を残して引き戸を設置する3万〜10万円
襖に洋風の壁紙を貼る1,000~3,000円

枠ごと交換するか枠を残して交換するかによって費用は変動するため、予算的にどちらがよいか検討するようにしましょう。

また扉の枚数や引き戸の種類によっても費用は異なります。

洋風引き戸に交換するのが予算的に難しい場合は、壁紙を貼るのも手段の一つです。

木目柄の壁紙を貼れば、洋風引き戸に近づけられます。

他にもタイル調やストライプなどのデザインもあるため、おしゃれな洋風引き戸に仕上がるでしょう。

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DIYで襖を洋風引き戸に変えられる?

DIYで襖を洋風引き戸に変えることは可能です。

既存の枠に合う引き戸と道具を用意すれば、DIYで変えることはできるでしょう。

ただしサイズの測り方を間違えたり正しく金具を取り付けられなかったりすると、失敗する可能性が高くなります。

設置できたとしても建て付けが悪く、スムーズに開閉しないトラブルが起きるかもしれません。

また襖から引き戸に交換する際、内装を傷つけたりケガをしたりするリスクもあるため、はじめから業者に依頼するのがおすすめです。

業者に任せれば内装を傷つけず、きれいに設置してくれるため、余計な修理費用が発生することもありません。

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和室を洋室にするリフォーム費用

和室を洋室にするリフォーム費用は、25万〜100万円が目安です。

リフォーム内容費用相場
畳からフローリングに張り替え10万〜35万円
壁と天井の壁紙リフォーム10万〜20万円
真壁を大壁に変更する15万〜25万円
押入れをクローゼットにする8万〜25万円
襖から引き戸にする3万〜15万円

和室を洋室にする際は、襖(ふすま)を洋風引き戸にリフォームしたり、壁や床を張り替えたりする必要があります。

これは、戸建て・マンションどちらの場合でも注意が必要です。

大掛かりな工事になるため費用はかかりますが、和室を洋室に一新できます。

ただしマンションで和室から洋室にリフォームする場合は、防音基準に注意しなければなりません。

マンションは集合住宅のため、足音や物を落とす音などで迷惑をかけることもあります。

そのため畳からフローリングへ張り替える際は、マンションの管理規約を満たす防音性の高いフローリングを使うようにしましょう。

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襖を引き戸にするリフォーム業者選びのポイント

襖を引き戸にリフォームする際は、業者選びにこだわることも大切です。

室内ドアの施工経験がなければ、建て付けが悪くなったりインテリアと調和されなかったりする可能性があります。

失敗しないためにも、ここで業者選びのポイントを3つ押さえていきましょう。

【ポイント1】施工実績を確認する

襖を引き戸にするリフォーム業者を選ぶときは、まず施工実績を確認するのがおすすめです。

業者のホームページには、これまでのリフォーム実績が掲載されているため、襖から引き戸へのリフォーム経験があるかどうかを一目で判断できます。

ビフォーアフターの画像をチェックすれば、リフォーム後の完成イメージが湧きやすくなるので要チェックです。

【ポイント2】建具の取り扱いが得意

建具の取り扱いが得意な業者に依頼すると、リフォーム後の不具合が起きにくくなります。

枠を残して襖だけ洋風引き戸にする場合は比較的簡単にできますが、現状に合わせて設置できなければ建て付けが悪くなることも少なくありません。

枠ごと交換する場合も経験スキルが活かされます。

必要に応じて下地を整える必要もあるため、襖を洋風引き戸にリフォームする場合は、建具の取り扱いに慣れている業者に依頼したほうが安心です。

【ポイント3】リフォーム一括サイトを活用する

リフォーム会社を探すときは、相見積もりをとるようにしましょう。

同じリフォーム内容であっても費用や技術に差があるため、まずは比較してみましょう。

しかし複数の業者から見積もりをとるのは、時間と労力が必要です。

少しでも手間を省いてリフォーム業者を探したい場合は、一括サイトの利用が便利です。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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