2024年09月13日更新

監修記事

ダイニングのリフォーム費用は?おすすめの間取り変更も

ダイニングのリフォームは、費用相場や施工方法などがイメージしにくいもの。でもせっかくリフォームするのなら、だれしも快適な空間を実現したいと思いますよね。
そこでこの記事では、ダイニングのリフォームについて費用やおすすめの間取りプランを解説し、あわせて事例も紹介します。ダイニングのリフォームの内容や費用、事例を確認し、後悔のないリフォームにしましょう。

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ダイニングのリフォームにかかる費用

ダイニングのリフォームにかかる費用は、以下の通りです。

施工箇所費用相場
キッチン+ダイニング50万~150万円
リビング+ダイニング150万~300万円

また、それぞれの施工にかかる費用は、以下のとおりです。

内容費用相場
クロス貼替え
(1平方メートルあたり)
量産品:1,000円~
1000番品:1,500円~
フローリング張替え
(8畳の場合)
重ね張り:8万~18万円
張替え:10万~20万円
間仕切り撤去10万~25万円
カウンター造作13万~30万円
壁面収納造作60万~100万円

ダイニングのリフォームを行う時はダイニングのみをリフォームするケースは少なく、キッチンやリビングもセットで施工することが多いです。

キッチンやリビングもあわせてリフォームすると考えて、予算を決めましょう。

>>内装リフォームの内容と単価相場について詳しくはこちら

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ダイニングキッチンにおけるリフォームの費用相場

ダイニングキッチンにおけるリフォームの費用相場は、50万~150万円ほどです。

ダイニングとキッチンの間へのカウンター造作にあわせて、壁紙の貼替えとフローリングの張替えができます。

ただし、キッチンの位置を壁付けから対面式に変えると200万円以上かかることが多いです。

キッチンを高機能なものにしたり、大きな配管の変更が必要だったりするともっと高額になります。

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リビングダイニングにおけるリフォームの費用相場

リビングダイニングの予算は150万~300万円ほどです。

間仕切りを撤去して広い空間を作る他、収納やキッチンカウンターの造作などができるため、部屋の印象をガラリと変えられます。

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【予算別】ダイニングのリフォーム事例

ここでは、100万~350万円の間でダイニングをリフォームした事例を予算別に紹介します。

予算ごとの事例を確認して、ダイニングのリフォームを具体的にイメージしましょう。

【事例1】レトロな対面型のダイニングキッチン(100万円)

住宅の種類一戸建て
家族構成4人家族
リフォーム費用約100万円
施工期間2カ月
築年数20~30年
施工内容フルリフォーム
間取り変更
スケルトンリフォーム・リノベーション
増築リフォーム
設備交換リフォーム

レトロなグリーンのタイルがアクセントになったダイニングキッチンです。

奥まったところにあった壁付けのキッチンをダイニングと対面にし、家族とコミュニケーションを取りながらの料理ができるようになりました。

【事例2】タイルが素敵な対面キッチンダイニング(150万円)

住宅の種類マンション・アパート
リフォーム費用約150万円
築年数30~40年
施工内容間取り変更
スケルトンリフォーム・リノベーション
設備交換リフォーム

キッチンにくっつけたバーカウンターのようなダイニングで省スペース化ができました。

釣りさがるペンダントライトやナチュラルな色味の木目も、カフェのようにおしゃれな雰囲気があります。


【事例3】和室+台所をLDKへリノベーション(200万円)

住宅の種類一戸建て
家族構成2人家族
リフォーム費用約200万円
築年数40~50年
施工内容間取り変更
デザインリフォーム
趣味・こだわりリフォーム
設備交換リフォーム
部分リフォーム

柱や壁を撤去し、和室とキッチンをLDKへと間取り変更した事例です

階段下の壁付けだったキッチンを対面式にし、全体的に広くすっきりとした空間に変身しました。

【事例4】モダンな雰囲気のこだわりLDK(350万円)

住宅の種類マンション・アパート
家族構成3人家族
リフォーム費用330万円
築年数20~30年
施工内容フルリフォーム
間取り変更
スケルトンリフォーム・リノベーション
増築リフォーム
設備交換リフォーム

キッチンを囲っていた壁をなくし、広々としたダイニングキッチンになりました。

濃いグレーのクロスをアクセントにし、落ち着きながらもおしゃれな空間を演出しています。

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ダイニングのリフォームでおすすめの間取り変更プラン

ここでは、ダイニングのリフォームでおすすめの間取り変更プランを3つ紹介します。

【プラン1】LDKをひとつの空間に

1つめのプランは、リビング・ダイニング・キッチンすべて同じ部屋にある間取りです。

空間をゆったりと使える点が最大の特徴で、来客が多い家や家族の人数が多い家におすすめです。

キッチンを壁面に向けて設置するパターンとリビングダイニングに向けて設置するパターンが考えられます。

キッチンを壁面に向けて設置するパターンならより空間を広々と使えます。

リビングダイニングに向けて設置するパターンではリビングダイニングを見ながら料理できるので、ペットや小さい子どもを見守りながら料理できる点がメリットです。

【プラン2】ダイニングキッチンとリビングをセパレート

2つめのプランはダイニングキッチンとリビングをセパレートする間取りです。

ソファやラグなど、リビングの布製品に食品や料理のにおいがつきにくい点がメリットです。

完全に仕切るのではなく、スクリーンや開閉式パーテションを設置すれば、状況によって柔軟に間取り変更ができて便利です。

【プラン3】リビングダイニングとキッチンをセパレート

3つめのプランはリビングダイニングとキッチンをセパレートする間取りです。

完全に分けるのではなく、キッチンを壁で囲えば独立性を高めつつ料理を運ぶ時や食器の片付けなどは便利に使えます。

料理のにおいが家具につかないか心配な方や集中して料理したい方には、リビングダイニングからキッチンを切り分けるスタイルがおすすめです。

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ダイニングをリフォームする際の注意点

ここでは、ダイニングをリフォームする際の注意点を見ていきましょう。

【注意点1】間取り変更できない場合がある

建物の構造上、ダイニングの間取り変更が難しいケースがあります。

特に、建物の耐震性に関わる筋交いや通し柱が設置されている場合や、壁で建物を支える「壁式構造」の場合、間取り変更が制限されるケースがあります。

筋交い

壁に斜めもしくはクロスするように木材を設置し、耐震性を高めた壁のこと

通し柱

2階以上の住宅で、1階から天井まで伸びて構造を支えている柱のこと

リフォームを前提に物件を購入する場合は、事前にリフォームの可否について確認しておきましょう。

また、マンションの場合は分譲マンションでもリフォームは管理会社への申請が必要になるケースが多いです。

工事の曜日や時間帯に制限があるなど、マンションによってルールがあるので、かならず管理組合や管理会社に事前連絡してください。

【注意点2】空間や動線を考慮する

リフォームでは、空間の広さや動線を十分に考慮してから決めることが大切です。

イメージだけで間取りを決めてしまうと、実際に生活を始めた時に不便を感じるケースがあります。

ダイニングのリフォームの場合、特にキッチンからダイニングへの動線に問題がないか確認しましょう。

また、ただ空間を広げるだけではなく、スクリーンや扉で仕切りを作れるようにしておくと、将来的に家族構成が変わった際にも柔軟に対応でき、使い勝手が良くなります。

【注意点3】ダイニングに合う内装材を選ぶ

内装材は、ダイニングに合ったものを選びましょう。

例えば、小さな子どものいる家庭では食べこぼしなどで床や壁が汚れると予想できるため、汚れが目立ちにくいものや汚れても掃除がしやすいタイプの内装材を選ぶと安心です。

また、フローリングでもウレタン塗装のものを選んだり、フロアタイルにして水拭きできるようにしたりするのもいいでしょう。

なお、食べ物のにおいが気になる場合には、防臭タイプのクロスだとにおいの付着を防止できます。

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ダイニングのリフォームはDIYでもできる?

ダイニングのリフォームはクロスの貼替えなどDIYができる部分もありますが、基本的には業者への依頼がおすすめです。

自分で施工するだプロに比べて仕上げが甘くなるため、見た目が崩れたりすぐに内装材が剥がれたりしやすいです。

業者に依頼すれば、より高いクオリティの仕上がりが期待できるため、ダイニングのリフォームはプロに任せましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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