目次
マンションの水回りリフォームの費用と工事期間の目安
マンションの水回りリフォームにかかる費用は2万〜250万円、工事期間は半日〜2週間が目安です。費用と工事期間のどちらも、工事内容によって大きく変動します。
| リフォーム箇所 | 費用相場 | 工事期間 (目安) |
|---|---|---|
| キッチン | 3万〜250万円 | 1時間〜2週間 |
| 浴室 | 3万〜200万円 | 半日〜10日 |
| 洗面所 | 2万〜80万円 | 1時間〜1週間 |
| トイレ | 5万〜80万円 | 半日〜1週間 |
上記はあくまで目安の費用であるため、具体的な金額は業者による見積もりで確認しましょう。
【1】キッチン
マンションのキッチンをリフォームする場合にかかる費用は、3万〜250万円が目安です。工事期間は、短い場合で1時間、長くかかる場合で2週間程度です。
| リフォーム内容 | 費用相場 | 工事期間 (目安) |
|---|---|---|
| キッチン本体の交換のみ | 80万~150万円 | 2~4日 |
| キッチン本体の交換+内装(壁・床の張り替え) | 90万~180万円 | 4日~1週間 |
| 食洗機の後付け | 20万~50万円 | 半日~1日 |
| レンジフードの交換 (換気扇) | 10万~30万円 | 半日~1日 |
| ガスコンロからIHへ交換 | 5万~30万円 | 半日~1日 |
| 水栓の交換 | 3万〜10万円 | 1時間〜半日 |
| 壁付け→対面キッチンに変更 | 150万~250万円 | 10日〜2週間 |
| 対面→壁付けキッチンに変更 | 130万~230万円 | 10日〜2週間 |
| L型→I型キッチンに変更 | 100万~200万円 | 1週間〜10日 |
ただし、現場の状況や仕様の変更などによって、上記には含まれていない費用が発生する可能性もある点に注意が必要です。
| 工事内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 給排水管の交換・延長工事 | 5万~30万円 |
| 電気容量の増設・回路新設 (IHに変更する場合など) | 5万~20万円 |
| 下地補強・補修 | 3万~10万円 |
| 換気ダクトの延長・加工 | 3万~8万円 |
| アスベスト除去費用 | 20万~100万円 |
| 残材・産業廃棄物処分費 | 3万~5万円 (増額分) |
【2】浴室
マンションの浴室をリフォームする場合にかかる費用は、3万〜200万円が目安です。工事期間は、短い場合で半日、長くかかる場合で10日が目安です。
| リフォーム内容 | 費用相場 | 工事期間 (目安) |
|---|---|---|
| ユニットバス交換 | 80万~120万円 | 4~5日 |
| 在来浴室からUBに変更 | 100万~200万円 | 1週間~10日 |
| 浴槽のみの交換 | 20万~50万円 | 1〜2日 |
| 浴室乾燥暖房機の交換・新設 | 10万~30万円 | 半日~1日 |
| シャワー水栓の交換 | 3万~10万円 | 1時間~半日 |
ただし、マンションの浴室をリフォームする際には、解体後の配管や構造体の状態によって、追加費用が発生しやすい点を確認しましょう。
| 工事内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 給排水管の交換 | 5万~20万円 |
| 土間コンクリートの打設 | 5万~15万円 |
| 防水層の補修 | 5万~10万円 |
| 電気容量の増設・回路新設 | 5万~15万円 |
| 排気ダクトの交換・延長 | 3万~8万円 |
| サイズ調整費 (ユニットバス) | 10万~30万円 |
【3】洗面所
マンションの洗面所をリフォームする場合にかかる費用は、2万〜80万円が目安です。工事期間は短い場合で1時間、長くかかる場合で1週間程度です。
| リフォーム内容 | 費用相場 | 工事期間 (目安) |
|---|---|---|
| 洗面化粧台の交換のみ | 15万~40万円 | 半日~1日 |
| 壁紙の張り替え | 3万~8万円 | 半日~1日 |
| 床材の張り替え | 3万~7万円 | 半日~1日 |
| 洗面台交換+内装 (壁紙と床材の張り替え) | 20万~50万円 | 1~4日 |
| 水栓の交換 | 2万〜7万円 | 1時間~半日 |
| 洗面所の拡張 (間取り変更) | 30万~80万円 | 3日~1週間 |
| トールキャビネット追加 | 25万~60万円 | 1~2日 |
| 洗面台のサイズ変更 | 25万~70万円 | 2~5日 |
| 洗濯機パンの交換・設置 | 5万~15万円 | 半日~1日 |
ただし、洗面化粧台の位置や商品を変更する場合などに、以下のような追加費用が発生する可能性もある点に注意しましょう。
| 工事内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 壁の補強・間仕切り変更 | 5万~20万円 |
| 給排水管の位置調整 | 3万~8万円 |
| 壁・床の補修 | 3万~10万円 |
| 電気配線工事 | 3万~7万円 |
【4】トイレ
マンションのトイレをリフォームする場合にかかる費用は、5万〜80万円が目安です。トイレのリフォームの工事期間は、短い場合で半日、長くかかる場合で1週間程度です。
| リフォーム内容 | 費用相場 | 工事期間 (目安) |
|---|---|---|
| 便器の交換 | 15万~45万円 | 半日~1日 |
| 内装工事のみ (壁紙と床材の張り替え) | 5万~15万円 | 半日~1日 |
| 開き戸から引き戸に交換 | 10万~30万円 | 1~3日 |
| 便器交換+内装 | 25万~45万円 | 1~2日 |
| トイレの移動 | 40万~80万円 | 3日~1週間 |
| 手洗い器の後付け | 10万~20万円 | 1~2日 |
ただし、既存の排水管の位置と新しい便器の規格が合わない場合や、床材や下地材の傷みが発見された場合などに、以下のような追加費用が発生する可能性もあります。
| 工事内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 排水芯の調整・アジャスター | 1万~5万円 |
| 床・壁の補修・補強 | 3万~10万円 |
| 給排水管の隠蔽 (壁内に埋め込む) | 5万~15万円 |
| 電気配線工事 (コンセント新設) | 2万~5万円 |
| 壁排水から床排水への変更 | 10万~30万円 |
| 引き戸設置に伴う壁の補強 | 3万~8万円 |
【おすすめ!】水回りリフォームセットプランの費用
マンションの水回りリフォームを、複数箇所まとめて行う「セットプラン」は、単発で工事を依頼するよりも費用が割安になり、工期も短縮されます。
水回りリフォーム4点セットの費用
マンションの水回りリフォーム4点セットの費用は、180万〜350万円が目安です。
| 施工箇所 | 費用相場 | 工事期間 (目安) |
|---|---|---|
| キッチン・浴室・洗面・トイレ | 180万~350万円 | 2~3週間 |
4箇所全てを同時に新しくするため、工事期間中の不便を一度に解消できます。また、まとめて工事を依頼することで、職人の作業効率が上がり、別々に依頼するよりも費用が割安になります。
水回りリフォーム3点セットの費用
マンションの水回りリフォーム3点セットの費用は、110万〜300万円が目安です。
| 施工箇所 | 費用相場 | 工事期間 (目安) |
|---|---|---|
| キッチン・浴室・トイレ | 140万~280万円 | 10日~2週間 |
| 浴室・洗面・トイレ | 110万~220万円 | 1週間~10日 |
| キッチン・浴室・洗面 | 150万~300万円 | 10日~2週間 |
【注意】上記の費用相場は、ミドルグレードの製品の採用を想定しています。ハイグレード品を選ぶ場合は、相場にプラス100万円以上を見込む必要があるでしょう。
リフォーム業者との打ち合わせでは、実現したい要望だけでなく、必ず予算の上限を明確に伝えてください。予算を具体的に伝えることで、業者側は「どこに費用をかけ、どこを抑えるか」のメリハリをつけた、最適なセットプランを提案しやすくなります。
マンションの水回りリフォームで活用できる補助金・助成金制度
マンションの水回りリフォームを「省エネ性能の向上」や「介護のための改修」といった目的で実施する場合、以下のような補助金・助成金制度を活用できる可能性があります。
- 子育てグリーン住宅支援事業
- 給湯省エネ2025事業
- 先進的窓リノベ2025事業
- 介護保険の住宅改修費支給
- 地方自治体独自の補助金
多くの制度は予算上限があり、先着順で締め切られるため、早めの情報収集と申請が必要です。補助金・助成金制度の活用に詳しい業者に相談して、スムーズに申請作業を進めていきましょう。
マンションの水回りリフォームの費用を抑えるコツ
マンションの水回りリフォームでは「設備グレードの厳選」と「相見積もり」の2点が、費用を抑える上で欠かせません。これらのコツを押さえ、賢くコストダウンを図りましょう。
費用を抑えるには、採用する設備や材料の機能・デザインに優先順位をつけ、グレードを下げられないか検討することが重要です。
たとえば、キッチンでは高機能な食洗機やレンジフードの仕様を、浴室ではオプションの多機能シャワーや調光照明を見直してみましょう。
マンションの水回りリフォームにかかる費用は、業者によって大きく変動するため、複数の業者で相見積もりをとって比較検討することで、費用を抑えられます。
また、費用だけでなく、マンションの水回りリフォームの実績や、保証・アフターサービスの充実度も比較することが重要です。これにより、工事中や工事後の水漏れなどのトラブルを防ぎ、追加費用の発生による損失を回避できるでしょう。
マンションの水回りリフォームの注意点
マンションの水回りリフォームで失敗しないためには、戸建住宅とは異なるマンション特有の制約を把握しておくことが必要です。このような注意点を事前に理解して、大家・管理会社や近隣住民とのトラブルを回避しましょう。
【注意点1】必ず管理規約を確認する
マンションの水回りをリフォームする際には、物件ごとに定められている「管理規約」の内容を必ず確認してください。
管理規約の内容を確認しなかった場合、工事の中止や大家・管理会社とのトラブルに発展する可能性があります。
- リフォームで使用できる設備の種類
- 工事可能な時間帯と期間
- 工事が可能な範囲(専有部分と共用部分の境界)
- 必要な申請手続きの内容(必要書類など)
- 水漏れ保険の加入義務の有無
業者には、規約に違反しない工法や設備仕様でプランニングしてもらうよう依頼しましょう。
【注意点2】水回り設備の位置を移動できない場合もある
マンションのリフォームでは、戸建住宅のように自由に水回りの配置を変えることが難しい場合もあります。
マンションの床下スペースには限りがあるため、特に配管の距離が長くなると、必要な勾配を確保できなくなり、水が流れなくなったり、詰まったりするリスクが生じます。
床スラブに直接床材が貼られた「直床(じかゆか)構造」の場合、配管スペースがほとんどないため、水回りの移動はほぼ不可能です。
マンションの水回りの位置を変更したい場合は、契約前にリフォーム業者に床の構造と既存の配管ルートを調査してもらい、実現できるかを判断してもらいましょう。
【注意点3】配管の交換が必要か確認する
設備を新しくした数年後に配管が破損・水漏れした場合、せっかく張り替えた床や壁を剥がして修理する必要が生じ、余計な費用と手間がかかります。
こうした費用と手間をカットするためにも、マンションで水回りをリフォームする際には、給排水管の劣化状態も必ずチェックし、必要であれば同時に交換しておくことが重要です。
築20年以上のマンションでは、サビによる劣化や赤水のリスクのある「金属管」が配管に使われていることも多くあります。この場合は、耐久性の高い樹脂管(架橋ポリエチレン管など)への交換も検討しましょう。
【注意点4】水回り設備の搬入が可能か確かめておく
マンションの水回りリフォームで最新の大型設備を選んでも、その設備が住戸内に搬入できなければ工事はできません。マンションでは、共用部を通る際の制約が多いため、事前の確認が不可欠です。
購入する水回り設備の搬入が可能であるか、リフォーム業者に事前に搬入経路を計測してもらいましょう。
- エレベーター内寸
- 共用廊下幅
- 玄関ドアの間口
- 設備を設置する箇所までの通路幅
【注意点5】水回りが使えない期間の対策を検討しておく
リフォーム業者に「いつからいつまで、どの設備が使えなくなるのか」を具体的に確認し、それに合わせた生活スケジュールを立てておきましょう。
| 設備 | 使えない期間 (目安) |
|---|---|
| 浴室 | 4〜7日 |
| キッチン | 3〜5日 |
| トイレ | 1〜3日 |
- 入浴の対策
- 調理・食事の対策
- トイレの対策
マンションの水回りリフォームを検討すべきタイミング
マンションの水回りリフォームを検討すべきタイミングは、主に「設備の寿命を迎えた時」と「生活が変化した時」の2つです。
一般的に、水回り設備の標準的な耐用年数は以下の通りです。
| 水回り設備 | 耐用年数 |
|---|---|
| キッチン ユニットバス 洗面化粧台 | 15〜25年 |
| トイレ | 15〜20年 |
| 給排水管 | 20〜30年 |
| 給湯器 | 10〜15年 |
家族構成やライフスタイルが変わる際も、リフォームを検討すべきタイミングです。
- 家族構成が変化した(二世帯同居やお子さまの独立など)
- 介護の必要な入居者がいる
- ライフスタイルが変化した(定年退職で在宅時間が増えるなど)
一箇所ずつ工事するよりも、まとめてリフォームした方が、職人の作業代や諸経費を抑えられる傾向にあります。複数の設備で不具合や故障が発生し始めたら、水回りをまとめてリフォームすることも検討してみましょう。
マンションの水回りリフォームの施工事例
実際にマンションの水回りをリフォームした事例を、ビフォーアフターの写真やリフォームにかかった費用と合わせて紹介します。
【事例1】マンションのユニットバスを交換(140万円)


| リフォーム費用 | 約140万円 |
| 施工期間 | 3日間 |
| ユニットバス商品 (メーカー) | リノビオV (LIXIL) |
マンションのユニットバスを交換したリフォームの事例です。人造大理石浴槽の採用により、清掃性が向上したため、日々の浴室掃除が楽になりました。
【事例2】浴室と洗面脱衣所をおしゃれにリフォーム(165万円)


| リフォーム費用 | 約165万円 |
| 施工期間 | 5日間 |
| ユニットバス商品 (メーカー) 洗面化粧台商品 (メーカー) | リノビオV (LIXIL) クレヴィ (LIXIL) |
水回りの不具合を解消しつつ、おしゃれな浴室と洗面室を提案しました。派手になりすぎない内装材を選び、収納力もグッと向上させたことで、ごちゃつきがちな空間が希望通りすっきりとしました。
【事例3】マンションの水回りを3点同時にリフォーム(195万円)


| リフォーム費用 | 約195万円 |
| 施工期間 | 7日間 |
「老朽化した水回りを何とかしたい」というご相談を受け、リフォームを実施した事例です。洗面台の幅を少し小さくして、背の高い収納を増やしたことで、収納力はバッチリ。さらに、開き戸を引き戸に変えて出入りしやすくし、空間に馴染む色ですっきり素敵な洗面脱衣所になりました。
【事例4】在来浴室をユニットバスにリフォーム(240万円)


| リフォーム費用 | 約240万円 |
| 施工期間 | 11日間 |
| ユニットバス商品 (メーカー) | WB (TOTO) |
「風呂釜の調子が悪い」とのご相談から、冬場寒かった浴室をTOTOのマンションリモデルバスへ一新。手すりを増やし、浴槽のまたぎ高さを下げたことで、出入りが楽になりました。さらに、洗濯機パンの位置も変え、浴室出入口も広々と使えるようになりました。
【事例5】マンションの水回りと内装を大幅リフォーム(437万円)


| リフォーム費用 | 約437万円 |
| 施工期間 | 1か月間 |
中古マンションをご購入されたお客さまから、水回りを含む内装リフォームをご依頼いただきました。リフォーム箇所を厳選し、予算に寄り添った工事をご提案。LIXILの便器に交換し、ブルーのアクセントクロスでおしゃれなトイレが完成しました。
【Q&A】マンションの水回りリフォームに関するよくある質問
- マンションの水回りリフォームに介護保険は使える?
-
マンションの水回りリフォームでも、要介護・要支援の認定を受けていれば、介護保険の住宅改修費支給の対象となる可能性があります。
ただし「介護や生活を支援する目的で実施する工事に限られる」など、適用にはいくつかの条件が定められています。介護保険の適用については、担当のケアマネジャーまたは自治体窓口に相談しましょう。 - マンションの水回りリフォームセットプランのメリット・デメリットは?
-
マンションの水回りリフォームセットプランには、費用の安さと工期の短さといったメリットがある一方、選べる設備が限定されるといったデメリットもあります。
メリット- 費用が割安になる可能性も高い
- 工期が短縮できる
- デザインに統一感を出しやすい
デメリット- 選べる商品の自由度が低い
- 工事範囲が限定的
- マンションの水回り設備を選ぶ際のポイントは?
-
マンションの水回り設備を選ぶ際は、管理規約で定められている「使用できる設備」の基準をクリアできるか確認することが重要です。
規約違反とならないように、使用できる設備の仕様について、管理規約で詳しく確認しておきましょう。
【まとめ】マンションの水回りリフォームは複数箇所まとめるとお得に
マンションの水回りリフォームは、給排水管の寿命である15〜20年を目安に交換するのがおすすめです。
セットプランを活用すれば、総額コストを削減できるだけでなく、生活が不便になる工事期間を一度に集約できるというメリットもあります。また、同じ業者に依頼することで、管理規約の遵守や配管移動の制約確認といった、マンション特有の手間やトラブルリスクを減らせることも大きな利点です。
ハピすむなどのサービスを活用して、マンションリフォーム実績が豊富な複数業者から相見積もりを取り、お得に理想の空間を実現しましょう。
水回りリフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
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