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トイレの音漏れ対策として行われる防音リフォームとは
日常生活の中で誰もが使用するトイレは、思っている以上に音が発生している場所です。トイレの隣がリビングや来客用の部屋である場合、用を足している音だけでなくトイレットペーパーの巻取りや水を流す音などが、しっかりと聞こえてしまうこともあります。
こうしたトイレの音漏れはマンションだけでなく、戸建て住宅でも発生しますし、深夜など人の活動が少ない場合は、日中よりも響く可能性も高いと言えます。
不快な思いをしてしまうこともあるトイレの音漏れを解決できる有効手段として、トイレの防音リフォームがあります。
防音リフォームの種類
トイレの防音リフォームに使用する資材は、大きく分けて5種類あります。それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
防音シート
壁や天井に直接貼り付けられる防音シートは、ホームセンターなどでも手に入る身近なアイテムです。今ある壁や天井の上からすぐに施工できるため、リフォーム工事自体も短時間ですむでしょう。
自分で施工する方法がインターネット上などで紹介されていますが、綺麗に仕上げられないと防音効果も得られなくなってしまうので、必ずプロの施工業者に依頼するようにしてください。
吸音ウール
断熱材として使用される定番の資材であるグラスウールは、吸音性も優れており防音対策としても使用されます。他にも、ロックウールなどのふかふかした素材をいくつか重ねることで多重構造になり、より高い吸音効果を発揮してくれます。
壁にはこのようなウール素材と、遮音性の高い石膏ボードや布などの壁紙をダブルで採用するのが一般的です。
防音マット
防音マットは床に敷いて落下などの音が響くのを予防するものです。遮音性のあるマットは、吸音性の高い素材をセットで用いることで、さらに防音効果を上げることができます。
特に2Fのトイレ床に使用することで1Fへの防音効果を得ることができるでしょう。
フローリングの下地板の脚の部分に取り付ける防音置き床などのアイテムもありますが、施工が比較的複雑なため大幅なリフォームの際に採用されることが多くなっています。
防音ボード
壁や床に貼り付けるタイプの防音ボードは、タイルのようにサイズが小さく、デザイン性があるものや、壁ボードのように吸音性が備わっているものなどがあります。
比較的施工しやすいことが利点ですが、繋ぎ合わせる目地は少ない方が防音効果は高いといえます。
防音ドア
トイレのドア自体を防音ドアに変えることでも気密性が高まるため防音効果は上がります。可能な範囲で分厚く、ローラー締ハンドルタイプのドアを選ぶのがおすすめです。
トイレの防音リフォームはどのように進んでいくの?
では、実際にトイレの防音リフォームを依頼する場合、どのような流れになるのでしょうか。一般的な施工の流れは下記のとおりです。
- どの程度の防音をしたいか決める (フル防音・一部防音)
- 施工業者を探す
- 下見と見積もり
- 業者と契約
- リフォーム工事
- 工事完了と確認
どの程度の防音をしたいか決める (フル防音・一部防音)
防音リフォームは、全体を丸ごとフル防音にするか、壁や天井など一部を防音にするかといった選択肢があります。必要な防音度合いに応じて、どこまで施工してもらうかを決めましょう。
施工してもらう業者を探す
施工してくれる業者は、一般的にはインターネットやチラシなどを活用して探すとよいでしょう。防音専門のリフォーム業者よりも、リフォーム専門の会社の方が、数が多いので見つけやすくなります。業者選びのコツについては、次の章で詳しく説明していきます。
下見と見積もり
業者にトイレの現状を見てもらい、防音リフォーム工事の見積もりを作成してもらいます。現状次第でどのくらい工事が必要になるのかが異なりますので、現場を見て判断してもらうことをおすすめします。
また、どのグレードの資材を使うかなども含めて、気になる点は契約前に必ずクリアにしておきましょう。
業者と契約
見積もりをしっかり確認して契約を締結します。費用と施工範囲、アフターケアなどについても、明確になっているか今一度チェックしておくと安心です。
リフォーム工事
実際に防音リフォーム工事が始まります。トイレの大きさや防音の度合いで変わりますが、一般的な工期は1日から1週間前後です。
工事完了と確認
工事が完了したら、防音になっているか、仕上がりが綺麗かなどを目で見て確認しましょう。業者任せにせず、自分でチェックしておくことが大切です。アフターケアや使用時の注意点などについて説明があった後に工事完了となります。
トイレの防音リフォームをしてもらう業者選びのポイント
トイレの防音リフォーム工事を依頼する際、施工業者選びも重要です。業者を選ぶ際のポイントをまとめると、次の5点になります。
- 防音リフォームの実績
- 質問の受け答えや対応
- 複数見積もりを取る
- 詳細な見積書であるか
- アフターサービスの有無
防音リフォーム自体の実績があるかどうかは非常に重要です。実際に防音リフォーム施工を行ったことがある業者に必ず依頼するようにしましょう。
ある程度実績数があり、口コミなどの評判も良い会社が理想的なので、ウェブサイトなどでできる限り情報を集めておきます。
依頼したい業者を見つけたら、見積もり依頼や施工が可能かどうかを尋ねるために連絡を取ります。このときの返答や応対の態度も業者選びのポイントです。返信が丁寧か、営業日に返答してくれているかなどをチェックしましょう。
数日経っても返信がない場合や、わかりにくい雑な返答をされた場合は候補から外した方が良いでしょう。
また、見積もりは必ず複数の業者に依頼するようにします。金額や施工範囲などを比較検討しながら、どの業者に実際に依頼するのかを絞っていきましょう。
返ってきた見積もりを見る際には、細かく見積書が作成されているかも判断基準となります。資材の費用や施工費などの詳しい内訳がわかりやすく書かれているものがベストです。
また、工事後のアフターケアについてもこの段階で確認しておきましょう。どのくらい保証されているのかを施工前に明確にすることで、後のトラブルを回避することにも繋がります。
トイレの防音リフォーム費用を調べるにはどうすればいいの?
トイレの防音リフォーム工事を行う場合、費用も気になるところです。相場を調べるにしても、それぞれのケースで広さや現状の条件、使う素材や防音の度合いなどによって費用も大きく変わってきます。
また、費用を抑えたいがゆえにどうしても安い業者に目が行きがちですが、安ければ良いとは一概に言えません。施工費が安くても質の良い資材を使い、施工が丁寧でなければ防音効果が得られなくなってしまいます。
そのため先に挙げた業者選びの5つのポイントを抑えた上で、妥当な費用かどうかを判断する必要があります。
依頼する業者を決めるには、リフォーム情報サイトも活用して複数の業者から見積もりを取りましょう。インターネット上で複数の会社へ一括見積もり依頼を行うことができるサービスを行っているサイトもあります。
はじめから1社に絞らず、いくつかの会社を比較検討することで、より信頼できる会社を見極めることができるでしょう。
防音リフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
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