目次
トイレから音漏れが発生する原因
ほかの部屋と比べて、なぜトイレは音漏れしやすいのか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、トイレから音漏れが発生する原因を解説します。
音漏れ対策を行うために、まずは原因を把握しておきましょう。
【原因1】建物の気密性
建物の気密性の低さは、トイレで音漏れが発生する原因のひとつです。
建物の気密性とは、建物の隙間を減らし、室内外における空気の移動を抑制する性能のことを指します。
「トイレは隙間風が入って寒い」と感じている方も多いのではないでしょうか。
トイレは換気が必要な設備のため、気密性が低く設計されています。
室外からの空気を取り入れ換気口から排出するために、多くの場合トイレドアの上下に隙間が設けられています。
また、建物の築年数と気密性は相関性があり、築年数が経過するほど気密性は低下します。
トイレはもともと気密性が低く設計されているため、音漏れが気になる場合は防音対策をしましょう。
【原因2】トイレの水圧
トイレの水圧の高さによって給水・洗浄時に大きな音が発生する場合もあるため、音漏れの原因となります。
トイレの音漏れの中でも最も大きな音は、給水・洗浄時の音ではないでしょうか。
水圧が高いと水が急激に流れるため、大きな音が発生し音漏れにつながります。
また、水圧が低すぎるとタンク内の部品が正しく動作せず、大きな音が発生するかもしれません。
タンク付きのトイレの場合、タンク内の水位調節計が壊れていると、適切な水位に調節されず水があふれて大きな音が発生します。
トイレの水圧が適正でないと音漏れの原因となるため、給水・洗浄時の音が大きすぎると感じた場合はリフォーム業者に見てもらいましょう。
トイレで発生する音の種類
トイレではさまざまな音が発生し、音漏れの原因となっています。
ここでは、トイレで発生する音の種類を解説します。
【種類1】用を足すときの音
トイレで発生する音の中に、用を足す際の音があります。
たとえば、尿は便器内の水面に直接当たり、跳ね返って大きな音が発生します。
男性が立って用を足す際は、高い位置から尿が水面に当たるため、さらに大きな音につながります。
トイレを防音リフォームするメリット
トイレの防音リフォームは、さまざまなメリットがあります。
防音リフォームのメリットを知り、音漏れに悩む日々から解放されましょう。
【メリット1】昼夜問わずトイレの音を気にせず利用できる
トイレを防音リフォームすると、昼夜問わず音を気にせず使用できるようになり、音漏れによるストレスが軽減されます。
家族の寝室の近くにトイレがある場合、夜間のトイレの騒音によって家族が目を覚まさないか心配している方も多いのではないでしょうか。
トイレを防音リフォームすると、音漏れが抑えられ夜間でも洗浄音が気になりません。
リビングに近いトイレや、夜間のトイレ使用時の音漏れが気になる場合は、トイレの防音リフォームを検討してみましょう。
【メリット2】近隣とのトラブルを予防できる
トイレの防音リフォームをしておくと、近隣との騒音トラブルを予防できます。
ペットの鳴き声やトイレの騒音など、生活音が原因で近隣とトラブルになるケースも少なくありません。
都市部のように立地条件によっては、隣家との距離が数十cmほどしか開いていない場合があります。
隣家との距離が近ければ近いほど、生活音が音漏れしやすくなります。
事前にトイレの防音リフォームを行い、トラブルを予防しましょう。
【メリット3】来客へ配慮できる
トイレの防音リフォームを行っておけば、来客がトイレを使用する際に配慮できます。
特に、リビングに近いトイレが防音されていないと、トイレの騒音がリビングまで聞こえていないか不安に感じてしまう方も少なくありません。
トイレの防音リフォームを行っておけば来客だけでなく、住人も気を使わなくて済みます。
来客の多い家庭や、リビングにトイレが近い場合は、互いに気持ちよくトイレを使用できるように防音リフォームを行っておきましょう。
トイレにおける防音リフォームの方法
トイレの防音リフォームはさまざまな方法があり、予算や希望する防音レベルによって異なります。
防音に関するさまざまなリフォーム方法を知り、最適なリフォーム法を見つけましょう。
【方法1】防音ドアに交換する
トイレの防音リフォームの中で、最も多く採用されているのは防音ドアへの交換です。
防音ドアは通常のドアとは異なり、ドア枠や床との隙間から音が漏れないように気密性が高く作られています。
種類によって遮音性能が異なり、遮音性能が上がるにつれて防音ドアの価格も高くなります。
遮音性能は室内外の音の漏洩を、どの程度遮られるかを表す性能です。
防音ドアの遮音性能は、JIS(日本工業規格)の基準をもとに、4等級に分けられています。
- T-1
- T-2
- T-3
- T-4
数字が高いほど遮音性が高く、防音性に優れています。
トイレの音漏れにお悩みの方は、防音ドアへ変更し対策を立てましょう。
【方法2】壁や天井を防音材に交換する
トイレの防音リフォームとして、壁や天井を防音材に交換する方法もあります。
壁や天井の防音リフォームでは、内部にグラスウールやウレタンスポンジなどの防音材を充填します。
さらに、防音効果を高めたい場合は、石膏ボードや防音壁紙の併用も効果的です。
中には、DIYで防音材を設置する人もいますが、専門的な知識や技術が必要になります。
間違ったやり方では防音効果が十分に得られないため、リフォーム業者に依頼しましょう。
【方法3】消音タイプのトイレに交換する
トイレの音漏れが気になる場合は、消音タイプのトイレに交換する方法も効果的です。
トイレのタンクが大きく、給水や洗浄時の水圧が高いほどトイレの騒音が大きくなります。
タンクへの給水音が気になる場合は、タンクレストイレへの交換がおすすめです。
節水トイレでは洗浄時の水量が少なく、洗浄音も静かな製品が多くあります。
使用する水量が少ないとエコにもつながり、月々の水道料も節約可能です。
さらに、節水型トイレへの交換は条件を満たすと、補助金や助成金が受け取れるケースもあります。
補助金や助成金などを活用し、お得に消音タイプのトイレへ交換し、音漏れによるストレスを解消しましょう。
【方法4】開閉できない窓に交換する
近隣へのトイレの音漏れ対策は、開閉できない窓への交換が有効的です。
トイレの騒音は窓から音漏れし、近隣とのトラブルに発展する場合があります。
そのため、トイレの窓をFIX窓に変更するリフォームを検討してみましょう。
FIX窓は「はめ殺し窓」とも呼ばれ、開閉のできない窓のことを指します。また、おもに採光や眺望を目的として設置されます。
FIX窓は気密性が高いため、トイレの騒音が屋外に伝わりにくくなるでしょう。
しかし、FIX窓は換気口として利用できないため、換気口の新設が必要です。
室内だけでなく室外へのトイレの防音リフォームを行って、近隣トラブルを予防しましょう。
DIYでトイレを防音リフォームする方法
DIYで行えるトイレの防音対策もいくつかあり、費用を抑えながら行えます。
しかし、防音対策には専門的な知識や高い技術が必要となり、DIYでは効果が十分に発揮されない場合もあるため注意が必要です。
高い防音効果を得るためには、リフォーム業者に依頼しましょう。
【方法1】トイレの壁に防音シートを貼る
DIYでのトイレの騒音対策には、壁に防音シートを貼る方法があります。
防音シートは遮音性や吸音性に優れており、既存の壁に直接貼り付けられます。
ホームセンターやインターネットでも購入でき、比較的簡単に設置可能です。
しかし、空気が入り込んでしまったり、隙間ができたり、正しく施工できないと防音効果が十分に発揮されません。
防音効果をしっかりと高めたい方は、リフォーム業者に依頼して貼ってもらいましょう。
【方法2】トイレのドアの隙間に防音テープを貼る
DIYで簡単に防音対策を行いたい場合は、防音テープを貼る方法がおすすめです。
防音テープはクッション素材が付いており、隙間を塞いで音漏れを減少させます。
ホームセンターや100均でも購入でき、最も簡単で安価にできるDIY方法です。
しかし、防音テープの貼付は簡易的な対策であり、防音効果は低いことを把握しておきましょう。
【方法3】トイレの壁に防音パネルを設置する
トイレの壁への防音パネルの設置も、簡単にできるDIY方法です。
防音パネルはホームセンターやインターネットで購入でき、パネル状になった防音材を既存の壁に貼り付けます。
パネルの大きさや形はさまざまで、ヘキサゴン型や木目調のものなどがあり、好みのデザインを取り入れられます。
しかし、パネルの接続部分は防音効果が低くなっているため、注意が必要です。
防音パネルでの効果を高めたい場合は、大きめのパネルを使用して接続部分を最小限に抑えましょう。
トイレにおける防音リフォーム費用相場
トイレの防音リフォームを行いたいけれど、費用が気になる方も多いのではないでしょうか。
防音ドアへの交換はドアの種類やグレードによって異なり、本体代に取付費用や既存のドアの処分費用がかかります。
施工方法 | 費用 |
---|---|
防音ドアへの交換 | 3万~10万円 |
壁や天井を防音材に交換 (1平方メートルあたり) | 0.5万~1万円 |
消音タイプのトイレに交換 | 15万〜50万円 |
開閉できない窓に交換 | 1.5万~3万円 |
防音リフォームは専門的な知識や高い技術を持った職人が施工するため、高い防音効果が期待できます。
施工方法によっても効果や費用が異なるため、必要な防音レベルや予算を考慮して決めましょう。
トイレを防音リフォームする際の注意点
トイレの防音リフォームをする際は、いくつか注意点があります。
注意点を知らずにリフォームを進めてしまうと、後悔につながる可能性があります。
事前にトイレの防音リフォームの注意点を把握し、防音リフォームを成功させましょう。
【注意点1】防音ドアに交換する場合は換気口の新設が必要
トイレのドアを防音ドアに交換する場合は、換気口の新設が必要です。
建築基準法施行令第28条において、トイレには換気機能を残さなければならないと定められています。
便所には、採光及び換気のため直接外気に接する窓を設けなければならない。ただし、水洗便所で、これに代わる設備をした場合においては、この限りでない。
引用元:建築基準法施行令28条
トイレ用のドアはドア枠との間にアンダーカットや、トップカットと呼ばれる隙間が設けられています。
空気をドア枠の隙間から取り込み、換気扇で室外に排出して換気を行います。
一方、防音ドアは気密性を高めるためにドア枠との間にゴムパッキンが設置されており、空気を取り入れられません。
また、FIX窓も窓の開閉ができないため、換気機能を維持するために新たに換気口を設置する必要があります。
トイレのドアや窓を気密性の高い製品に交換する場合は、換気口の新設が必要になり、別途費用もかかることを把握しておきましょう。
【注意点2】DIYでは十分な防音効果が期待できない
プロに施工してもらう防音リフォームに比べ、DIYでは十分な防音効果が期待できません。
一見、簡単そうに見える防音対策ですが、高い効果を得るためには専門的な知識や技術が必要です。
防音効果の高い防音材を使用してDIYを行っても、正しく施工できていなければ効果を十分得られず、費用と時間を無駄にしてしまいます。
トイレを防音したい場合はリフォーム業者に依頼し、プロに施工してもらいましょう。
【Q&A】トイレの防音リフォームに関するよくある質問
- トイレを流す際に発生する音は何dbですか?
-
トイレを流す際に発生する音は、70db前後が目安です。70dbはセミの鳴き声と同じくらいの大きさといわれています。70db音の大きさは、隣の部屋には50dbほどの大きさで聞こえます。
- トイレにおすすめの防音ドアは?
-
パナソニックの簡易遮音ドアがおすすめです。簡易遮音ドアは、3方枠すべてにクッション付き戸当たりが採用されています。また、ドアが締まるとボトムタイトが自動でドアの下部を塞ぎ、音漏れを低減してくれます。
防音リフォームの業者選びで後悔しないために
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