「節水トイレは詰まる」はもう過去の話?本当のデメリットとその解決策

「節水トイレは詰まりやすい」と耳にしたことはありませんか?節水トイレは使用水量が減ったことで、大量のトイレットペーパーを流すと詰まりやすくなることもありました。しかし、水流の仕組みを工夫するなどの最新技術により、節水トイレのデメリットは克服されています。
この記事では、節水トイレの具体的なデメリットや費用相場、メーカー別のおすすめ製品などを解説します。お得な補助金制度や水道代のシミュレーションも理解し、賢くトイレをリフォームしましょう。

2025年10月30日更新

監修記事
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【解決策あり】節水トイレのデメリット

節水トイレとは、従来のトイレと比較して少ない水量で効率的に流せるトイレのことで、近年のトイレは「節水型」が標準となっています。

「節水トイレは詰まりやすい」「流れが悪い」といったネガティブな評判を耳にしたことがあるかもしれません。このような初期の節水トイレにおいて、水量の少なさからくる課題が存在したのは確かです。しかし、現代の節水トイレは、メーカー各社の技術革新により、これらのデメリットを克服しつつあります。

ここでは「かつてどのようなデメリットがあったのか」、そして「最新技術によってデメリットがどのように解決されているか」について詳しく解説します。

デメリット
詰まりやすい

初期の節水トイレは、単に水量を減らしたことで、汚物を押し流す力が弱くなっていました。特に、トイレットペーパーを大量に使ったり、一度に多くの汚物を流そうとしたりすると、排水管まで押し流す勢いが不足し、詰まりを引き起こすリスクが高かったことは事実です。

しかし、現代の節水トイレは、この課題を水流設計の技術革新によって根本から解決しています。以前は、上から下に水を流し込む「縦方向」の力に頼っていましたが、最新の節水型は、渦を巻くような強力な水流で便器内全体を効率的に洗浄します。

たとえば、TOTOの「トルネード洗浄」のように、流体力学に基づいて緻密に設計された水流によって、少ない水量でも汚物をスムーズに排水管へ流せるようになりました。
「水量が少ない=洗浄力が弱い」というイメージは、もはや払拭されたといってもよいでしょう。

節水トイレにおける詰まりのリスクを減らす方法

節水トイレでは、「洗浄水量」を調整することで、詰まりのリスクを減らすことが可能です。詳しくは「【節水トイレの流れが悪くなったら?】洗浄水量調整による具体的な対処法」で解説しています。

デメリット
汚れやすい

かつての節水トイレには、水量が少ないために水が届かない場所が生じやすく、また、便器の素材自体に汚れや水アカが付着しやすいという問題がありました。少量の水では、便器内を隅々まで洗い流すことが難しく、黒ずみや輪ジミが発生しやすかったのもデメリットのひとつでした。

しかし、この「汚れやすい」というデメリットは、最新の素材技術によって大きく解消されています。

技術例
セフィオンテクト(TOTO)

陶器表面をナノレベルで滑らかにし、汚れの付着を防止

    技術例
    アクアセラミック(LIXIL)

    水に馴染みやすい性質を持ち、汚物を浮かせて洗い流す

      これらのほかにも、Panasonicの「激落ちバブル」のように、泡の力で汚れを洗い落とす機能も登場しており、現在では清掃性も向上しています。このような新素材・新技術により、節水トイレはむしろ従来のトイレよりも清潔を維持しやすくなったといえるでしょう。

      デメリット
      流れが悪い

      初期の節水トイレは水量が少ないため「トイレットペーパーが流れにくい」という点がよく聞かれた懸念点でした。これは、使用水量が少ない分、排水に必要な勢いや水量が不足し、トイレットペーパーや汚物が便器内や排水管の途中に溜まりやすかったためです。

      しかし、この問題も最新の技術によって解決されています。現代の節水トイレは、単に水量を減らすだけでなく、流体力学に基づいた緻密な「水流設計」が施されています。

      これにより、トイレットペーパーや汚物が最も効率的に排水管へ流れ込むように水流がコントロールされ、少ない水でもパワフルに押し流すことが可能となりました。

      かつてのデメリットは最新技術で克服されていることを理解し、節水トイレのリフォームに関する不安を払拭しましょう。

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      【節水トイレの流れが悪くなったら?】洗浄水量調整による具体的な対処法

      「最新の節水トイレでも、もし流れが悪くなったらどうしよう?」という不安は残るでしょう。万が一、詰まりや流れの悪さを感じた場合、まず検討したいのが、洗浄水量を増やして流す力を強化するという対処法です。これは、高額な修理を依頼する前に、ご自身でもできる最も具体的な解決策です。

      洗浄水量を調整する方法の一例
      • タンク内のオーバーフロー管に記載された水位線を目安に、水位調節リングや浮き玉を調整する
      • リモコン操作によって「増量モード」に設定を変更する

      ただし、水量調整の方法はメーカーや機種(タンク式かタンクレストイレか)によって大きく異なるため、必ずご自宅のトイレの取扱説明書を確認し、メーカーが推奨する範囲内で行いましょう。誤った操作は、水漏れなどのトラブルの原因となる可能性があるため注意が必要です。

      専門業者への依頼が必要なケースもある

      詰まりや流れの悪さの原因が、配管の勾配や長年の汚れによる配管自体の問題である場合もあります。このようなケースでは、配管洗浄や配管工事といった専門業者による対応が必要となることを認識しておきましょう。

      >>トイレの配管リフォームについて詳しく見る

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      【トラブルを事前に回避!】節水トイレにリフォームする際の注意点

      最新の節水トイレは、技術革新により「詰まりやすい」というデメリットを克服しつつあるのは確かです。しかし、トイレの性能だけでなく、設置する建物の環境によって、思わぬトラブルに見舞われるリスクが残ることも事実です。

      ここでは、節水トイレへのリフォームを成功させ、長期間快適に使用するために事前に確認すべき重要な注意点を解説します。

      注意点
      水圧が低いと設置できない可能性がある

      節水トイレ、特にタンクレストイレなどの一部の機種は、水を溜めるタンクがない分、水道管から直接供給される水圧を利用して洗浄します。そのため、水圧が低い環境では十分な洗浄力を発揮できず、詰まりや流れの悪さといったトラブルにつながる可能性があります。

      水圧が低くなりやすい環境
      • 築年数の古い一戸建て
      • 戸建ての2階のトイレ(1階より水圧が低下しやすい)
      • 高層マンションの上層階

      リフォームを検討する際は、あらかじめ業者に相談し、ご自宅の設置場所の水圧をチェックしてもらいましょう。水圧が低いと判明した場合は、低水圧に対応した機種を選んだり、タンクレストイレの場合は加圧ポンプ(ブースター)の設置を検討したりするなど、適切な対策を取ることが重要です。

      注意点
      排水方式によって設置できる製品が異なる

      トイレのリフォームでは、既存トイレの「排水方式」を確認することが非常に重要です。この排水方式によって、設置できる新しい節水トイレの機種が限定されることがあるためです。

      排水方式には、主に「床排水」と「壁排水」の2種類があります。

      トイレの排水方式
      • 床排水
        • 床に向かって排水する
      • 壁排水
        • 壁に向かって排水する

      万が一、不適合な製品を選んでしまうと、大掛かりな配管工事が必要になったり、最悪の場合、設置自体が不可能になったりするリスクがあるため、必ず専門業者に確認してもらいましょう。

      注意点
      古い配管の再利用は水漏れトラブルのリスクがある

      節水トイレへのリフォーム費用を抑えるために、既存の古い配管を再利用したいと考える方は少なくありません。しかし、築年数の古い住宅の場合、配管の内部には長年の使用による汚れが溜まっていたり、勾配が不十分になっていたりするリスクがあります。

      このような古い配管の状況で節水トイレにリフォームすると、詰まりやすくなるだけでなく、近い将来に配管自体の劣化や継ぎ目から水漏れなどの大きなトラブルが発生するかもしれません。

      こうしたリスクを未然に防ぐためには、リフォームを依頼する前に、床下に潜って配管の状態をチェックしてもらうことが必要不可欠です。

      これらの注意点を理解し、リフォーム時の万が一のトラブルを未然に防ぎましょう。

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      【節水トイレと従来トイレの水量の差は?】水道代の違いを徹底比較

      節水トイレの最大のメリットは、何と言っても水道代の劇的な削減です。

      1990年代に主流だった従来のトイレは、1回の洗浄で13L以上の水を使用していました。これに対し、最新の節水トイレは、約4〜5Lの水で洗浄することが可能です。つまり、節水トイレにリフォームすることで、約70%近く節水できます。

      以下は、「節水トイレ」と「従来型トイレ」における水道代の違いを比較したものです。

      「節水トイレ」と「従来型トイレ」における水道代の違い
      従来型トイレ節水トイレ差異
      1回あたりの洗浄水量13L5L
      (小:4L)
      ▲8L
      (小:9L)
      年間の使用水量
      (4人家族)
      約75,900L約23,900L▲約52,000L
      年間の水道代の目安
      (水道代265円/m³)
      約20,100円約6,300円▲約13,800円
      参考:毎日使うから少しでも節水できるトイレに(LIXIL)

      このように、節水トイレにリフォームすることで年間約13,800円もの水道代を節約できる可能性があります。節水トイレのデメリットが最新技術で解消されている今、家計にも環境にも優しい選択肢といえるでしょう。

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      節水トイレにリフォームする際の費用相場

      節水トイレにリフォームする際の費用相場は、10万~50万円が目安です。

      これらの費用相場は、おもにトイレ本体の種類や工事内容などによって大きく変動します。しかし、前述の水道代の節約効果を考慮すると、長期的に見て非常に合理的な投資といえるでしょう。

      節水トイレにリフォームする際の費用相場
      タンクレストイレタンク式トイレ
      本体価格15万~40万円5万~15万円
      標準工事費5万~10万円5万~10万円
      リフォーム費用20万~50万円10万~25万円

      なお、上記は便器の交換と標準的な工事(既存便器の撤去、新しい便器の設置など)を含んだ目安であり、内装の張り替えや、配管工事が必要な場合は別途費用が発生します。また、グレードの高い機種を選ぶ場合は、上記の費用よりも高くなる可能性があるため注意しましょう。

      >>トイレのリフォーム費用について詳しく見る

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      節水トイレのリフォームに活用できる補助金制度

      節水トイレのリフォームを検討する際、費用相場は気になるところですが、国や地方自治体が提供する補助金制度を活用すれば、初期費用を大きく抑えることが可能です。特に、節水トイレへのリフォームは、「省エネ」や「バリアフリー」の観点から、多くの制度で対象となる可能性があります。

      節水トイレのリフォームで活用できる補助金制度

      これらの補助金制度を活用する際は、対象となる工事や補助金額、申請方法など制度の概要を必ず確認しましょう。特に、地方自治体の補助金制度を利用する場合は、国の補助金との併用ができない場合もあるため、事前確認が必要です。

      申請のタイミングに注意しよう

      上記の補助金制度には、年度ごとにそれぞれ申請期間が定められています。そのため、節水トイレのリフォームで活用する補助金制度によって、申請のタイミングなどが異なることに注意が必要です。
      また、申請書類の中には工事を依頼する業者が用意するものも含まれています。そのため、申請期間に間に合うように、時間に余裕をもたせて準備しましょう。

      これらの補助金制度を賢く利用して、お得に快適なトイレ空間を手に入れましょう。

      >>トイレリフォームの補助金制度について詳しく見る

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      【メーカー別】節水トイレのおすすめ製品

      現在のトイレ市場において、現行で販売されている製品はすべて「節水型」です。もはや節水性能は特別な機能ではなく、最新の技術が組み込まれた「当たり前の基準」といえます。

      そのため、リフォーム時の製品選びでは、「どのくらい水を節約できるか」という点に加え、「詰まりにくさ」「汚れにくさ」「快適性」といったデメリットを克服するための独自の技術に注目することが重要です。

      ここでは、日本におけるトイレの3大メーカーであるTOTO、LIXIL、Panasonicに特化し、各社が誇る主力製品とその特徴的な技術をご紹介します。

      おすすめ
      ネオレスト(TOTO)

      TOTOの「ネオレスト」は、同社の最上位モデルとして、節水トイレのデメリットを克服する最先端技術を凝縮した製品です。

      渦を巻くような強力な水流で、便器内を隅々まで効率的に洗浄する「トルネード洗浄」は、少ない水量でも汚物をパワフルに洗い流し、「詰まりやすい」という従来の懸念を解消しています。
      また、陶器表面をナノレベルで滑らかに加工する「セフィオンテクト」により、汚れの付着を根本的に防ぎます。
      ネオレストは、節水性はもちろんのこと、洗浄力や清掃性、快適性においても最高水準を実現しており、リフォームで失敗したくない方に最適なハイグレードモデルといえるでしょう。

      おすすめ
      サティス(LIXIL)

      LIXILの「サティス」は、コンパクトなデザイン性と圧倒的な清掃性を両立させたタンクレストイレの主力製品です。

      便器の陶器表面には、水となじみやすい「アクアセラミック」を採用することで、水が汚物の下に入り込んで浮かし、便器を傷つけることなく洗い流します。
      また、鉢面のすみずみまで強力な水流が回り、少ない水量ながらも汚物を一気に洗い流す「パワーストリーム洗浄」は、LIXIL独自の洗浄方式です。
      サティスは、デザイン性や清掃性、そして節水性能をハイレベルで求めるユーザーにおすすめの製品といえます。

      おすすめ
      アラウーノ(Panasonic)

      Panasonicの「アラウーノ」シリーズは、TOTOやLIXILとは異なり、陶器ではなく「有機ガラス系新素材」を便器に採用しているのが最大の特徴です。

      有機ガラス系新素材」は、水アカや皮脂汚れが付きにくく、医療機器にも使われるほど優秀な素材です。また、台所用の中性洗剤をセットすることで、流すたびに泡のクッションを作り、便器内を隅々まで洗浄する「激落ちバブル」により、節水トイレの「汚れやすい」というデメリットを克服しました。
      アラウーノは、「お掃除のしやすさ」と「デザイン性」を最優先したい方、特に泡の力で自動的に清潔を保ちたいというニーズを持つ方におすすめの製品です。

      各社のおすすめ製品を参考にし、ご自宅の環境や要望に適した理想のトイレを選びましょう。

      >>トイレのメーカーについて詳しく見る

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      節水トイレのリフォーム事例

      節水トイレへのリフォームは、水道代の節約というメリットを享受できるほか、最新のデザインや快適機能を自宅に取り入れる絶好の機会です。

      ここでは、リフォームによってトイレ空間がどのように生まれ変わるのか、具体的な事例を通じてご紹介します。

      事例
      トイレとクッションフロアの交換で空間を一新
      before
      after

      出典:タンクレストイレを交換

      リフォーム費用約34万円
      施工期間1日
      トイレ本体
      (メーカー)
      サティスS
      (LIXIL)

      10年以上使用し続けて経年劣化したタンクレストイレを、最新の節水型タンクレストイレに交換し、合わせて床材も一新した事例です。
      トイレの交換に合わせ、床材をシンプルなクッションフロアに変更することで、トイレ全体が明るく、清潔感あふれるモダンな空間に生まれ変わりました。

      事例
      タンクレストイレで見た目スッキリ
      before
      after

      出典:最新のタンクレストイレに交換

      施工期間1日
      トイレ本体
      (メーカー)
      ネオレスト
      (TOTO)

      従来型のタンク式トイレから、タンクレストイレへと交換したリフォーム事例です。
      タンクがない分、トイレの奥行きが短くなり、見た目が非常にスッキリとして空間に広がりが生まれました。タンクレストイレはデザイン性も高く、インテリアの一部として空間をスタイリッシュに演出しています。

      事例
      【事例3】最新機種へのリフォームで快適に
      before
      after

      出典:お気に入りのアラウーノを最新に!トイレリフォーム

      リフォーム費用約25万円
      施工期間1日
      トイレ本体
      (メーカー)
      アラウーノ
      (Panasonic)

      Panasonicの「アラウーノ」を長年使用し続けていましたが、自動開閉機能が故障したことをきっかけに、清掃性や快適性、節水性能がさらに進化した最新機種の「アラウーノ」へリフォームした事例です。
      故障していた自動開閉機能が復旧しただけでなく、最新モデルではオゾンウォーターによる除菌機能などが追加され、快適性が格段に向上しました。

      また、従来のアラウーノも節水型でしたが、最新機種はさらなる水流設計の進化により、少ない水量でパワフルに流すことが可能となり、水道代の節約効果がさらに高まりました。

      事例
      限られた予算で理想のトイレ空間を実現
      before
      after

      出典:節水型の便利なトイレに

      リフォーム費用約12万円
      施工期間1日
      トイレ本体
      (メーカー)
      ZR2
      (TOTO)

      長年使用していた機能性の高いモデルから、機能は維持しつつ価格を抑えた後継機種にリフォームした事例です。
      最新のハイグレードモデルではなく、ひとつ下のグレードの製品を選ぶことで、リフォーム費用を抑えつつも、最新の節水性能や基本的な清掃性、快適機能を確保しています。
      以前よりも機能性が向上したことで、トイレの満足度を向上させ、限られた予算内で理想の空間を実現しました。

      事例
      必要最低限のリフォームで快適性アップ
      before
      after

      出典:節水トイレにリフォーム!

      リフォーム費用約13万円
      施工期間1日
      トイレ本体
      (メーカー)
      ピュアレストQR
      (TOTO)

      費用を抑えるため、手頃な価格帯のタンク式トイレを選定した事例です。
      最新のタンクレストイレのような高機能は求めず、節水性能と基本的な清掃性が搭載された必要最低限の機種を選んだことで、リフォーム費用を大きく削減できました。

      また、費用を抑えられた分を床材の張り替えに予算を充てることで、トイレ空間全体の満足度が向上しました。

      事例
      1階と2階のトイレを合わせてリフォーム
      before
      after

      出典:節水型トイレLIXILアメージュへ交換リフォーム

      リフォーム費用約50万円
      施工期間2日
      トイレ本体
      (メーカー)
      アメージュ
      (LIXIL)

      一戸建て住宅で、1階と2階にあるトイレ2カ所を、まとめて節水トイレに交換した事例です。
      2カ所のリフォームを同時に行うことで、工事費用や出張費の割引を受けやすくなり、1箇所ずつ行うよりもトータルコストを抑えることができました。また、業者との打ち合わせや工事の立ち会いも一度で済み、効率よくリフォームすることができました。

      これらの事例をヒントにし、ご自身の理想とするトイレ空間をイメージしましょう。

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      【Q&A】節水トイレに関するよくある質問

      節水トイレのメリットは?

      節水トイレは、従来のトイレが抱えていたデメリットを克服しただけではありません。節水トイレの主なメリットは、以下のとおりです。

      節水トイレのメリット
      • 水道代の節約が見込める
      • 清掃性に優れている
      • 最新の快適機能がある
      • デザイン性が高い

      節水トイレにリフォームすれば、1回の洗浄水量が従来の約13Lから、最新モデルでは5L以下へと大幅に減少し、年間で約1.3万円以上の水道代節約効果が見込めます。(4人家族の場合)また、TOTOの「セフィオンテクト」やLIXILの「アクアセラミック」などの独自の防汚素材により、汚れや水アカが付着しにくくなり、日々の掃除の手間も軽減できます。

      節水トイレと「非節水型トイレ」の見分け方は?

      ご自宅のトイレが節水型かどうか、またはどの程度節水効果があるかを知るための最も簡単な方法は「1回の洗浄水量」を確認することです。

      多くのトイレは、便器の側面やタンクの裏側、あるいは蓋を開けた内側に、製品品番が記載されたシールが貼られています。その記載されている品番をメーカーのホームページで検索すると、その製品の洗浄水量を正確に確認できます。

      節水トイレにリフォームすべきか迷ったら?

      特に、ご自宅のトイレが10L以上の水を消費している場合は、最新の節水トイレにリフォームすることで、水道代の節約効果が大きくなります。

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      【まとめ】節水トイレのデメリットは最新技術で解決!まずはリフォーム業者に相談しよう

      この記事では、節水トイレのデメリットやリフォームの注意点、費用相場などを詳しく解説しました。

      節水トイレにおいて、「詰まりやすい」「汚れやすい」といったかつてのデメリットは、TOTOの「トルネード洗浄」やLIXILの「アクアセラミック」、Panasonicの「激落ちバブル」といったトイレメーカー各社の最新技術によってすでに過去のものとなりつつあります。

      現代の節水トイレは、水道代を大幅に節約し、清掃性や快適性を劇的に向上させる非常に合理的な選択肢です。

      なお、節水トイレへのリフォームを成功させるためには、ご自宅の水圧や排水方式に合わせた機種を選ぶ必要があります。補助金制度の活用も含めて、まずは信頼できる専門業者に相談し、現地調査を行ってもらうことから快適なトイレ空間へのリフォームをスタートさせましょう。

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      この記事の監修者プロフィール

      【監修者】下久保彰

      2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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