トイレの引き戸リフォームは後悔する?費用やデメリットの対策を徹底解説!

トイレドアを引き戸に交換すると、デッドスペースが減り、トイレ引き戸介護などの面でもメリットが得られます。ただし、トイレ引き戸音漏れやニオイ対策も検討が必要です。また、開き戸よりも費用が高い点もトイレ引き戸デメリットと言えます。

トイレドアを引き戸に交換して後悔しないためには、こうしたデメリットも理解した上で「トイレドアは何を重視して選びたいか」についてプロと相談して決めることが重要です。家族全員が安全に使える引き戸にリフォームして、今より広々使える理想のトイレを実現させましょう。

2025年11月21日更新

監修記事
まずは無料お見積もりから

【比較】トイレの引き戸・開き戸・折れ戸の違い

トイレドアの交換でよく採用されるのは「引き戸・開き戸・折れ戸」です。最近はトイレの引き戸にもおしゃれなデザインが増えていますが、まずは機能面の違いを理解しておきましょう。

特徴引き戸開き戸折れ戸
主な特徴開けやすく安全防音・防臭に優れる開閉スペースが小さく済む
注意点音漏れしやすい開閉スペースが必要掃除がしにくい
指をはさみやすい
省スペース
費用相場高い安い普通
どれを選ぶべき?
引き戸
  • 限られた空間を有効活用したい
  • 介護などでトイレをバリアフリーにしたい
開き戸
  • リフォーム費用を抑えたい
  • プライバシーを確保したい
折れ戸
  • トイレのドアの開閉スペースが比較的狭い
まずは無料お見積もりから

トイレの引き戸リフォームを検討する際の3つのポイント

トイレのドアを引き戸にリフォームする際は、後悔しないために以下の3つを確認しましょう。

特に、トイレドア交換で引き戸にする場合は「そもそもリフォームが可能か」ということについて、プロに確認する必要があります。

POINT
戸を引き込む壁面スペースは十分か

トイレドアの引き戸リフォームで最も重要なのが「壁面スペースの確保です。 引き戸は横にスライドするため、ドアの幅と同じくらいのスペースが必要です。

必要なスペースの目安
アウトセット引き戸

壁の外側をスライドするタイプ。
ドア幅と同じスペースが左右どちらかに必要です。

引き込み戸

壁の中に収納するタイプ。
「ドア幅+戸袋の厚み分」のスペースが必要です。

POINT
壁の構造はリフォームに対応できるか

トイレドアの引き戸リフォーム費用を正確に算出するためにも、既存の壁の構造チェックは必須です。

引き込み戸の場合

壁を解体する必要があります。解体時は、壁内に柱や配管がないか確認が必要です。

上吊り引き戸の場合

天井や壁の補強が必要になることがあります。

特に、引き戸を吊り戸に変える費用の見積もりを取る際は「補強工事費」が含まれているか確認しましょう。

POINT
安全に出入りするための開口幅は確保できるか

トイレ引き戸の幅を決める際は、注意が必要です。枠やハンドルの関係で、実際に通れる幅(有効開口幅)が狭くなることがあるためです。

推奨される開口幅
車椅子の場合

80cm以上推奨

介助が必要な場合

さらに広い幅が必要

幅を確保したい場合は、2枚連動引き戸トイレの採用もおすすめです。

まずは無料お見積もりから

トイレの引き戸リフォームのデメリットと対策

トイレの引き戸リフォームで後悔しないために、デメリットと対策を知っておきましょう。

【デメリット1】音漏れ・ニオイ対策が必要

引き戸は構造上、気密性が低く隙間ができやすいのが特徴です。そのため、トイレの引き戸は音漏れやニオイが気になることがあります。

対策
  • 気密パッキン付きの製品を選ぶ
  • 隙間テープで隙間を埋める
  • 脱臭機能付き換気扇にする

【デメリット2】開き戸よりも設置費用がかかる

開き戸を引き戸に変える費用は、開き戸の新設よりも高くなりがちです。これは、レールや戸袋の設置工事が必要になるためです。

対策
  • トイレにアウトセット引き戸を選ぶ

既存の壁を利用するため、壁の解体工事が不要で費用を抑えられます。

【デメリット3】レールにホコリが溜まりやすい

床にレールがあるタイプは、溝にゴミやホコリが溜まると動きが悪くなります。

対策
  • 上吊りタイプを選ぶ

床にレールがないため、掃除が劇的に楽になります。

【デメリット4】指を挟む危険性がある

引き戸は閉める際に、枠と扉の間に指を挟んでしまう危険性があります。
特に、小さなお子様がいる家庭では注意が必要です。

対策
  • ゆっくり閉まる「ソフトクローズ機能」付きの製品を選ぶ
  • 指はさみ防止のストッパーを設置する
まずは無料お見積もりから

トイレの引き戸リフォームにかかる費用

トイレの引き戸リフォームにかかる費用は、10〜50万円が目安です。

リフォーム内容費用相場
(材・工)
引き戸本体のみ交換10〜25万円
開き戸を引き戸に変える10〜50万円

既存の引き戸を吊り戸に変える費用なども、レールの撤去や補強工事の有無で変わります。

開き戸→引き戸のリフォーム費用
引き戸の種類費用相場
(材・工)
標準引き戸10〜25万円
アウトセット引き戸15〜30万円
引き込み戸25〜40万円
2枚連動引き戸30〜50万円
まずは無料お見積もりから

トイレの引き戸リフォームで活用できる補助金・助成金制度

2025年のトイレの引き戸リフォームでは、以下の制度が使える可能性があります。

【2025年度】活用できる補助金・助成金制度

トイレのドア交換やバリアフリー化が対象になるか、事前に確認しましょう。

まずは無料お見積もりから

トイレの引き戸リフォームのメリット

トイレの引き戸リフォームにはデメリットもありますが、それを上回るメリットがあります。

【1】ドアの開閉スペースが不要

トイレが1畳程度の場合でも、引き戸にリフォームするとデッドスペースがなくなり、空間を広く使えます。

【2】トイレの引き戸は介護に最適

少ない力で開閉でき、高齢者や子どもでも使いやすいのが特徴です。上吊りタイプなら段差もなくなり、より安全です。

【3】廊下の人とぶつからない

引き戸なら、ドアを開けた瞬間に廊下を歩いている人と衝突する危険がありません。

【4】床の段差をなくせる

引き戸を吊り戸(上吊り戸)にリフォームすれば、床をフラットにできるためつまずき防止になります。

まずは無料お見積もりから

トイレの引き戸の代表的な3つの種類と特徴

【1】壁の中に収まる「引き込み戸」

すっきり見せたい場合におすすめです。

【2】壁工事不要の「アウトセット引き戸」

リフォーム費用を抑えたい場合に最適です。

【3】開口が広い「2枚連動引き戸」

広い開口幅が必要な、トイレの介護リフォームにおすすめです。

まずは無料お見積もりから

【目的別】主要メーカーで人気のトイレ引き戸

トイレの引き戸をおしゃれにしたい

ラシッサ
LIXIL

トイレの音漏れが気になる

ieria(イエリア)
DAIKEN

天然木の風合いを楽しみたい

ピノアースシリーズ
WOODONE

耐久性と安全性を重視したい

ベリティス
Panasonic

まずは無料お見積もりから

トイレの引き戸をおしゃれにリフォームするポイント

【1】デザイン性の高いドアを選ぶ

天然木やガラス入りなど、こだわりのデザインを選びましょう。

【2】引き手にこだわる

真鍮(しんちゅう)やアイアンの引き手(取っ手)に変えるだけで、雰囲気が変わります。

【3】トータルコーディネート

壁紙や床材と合わせることで、統一感のある空間になります。

まずは無料お見積もりから

【Q&A】引き戸のトイレドアに関するよくある質問

引き戸が引っ掛かる・重くなる原因は?
引き戸が引っ掛かる・重くなる原因
  • レールにゴミが詰まっている
  • レールが擦り減っている
  • 戸車が故障している
  • 住まいの建付けが悪くなっている
トイレの引き戸の耐用年数は?

トイレの引き戸の耐用年数は、一般的に10〜20年です。

戸車(ローラー)などの部品類は、5年未満でも交換が必要になる場合もあります。

トイレの引き戸の向きは変えられる?

トイレの引き戸の向きを変えることは可能です。

ドアのタイプや構造によって、施工の難易度や費用は大きく異なるため、まずは専門の業者に現地を見てもらいましょう。

トイレの引き戸の掃除方法は?

トイレの引き戸の掃除は、乾拭きとゴミ取りが基本です。

レールは掃除機や歯ブラシでホコリを取り、濡れ雑巾で拭きます。落ちない汚れは、中性洗剤を薄めた液で拭き取りましょう。

トイレの引き戸における子どもの安全性を高める方法は?

トイレの引き戸における子どもの安全性を高めるには、開閉を制限する「引き戸ストッパー」や、指を挟む隙間を塞ぐ「指はさみ防止ガード」が有効です。

子どもが内側から鍵をかけて閉じ込められないよう、手の届かない位置に補助錠を付けたり、鍵を交換したりする対策も重要です。

広さ1畳のトイレは引き戸と開き戸どちらがおすすめ?

1畳のトイレで、快適性や安全性を優先するなら、引き戸がおすすめです。

高齢者や体の不自由な方がいる家庭や、バリアフリー化を考えている場合は、引き戸のメリットが非常に大きくなります。

トイレリフォームの業者選びで後悔しないために

必ず複数の相見積もりを比較しましょう!

リフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なります。

とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいるでしょう。

そのような方こそハピすむの一括見積もり比較を活用しましょう!
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで、審査を通過した1000社以上から、まとめて見積もりを依頼できます。

無料の見積もり比較はこちら>>

ハピすむでリフォームされた方には最大10万円分の「ハピすむ補助金」もご用意しています!

詳細はこちら>>>ハピすむ補助金プレゼントキャンペーンの流れ

まずは無料お見積もりから

この記事の監修者プロフィール

【監修者】ディバルコンサルタント株式会社 代表 明堂浩治

ディバルコンサルタント株式会社

明堂浩治

芝浦工業大学工学部建築工学科を卒業。大手建設会社で20年勤務した後、独立しコンサルタント業を始める。

LINE 友達追加
まずは無料お見積もりから
【お住まい周辺】
無料一括最大3社
リフォーム見積もりをする