電動シャッターにリフォームするデメリットは?後悔しないポイントも解説

「窓のシャッターを電動にリフォームしたいけど、デメリットはあるのか」と疑問に思う人もいるでしょう。電動シャッターのリフォームは、身体の負担を大きく軽減する一方、手動シャッターに比べてコストがかかります。そこで今回は、電動シャッターのリフォームで後悔しないためのポイントなどを解説します。

2025年03月14日更新

監修記事
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電動シャッターにリフォームするメリット

電動シャッターのリフォームを行うと、防犯性能が向上したり、開閉時の負担を減らせたりなど4つのメリットがあります。

ここでは、電動シャッターにリフォームするメリットを、わかりやすく説明します。

【メリット1】防犯対策になる

電動シャッターを閉め切っていれば、簡単に窓から侵入できないため、防犯対策になります。

警察庁によると、侵入窃盗の侵入口は、戸建住宅では窓が1位という報告があります。

出典:住まいる防犯110番(警察庁)

特に、タイマー機能付きの電動シャッターにリフォームすれば、更に利便性や防犯性がアップします。

長期間不在の場合、窓のシャッターが閉まりっぱなしだと、留守だと気付かれやすくなります。

タイマー機能で朝にシャッターを開け、夕方に閉めるよう設定しておけば、近隣住民などに留守だと気付かれにくく、防犯対策を強化できおすすめです。

窓に電動シャッターをつけることで、空き巣などの防犯対策になり安心でしょう。

【メリット2】台風などの自然災害から窓を守れる

窓に電動シャッターを取り付ければ、暴風被害から、窓ガラスを守れます。

台風などの際は、飛来物などにより窓ガラスが割れ、雨水が浸入する危険性があります。

しかし電動シャッターを後付けすれば、暴風などによる飛来物から窓を守ってくれるため、安全に生活できるでしょう。

【メリット3】開閉時の身体への負担を軽減できる

窓のシャッターは開閉時の人による労力を必要としないため、肉体的な負担を軽減できます。

窓のシャッターには、電動の他に手動のものがあります。

手動シャッターの開け閉めは、場所にもよりますが、伸びあがったりかがんだりといった動きが必要です。

また、小柄な人の場合、シャッターに届きにくく、開閉作業を不便に感じる人もいるでしょう。

電動シャッターは部屋にいながらシャッターの開け閉めができるため、身体的にも精神的にも負担を減らせます。

【メリット4】開閉時の騒音を軽減できる

電動シャッターは、自動でゆっくりと開閉を行うため、騒音を軽減できます。

手動シャッターの開閉は勢いがつきやすいため、大きな音が発生しやすく、近隣住民への迷惑が不安になってしまいます。

しかし、電動シャッターなら一定の速度でゆっくりと開閉するため、騒音の発生を最小限に抑えられるでしょう。

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電動シャッターにリフォームするデメリット

電動シャッターへのリフォームは、手動のものに比べるとコストが高めなどのデメリットが存在します。

ここでは、電動シャッターのデメリットについて詳しく説明するため、メリットと合わせて検討しましょう。

【デメリット1】手動シャッターに比べてコストが高め

電動シャッターのリフォームは、手動シャッターに比べるとコストが高めです。

これは、電動シャッターの後付けには手動シャッターにはない電気工事が必要なことも、コストの差に大きく起因しています。

さらに、電動シャッターでは、毎日の開け閉めも電気代がかかります。

電動シャッターの開閉時にかかる電気代は微々たるものですが、手動シャッターと比較した場合にはコストがかかると言えるでしょう。

手動シャッターでも価格が高い場合も

手動シャッターでも、窓のサイズやシャッターの仕様によっては、電動シャッターより費用が高くなる場合もあります。

【デメリット2】停電時は手動による対応が必要

電動シャッターは電気がないと自動で開閉が行えないため、停電時は手動の対応が必要になります。

しかし、多くの電動シャッターは手動に切り替えが可能なタイプで、万が一の場合でも開閉を手動で行えます。

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電動シャッターの種類と特徴

電動シャッターには、以下の種類と特徴があります。

電動シャッターの種類特徴
クローズドタイプ
(標準)
一般的なシャッター風も光も通さないシンプルデザイン
採光・通風タイプブラインドのような切れ込みなどの加工が施されている
シャッターを閉めても風を通したり、光を通したりが可能
耐風タイプ台風などの暴風に強い耐久性を持ったシャッター
飛来物が当たっても折れにくく破損しにくい

電動シャッターはタイプの他に、色の種類も豊富なため、外壁の色も考慮して選びましょう。

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電動シャッターの後付けにかかる価格の目安

既存の窓に電動シャッターを後付けする場合、タイプ別に費用が異なります。

電動シャッターの後付け価格は、以下が目安です。

電動シャッターの種類費用相場
(1箇所あたり)
クローズドタイプ20万円前後
採光・通風タイプ20万~40万円
耐風タイプ20万~40万円

電動シャッターの後付け費用は、本体価格だけでなく、電気工事代も必要です。

そして、窓の大きさによっても、価格は変動します。

また、バルコニーがない2階の窓へ設置する場合は仮設足場が必要になり、別途費用がかかります。

建物の条件によって、大幅に価格が変更になる可能性があるため、注意しましょう。

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電動シャッターのリフォームで後悔しないために確認するべきポイント

電動シャッターのリフォームで後悔しないためには、電気配線の経路やメンテナンス方法など6つのポイントがあります。

これらのポイントを押さえておけば、業者との話し合いもスムーズに進められるでしょう。

【ポイント1】電気配線の経路

電動シャッターを設置するときは、電気配線の経路を確認することが重要です。

電気配線の経路を確認する際のポイント
  • 電動シャッター用の電源はどこからとるか
  • 電気配線が露出する箇所はないか
  • 電気配線が露出した場合の対処方法はどうするか

電気配線が露出してしまうと、建物の外観を損ねる可能性があります。

そのため、外壁に合わせて塗装したり、化粧モールを取り付けたりなどの工夫ができるかを、業者に確認しましょう。

先に確認しておくことで、追加工事による出費を予防できます。

【ポイント2】停電時の手動による開閉

万が一停電になった際には、手動でシャッターを開閉できるかも確認ポイントです。

また、平時でも手動で開閉できるかも確認しましょう。

停電時だけでなく、故障などでシャッターが自動で開閉できなくなる場合もあります。

電気を使わなくても開け閉めできる電動シャッターなら、安心して使い続けられるでしょう。

【ポイント3】障害物感知機能の有無

電動シャッターに、障害物感知機能がついているかも確認しましょう。

障害物感知機能とは、シャッターに物が挟まりそうなときにセンサーなどで感知して、自動停止する機能です。

特に子どもがいる家庭では、子どもが窓に腰掛けるなどしているのに気付かずに電動シャッターを閉めると、大事故になりかねません。

障害物感知機能がついていれば、シャッターが自動で止まるため事故を防げます。

安全を考慮するなら、障害物検知機能がついているものを選ぶと良いでしょう。

【ポイント4】メンテナンス

電動シャッターのメンテナンスをリフォーム前に確認しておくと、思わぬ出費を抑えられます。

これは、交換やメンテナンス費用が想定より必要になるケースがあるためです。

電動シャッターのメンテナンスに関して確認すべき点
  • 電動シャッター本体の耐用年数
  • メンテナンスが必要な箇所(塗装や部品交換など)
  • メンテナンスサイクル
  • メンテナンスコスト

リフォーム前に電動シャッターのメンテナンス方法を確認しておくことは、将来の出費を抑えるためにも重要です。

【ポイント5】仮設足場の設置

電動シャッターのリフォーム時に、仮設足場が必要になるかも確認しておきましょう。

バルコニーのない2階などの窓に電動シャッターを後付けする場合は、仮設足場が必要になります。

仮設足場の設置は別途費用がかかるため、どのくらいの予算がかかるかを確認しておくと安心です。

電動シャッターを後付けする窓が多いと、本体代だけでなく、仮設足場を含む工事代もかさむため、必ず確認しましょう。

【ポイント6】窓まわりの外壁におけるタッチアップ

手動シャッターから電動シャッターに交換する際は、窓まわりの外壁に色違いが発生するおそれがあるため、必要に応じてタッチアップが必要です。

タッチアップとは、窓と外壁の境目の色に違いが生じた際に、外壁に合わせるため部分塗装を施すことをいいます。

例えば、何度か外壁塗装を行っている建物で、既存の手動シャッターから小さいサイズの電動シャッターに交換した場合、窓まわりの一部の壁が外壁の色に合わないことがあります。

その際に、色の違いを補正するために部分塗装をし、違和感のない外観に仕上げます。

この部分塗装には別途費用がかかるため、事前に業者に確認しておくと、リフォーム後の後悔が少なくなるでしょう。

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【Q&A】電動シャッターのリフォームに関するよくある質問

電動シャッターにリフォームできないケースはある?

以下の用途地域がでは、電動シャッターにリフォームできない場合があります。

電動シャッターにリフォームできない用途地域
  • 防火地域
  • 準防火地域

こちらの地域は、火災の際に延焼を防ぐため、窓ガラスを防火ガラスにするか、防火シャッターを設置するかが必要です。もし、防火ガラスでない場合は、電動シャッターにはリフォームできません。

手動シャッターのリフォームにかかる価格の目安は?

手動シャッターのリフォームの費用相場は、本体と工事代を含めて10万〜20万円が目安です。

ただし、窓の大きさやシャッターのグレードなどによって、価格は大きく変動します。また、シャッターを後付けしたい窓が複数枚ある場合は、枚数分の費用がかかるため、全体のリフォーム費用が大きくなるでしょう。

手動シャッターを電動化することは可能?

手動シャッターを電動化することは可能です。

しかし、既存の手動シャッターの仕様によっては、電動化の工事ができない場合もあるため注意しましょう。手動シャッターの電動化を検討する際は、あらかじめ専門業者に現地調査を依頼すると安心です。

電動シャッターの後付けは自分でできる?

DIYによる電動シャッターの後付けは、基本的にはNGです。

電動シャッターの後付けには電気工事が必要なため、資格保有者でないと工事ができません。電動シャッターの後付け工事の費用を抑えたいなら、複数の業者から相見積もりを取得しましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社KURODA一級建築士事務所 坂田理恵子

株式会社KURODA一級建築士事務所

坂田理恵子

一級建築士、一級施工管理技士。和歌山市で設計事務所に勤務。住宅のリフォームや新築を中心に携わり、女性目線で、家事や掃除、片付けがしやすく暮らしやすい家の提案を行う。

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