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2018年11月30日更新
布クロスのメリット・デメリットは?
布の壁紙は様々な種類がありますが、高級感がある織物のクロスは、今もホテルや結婚式場などで使われています。織物や不織布などの温もりが感じられる布製のクロスの特徴と、リフォームで布クロスに張替える場合のメリットとデメリットについてみていきましょう。
壁紙のリフォームで使用する布クロスの特徴と種類について
漆喰や珪藻土などの土壁(湿式工法)の文化から、石膏ボートを下地に施工して、その上に糊をつけて、クロスを張るという現代の乾湿工法に移行した頃(1960年代)は今よりも布クロスを多く使用していました。
もともと、クロスは「cloth」という英語で、布または布地を意味する言葉なので、本来は布の壁紙を指したものだったといわれています。
その後、安価で簡単に施工できるビニールクロスが主流になり、現在ではビニールクロスのシェアは9割以上を占めています。反対に布クロスは壁紙全体の1%にも満たない現状です。
しかし、近年の自然素材ブームもあり、織物や編み物、または不織布などの素朴で温もりのある布クロスも注目されつつあるようです。

素材はカジュアル感を演出しやすい木綿や麻、高級感があるシルク、または様々な織り方に対応できるポリエステルやレーヨンなどがあります。
布クロスの織り方などの種類
織物の織り方は、さらしの木綿やブロードに代表される平織、デニムやサージ、ヘリンボーンに代表される綾織、サテンに代表されるツヤと光沢感がある朱子織などがあります。
また、織物のように織るのではなく、繊維を熱処理で圧縮したり、科学的に絡み合わせたりしてシート状にしたものを不織布と呼びます。フェルトやフリースなども不織布です。

他には、紙などに静電気の作用で植毛したものや、ループ状の編み物組織のものなどがあります。
これらの様々な布の裏に紙を裏打ちした壁紙を、布クロスと呼んでいます。
リフォームで布クロスに張替えるメリットについて
織物というと単純な織り方で、単色というイメージがあるかもしれませんが、花柄を織ったものや、ゴブラン織り調のものなど、色やデザインも比較的豊富です。その他のメリットについてもみてみましょう。

自然素材
木綿や麻などは自然を感じることができる風合いがあるので、オールドアメリカンなどの部屋のインテリアには素朴さを演出することができます。
織り方を楽しむ
厚手で凹凸感のある布地のクロスは高級感があります。リビングや応接間に使用することで、落ち着きと重厚感を味わうことができます。
吸湿性・放湿性
布は通気性が良く、調湿性もあります。水分を吸収し、乾燥時には放湿してくれるので、結露などが発生しにくいというメリットがあります。
また、厚みがあるので断熱効果や遮音効果も期待できます。
丈夫である
布はとても丈夫で破れにくく、経年変化を楽しむこともできるので、ビニールクロスのように頻繁に張替える必要がないというメリットがあります。
安心
ほとんどが自然素材なので、科学物質によるシックハウス症候群やアレルギー体質の人にも比較的安心して選ぶことができます。
クロス張替えのリフォームで布クロスにした場合のデメリット
布クロスのメリットについてみてきましたが、反対に布クロスに張替えをする場合のデメリットとは何なのでしょうか?
価格について
布のクロスは比較的安価なレーヨンから高級シルクまで、価格の幅が広いのが特徴ですが、全体的にビニールクロスに比べると高価になります。
施工が難しい
織物の繊維は伸縮するために施工は難しく、熟練の職人さんを探さなくてはなりません。そのため、施工費用が高くなることがあります。また、継ぎ目が目立ちやすいというデメリットもあります。
汚れが落ちにくい
布の特性で、汚れがつくと落ちにくいというデメリットがあります。しかし、最近は防汚加工や撥水加工などの機能がついているものが多くなっています。
防火認定について
布クロスは防火認定を受けているものが少ないため、キッチンなどで使用できるクロスの選択肢が限られてしまうというデメリットがあります。
特にマンションなど集合住宅の場合は、地域により内装制限が適用され使用できない素材もあるので確認が必要です。
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