国分寺市のリフォーム会社113選！事例・口コミも掲載

国分寺市におけるリフォームの特徴

国分寺市の住宅に関する理念・基本方針

国分寺市では、下記の5つを主軸にして住まい・まちづくりに取り組んでいます。

1. 誰もが住み続けたい・住みたい住まいづくり
2. 災害や犯罪に強い安全・安心の住まいづくり
3. 環境負荷の軽減や良好な景観の形成に配慮した住まいづくり
4. 既存ストックの活用・維持管理を重視した住まいづくり
5. 良好なコミュニティを育む住まいづくり

参考：国分寺市-国分寺市住宅マスタープラン

上記の5つを基本方針にし、誰もが住みやすい住宅・住まいづくり、子育て世帯が魅力を感じる住環境の形成、高齢者や障害者も安心して住むことのできる住宅・住環境づくりに力を入れています。

また災害に強く防犯性の高い住まいづくり、省エネルギー性に配慮した住まいづくりにも取り組んでいます。

国分寺市の景観条例にかかわるリフォームの制限

国分寺市では「国分寺市まちづくり条例」に基づいて作られた「国分寺市景観まちづくり指針」を策定しています。

国分寺市が目標とする景観像は「緑と水と歴史に彩られた美しいまち国分寺」です。

国分寺市は武蔵野台地上にあり、国分寺崖線と呼ばれる美しい自然の地形や、鎮守の森や湧き水・用水などの貴重な水辺の景観を大切に考えています。

また武蔵国分僧寺跡や武蔵国分尼寺跡などの歴史的な景観資源を保全し、地域の歴史文化に配慮した景観づくりにも取り組んでいます。そして国分寺市の豊かな自然と歴史文化などと調和した町づくり・住まいづくりを目指しています。

国分寺市では上記のような特徴的な自然・歴史的資源と住宅が景観のなかで調和するように、住宅などの建物を建築する場合には景観に関する配慮事項を取り決めています。

例えば、住宅地での建築物の形状を揃えて街並みに一体感を出すことが推奨され、屋根の形状や勾配を揃えることでも一体感が出せるため、配慮事項として挙げられています。

そして住宅の外壁や屋根の塗装は、派手な色彩を使わずなるべく落ち着いた色合いにすることが大切とされています。具体的な外壁の推奨色としては、色相が0R〜5Yの場合は彩度6以下、その他の色相の場合は彩度2以下となっています。

国分寺市の地震の危険度や被害予想

　
今後、国分寺市に大きな被害をもたらす地震として予測されているのは、立川断層帯地震（M7.4）や多摩直下地震（M7.3）があります。

立川断層帯地震での国分寺市の予測最大震度は震度7、多摩直下地震での予測最大震度は震度6強とされています。

立川断層帯地震での国分寺市の建物被害予想では、建物全壊が約2,000戸、建物半壊が約3,000戸となっています。またこの地震による火災での建物焼失件数は約5,000戸とされています。

また多摩直下地震での国分寺市の建物被害予想では、建物全壊が約1,000戸、建物半壊が約3,000戸となっています。
　
国分寺市ではこれらの規模の地震が発生した場合の地域危険度を5つのランクにわけて評価しています。ランク5がもっとも危険度が高く、ランク1がもっとも危険度が低くなります。

地域別建物倒壊危険度は次の表の通りとなります。

また地域別建物焼失危険度は次の表の通りです。

参考：東京都都市整備局-地震に関する地域危険度測定調査 地域危険度一覧表

国分寺市の掲げる耐震化への取り組みと現状

2022年に改訂された国分寺市により公表された国分寺市耐震改修促進計画によると、国分寺市の住宅総数は約30,000戸で、そのうち約26,000戸が耐震性を満たしており、国分寺市の耐震化率としては86.9％となっています。

参考：国分寺市-国分寺市耐震改修促進計画

国分寺市では2018年から国分寺市住宅耐震化緊急促進アクションプログラムを策定して、さらなる住宅耐震化を目標に取り組んでいます。

具体的な取り組み内容としては、助成事業と耐震化への啓発活動があげられます。

啓発活動としては、木造住宅への戸別訪問や訪問耐震相談、木造住宅耐震診断士派遣事業などがあります。

また助成事業としては、木造住宅耐震改修工事での費用の一部を助成しています。具体的には耐震改修後の上部構造評点が1.0以上となる改修工事や、除却工事があげられます。

国分寺市で定められている防火地域のリフォームの制限

国分寺市で防火地域に指定されているのは商業地域です。具体的にはJR国分寺駅とその周辺、駅前から東西南北にのびる主要道路とその周辺地域です。本町2〜4丁目の一部、南町3丁目が該当します。

また西国分寺駅とその周辺の泉町3丁目の一部も防火地域に指定されています。

国分寺市のそれ以外の地域では、ほぼ全域が準防火地域に指定されています。

参考：国分寺市-国分寺都市計画図

国分寺市のこれらの地域で建物を建築したりリフォームをおこなう場合は、一般の地域より耐火性能の高い施工が必要です。
　

防火地域のリフォームの具体的な制限内容

防火地域や準防火地域でのリフォーム時の制限は、該当する建築物の構造の種類により異なります。

国分寺市のリフォームの実施状況

2017年に国分寺市によって改訂された「国分寺市住宅マスタープラン」では、国分寺市が過去に調査をおこなったリフォームに関する実施状況などが確認できます。

2008年と2013年の調査によると、リフォームの実施状況としては、65歳以上の世帯員がいる世帯は両年でともに「キッチン、トイレ、浴室、洗面」と「屋根、外壁」の割合が高くなっています。

総合的に2008〜2013年にリフォーム件数は増加しており、特に「屋根、外壁」のリフォームが多くおこなわれました。

逆にリフォームの実施が少なかったのは「窓・壁の断熱、結露防止」でした。

またリフォームに関する国分寺市民の意識調査では、リフォームの必要性を感じている割合は43.1％となっています。（リフォームを実施済み20.4％を含む）

リフォームが必要と思う箇所としては、「増築・間取りの変更」が60.0%ともっとも多く、ついで「収納スペースの改善」が46.1%、「水回りの設備（キッチン、浴室、トイレ）」が43.8%となっています。

参考：国分寺市-国分寺市住宅マスタープラン本編（前半）

国分寺市の住宅リフォームに関する相談件数

2022年の住宅リフォーム・紛争処理支援センターの住宅相談統計年報の調査では、国分寺市が属する東京都から住宅リフォーム・紛争処理支援センターに寄せられたリフォーム相談件数は2021年度で1,885件とされています。

参考：住宅リフォーム・紛争処理支援センター-住宅相談統計年報2022 資料編

国分寺市に開設されている国分寺市消費生活相談室では、原則として国分寺市にお住まいの方を対象に消費生活全般に関する相談を受け付けています。

悪徳業者とのトラブル、事業者との契約内容についての心配事や問題点などについて、消費生活相談室の相談員に相談することができます。

参考：国民生活センター-国分寺市消費生活相談室

国分寺市の住宅データ

2023年3月時点での国分寺市の調査によると、国分寺市の人口は約128,000人でした。前年の2022年3月時点での人口も約128,000人だったため、人口の増減はほぼなく、横ばいの状態となっています。

参考：国分寺市-国分寺市の人口

2018年の総務省統計局による住宅・土地統計調査では、国分寺市が属する東京都の持ち家率は45%で、全国の持ち家率の61.2%よりかなり低いです。

参考：総務省統計局-平成30年 住宅・土地統計調査

国分寺市が属する東京都で新築の建築件数がもっとも多かったのは、2023年1月に公表された国土交通省の建築着工統計調査報告によると、1990年から2021年までの約30年の間で1990年がもっとも多く、221,686戸となっています。

参考：国土交通省-新築着工統計調査報告