多摩市のリフォーム会社116選！事例・口コミも掲載

多摩市におけるリフォームの特徴

多摩市の住宅に関する理念・基本方針

多摩市では「ゆとりと豊かさが感じられる 住まい・住環境の実現」という基本理念のもと、以下の4つの基本目標を設定しています。

目標1：住みやすさの魅力を高め未来へつなぐ住まい・住環境づくり
目標2：住み続けられる安全・安心な住まい・住環境づくり
目標3：市民との協働による持続可能な住まい・住環境づくり
目標4：健幸都市の実現を目指した住まい・住環境づくり

基本目標の詳細には、昭和40年代の開発から時間が経過し魅力が薄れつつある多摩市が、ニュータウン再生などによって再び魅力あるまちに変わってきていることを発信していくことなどが最初に掲げられています。

さらに、若年世帯とその親世帯が近居することで住みやすい環境にするための取り組みや、防災・防犯性の高い住まいづくりのための取り組み、地域コミュニティの活性化への取り組みなども施策として挙げられています。

多摩市の景観条例にかかわるリフォームの制限

多摩市には独自の景観条例はありませんが、東京都の景観計画ではほとんどの地域が丘陵地景観基本軸の対象区域となっています。

参考：東京都都市整備局ー景観計画区域内における地区区分

そのため、高さ10m以上の建物の増改築や外観の形状や色を含むデザインの変更の際には、届出が必要となります。

また、工事の際には眺望を妨げない配置や高さにしたり、圧迫感のある長大な外壁を避ける、周囲の緑との調和を図るために定められた基準の色彩にすることなどが必要です。

参考：丘陵地景観基本軸

多摩市の地震の危険度や被害予想

　
多摩市への影響が大きいと考えられる多摩東部直下地震が起きた場合、多摩市内では多くの地域が震度6弱、一部では震度6強と想定されています。

また、多摩市の防災マップでは府中市との市境や市の中央部などで液状化の危険度が高いことが示され、被害としては多摩市内での建物全壊棟数は1,270棟、死者11名と想定されています。

参考：多摩市防災マップ

とはいえ、建物倒壊危険度が5段階評価で確認できる東京都都市整備局の地震に関する地域危険度測定調査で見ると、多摩市はほとんどが危険度1となっており、地震による建物の倒壊危険度は低い地域であることがわかります。

参考：東京都都市整備局　地域危険度一覧表

多摩市の掲げる耐震化への取り組みと現状

2008年に公表された多摩市耐震改修促進計画によると、2003年度時点の多摩市の住宅数約58,470戸中、耐震性を満たす住宅は約47,570戸と見込まれ、耐震化率は81.4%となっています。

耐震化を促進するため多摩市では木造住宅への個別訪問も含めた啓発活動の推進に加え、住宅セミナー等の開催による相談体制の充実を図っています。

そのほか、1981年5月31日以前に建てられた居住用の住宅に対し、耐震診断や耐震改修の助成も行っています。

多摩市で古い住宅のリフォームを行う際は、市の耐震改修支援制度を利用できる場合がありますので、確認してみることをお勧めします。

多摩市で定められている防火地域のリフォームの制限

多摩市は、桜ヶ丘や連光寺、聖ヶ丘の一部の地域を除き、ほとんどが防火地域もしくは準防火地域に指定されています。

防火地域と準防火地域は、それぞれに建ぺい率と容積率が定められているため、大規模な増改築を行う際には、建ぺい率と容積率が定められた範囲を超えないよう確認が必要です。

防火地域のリフォームの具体的な制限内容

防火地域や準防火地域でのリフォーム時の制限は、該当する建築物の構造の種類により異なります。

多摩市のリフォームの実施状況

2016年に多摩市が公表した資料によると、多摩市が属する東京都の年平均のリフォーム件数は約80,000件あり、住宅ストック全体の約1.5%となっているようです。

また、多摩市が2014年に行った市民へのアンケートによると、多摩市の住宅では広さや間取り、水回りの設備などへの満足度は高い傾向にありますが、省エネルギー対策については不満の声が多いという結果になっています。

多摩市の住宅リフォームに関する相談件数

2022年の住宅リフォーム・紛争処理支援センターの調査によると、多摩市が属する東京都で2021年度に寄せられたリフォーム相談の電話は1,885件でした。

参考：公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター　住宅相談統計年報2022　資料編

多摩市が設置している多摩市消費生活センターでは、買い物や契約トラブルに関する相談受付や、消費者教育や情報提供のための資料展示、消費生活講座などを行っています。

多摩市で行うリフォーム工事に関して疑問や業者との契約トラブルなどが生じた場合も、多摩市消費生活センターに相談してみるといいでしょう。

引用：多摩市消費生活センター

多摩市の住宅データ

2022年12月時点での多摩市の調査によると、多摩市の人口は約148,000人です。

前年同月の人口は約147,000人だったので、前年と比較すると約1,000人の増加となっています。

2013年時点の多摩市の持ち家率は52.7%でした。

同年の調査では多摩市が属する東京都の持ち家率は、全国で最も低い45.8%であったため、多摩市は東京都内では持ち家率が高い地域であるといえます。

参考：総務省統計局 平成25年住宅・土地統計調査

また、2022年1月に更新された国土交通省の建築着工統計調査報告によると、多摩市が属する東京都で1990年から2021年の約30年間で最も新築着工件数が多かったのは、1990年度で新築着工件数は221,686件ありました。

参考：国土交通省 – 建築着工統計調査報告

多摩市内の住宅の建築時期でも、持ち家だけで見てみると最も多い建築時期は1981年から1990年の約10,450戸であり、続いて多いのが2001年から2008年9月の約9,650戸となっています。