2021年10月15日更新

監修記事

床下浸水の効果的な乾燥方法が知りたい!

床下浸水の被害にあったとき、床下をしっかり乾燥させないとカビや異臭の原因になる恐れがあります。床下を完全に乾燥させるためにはどのような方法があるのでしょうか。今回は床下の乾燥方法や業者に依頼したときの費用相場などをご紹介します。

床下浸水処理の乾燥作業とは?

床下浸水の効果的な乾燥方法が知りたい!

 
床下浸水の被害にあった場合、排水・乾燥・消毒の作業が必要になります。

まず床下の水をバケツやモップなどを使用して「排水」していきます。次に「乾燥」です。床下の水がなくなったところで、扇風機などを利用して床下を完全に乾燥させます。そして最後に「消毒」を行います。

床下浸水では汚水も含まれているケースが多いため、病原菌をまき散らさないように床下を徹底的に消毒します。
 

床下浸水の原因

床下浸水の原因は洪水や津波などの水害や、水道の配管からの水漏れなどがあります。また住宅が道路より低い位置に建てられている場合、雨が降ることによって住宅に水が流れてくるケースもあるようです。

乾燥が必要な理由

床下浸水が起こったあと、しっかり乾燥させないと異臭やカビの原因となることがあります。また湿った木材はシロアリにとって住みやすい環境を与えてしまうため、シロアリ被害に遭いやすくなります。
 

床下の乾燥方法

 
床下浸水になってしまった場合、床下をどのように乾燥すればいいのでしょうか。床下の乾燥方法をご紹介します。
 

石灰を使用した乾燥方法

床下を乾燥させるために石灰を撒く方法があります。石灰の特徴や撒かれる理由などを詳しく見ていきましょう。

なぜ石灰が使われるのか

石灰には水を吸い込む働きがあるため、床下の水を排水したあとに石灰を使うことが多い傾向にあります。また石灰は強いアルカリ性のため消毒効果も期待できるようです。

石灰の注意点

「石灰は乾燥と消毒同時にできるからたくさん撒こう!」と床下に大量に撒いてしまうケースも少なくありません。しかし、石灰は多く撒き過ぎると床下に蓋をしてしまい地面の水分が蒸発できなくなってしまいます。

その結果、住宅内にカビが生えやすくなったりフローリングなどの床材が反ってしまうなどの被害にあってしまう恐れがあります。散布する際はミリ単位で薄く均一に散布しましょう。

また、石灰は目に入ってしまうと失明する可能性があるため、石灰を撒くときはゴーグルや手袋、マスクなどを着用した状態で作業しましょう。

生石灰と消石灰のそれぞれの特徴と効果的な使い方

生石灰と消石灰のそれぞれの特徴と効果的な使い方についてご紹介します。

【生石灰】

  • 原料:酸化カルシウム
  • 特徴:食品の乾燥剤として使われています。生石灰に水を加えると発熱する危険があります。生石灰は床下の乾燥時に使用することはありません。

【消石灰】

  • 原料:酢酸化カルシウム
  • 特徴:粉末状の石灰で、床下の乾燥に使用する石灰は消石灰です。アルカリ性で土を改良する際にも使われます。以前は学校のライン引きに使用されていました。

温風乾燥とは

温風乾燥とは、熱源を利用して温かい空気を床下に送り込み乾燥させる方法です。

温風乾燥のメリット・デメリット

温風乾燥のメリットは、床下が早く乾くことでしょう。天気が悪いと床下の乾きが悪く時間がかかりますが、温風乾燥は強制的に床下を乾かすことが可能になります。

しかし、温風乾燥にはデメリットがあります。熱源を利用し温かい空気を送ることで火事の心配があったり、床下の木材が反ったりひび割れを起こすなどの可能性があるため熱源を利用した温風乾燥はあまりおすすめできません。

風を送って強制的に乾燥させたい場合は、扇風機などの送風や冷風で床下を乾燥させるといいでしょう。
 

業者に依頼したときの床下の処理費用は?

 
床下浸水後の処理をするときに、自分で行う以外に業者に依頼して床下処理をしてもらう方法もあります。床下の乾燥を促すために、業務用の調湿材などを敷くリフォームを業者に依頼したときの単価相場は以下の通りです。
 

【業務用床下調湿材を施工するときの単価相場】

  • 価格相場:約15,000円~約30,000円/1坪

【業務用竹炭調湿マットを施工する時の単価相場】

  • 価格相場:約35,000円/1坪

床下浸水の原因の多くが天災または配管の不備による人為的なミスによるものです。

床下浸水した原因が建設会社などの配管ミスの場合は、施工ミスによる瑕疵の可能性があるため修理費用負担の交渉をするようにしましょう。

一方、豪雨などの水害だった場合、各自治体で公的な支援金が給付されるケースがあるため、気になる人は一度お住いの自治体に問い合わせててみるといいでしょう。

またお使いの火災保険でも床下浸水が保証対象の可能性がありますので、証券や問い合わせるなどして確認しましょう。
 

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社アートリフォーム

一級建築士をはじめ二級建築士、1・2級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター、宅地建物取引主任者など、有資格者のスタッフが多く在籍。創業から65年、全面改装から水回りのリフォーム、壁紙の張り替えなど、小規模から大規模案件まで年間6000件を超える、幅広い実績がある。

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