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2019年02月12日更新

床下浸水とは?処理方法を徹底解説!

大雨のニュースを目にすると、床下浸水の被害に遭った家が映し出されることがあります。もし床下浸水の被害に遭った場合、いったいどんな後処理をしたらいいのでしょうか。この記事では、床下浸水後の処理方法や費用について詳しく解説をしています。

  • 【監修者】株式会社KURODA一級建築士事務所 坂田理恵子
  • この記事の監修者
    株式会社KURODA一級建築士事務所
    坂田理恵子

床下浸水とは

床下浸水とは?処理方法を徹底解説!

 
近年、水による家屋への被害が目立って増えてきました。地域一帯が水の被害にあった際には、「床下浸水」や「床上浸水」といった表現がニュースで流れてきます。

はたして、どこまでの被害が「床下」浸水で、どこからが「床上」浸水なのでしょうか。その違いがどこにあるのかをみていきましょう。
 

床下浸水の定義

消防庁の「災害報告取扱要領」によると、床下浸水とは「床上浸水にいたらない程度に浸水したもの」と定義されています。

それでは、床上浸水とは、どの程度の被害を受けたものをいうのでしょうか。同要領では「住家の床より上に浸水したもの及び全壊・半壊には該当しないが、土砂竹林のたい積により一時的に居住することができないものとする」と定義されています。

このことから、床上浸水は床の上まで水が入り込み、さらには様々な物が流れ込んできて、当分の間、居住できない状態を指すことが分かります。

一方、床下浸水は水さえ引けば、少なくとも見た目の上では元の家屋の状態に回復していると言えます。

浸水50㎝が分岐点

なお、国土交通省の「川の防災情報」では、「一般の家屋では、浸水深さが50cm未満の場合は床下浸水、50cm以上になると床上浸水する恐れがあります」とされています。

これは、建築基準法で「床の高さは45㎝以上とする」と定められたことを根拠にしたものです。

昭和25年に施行された同法の規定により、一般的な住宅は床高を50㎝で設計している場合が多く、フラットな形状の敷地であれば、「浸水深さ50㎝」が床上浸水と床下浸水の分かれ目になります。
 

床下浸水後の処理・手順

 
いったん床下浸水の被害に遭うと、水が引いたからといって、直ちに元の生活に戻れる訳ではありません。泥水が床下まで流れ込んできたのですから、きちんと後処理をしないと、異臭やカビが家屋内に発生してしまいます。また、感染症対策も欠かせません。

床下浸水をしたら、まずは「排水」をして、次に「乾燥」、最後に「消毒」の順に作業を進めましょう。
 

排水

床下浸水した場合、たとえ周囲がコンクリート製の布基礎で囲われていたとしても、床下の換気口や土台の換気スリットから、家中の床下に泥水が入り込んでいます。

床下が土であれば、時間が経つにつれて、水が地下に浸透しますが、ベタ基礎や床下がコンクリート仕上げの場合は、周囲の水が引けた後も、床下に水が溜っています。

この水は、しばらくすると強烈な異臭がするので、直ちにに排水しなくてはいけません。溜った水の排水には、排水ポンプが最適です。家庭用の風呂用ポンプでは排水量が足りませんので、直ちに工業用の排水ポンプを購入しましょう。

乾燥

排水ポンプによって、ある程度排水できたとしても、地盤面には排水しきれなかった泥水が溜っています。また基礎、床組み、床下地に付着した泥もあります。これらは、きれいな水道水とブラシで洗い流しましょう。

洗い流した水や排水ポンプで排水できなかった泥水は、ほうきとちり取り、雑巾、新聞紙などですくい取ります。

次に、床下の乾燥を急ぎます。ただちに乾燥をさせないと、異臭やカビの原因になるばかりか、土台、束、床組みなどの建物部材が腐敗するおそれがあります。

身の周りにあるもので最も乾燥に有効な道具として使えるのは扇風機です。扇風機を総動員して、乾燥を急ぎましょう。この際、温風機やヒーターは、火災や木材の歪みの原因になるので、使用を控えましょう。

床下換気が機能していない場合や、床下点検口がない家屋の場合は、畳を外して一部の床板をめくることも必要です。

ただし、フローリング仕上げの床は、素人ではめくることが困難です。必ず専門家に相談しましょう。めくった後は、床下の点検口として修復してもらえば、その後も有効に活用することができます。

消毒

乾燥が完了した後に放置しておくと、様々な細菌が室内を舞うおそれがあるので、徹底した消毒が必要です。消毒には消石灰が有効とされています。

地面が真っ白になるように隙間なく撒きます。水分が残っているところは発熱をしますから、それによって消毒効果が高くなるとされています。

消毒剤として入手できるのは、クレゾールと塩化ベンザルコニウムです。いずれも、希釈して噴霧器で撒きます。クレゾールは、床下に噴霧すると臭いがいつまでも残るので、散布の加減を調整してください。

災害時の消毒に関して、行政も情報を発信しています。最寄りの保健所に問い合わせましょう。
 

処理費用・保険について

床下浸水とは?処理方法を徹底解説!

 
床下浸水の処理を、自分や家族の手で行うのが困難だと判断したら、専門の会社に頼む方法があります。その場合、費用はどれくらい必要なのか、損害保険の適用や行政の支援はどうなっているのかをみていきましょう。
 

専門の会社に依頼した場合の費用相場

床下浸水の後処理は、被害の規模によって大きく異なります。排水、乾燥、消毒をセットで依頼した場合は、少なくとも約25万円から約45万円はかかります。

床の張替えが必要な場合は別途、費用が必要です。12畳のフローリングを張替える場合は、約25万円の費用が目安です。

火災保険の適用について

古くから加入している火災保険であれば、水災害は対象にならないものがほとんどでした。しかし、近年の火災保険は、水災害も対象とした商品が多く売り出されています。

保険会社各社がそれぞれ独自のプランを組んでいるので、一概にはいえませんが、水災害で適用されるのは、保険対象の30%が被害に遭った場合や、床上または45㎝以上の浸水があった場合とされているものがほとんどです。

このため、水災害を対象とした火災保険に加入していた場合でも、床下浸水は補償の対象にはならないことがほとんどです。

自治体からの援助金について

住宅が被災したときに使える公的給付として、「被災者生活再建支援制度」があります。市区町村で10戸以上の災害被害に遭えば適用されるものですが、対象となるのが全壊、もしくは半壊であり、床下浸水は給付の対象にはなりません。

過去の事例を見ても、自治体からの支援のほとんどは全壊、半壊、床上浸水を対象にしています。床下浸水を対象にしたものとしては、自治体によって異なりますが、消毒の実施、消毒薬の配布、ごみ処理の相談、住宅修繕資金の貸付などがあります。
 

床下浸水の処理をする会社の選び方

 
床下浸水の処理をする専門の会社の選び方は、なかなか難しいものです。理由のひとつとして、専門の会社があまりないということが挙げられます。さらに、床下浸水のような水による被害は、他にも大勢の被災者がいるということも挙げられます。

業者の選択は、とても困難な状況の中で行うことになりますが、専門の会社に依頼する際は、臆することなく見積書を要求しましょう。

金額が高いか安いかも大事ですが、複数の会社とのやりとりの中で、誠実な対応をしてくれそうな会社を洗い出して、選択することも重要です。
 

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