2018年12月22日更新

キッチンの床の張替え費用は?

古くなったキッチンの床を張替えリフォームする場合には、最初に床材を選ぶ必要があります。タイル、クッションフロア、コルク、フローリングの無垢、大理石など様々な床材がありますが、それぞれの特徴と張替えリフォームにかかる費用についてみてみましょう。

キッチンの床のリフォームをするのに選びたい床材について

キッチンの床は、油、水、洗剤などの飛び散りで、汚れやすい場所でもあります。

床の張替えリフォームでは、一般に防汚性や耐水性が高く、掃除がしやすい床材が好まれます。

どのような床材があるのか、またそれぞれの特徴についてみてみましょう。

クッションフロア

キッチンの床の張替え費用は?

塩化ビニール製のクッションフロアは耐水性があり、タイル風、木目調、大理石風など、色やデザインが豊富なのが特徴です。

また、抗菌、消臭、防カビなどの機能を持たせたクッションフロアもあります。価格も比較的安価ですが、熱には弱いので注意が必要です。

タイル

タイルの床材は、耐久性と耐水性に優れているので手入れが楽です。

色やデザインも豊富なので、自分好みのデザインにコーディネートすることもできます。

しかし、滑りやすいので注意が必要です。

また、ひんやりとした感触があり、夏場は涼しく過ごせますが、冬場には少し冷えます。

床暖房対応のタイルを利用すると良いでしょう。

コルク

コルクガシの樹皮を圧縮成形した木質系の床材です。

耐久性、断熱性、防音性に優れ、弾力性もあるので、足腰への負担も少ないといわれています。

コルクの床材をキッチンで使用する場合は、表面加工で耐水性、防汚性を強化したものを選ぶと良いでしょう。

フローリング(無垢と複合)

フローリングとは木質系の床材のことですが、無垢(単層)と複合フローリングがあります。

無垢とはチーク、ヒノキ、メープルなど、単一の木材を使用しているフローリングのことです。

一方、複合(複層)フローリングは、合板の表面に薄く削った天然木を張り合わせたものと、樹脂化粧シートを張り合わせたものがあります。

無垢材は天然の風合いを感じることができ、温かみもありますが、傷つきやすいというデメリットもあります。

防水、防汚、耐傷などに対応した表面加工が施されているものを選ぶと良いでしょう。

大理石

大理石は天然の石の風合いを味わうことができ、ゴージャスなイメージを演出することができますが、傷つきやすく、冷たいというデメリットがあります。

しかし、最近では天然の大理石を薄く切り、ハニカム材に張り付けた「大理石複合パネル」という床材が登場しました。

天然の大理石に比べると軽くて丈夫なのが特徴です。

既存のフローリングに重ね張りすることもできるので、簡単にリフォームすることができて、工事費を抑えることも可能です。

キッチンの床を張替える場合の床材別の費用について

実際にキッチンの床をリフォームする場合の費用はどれくらいかかるのでしょうか?

床材の種類やグレードによっても価格は変動します。

また、既存のフローリングなどに重ねて張る「重ね張り」にすると、新規で張替えるよりも撤去費用と廃棄処分費用がかからない分、割安にリフォームすることができます。

但し、すべての床材に適用できるというわけでありません。

一般的なキッチンの床のリフォームでは、工事費込みで約7万円から約10万円が相場価格といわれています。

ここでは新規で張替えリフォームする場合の費用について、もう少し詳しくみてみましょう。

クッションフロアの費用について

安価なクッションフロアにすると、1平方メートル当たり約2500円から用意できるので、キッチンの広さが4帖(7平方メートル)と仮定すると、工事費込みで約5万円の費用でリフォームすることができます。

しかし、機能性が高いハイグレードなものになると価格は上昇します。

フローリングの費用について

キッチンの床の張替え費用は?

一般に複合フローリングよりも無垢のフローリングの方が、幅が狭く手間がかかるので工事費が割高になることが多いようです。

複合フローリング、無垢材ともに一般的なもので1平方メートル当たり約1.5万円〜あります。

カリンやチークなどの高級無垢材は1平方メートル当たり約3万円〜になります。

一般的なものでは、工事費込み価格は約8万5000円~(4帖)となります。

高級無垢材を使用すると、約15万円以上の費用がかかるということになります。

その他の床材の費用について

・コルク
1平方メートル当たり:約9000円~

・タイル
1平方メートル当たり:約5000円~

大理石複合パネル
1平方メートル当たり:約2万円~

これらの素材価格に7(平方メートル)をかけて、工事費約3万円(4帖の場合)を足したものがキッチン4帖と仮定した場合の費用の目安になります。

上記のフロアの施工費用と合わせ、元々の床材が何かによって、解体手間、処分費、キッチン周りの養生費、また張替を行わない部分と取り合いがある場合は、見切り材の取りつけなどが追加となります。
床の種類が変わると、仕上げの床高さが変わり、巾木を取り換える必要が出てくることもありますので、併せて検討する必要があるでしょう。キッチンンのような広くない場所の床のリフォームの場合、新築などに比べ単価が高くなることが多いです。他の部屋も合わせてリフォームすることで、単価を抑えたリフォームが可能になりますので、一緒に検討することも視野に入れ、見積りしてもらうと良いでしょう。また、張替か上張りか、現場の状態により費用が異なりますので、工事を依頼する業者に現場をしっかりと確認してもらい見積りを出してもらうことをおすすめします。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社KURODA一級建築士事務所 坂田理恵子

株式会社KURODA一級建築士事務所

坂田理恵子

一級建築士、一級施工管理技士。和歌山市で設計事務所に勤務。住宅のリフォームや新築を中心に携わり、女性目線で、家事や掃除、片付けがしやすく暮らしやすい家の提案を行う。

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