目次
傾いた家の主な原因とは?
傾いた家の主な原因は以下の通りです。
- 軟弱地盤による地盤沈下
- 地震による液状化現象
- 家の土台または床の経年劣化や腐食
- シロアリの発生に伴う被害
- 建築当時の施工不良
それぞれ詳しく解説していきます。
軟弱地盤による地盤沈下
軟弱地盤の土地に家を建てたことにより、地盤沈下が起こり、家が傾いた可能性があります。軟弱地盤とは、泥や多量の水を含んだ常に柔らかい粘土や未固結の軟らかい砂などから成る地盤のことです。
かつて湖、池、田んぼであった場所を埋め立てた土地などは水分を多く含んでおり軟弱地盤の可能性があります。
軟弱地盤の土地に家を建てる場合は、先に地盤改良工事をする必要があります。地盤改良工事によって軟弱地盤を補強することにより、何十トンもの重さがある住宅を支えることができるのです。
地盤改良工事が行われず軟弱地盤の補強ができていないと、家の重さに耐えきれず徐々に家が傾いていってしまう可能性があります。
地震による液状化現象
地震が発生した場合、地盤が弱いエリアでは液状化現象によって地盤沈下が起こりやすくなります。液状化現象とは、安定していた地盤に地震の振動による圧力が加わり液体状になる現象のことです。
液状化現象により水分が流出すると地盤沈下を引き起こします。液状化現象が発生した場合、地盤が均一に沈下することはまれなため、家が傾くことになります。
家の土台または床の経年劣化や腐食
家の土台や床の経年劣化、腐食により、家が傾くことがあります。湿気などの水分で腐食するため、水回りや浴室付近で多く見られます。
しかし、家の土台が傾いているのかはすぐにはわかりません。床の下地材が劣化したために家が傾いているように見えるだけの可能性もあります。家の土台まで傾いているか専門家に調査してもらうことをおすすめします。
シロアリの発生に伴う被害
シロアリの発生による被害が進行すると、床の強度が低下し家が傾く可能性があります。木材を主食とするシロアリにより、家の柱など構造上主要な部分が食べられることが原因です。
日本の家は木造が多いため、シロアリの発生に伴う被害による家の傾きは少なくないでしょう。
建築当時の施工不良
家を建築した当時の施工不良や設計ミスが理由で家が傾いている場合もあります。建築当初は問題なかったものの、長年の家具や家電、家自体の重さに耐えきれず、時間が経ってから発覚する場合があります。
施工不良による傾きは、ハウスメーカーなどの売主に対して「契約不適合責任」に基づき、損害賠償することが可能な場合があります。
契約不適合責任とは、あらかじめ目的物に対して取り決めた種類や品質、数量が契約内容に適合しない場合に売主が買主に対して負担する責任のことです。
まずはきちんとした調査会社に調査を依頼するとよいでしょう。
傾いた家を放置するとどうなるのか?
家の中で丸いものを置いたときに転がってしまったり、勝手にドアが閉まるようなことを経験したことはありませんか?もしかしたら、それは家が傾いていることが原因の可能性があります。
実は家が傾くことで住宅に異変が起こるほか、健康被害が現れる可能性があるのをご存知でしょうか。
具体的にどのような健康被害なのか、住宅の異変はどのように現れるのか見ていきましょう。
平衡感覚がおかしくなり病気になる
家に滞在しているときに、何となく頭が痛かったりめまいがすることはありませんか?家が傾いていると全体的に斜めになっているため平衡感覚がおかしくなり、不快な症状が現れます。
平衡感覚が乱れているときの症状の例は以下の通りです。
- 頭痛
- めまい
- 浮遊感
- 吐き気
- 肩こり
- 腰痛
- 疲労感
また、傾きの角度が酷くなりさらに平衡感覚に異常をきたしてくると、倦怠感や食欲不振、睡眠障害とより深刻な健康被害へと繋がる可能性があります。
家にいると体調が悪くなることが長期間続いていて、改善が見られない場合は、もしかしたら家の傾きが原因なのかもしれません。
窓やドアが閉まらない
家の傾きが酷くなってくると、ドア枠や窓枠も歪んでくるため玄関のドアや窓が閉まらなくなります。
また、ドアが勝手に開いたり閉まったりすることもあります。
建て付けが悪くなり隙間風が吹く
家が傾き始めるとドアや窓などの建具の建て付けが悪くなるため、完全に閉められずに隙間ができやすくなります。
そのため、常に隙間風が吹くようになる可能性があります。
隙間ができることで、夏はエアコンの冷気を逃してしまい、冬は入ってくる風で寒く感じるようになるでしょう。
外壁にひびが入る
家が傾くことで起こる症状として、外壁や基礎にひびが入ることがあります。
また外壁がタイルの場合、タイルの目地がずれてしまうこともあります。
初めはヘアークラック程度の小さなひび割れかもしれませんが、傾きを直さず放置することで傾きが酷くなり、溝の深いクラックになってしまう可能性もあるでしょう。
倒壊の恐れがある
家の傾きが現在も進行している場合、そのまま放置することで倒壊の危険につながります。
また、傾きによる地盤沈下などは地震などの影響によってさらに進行する恐れがあります。
さらに外壁などのひび割れから雨水が浸入し、外壁内部や基礎などを腐食させ倒壊することも考えられるでしょう。
そのため、症状が軽いうちに家の傾きを直すことが重要です。
家の売却価格が低く売りにくい
傾いてしまった家を直さずに売却する場合、購入したい人がなかなか現れないため家の売却価格は低くなるでしょう。
また、購入者を見つけたとしても大幅な値引きを迫られる可能性があります。
小さな地震でも家が揺れやすい
家の傾きを放置すると揺れやすくなるため、小さな地震でも家が大きく揺れる可能性があります。
また、傾きが酷くなると側の道路をトラックが走るだけで家が揺れるケースもあります。
家が揺れるとひび割れや傾きも進行することがあるため、できるだけ早めに対処しましょう。
傾いた家の原因の調査費用はいくらかかる?
調査内容 | 費用相場 |
住宅診断業者による ホームインスペクション(住宅診断) | 約7万円~ |
家の傾き修正業者による 傾きの調査 | 約10万円~ |
ホームインスペクションでは、建物の状態の調査に加え、家の傾きも調査します。
ホームインスペクションとは、新築や中古の住宅の施工や劣化などの状態を客観的に診断するために第三者の住宅建築の専門家が行う調査のことです。
ホームインスペクションの費用相場は約7万円〜で、シロアリ調査などのオプションを付けることが可能です。
家の傾きのみの調査であれば、家の傾き修正業者へ依頼しましょう。調査によって、傾きの原因や傾きは1部のみか全体かどうかがわかります。
家の傾きのみの調査費用相場は約10万円~で、家が遠い場合など追加費用がかかるケースもあります。
また、これらの調査は業者によっては無料で行ってくれるところもあります。
症状別のリフォーム費用相場
傾いた家の症状別のリフォームの工事内容と費用相場は以下の通りです。
原因 | 工事内容 | 費用相場 |
地盤沈下 | 地盤沈下の修正 | 約300万円~ |
液状化現象 | アンダーピニング工法 | 約500万円~ |
土台または床の劣化・腐食 | 根太の交換、床材の交換 | 約5万円~ |
シロアリ被害 | シロアリ駆除 | 約10万円~ |
施工不良 | 土台上げ工法 | 約200万円~ |
地盤沈下が原因である場合のリフォームには、さまざまな方法があります。住みながらリフォーム工事が可能な工法が多いですが、どの工法も工期が長いことが特徴です。
シロアリ被害で、家が傾いている場合は、まずシロアリ駆除をする必要があります。シロアリ駆除にかかる費用は、1㎡あたり約1,200円〜を目安にするといいでしょう。さらに根太の交換や床材の交換が必要となる場合もあります。
経年劣化や湿気などが原因で土台または床が劣化・腐食している場合は、根太の交換や床材の交換が必要となります。根太の交換費用は約5万円〜が相場の目安で、床材の交換費用は6帖で約10万円〜が相場の目安です。
家の傾きを直す工法の種類と費用相場
家の傾きを直す工法ごとの費用相場、施工期間、対応可能な傾斜角度・地盤の硬さは以下の通りです。
工法 | 費用相場 | 施工期間 | 対応可能な傾斜角度・地盤の硬さ |
硬質ウレタン注入工法 | 約200万~ | 約1~約3週間前後 | ・傾き5㎝程度まで ・安定した地盤 |
グラウト注入工法 | 約250万~ | 約1~約2週間前後 | ・傾き5㎝程度まで ・軟弱な地盤でも可能 |
耐圧版工法 | 約200万~ | 約2~約5週間前後 | ・大きな傾きでも可能 ・安定した地盤 |
土台上げ工法 | 約100万~ | 約2~約3週間前後 | ・傾き10㎝程度まで ・安定した地盤 |
鋼管圧入工法 | 約300万~ | 約3~約8週間前後 | ・大きな傾きでも可能 ・地盤沈下の修正も可能 |
アンダーピニング工法 | 約300万~ | 約3~約4週間前後 | ・大きな傾きでも可能 ・軟弱な地盤でも可能 |
ダブルロック工法 | 約200万~ | 約2週間前後 | ・大きな傾きでも可能 ・安定した地盤 |
家の傾きを直すのにかかる費用や期間について
部分的な修理の費用と期間について
家の傾きを部分的に修理する工法として、傾いた側を持ち上げるなどの工法があります。
具体的な工法内容と工期、費用などを詳しく見ていきましょう。
硬質ウレタン注入工法
費用相場 | 約200万円~ |
施工期間 | 約1~約3週間前後 |
硬質ウレタン注入工法とは、基礎下にウレタン樹脂を注入し、膨張する力を利用して基礎を押上げ、家の傾きを修正する工法です。
ウレタンとは、複数の薬剤を混合し、発砲させて作る樹脂素材のことです。正式名称はポリウレタンといいます。ウレタンは硬さを変えて作ることができ、硬質ウレタンの他に軟質ウレタン、半軟質ウレタンがあります。
また、硬質ウレタン注入工法は、地盤を改良する工法ではないため、工事後にシロアリ被害や地震の影響で再沈下する可能性がありますので注意が必要です。
グラウト注入工法
費用相場 | 約250万円~ |
施工期間 | 約1~約2週間前後 |
グラウト注入工法とは、地中の亀裂、すき間、空洞、あるいは構造物に固結剤を注入する工法です。グラウトとは、建設工事において、空洞やすき間などを埋める際に使われる流動性の液体のことです。
グラウトには、セメント系、ガラス系、合成樹脂などが使われており、グラウト注入は、グラウチング、薬液注入とも呼ばれています。
グラウトは耐久性が高いという特徴があるため、グラウト注入工法による地盤改良工事を行うと長期間の補強が可能と言えます。
耐圧版工法
費用相場 | 約200万円~ |
施工期間 | 約2~約5週間前後 |
耐圧版工法とは、基礎の下の土を掘って50cm前後の耐圧版を設置し、基礎をジャッキアップして持ち上げ、水平が取れたら台座を据え付けて高さを固定する方法のことです。
耐圧版工法は、地盤沈下が今後起こらないことを前提にした工法となります。
仮に地盤沈下がまだ収束していない場合は、再度沈下が発生する場合があるため、あくまで一時的な措置となるでしょう。
土台上げ工法
費用相場 | 約100万円~ |
施工期間 | 約2~約3週間前後 |
土台上げ工法は、基礎部分とその上の土台を切り離し、基礎が傾いた状態で土台をジャッキアップして持ち上げ、水平になったら基礎との隙間部分に鉄板などを入れてモルタルで仕上げる工法のことです。
耐圧版工法と同じく地盤沈下が進行中の場合は、施工しても再沈下する可能性があるため、地盤沈下が止まったことを前提として施工される工法となります。
全体的な修理の費用と期間について
次に、家の傾きを修理する際の全体的な修理の工法と費用をご紹介します。
鋼管圧入工法
費用相場 | 約300万円~ |
施工期間 | 約3~約8週間前後 |
鋼管圧入工法とは、住宅の基礎を掘削し各所から家の重みを利用しながら、地盤の中の下方向に鋼管を支持地盤に圧入させて、その力で家を持ち上げて沈んでいる部分を修正する工法のことです。
大きな機械を使用せず主に人力で作業をするため、スペースが狭くても施工可能となります。
作業時は庭に1カ所入り口を作って基礎の下にトンネルを掘って行います。
また鋼管圧入工法は建物全体の修正工事を行うことで再沈下を防ぐことができるため、安心な工法と言えますが、比較的費用が高くなる傾向にあります。
アンダーピニング工法
費用相場 | 約300万~ |
施工期間 | 約3~4週間前後 |
アンダーピニング工法とは、建物をジャッキアップし、家の基礎の下に杭を打ち込み、その力で家の傾斜を修正する工法です。
軟弱な地盤でも効果があり、高い精度の修正力があるため、マンションなどの重量のある鉄筋コンクリート造の建築物にも使われます。駅などの公共工事でも採用されている工法のため、信頼性の高い工法と言えるでしょう。
また、騒音や振動の発生も少ないため、閑静な住宅街でも近所にあまり迷惑をかけることなく工事することが可能です。隣地の建物が近い場合でも比較的工事がしやすい工法になります。
ダブルロック工法
費用相場 | 約200万~ |
施工期間 | 約2週間前後 |
ダブルロック工法とは、セメント系の薬液を圧入することにより、すき間をなくし、新しく強い地盤を作る工法です。
現状がどんな地盤でも施工が可能で、セメント系の薬液のため収縮が少なく、時間経過によって新たなすき間ができることはないでしょう。
ダブルロック工法には、一般的な薬液注入工法のように薬液が広範囲に広がり隆起のコントロールが難しいといったデメリットがありません。特殊な薬液を使うため、薬液の範囲を最小限にすることができます。近接の建物への影響が少なく、目的の建築物のみ修復することが可能です。
傾きがどうしても直らない場合の建物の解体費用
住宅の構造 | 解体費用相場 | 1坪あたりの価格 |
木造住宅 | 約70万円~ | 約2万円~ |
プレハブ住宅 | 約35万円~ | 約1万円~ |
鉄骨造 | 約45万円~ | 約1.3万円~ |
鉄筋コンクリート造 | 約100万円~ | 約3万円~ |
※この表の費用相場は35坪の建物を想定して算出しています。
どの工法でも傾きが直る見込みがない場合の手段として解体があります。解体して新たに新築を建てる場合や土地のみを売却する場合は、地盤改良をしなければ再度家が傾く可能性があるので注意が必要です。
家を解体する費用は、家の構造によって異なり、費用相場は上記の通りとなります。近年、新型コロナウイルスや国際情勢の影響で、解体費も含めた建築関係の費用が上がっています。
また、35坪の建物の木造戸建て2階建てを解体する場合は、約70万円〜の解体費用がかかります。
家の傾きはどう測るのか?
「家が傾いているのでは?」と思ったらまず自分で計測してみることも可能です。
自分でできる方法とプロに依頼する方法をご紹介します。
自分で測る場合は水平器
自分で家の傾きを測る場合は、ホームセンターなどで購入できる水平器を使用して計測する方法があります。
ベーシックな水平器だと詳細な傾き具合を知ることができないため、デジタル水平器がおすすめです。
デジタル水平器の場合、具体的な数字が表示されているためより詳細な数字を知ることができます。
ただ、比較的容易に入手できる一般的な水平器は簡易的なものなので、正確な判断が難しいことがあります。
そのため、自分で計測を行って家が傾いていた場合は、専門業者に依頼して正確な判断をしてもらうと安心でしょう。
プロはレーザー水準器を使う
プロが家の傾きを計測する場合、レーザー水準器を使用します。
レーザー水準器とは水準器から赤いレーザーを発し、目で水平かどうかの確認ができる機械のことです。
専門家のほとんどはこのレーザー水準器を使用しています。
傾きには許容範囲がある
家が傾いていると必ず欠陥ということではなく、家の傾きには許容範囲があります。
しかし、「ここまでの傾斜だと欠陥」というような境界線ではありません。
平成12年に告示された「住宅紛争処理の参考となるべき技術基準」では1mあたり6mmの傾斜に相当した場合、構造上重要な瑕疵がある可能性が高いとしています。
一般的には、新築住宅の場合1mあたり3mm、中古住宅の場合1mあたり6mmの傾斜までを許容範囲としています。
また、建売住宅や新築マンションによっては1mあたり4~5mm程度の傾斜を基準にするケースもあります。
しかし、例え1mあたり6mmの傾きがあったとしても、生活に支障が出ない限り、必ずしも欠陥になる訳ではありません。
傾いた家の売却はできる?
一般的に傾いた家の売却は非常に難しいと言えるでしょう。
傾いた家を売却する場合は、購入希望者へ家が傾いている原因を正確に伝える必要があるため、調査が必須となります。調査により傾きの原因がわからない場合は、売却を断念せざるをえないでしょう。
仮に調査によって、家の傾きの原因がわかった場合でも、修繕費用がどれくらいかかるのか再沈下し家が傾く可能性はどれくらいあるのかなど説明をすることが重要です。
修繕費用を考慮して相場より売却金額を大幅に下げても、一度家が傾いたというイメージがマイナスに働くため売却は難航するでしょう。
売却前にリフォームすれば売却できる?
売却前にリフォームをして傾きが直り、今後傾く可能性が低い場合であれば、売却は可能でしょう。
しかし、家の傾きの原因を特定し、地盤改良などの工事を行うには多額の費用がかかりますので、慎重に検討する必要があります。
住宅の買取専門業者に頼むと買い取ってもらえる?
住宅の買取専門業者であれば、傾いた家を買い取ってもらえる可能性は高いでしょう。
住宅の買取専門業者は解体して新たに住宅を建てて販売するか、解体して土地のみを販売して利益を得ます。そのため買取金額は低い金額になる可能性が高いことは覚悟する必要があります。
傾いた家の修理に最適な専門業者の選び方
傾いた家の修理を依頼する際、家の傾きに詳しい専門業者を選ぶことが大切です。
リフォーム業者には得意不得意があるため、まずはインターネットや口コミなどで家の傾きに詳しい業者があるかどうか探してみましょう。
次に、選んだ会社に家の傾きを修理した実績があるかどうかも確認します。
実績が多いほど、家の傾きの修理に関しての知識が豊富です。できるだけ多くの実績がある業者を選ぶようにしましょう。
また、家の傾きという特性上、実際に見てみないと状況を判断しづらいものです。
家の傾きをしっかり診断してもらい、何が原因なのかを突き止めた上で工法などを決める専門業者を選んでいきましょう。
リフォーム会社紹介サービスの「ハピすむ」は、 お住まいの地域や建て替え・リフォームのニーズを詳しく聞いた上で、 適切で優良な会社を最大3社紹介してくれます。
また、運営会社のエス・エム・エスは、東証プライム上場企業であり、複数の大手リフォーム会社が加盟しているので、安心して利用することができます。
リフォーム業者に家の状態を正しく判断してもらうために必要なこと
リフォーム業者に家の状態を正しく判断してもらうためには、家に関して日頃気になることなどがあったら伝えたり、自分で計測をした場合は計測結果をリフォーム業者に伝えることが大切です。
普段の気づきが家の状態の症状を判断する材料となることがあるため、家のことで気になることがあればメモをとったり写真を撮るなどをして準備しておくといいでしょう。
Q&A傾いた家に関するよくある質問
傾いた家に関するよくある質問をまとめました。
Q.家が傾く理由は?
A.家が傾く理由には、家自体の問題と家が建っている土地の問題があります。
家自体の問題としては施工不良や経年劣化による建物の老朽化などが、家が建っている土地の問題としては地震による液状化や軟弱地盤による地盤沈下などが考えられます。
Q.家の傾きの許容範囲は何度?
A.家の傾きの許容範囲は、住宅の品質確保の促進に関する法律(品確法)により、明確な基準が定められています。3/1000未満の勾配の傾斜が一般的な許容値とされています。
3/1000未満の勾配の傾斜とは、床の基準点から1000mm(1m)につき3mmの傾斜があるということです。つまり床の基準点から1m先が3mm低い状態か高い状態になります。
Q.家の傾きは自分で調査できるか
A.家の傾きは自分で調査することが可能です。調査する方法は以下の通りです。
- 水平器で確かめる
- レーザー水平器で確かめる
よく聞くビー玉は施工誤差と言われるわずかな傾きでも転がる可能性がありますので注意が必要でしょう。レーザー水平器は価格が高いので、水平器がおすすめです。
また、窓や扉が開閉しにくい場合は家が傾いている可能性があるため水平器で確かめることをおすすめします。
Q.家の傾きをチェックできるスマホアプリはあるか
A.最近では、家の傾きをチェックできるスマホアプリもあります。しかし、スマホアプリは正確ではないため、あまりおすすめはできません。
Q.家の傾きはDIYで直せるか
A.最近ではDIYが流行っていることもあり、自分で家の傾きを直そうとする人もいるようですが、リスクが高いのでやめましょう。家の傾きを直すことは非常に専門性が高いため、専門業者に依頼することをおすすめします。
Q.家の傾きによってどんな健康被害があるのか
A.傾いた家に住み続けると平衡感覚が狂い、頭痛、めまい、肩こり、食欲不振などの症状が出る可能性があります。
Q.家の傾きを放置したのが原因で家が倒壊することはある?
A.家の傾きを放置すると、家が倒壊する可能性があるため非常に危険です。
特に、家の傾きの原因が土地にある場合は、時間とともに地盤沈下が進むため家が倒壊する可能性は高くなります。できる限り早く対処することをおすすめします。
耐震リフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
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