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2022年08月05日更新

タンクレストイレのメリット・デメリットを比較して後悔のないトイレへリフォームにしよう!

タンクレストイレにはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。リフォームを行う前に設置費用や工期、注意点なども知っておくと適切な判断が行えます。リフォームの事例なども参考にして、タンクレストイレを導入するのか検討してみましょう。

トイレをリフォームする際に、タンクレストイレにするかどうかで悩む人は少なくありません。

工事をする前に、タンクレストイレについて詳しく知っておきたいものです。

この記事では、タンクレストイレとはどういったトイレなのか、タンクレストイレのメリット・デメリット、タンクレストイレの設置費用などを解説します。

リフォーム事例も写真付きで紹介しますので、参考にしてください。

タンクレストイレとは?

タンクレストイレとは、水を溜めておくタンクがないトイレのことです。

タンクレストイレの多くは温水洗浄便座が標準装備され、便器と便座が一体になっています。

ここでは、従来型のトイレとタンクレストイレの違いと、タンクレストイレの仕組みについてみていきましょう。

タンク付きトイレとタンクレストイレの違い

従来型のタンク付きトイレは、一般的にタンク・便器・便座の3つで構成されています。

一方、タンクレスは、便器と便座のみです。

タンクレストイレの仕組み

タンク付きトイレとタンクレストイレは、構造が異なるため洗浄の仕組みが異なります。

タンク付きトイレは洗浄する際タンクに溜めた水を使いますが、タンクレストイレは水道から直結し、水圧で便器を洗浄します。

他にも、便器の中に内蔵タンクがあり、加圧しながら水圧で流す方式のタンクレストイレもあります。

タンクレストイレのメリット

では、従来型のトイレからタンクレストイレに変更すると、どんなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、タンクレストイレのメリットを解説します。

トイレの空間が広く見える

タンクレストイレは、一般的なトイレよりもコンパクトな形状をしています。

特に、タンクを持たない構造であるため高さがなく、圧迫感を覚えにくいでしょう。

すっきりとしたデザインで見た目もスタイリッシュであることから、タンクレストイレを採用するとトイレ空間が広く見えるでしょう。

節水効果がある

タンクレストイレは、節水効果があるのもメリットです。

従来型のトイレは1回流すごとに約13Lの水を使います。

一方、商品ごとに違いはありますが、タンクレストイレは1回約3L~約4Lの水で流すことができます。

一度の洗浄に必要な水量が3分の1になるため、年間で考えると、大幅な水道代の削減効果が期待できるでしょう。

掃除もお手入れも簡単で楽

タンクレストイレは、掃除などお手入れも簡単です。

従来型のトイレは便器・便座・タンクなどに分かれているため、継ぎ目の間に汚れが溜まりやすく掃除に手間がかかることがありました。

タンクレストイレは便器と便座が一体型で平らな形状をしているため、掃除が楽で手入れも簡単です。

連続して水を流すことができる

タンクレストイレは水道管直結式であるため、連続して水を流すことができるのも魅力です。

従来型のタンク付きトイレでは、タンクの中に水が溜まらなければ流すことができません。

タンクレストイレにすれば、水が溜まる時間を待たずに水を流せるので、時短にもなるでしょう。

高機能なバリエーションも豊富

タンクレストイレは、機能の選択肢が幅広いのも魅力です。

便座が電動でリフトアップして掃除を楽にする機能や脱臭機能が付いていることもあります。

また、音楽が流れる、明かりが灯るなど、機能のバリエーションが豊富であることが特徴です。

タンクレストイレのデメリット

タンクレストイレのデメリットも知ってから、設置するかどうかを決めたいものです。

ここでは、タンクレストイレのデメリットについて解説します。

水圧によって設置できないことがある

タンクレストイレの設置で注意したいのは、水道の水圧の問題です。

タンクレストイレは水道管に直結するため、水圧が低くなりやすいマンションの2階以上などは、水の流れが悪くなってしまいます。

トイレ工事を依頼する前に、メーカーが提示している水圧条件を満たしているかを確認しなければなりません。

製品によっては、水圧が低くても作動したり、低水圧用のブースターをつけて使用できることもあります。

ご自宅の水圧が十分であるか分からない場合は、リフォーム業者などに相談して、事前にご自宅のトイレの水圧を確認しましょう。

停電時には水を流すのが不便

従来型のトイレは、断水しなければ停電していても使用できます。

しかし、タンクレストイレは洗浄に電気を使っているため、停電すると水が流せません。

そこで、タンクレストイレの各メーカーでは停電時に備えて対策をとっています。

乾電池で作動したり発電用のハンドルが付いていたりするので、停電時にトイレが全く使えないわけではありません。

しかし、あくまでも非常時の対策であるため、通常のトイレよりは不便を感じると考えておきましょう。

便座(温水洗浄便座)の交換ができない

多くのタンクレストイレは、便器と便座が一体型で作られています。

そのため、温水洗浄便座だけを交換できません。

たとえば、温水洗浄便座部分だけが故障しても、便座のみを交換できません。

メーカーにメンテナンスを依頼する必要があります。

手洗い器を別に付ける必要がある

タンク付きトイレと違い、タンクレストイレの場合は、手洗い器を付けなければトイレ内に手洗いがありません。

タンクレストイレを導入する際は、トイレの他に手洗い器の設置費用もかかる可能性があると考えておきましょう。

ただし、トイレを出てすぐの場所に洗面台がある間取りであれば、トイレ内部に手洗いをつけないというのも一つの方法です。

タンクレストイレの費用相場と工期の目安

タンクレストイレがどれくらいの金額で取り付けられるのか費用相場を知っておくと、リフォームを検討する場合に役立ちます。

また、工事にはどれくらいの期間が必要なのかも知っておきたいものです。

トイレのリフォーム工事にかかる費用には、既存のトイレの撤去費用や新しいトイレ本体の費用、配管工事費用、電気工事費用などがあります。

どのようなタンクレストイレを選ぶかやリフォーム現場の状況により大幅に異なりますが、タンクレストイレの設置費用の目安は約35万〜約75万円程です。

また、現在のトイレが和式か洋式かによっても費用は左右されます。

特に、和式の場合、電源をつけたり段差を解消したりするなどの大規模な改修工事を行う場合もあり、工事費用が高額になることもあるでしょう。

工期は、改修を行う程度によって異なります。

壁紙や床を張り替えず、トイレ本体だけを入れ替える工事であれば、約半日~1日で終わります。

内装や配管の工事が必要な場合は、2~5日程度かかると考えておきましょう。

※ここで記載した費用相場と工期はあくまでも目安であり、施工方法や依頼した業者によって異なります。

実際の費用や工期を知りたい場合は、リフォーム会社に相談してください。

タンクレストイレとタンク付きトイレのどちらを選ぶべき?

リフォームする際に、タンクレストイレが良いのかタンク付きトイレが良いのかは、それぞれの状況によって異なります。

必ずしもタンクレストイレが良いというわけではありません。

ここでは、タンクレストイレとタンク付きトイレのどちらが向いているかを場面に分けて解説します。

家族構成が多い場合

家族が多い場合は、タンクレストイレがおすすめです。

家族の人数が多いご家庭では、朝の時間帯にトイレが混み合うこともあるでしょう。

タンクレストイレであれば連続して洗浄が可能であるため、続けてトイレを使用してもタンク内に水を溜める時間を待たなくて済むでしょう。

掃除の負担を減らしたい場合

掃除の負担を減らしたい場合は、タンクレストイレをおすすめします。

タンクレストイレは、従来型のタンク付きトイレと異なり、タンクと便器の溝などもなく掃除がしやすい形状です。

くわえて、メーカーによってはワンプッシュで便座が上がり、掃除の手間が省ける機能を備えているものもあります。

商品カタログなどに目を通し、機能を選ぶことをおすすめします。

初期費用を安く抑えたい場合

トイレの故障が原因でリフォームをする場合は、できるだけリフォーム費用を安くしたいと思う人もいるでしょう。

初期費用を安く抑えたい場合は、タンク付きトイレがおすすめです。

本体価格を比較すると、タンク付きトイレはタンクレストイレよりも本体価格は1~10万円ほど安いことが多いでしょう。

ランニングコストを安く抑えたい場合

ランニングコストを安く抑えたい場合は、タンクレストイレがおすすめです。

タンクレストイレは、従来型のトイレよりも使う水量が少なく、水道代を抑えられます。

トイレの空間を広く確保したい場合

トイレの空間を広く確保したい場合は、タンクレストイレが良いかもしれません。

タンクレストイレは、従来型のタンク付きトイレよりも一回り小さく設計されています。

しかし、タンクレストイレには手洗い器がないため、別に設置する必要があります。

手洗い器をトイレの内部に設置する場合は、トイレの幅が狭くなることもあるため注意が必要です。

タンクレストイレを選びトイレ本体を小さくして奥行きを取るか、手洗い器がタンク上部に付いているタンク付きトイレを選びトイレの幅を広く取るか、優先順位を決めて選択すると良いでしょう。

2階以上に設置する場合

2階以上にトイレを設置する場合は、タンク付きトイレをおすすめします。

タンクレストイレでは水道の水圧が足りなくなることもあるためです。

しかし、補助工具を使用すれば、水圧が足りない場合でもタンクレストイレを使用できる場合があります。

水圧に不安がある場合は、専門業者に現場をみてもらい、判断しましょう。

後悔しないために知っておくべき、タンクレストイレの注意点

自宅のトイレをリフォームでタンクレストイレに交換するときには、いくつかの注意点があります。

ここでは、タンクレストイレの注意点を解説します。

タンクレストイレに交換できない場合がある

タンクレストイレは、住宅によっては設置できないこともあります。

水道管から直接水を流すため、水圧の低い場所ではうまく排泄物が流れない恐れがあるためです。

たとえば、高層マンションの上層階では、水圧が足りず設置できない可能性があります。

メーカーによって確保すべき水圧の条件が異なるため、事前にリフォーム会社やメーカーに相談しましょう。

タンク式トイレよりも割高

タンクレストイレは、高機能で性能が良い製品が多いため、タンク式のトイレよりも割高な傾向にあります。

機能によっては、タンク式のトイレよりも約5万円~約15万円ほど高くなることも少なくありません。

しかし、備える機能を精査して必要以上に高性能なトイレを求めなければ、手頃な値段でタンクレストイレを設置することも可能です。

また、手洗いを設置する場合は、手洗い器の本体価格もかかります。

あらかじめトイレ工事の予算を決めて商品を選べば、余計な費用をかけずに済むでしょう。

手洗い器を別途設置する必要がある

トイレをタンクレストイレに変更する場合は、手洗い器を別に取り付ける必要があります。

従来型のトイレでは、水道管から水を引きタンクに水を溜める水流を利用して、タンク上の手洗いに水を流すタイプが主流でした。

タンクレストイレは、水道管が直結して洗浄するため、手洗い器がありません。

トイレの中で手を洗いたい場合は、手洗い器を別で取り付けましょう。

タンクレストイレのリフォーム事例

実際に、タンクレストイレにリフォームした事例をみると、完成後のイメージが想像できるはずです。

ここでは、タンクレストイレへのリフォーム事例を6つ紹介します。

省スペースを活用してリクシル「サティス」を設置した事例

リフォーム費用約23万円
工期約1日
建物戸建て
メーカー名リクシル
商品名サティス

リクシルのタンクレストイレ「サティス」にリフォームした事例です。こちらのトイレ空間は一般的な高さよりも天井が低く、限られたスペースとなっています。

高さのないタンクレストイレは奥行きも短いため、スペースの有効活用にも向いています。

店舗にTOTO「ネオレスト」を導入した事例

リフォーム費用約30万円
工期約1日
建物店舗
メーカー名TOTO
商品名ネオレストRH1

緩やかな曲線が特徴的なTOTOのネオレストRH1というタンクレストイレにリフォームした事例です。

こちらのトイレの便座にはフチがないため、掃除がしやすいという特徴もあります。

壁付けのスティックリモコンを選び、おしゃれなデザインのトイレ空間が仕上がりました。

内装リフォームと一緒にTOTO「ネオレスト」へリフォーム!

リフォーム費用約35万円
工期約1日
建物戸建て
メーカー名TOTO
商品名ネオレストRH1

タンク付きのトイレから、タンクレストイレに改修した事例です。

こちらのTOTOのネオレストは、水を電気分解して除菌成分を生成するため、汚れが付きにくいという特徴があります。

タンクレストイレは足元や床も掃除しやすいので、日々のお手入れが楽になるでしょう。

マンションのトイレをリクシル「サティス」に交換した事例

リフォーム費用約37万円
工期約1日
建物マンション
メーカー名リクシル
商品名サティス

マンションのタンク付きトイレをタンクレストイレに改修した事例です。

タンクの奥行きの分だけトイレを壁側に移動することができるため、トイレの空間が広くなりました。

従来は便座の横についていたリモコンも壁付けに変更し、すっきりとした見た目になっています。

飛散防止機能のついたリクシル「サティスG」にリフォームした事例

リフォーム費用約49万円
工期約1日
建物戸建て
メーカー名リクシル
商品名サティスGタイプ

こちらは、リクシルのタンクレストイレ、サティスGタイプに改修した事例です。

たまご型のエレガントなフォルムのトイレで、高級感を演出しています。

使用するときに泡が出て、男性が立って用を足すときの飛び散りや着水音を防ぐ「泡クッション」という機能がついています。

便座の色は個性的なブラックを選び、シックな空間に仕上がりました。

手洗い器を空間内に収めてTOTO「ネオレスト」にリフォーム

リフォーム費用約55万円
建物マンション
メーカー名TOTO
商品名ネオレスト

タンク付きトイレからタンクレストイレに改修し、手洗い器をつけた事例です。

タンクがなくなり奥行きも短くなったことから、手洗いの前のスペースが広くなりました。

ペーパーホルダーが手洗いと一体型になっているのですっきりとしたデザインです。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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