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2022年10月31日更新

太陽光発電・ソーラーパネルを設置・後付けする費用や価格の相場は?

家の屋根にソーラーパネルを取り付けて運用する太陽光発電は、必要な設備や工事の内容だけでなく、売電価格の相場など、ある程度の知識が必要です。売電収入によって、光熱費の節約や快適な暮らしを手に入れるためにも、太陽光発電の設置にかかる費用相場について知っておきましょう。

太陽光発電設備の設置を検討するにあたっては、太陽光発電パネルメーカーと商品の選定から、施工業者への見積もり依頼まで、確認すべき点が数多くあります。

この記事では、太陽光発電について役立つ情報や、太陽光発電パネルのメーカーの特徴や費用相場などをまとめました。

さらに、施工業者の選定の手間や時間を削減できる、リフォーム一括見積もりサイトの「ハピすむ」についても紹介していきます。

太陽光発電を設置する前に知っておくこと

太陽光発電とは、家の屋根に設置されたソーラーパネルで電力を作り、その電力を売却することができる設備です。

ただし、太陽光発電で良い売却益を生み出すためには、設置費用をできるだけ短い期間で回収するために、効率良く売電するための一定の知識が必要です。

まずは、太陽光発電の後付けに必要な知識や、用語などを理解しておきましょう。

「kW」と「kWh」の意味

太陽光発電の発電量は「kW(キロワット)」という数値で表されます。

kWとは、発電量の最大値のことです。

1枚245Wのソーラーパネルを屋根に12枚載せた場合、その太陽光発電は、最大2.94kW発電できるシステムということになります。

しかし、天候や日当たりによって、必ずしも常に積載量分の発電が行えるわけではありません。

そのため、実際の発電量は「kWh(キロワットアワー)」で表されます。

kWhとは、1時間あたりの発電量を意味します。

「住宅用」と「産業用」の違い

太陽光発電システムには「住宅用」と「産業用」の2種類があり、それぞれ電力の買取方法や設置場所なども異なります。

住宅用太陽光発電とは

10kW未満の太陽光発電システムは「住宅用」と呼ばれます。

住宅の屋根に取り付けるタイプはこちらになります。

発電した電力は「余剰買取」方式で買い取られます。

余剰買取とは、自宅の太陽光発電システムで作った電力から、自宅で使用した電力を差し引き、残った電力分を売電収入として受け取ることができる買取方式のことです。

産業用太陽光発電とは

10kW以上の大規模な太陽光発電システムは「産業用」と呼ばれます。

産業用という名前にはなっていますが、一般の住宅にも設置することは可能です。

ただし、10kW分のパネルと架台の重量で屋根が非常に重くなるため、一般的な戸建住宅の屋根に設置されるケースは少なく、設置面が安定している陸屋根のビルや、屋外の地面などに設置されています。

電力の買取方式は「全量買取」となっており、全量買取では、発電したすべての電力を売ることができます。

太陽光発電の売電価格の推移

太陽光発電の売電価格は、2009年の「FIT」導入時から下がり続けています。

FITとは固定価格買取制度のことで、太陽光で発電した電気を一定期間、電力会社が購入することを義務づけた制度です。

売電価格が下がり続けている要因としては、太陽光発電設備の設置費用が年々安価になっていることがあげられます。

売電単価は、太陽光発電設備の設置費用を目安に算出されるので、設置費用が年々安価になると、連動して売電価格も下がっていくのです。

直近4年の10kWh未満の住宅用の売電単価は下記の通りです。

  • 2019年:24円/kWh(税込)※出力制御対象地域の場合は26円/kWh(税込)
  • 2020年:21円/kWh(税込)
  • 2021年:19円/kWh(税込)
  • 2022年:17円/kWh(税込)

年々売電単価が減少しているのが一目瞭然です。

今後の見込みとしても、直近4年の傾向のまま、売電価格は下がっていく可能性が非常に高いです。

しかし、それと同時に設置費用も下がり、導入しやすくなっていくことが想定されます。

太陽光発電設置にかかるガイドラインとは

太陽光発電には、様々なガイドラインが策定されており、主に50kW以上のメガソーラーがガイドラインの対象となります。

太陽光発電システムは、住宅で消費されるエネルギーを減らす政策の一環として、国を挙げて取り組まれています。

しかし、太陽光発電の急速な普及に伴い、メガソーラーなど大量のソーラーパネルが、防災面や周囲の景観に配慮なく設置され、近隣トラブルに発展するケースも目立つようになりました。

そのため、ガイドラインには以下のような内容が策定されています。

  • 周辺住民との事前相談や、合意を得たうえで設置に進むこと
  • 事業計画を作成すること
  • 建築基準法に基いて設計すること
  • 周囲の景観を乱さないこと
  • 太陽光発電の保守、点検を定期的に行い、防災に努めること

業者の資格の有無にも注意

太陽光発電の取り付けは、電気工事士の資格を持つ作業員しか行えません。

さらに、業者自身が県から「登録電気工事業者」の許可を受けている必要があります。

その他にも、各太陽光発電メーカーは、自社の太陽光発電を設置するための技術者IDを発行しており、このIDを持つ業者でなければ、太陽光発電を取り付けることはできません。

住宅用太陽光発電の取り付け条件

お住まいの家の屋根に、住宅用太陽光発電を設置するためには、以下の条件を満たす必要があります。

太陽光発電に必要な機器

太陽光発電は、以下の機器で構成されています。

  • ソーラーパネル:太陽光から電力を作る部材。積載量は屋根面積によって異なる。
  • 架台:パネルを屋根の上に設置する部材。屋根の勾配や種類によって異なる。
  • 接続箱:ソーラーパネルで作った電気を1カ所に集める部材。
  • パワーコンディショナー:ソーラーパネルから流れてくる直流の「電気」を、家庭用の「交流」の電気に変換する部材。
  • 分電盤:パワーコンディショナーから流れる電気を住宅の中に取り込む部材。既に分電盤が設置されている住宅でも、取り付ける太陽光発電の容量を満たす分電盤への交換が必要。
  • 売電メーター:電力会社へ売電した電力を計測する部材。
  • モニター:売電量を確認するためのモニター。テレビやタブレットなどがある。

太陽光発電を設置するまでの流れ

屋根に太陽光発電を後付けする工事自体は、平均して約2~4日間で行うことができます。

しかし、業者の選択から、後付けリフォームが完了するまでには、以下の工程が必要です。

  • 業者選択:約1~2カ月
  • 現地調査、見積もり、レイアウト作成:約2週間
  • 資源エネルギー庁への「設備認定」申請:約1カ月
  • 電力会社への売電申込:約1カ月
  • 取り付け工事:約1~4日間
  • 系統連系:約1週間~1カ月

設備認定の期限前は、申込みが殺到するため、契約から売電開始まで約半年近くの期間を要することもあります。

太陽光発電を設置できる屋根の条件

屋根の種類、形状、家の立地などによって、太陽光発電リフォームの費用が変動するだけではなく、設置に規制を受けることがあるため注意が必要です。

屋根の面積や角度

住宅用の太陽光発電システムであれば、約20~30平方メートルの屋根面積が必要と言われています。

しかし、屋根に一定の面積があっても、天窓や飾りなどが付いている場合は、面積をフルに使うことができません。それらを避けてパネルや架台を設置しなければならないためです。

屋根の角度

太陽光発電は、取り付けるソーラーパネルの角度次第で、年間の売電収入の額も大きく変わります。

最も効率良く発電できる角度は、約6寸(約30度)と言われています。

なお、緯度によって太陽の高さは異なるため、緯度が高い地域になるほど、ソーラーパネルの角度を高くしておく必要があります。

沿岸部から離れていること

海沿いにある家では、塩害によってパネルや架台などの金属が劣化しやすいため、太陽光発電が設置できないことがあります。

沿岸部から約500m以内に位置する家では取り付けの許可が下りないことも多く、もし設置できても、メーカー保証の対象外となる恐れがあります。

太陽光発電を設置するリフォームの費用相場

太陽光発電システムは、設置から約8~15年で設置費用を回収できると言われています。

実際にどのくらいの期間で回収できるかを予測するためにも、設置費用の相場を把握しておきましょう。

太陽光発電の設置費用相場

太陽光発電システムの設置費用は、1kWあたり約32万円~約40万円が相場です。

つまり、5kWの太陽光発電システムを設置する場合は、約160万円~約200万円の費用が必要になることになります。

太陽光発電の取り付け工事費用相場

太陽光発電の取り付け工事費用は、約20万円~約35万円が相場です。

しかし、急傾斜の屋根では足場の設置費用が追加で発生することがあります。

足場の設置費用

足場の設置費用は、1kWあたり約2万円が相場となっており、約5kWの太陽光発電システムであれば、足場の設置に約10万円の追加費用が発生することになります。

なお、太陽光発電の取り付け作業は、屋根の上が作業床とみなされるため、足場がなくても行うことができます。

ただし、5〜6寸などの急勾配の屋根では、作業員や部材の落下による事故のリスクが高くなるため、優良な業者であれば、足場の設置を推奨します。

足場の設置が発生すると、高額な追加費用が発生してしまいますが、敷地内で重大な事故が発生したときのリスクを考えると、決して高い費用ではないと言えるでしょう。

太陽光発電の代表的なメーカーの特長と価格相場

ここでは太陽光発電設備の代表的なメーカーを、5社紹介していきます。

各メーカーの特長や価格相場を知っておくことで、どのような太陽光発電設備を選ぶか、じっくり比較検討することができます。

これは、目的と予算に合った設備を選ぶためにも、リフォームを後悔しないためにも、重要です。

なお、以下の価格相場はパネル枚数や屋根の形状によって異なりますので、詳しくはリフォーム業者に見積もりを依頼するようにしましょう。
     

パナソニック

パナソニックは、太陽光発電の研究開始から40年以上の歴史と豊富な施工実績があります。

太陽光発電メーカーの代表格で、風速60メートルの超大型台風を想定した独自試験などを実施し、耐久性や耐震性を細かく確認しています。

また、保証も充実しており、太陽電池モジュール出力保証が25年、周辺機器の機器瑕疵保証も15年が無償でついているので安心です。

パナソニックの太陽電池モジュールの価格相場は、幅約1.6m、奥行き約0.8mのサイズで公称最大出力が255Wの商品で、約20万円(メーカー定価:税抜)となっています。

京セラ

京セラは、1993年に日本で最初に住宅用太陽光発電システムを発売したメーカーです。

品質追求には妥協せず、太陽電池モジュールの高出力化と低コスト化を精力的に進めています。

保証内容も充実しており、保証期間中は修理回数の制限がないのが魅力的です。

京セラの太陽電池モジュールの価格相場は、幅約1.7m、奥行き約1mのサイズで公称最大出力が370Wの商品で、約28万円(メーカー定価:税抜)となっています。

カナディアンソーラー

カナディアンソーラーは、2001年にカナダで設立された太陽光発電メーカーで、コストパフォーマンスに優れています。

実際に太陽光発電設備を検討している方に向けて、「蓄電システム導入経済効果シミュレーション」を行い、それぞれのライフスタイルに即した一目でわかりやすい提案が可能です。

また、カナディアンソーラーは下記の長期保証システムを提供しています。

  • 太陽電池モジュール25年出力保証
  • 太陽電池モジュール15年製品保証
  • 太陽光発電システム15年保証

カナディアンソーラーの太陽電池モジュールの価格相場は、幅約1.7m、奥行き約1mのサイズで公称最大出力が375Wの商品で、約23万円(メーカー定価:税抜)となっています。

SHARP

SHARPは60年以上の太陽電池の開発経験を持っており、太陽光発電の国内住宅用システムにおいても約87万軒の豊富な施工実績のあるメーカーです。

屋根にうつくしく調和するそのデザイン性の高さと、過酷な環境の宇宙でも安定稼働できるほどの優れた耐久性と技術力があります。

SHARPの太陽電池モジュールの価格相場は、幅約1.3m、奥行き約1.1mのサイズで公称最大出力が259Wの商品で、約17万円(メーカー定価:税抜)となっています。

長州産業

長州産業は、太陽電池モジュールなどの製造の全工程を、自社で行っている唯一の国内メーカーです。

日本の気候や家の特性を熟知し、日本の住宅に最適な製品の開発を目指しており、産業用での実績も大変豊富です。

また、太陽光発電メーカーにおいては珍しく、雨漏りに対する保証も無償で提供しています。

長州産業の太陽電池モジュールの価格相場は、幅約1.6m、奥行き約1.1mのサイズで公称最大出力が348Wの商品で、約23万円(メーカー定価:税抜)となっています。

太陽光発電への投資額を回収できるまでの期間

太陽光発電の投資額を回収するまでにどれくらいの期間が概算で必要となるか、現実的な数値で計算してみましょう。

【シミュレーション例 (概算)】

  • 設置費用:約150万円
  • メンテナンス費用:約2万円/年
  • 売電収入:約12万円/年
  • 電気代削減額:約2万円/年

投資額を回収できるまでの期間は、以下の式で求められます。

設置費用 ÷ (売電収入+電気代削減額-メンテナンス費用) = 投資額回収期間

上記の式にシミュレーション例の投資回収期間を当てはめると、

150万円 ÷ (12万円+2万円-2万円) ≒ 12

となり、約12年で投資額の回収ができる結果となりました。

なお、シミュレーションの金額は概算であり、実際には設置費用や売電収入額は異なりますので注意しましょう。

太陽光発電と蓄電池を併せて設置する費用とメリット

太陽光発電と蓄電池を併せて設置すると、どのような費用対効果が得られるのでしょうか。

順番に解説していきます。

蓄電池を同時に設置するメリット

太陽光発電と蓄電池を同時に設置することで、地震や雷、豪雨などの災害によって停電した場合でも、非常用電源として活用することができます。

大規模な災害だと1日以上電気が使えない場合も考えられるので、蓄電池を同時に設置することは、より安心感につながります。

また、蓄電池があることで昼間の発電で蓄えた電気を夜間に使えるので、光熱費のさらなる削減や、売電収入を増やすことが可能です。

蓄電池を併せて設置した場合の追加費用相場

太陽光発電と蓄電池を併せて設置した場合、住宅用の平均的なものでも追加費用相場は約100万円で、総額では約250万円程度かかります。

しかし、併せて設置することで、工事が1回にまとめられるので人件費や経費などの費用の圧縮につながります。

蓄電池の種類や性能、容量などによって価格は異なるので、詳しくは業者に見積もりを依頼して検討するようにしましょう。

太陽光発電を安く設置する方法

太陽光発電設備は、初期費用が高額であることが最大のデメリットです。

ここではそんな太陽光発電設備を安く設置する方法を、4つ紹介していきます。

低価格のメーカー商品を選択する

太陽光発電パネルは数多くのメーカーから販売されているので、そのなかから低価格の商品を選択することで、コストを削減できます。

価格だけで比較した場合、海外メーカーが安い傾向にあるので、業者への見積もり依頼時には、低価格の商品を選定してもらうようにお願いすると良いでしょう。

補助金制度をつかう

太陽光発電パネルの設置には、設置促進のために自治体が補助金を支給している場合があります。

設置を考えている地域において補助金制度があれば、積極的に利用しましょう。

また、自治体の他にも「ZEH住宅」「省エネ住宅」「長期優良住宅」などに認定されることで、補助金が支給される場合があります。

ZEH住宅とは、高断熱性など省エネ性能が高く、さらに太陽光発電などで電力を自給自足できる高性能住宅のことです。

省エネ住宅とは、消費するエネルギーを抑えた住宅で、長期優良住宅は長期にわたって良好な状態で使用し、維持するための措置が講じられた住宅です。

ただし、補助金には年度毎に予算枠が決められているので、自治体が支給した総額がすでに予算の上限に達してしまっている場合は、補助金をもらうことができません。

また、補助金制度を利用するには、条件が細かく定められていることが多いです。

設置工事を前向きに検討している場合は、早めに業者と打ち合わせや見積もり依頼などすすめるようにしましょう。

年度が変われば補助金の内容も変わる可能性がありますので、工事を最終決定する前に自治体などに申請条件などを確認して、工事を依頼する業者と相談しながら手続きするようにしましょう。

ソーラーローンで購入する

ソーラーローンとは、太陽光発電の導入に利用できるローンです。

ソーラーローンのメリットは、通常のローン金利よりも低金利、かつ長期の返済期間を設定できる場合が多いところです。

高額な初期費用による月々の負担を抑えたい場合は利用を検討しましょう。

また、太陽光発電設備が担保となるため、保証料や保証人が不要でローンが利用できるのも魅力的です。

ソーラーローンのデメリットとしては、長期ローン時に自然災害などで設備にトラブルが発生した場合、修理完了まで売電の収益がなく、返済の計画が狂ってしまう可能性があることです。

さらに、損害をうけた太陽光発電設備がローンに付帯する保険の補償対象にならない場合などは、修理費用等が重なってかかってくる場合も考えられます。

補償内容などについては事前に金融機関に確認して、もし不安な場合は自然災害補償付きのソーラーローンを選ぶか、もしくは別途に損害保険などに加入するようにしましょう。

その他の諸条件については、金融機関によって内容が異なる場合があるので、実際にソーラーローンで購入を検討する際は、事前に金融機関によく確認するようにしましょう。

相見積もりを取る

太陽光発電設備を安く設置するには、複数の業者に見積もりを依頼するようにしましょう。

1社だけでは見積もりの金額が適正かどうか判断することが難しく、業者によって見積もり金額が異なるので、複数の業者をしっかり比較検討して安く設置できる業者を探すことが大切です。

また、太陽光発電設備の工事は技術力が問われるものなので、後悔しないためにも施工実績が豊富な業者を選びましょう。

1社1社見積もりを依頼するのは手間で面倒だという方は、リフォーム一括見積もりサイトの「ハピすむ」を活用するのがおすすめです。

「ハピすむ」では、一度の依頼で最大3社から見積もりを完全無料でもらうことができます。

「ハピすむ」には、厳正な加盟審査を通過した優良なリフォーム会社が加盟しているので、納得のいくまでリフォーム会社を比較検討できます。

太陽光発電設備を安く設置してくれる業者の選定に、「ハピすむ」をぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

簡単に無料で見積もりが出来ますので、ぜひこちらからリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。

太陽光発電の10年の固定価格買取期間後はどうなる?

太陽光発電の10年の固定価格買取期間後はどうなるのでしょうか。

引き続き売電することができるのか、できるなら価格はいくらなのか、など、固定価格買取期間終了後の選択肢などを紹介していきます。

まず、10年の固定価格買取期間の満了を迎えても何も対応しなければ、そのまま新しい買取価格で自動契約更新され、余剰電力は売電することとなります。

このように自動更新される場合の買取価格は1kWhあたり7~9円となります。

今では、従来の電力会社以外にも余剰電力の買取を行なう会社が多数あります。

自動更新された場合でも、後から別の新電力会社や別の買取プランへ変更することも出来ます。

参考に電力会社ごとの買取金額を紹介します。

北海道電力:8円/kWh
対象エリア:北海道

東北電力:9円/kWh
対象エリア:青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県

東京電力:8.5円/kWh
対象エリア:栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県

このように、エリアごとに電力会社が買取金額を設定しています。

これ以外にも各地域ごとに買取をしている電力会社があります。

そのまま更新すべきか、新たに契約するかをよく検討することが大切です。

太陽光発電のメンテナンスにかかる費用は?

太陽光発電は何もせずに放置していると、発電量の低下や設備本体の破損につながります。

ですので、義務付けられてはいませんが定期的なメンテナンスを行なうことが重要です。

メンテナンスの方法はどのようにすればいいのでしょうか。

メンテナンスの方法としては「目視点検」と「測定器具を用いた数値測定」の2種類になります。

住宅用の太陽光発電では、自主点検を行なうのみで特に点検頻度は定められていません。

50kWh以上2,000kWh未満の場合は、年に2回以上のメンテナンスが必要となります。

メンテナンスには設備箇所により専門的な知識を必要とする場合が多く、認定資格者に依頼することをお勧めします。

住宅用の点検には法定義務はありませんが、4年に1度以上の定期点検をお勧めします。

点検費用は1回で約1万円となります。

パワーコンディショナーなど器材の定期点検は1回あたり約2万円が相場となります。

定期点検で器材の故障や修理が必要となった場合、保証の範囲内であれば無料で出来ます。

範囲外でも、パワーコンディショナーの修理交換で約10万円、メーターの修理交換で約1万円~約5万円となります。

太陽光発電は故障しにくいため、定期的なメンテナンスの必要性が定着していません。

しかし、故障やトラブルが起きると、予想外の費用がかかってしまうことが多々あります。

定期的にメンテナンスを実施するようにしましょう。

また太陽光パネル部分の保証期間は25年、パワーコンディショナー部分は10~15年であり、メーカーの規程以外の施工による故障は保証対象外になります。

ですので、メンテナンスなど施工業者はメーカー認定の業者を選ぶようにしましょう。

省エネ・太陽光リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた省エネ・太陽光リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】岩納年成

大手ゼネコン会社にて、官公庁工事やスタジアム、免震ビル等の工事管理業務を約4年経験。
その後、大手ハウスメーカーにて注文住宅の商談・プランニング・資金計画などの経験を経て、木造の高級注文住宅を主とするビルダーを設立。
土地の目利きや打ち合わせ、プランニング、資金計画、詳細設計、工事統括監理など完成まで一貫した品質管理を遂行し、多数のオーダー住宅を手掛け、住まいづくりの経験は20年以上。
法人の技術顧問アドバイザーとしても活動しながら、これまでの経験を生かし個人の住まいコンサルテイングサービスも行っている。

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