玄関ドアの断熱性を高める方法は?費用や補助金もチェックしよう!

玄関ドアの断熱性が低いと、玄関まわりが寒くなり、結露やヒートショックを起こしやすい状態になることも。しかし「今年だけは我慢できる」と、ブルブルと震えながら寒さと戦っている人も少なくないはずです。この記事では、玄関ドアの断熱リフォームにかかる費用を解説します。玄関ドアの断熱リフォームでどれほど費用がかかるかチェックして、我慢の必要がない身体にやさしい環境を手に入れましょう。

2025年03月11日更新

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玄関ドアの断熱性を向上させる方法

玄関ドアの断熱性を向上させるには、玄関ドアを交換するなどの方法があります。

玄関ドアの断熱性を向上させる方法

玄関ドアの断熱性を向上させるをマスターして、玄関ドアをどの方法でリフォームするか検討してみましょう。

【方法1】玄関ドアの交換

玄関ドアを断熱性の高い商品に交換することで、断熱性の向上が期待できます。

たとえば、LIXILのリシェント玄関ドア3は、本体に60mmの高性能断熱材が使われている、高断熱仕様の商品です。

このように、既存の玄関ドアから断熱性の高い玄関ドアに交換すれば、断熱性を向上させられるでしょう。

玄関ドアの交換はこんな人におすすめ
  • 枠ごと新しい玄関ドアに交換したい
  • 玄関ドアの開き勝手を変更したい

【方法2】カバー工法

既存の玄関ドアの枠を解体せずに活用して、新しい玄関ドアを取り付けるカバー工法でも、断熱性の向上が期待できます。

たとえば、YKK APが販売するドアリモは、玄関ドアのカバー工法に対応できる商品。同じドアリモの商品でも、建物のある地域などにあわせて断熱性を選べるように、断熱性ごとにさまざまな玄関ドアが用意されています。

もし断熱リフォームの際に「既存の玄関ドアの枠を活用したい」などの希望がある場合は、玄関ドアのカバー工法の採用を検討してみましょう。

玄関ドアのカバー工法はこんな人におすすめ
  • 断熱リフォームの費用を安く抑えたい
  • 既存の玄関ドアの枠を活用したい
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玄関ドアの断熱性を向上させるメリット

玄関ドアの断熱性を向上させると、ヒートショックのリスクを軽減させるなどのメリットが得られます。

玄関ドアの断熱性を向上させるメリットについて学び、部屋ごとの温度差を軽減できないか検討してみましょう。

【メリット1】玄関まわりの断熱性向上が期待できる

玄関ドアの断熱性を向上させることで、玄関まわりの断熱性も向上し、冬の寒さや夏の暑さを軽減する効果が期待できるでしょう。

室内の熱は、約6割が玄関ドアなどの開口部から逃げてしまいます。

そのため、玄関ドアの断熱性の向上は、玄関まわりの断熱性にもつながり、室内環境を快適にする効果も期待できます。

【メリット2】ヒートショックのリスクを軽減させる

玄関ドアの断熱性を向上させることで、室内の温度差を抑える効果が期待できるため、温度差が原因で起こりやすいヒートショックのリスクも軽減させられるでしょう。

とくに、玄関と脱衣所や浴室が近い場合、玄関の断熱性が脱衣所・浴室の室温に影響を与える傾向にあります。

玄関の断熱性が低いと、脱衣所や浴室のあたたかい空気が外に逃げやすくなり、入浴時に感じる温度差が大きくなってしまうかもしれません。

玄関ドアの断熱性を向上させることで、そのような室内の温度差を軽減し、ヒートショックのリスクも軽減させられるでしょう。

【メリット3】結露の発生を抑えやすい

玄関ドアの断熱性を向上させることで、玄関ドアの室内側における結露の発生を抑えられるかもしれません。

玄関ドアで発生する結露は、玄関ドアの温度と室温の差が大きい状態で、温度の低い玄関ドアに水分を含んだ空気が触れることで発生します。

しかし、玄関ドアの断熱性が高ければ、屋外からの熱が玄関ドアに伝わりにくくなります。

玄関ドアが屋外の熱に左右されなくなると、結露の原因となる温度差も生じにくくなるでしょう。

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玄関ドアの断熱リフォームの注意点

玄関ドアを断熱リフォームする際には、玄関ドアの仕様によって断熱効果が異なるなどの点に注意しなければいけません。

玄関ドアの断熱リフォームの注意点について学び、玄関ドアの商品選びなどの参考にしてみましょう。

【注意点1】期待どおりの断熱効果が得られないケースもある

建物のある地域の気候や断熱ドアの種類などによっては、期待どおりの断熱効果が得られないケースもある点に注意しましょう。

たとえば、北海道で冬の寒さを軽減するには、高断熱仕様の玄関ドアを採用するのがおすすめです。

しかし高断熱仕様の玄関ドアを採用しても、地域によって気温などは異なるため「思ったよりも断熱効果が得られなかった」という結果になるかもしれません。

そのため、玄関ドアを断熱リフォームするなら、建物のある地域の気候などを含めて、リフォーム後の効果についても業者と検討しておくことが大切です。

【注意点2】玄関ドアの仕様によって断熱効果が異なる

玄関ドアの仕様によって断熱効果が異なるため、玄関ドアを選ぶ際は、断熱性能などもチェックしておきましょう。

たとえば、LIXILの玄関ドアで、断熱性の指標である「熱貫流率」を比べると、商品によって1.44も差が生じています。

熱貫流率とは?

熱貫流率とは、熱の通りやすさを示す指標のことをいい、断熱性能を示す指標として使われています。

商品名
(LIXILの玄関ドア)
熱貫流率
玄関ドアXE
(シームレス・親子戸・採光ガラスなし)
1.33
グランデル2 183型
(スタンダード・親子戸・採光ガラスなし)
1.39
ジエスタ2 M29型
(K4・親子戸・採光ガラスなし)
2.77
参考元:対象製品性能一覧(LIXIL)

玄関ドアの断熱性を向上させたい場合は、このような玄関ドアの熱貫流率の違いなどについてもチェックして商品を選びましょう。

【注意点3】メーカーによって断熱等級の表現が異なる

玄関ドアを販売するメーカーによって、断熱等級の表現が異なるため、メーカーごとの表現をチェックしておくことが大切です。

たとえば、LIXILでもっとも断熱性が高い玄関ドアは「高断熱仕様」と表現され、高断熱仕様よりワンランク断熱性が低い商品はK2仕様と表現されています。

メーカー玄関ドアの断熱等級
(上から断熱性が高い順)
LIXIL・高断熱仕様
・K2仕様
・K4仕様
・アルミ仕様
YKK AP・D70 高断熱ドア
・D50
・D30(D2仕様)
・D30(D4仕様)
・アルミ仕様
三協アルミ・高断熱仕様
・K2仕様
・K3仕様
・K4仕様

このように、メーカーごとに玄関ドアの断熱等級の表現が異なる点を理解して、どの等級の商品を選びたいか検討してみましょう。

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玄関ドアの断熱リフォームにかかる費用

玄関ドアの断熱リフォームにかかる費用は、片開き戸の玄関ドアを交換する場合で25万〜45万円が目安です。

リフォームの方法費用相場
(片開き戸の場合)
費用相場
(引き戸の場合)
玄関ドアの交換25万〜45万円30万〜50万円
カバー工法20万〜40万円25万〜45万円
解体や壁の下地の補修にかかる費用は別途

上記の費用には、基礎・外壁の解体や壁の下地の補修にかかる費用は含まれていない点に注意しましょう。新しく取り付ける玄関ドアのサイズや仕様などによっては、解体や壁の下地の補修に費用が追加でかかってしまうかもしれません。

玄関ドアの断熱リフォームにかかる費用は、玄関ドアの開き勝手によっても大きく変動するため、具体的な金額は業者から見積もりを取得しましょう。

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玄関ドアの断熱リフォームで活用できる補助金・助成金制度

玄関ドアの断熱リフォームで活用できる補助金・助成金制度には、次世代省エネ建材の実証支援事業などがあります。

玄関ドアの断熱リフォームで活用できる補助金・助成金制度
  • 次世代省エネ建材の実証支援事業
  • 長期優良住宅化リフォーム補助金
  • 既存住宅における断熱リフォーム支援補助金

ただし補助金・助成金制度を活用するには、制度ごとに決められている交付条件などを満たさなければいけません。

もし玄関ドアの断熱リフォームで補助金・助成金制度を活用したい場合は、あらかじめ制度の概要を確かめておきましょう。

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DIYで玄関ドアの断熱性を向上させる方法

DIYで玄関ドアの断熱性を向上させられる方法はあるものの、業者によるリフォームほどの効果は期待できないでしょう。

玄関ドアの断熱性を向上させたい場合は、玄関ドアの交換などを業者に依頼するのがおすすめです。

ここで紹介するDIYで玄関ドアの断熱性を向上させる方法は、業者に依頼するまでの応急処置であることに注意しましょう。

【方法1】断熱シートを貼る

玄関ドアにアルミなどの断熱シートを張ることで、外から伝わる熱を軽減できる場合もあります。

ただし断熱シートを玄関ドアに張ると、玄関の美観が損なわれてしまうなどのデメリットもあります。

また、断熱シートの粘着で、玄関ドアの表面がはがれるなどして汚れてしまう場合もある点に注意しなければいけません。

【方法2】隙間をテープでふさぐ

玄関ドアの本体と枠の隙間から風が入る場合は、その隙間をテープなどでふさぐと、玄関の寒さを軽減できるかもしれません。

玄関ドア用の隙間テープは、ホームセンターなどで販売しているため、玄関ドアのサイズにあわせて購入しましょう。

ただし玄関ドアに貼った隙間テープは、定期的に貼り替えが必要な点などに注意しなければいけません。

そのため、もし玄関ドアの隙間をテープでふさぐ場合は、貼り替えが必要になるなどのデメリットについても理解しておくことが大切です。

【方法3】発泡スチロールなどを取り付ける

玄関ドアに発泡スチロールなどの断熱材を取り付けることで、断熱性を向上させられる場合もあります。

発泡スチロールなどの断熱材は、熱が伝わりにくい性質もあるため、その性質を玄関ドアに活用することで、玄関ドアの断熱性の向上が期待できるでしょう。

ただし発泡スチロールを玄関ドアに取り付けると、美観を損ねるおそれがあるため、おしゃれな玄関にしたい場合はおすすめできません。

【方法4】ポリカ板を貼る

玄関ドアに採光ガラスや換気の窓がある場合、ガラスの部分にポリカ板を貼ることで、断熱性を向上させられるかもしれません。

ポリカ板とは、なかに空気層があるプラスチックの板のことをいい、光を通す性質があるため、ガラス面からの光を遮りにくいのが特徴です。

ポリカ板の空気層が熱を伝わりにくくしてくれるため、玄関ドアの採光ガラスなどに貼ると、ガラス面から室内側に伝わる熱を軽減する効果が期待できます。

ただし玄関ドア全体の断熱性を向上させるのは難しいため、ほかの断熱方法とセットでおこなうなどの工夫が必要です。

【方法5】カーテンを設置する

玄関ドアの内側にカーテンを設置することで、玄関ドアから伝わる熱を遮る効果が期待できます。

たとえば「玄関ドアの隙間から風が入ってきて寒い」という場合、カーテンで室内に入る風を軽減できるかもしれません。

カーテンは商品によって断熱性が異なるため、高断熱のカーテンを選び、玄関ドアまわりの断熱性を向上させられないか検討してみましょう。

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玄関ドアの断熱リフォームの施工事例

玄関ドアの断熱リフォームの施工事例を紹介します。

どのようなリフォームで玄関ドアの断熱性を向上させたのか、実際の事例でチェックしてみましょう。

【事例1】玄関の寒さをドアの交換で解消

玄関の寒さをドアの交換で解消する前の様子
before
玄関ドアを交換した建物
after

玄関の寒さをドアの交換で解消

リフォーム費用約70万円
工期1日間
建物タイプ一戸建て
施工箇所玄関ドア
商品名
(メーカー名)
リシェント
(LIXIL)

お客さまより「玄関まわりが寒い」というご相談を受けて、カバー工法で玄関ドアの断熱性を向上させたリフォームの施工事例です。

新しい玄関ドアは、既存の玄関ドアのガラスよりも断熱性が高いペアガラスを採用したため、玄関ドアの断熱性の向上が期待できます。

なお、夏に玄関ドアの鍵を閉めたまま換気できるように、採風タイプの玄関ドアを選びました。

【事例2】玄関ドアの経年劣化をきっかけにリフォーム

玄関ドアの経年劣化をきっかけにリフォームする前
before
玄関ドアの経年劣化をきっかけにリフォームした建物
after

玄関ドアの経年劣化をきっかけにリフォーム

リフォーム費用約71万円
工期1日間
建物タイプ一戸建て
施工箇所玄関ドア
商品名
(メーカー名)
ドアリモ
(YKK AP)

玄関ドアの経年劣化をきっかけに、玄関ドアを交換したリフォームの施工事例です。

断熱性の高い玄関ドアに交換したことで、玄関ドアの結露の発生などを抑える効果も期待できます。

【事例3】断熱性が高い玄関ドアに交換

断熱性が高い玄関ドアに交換する前
before
断熱性が高い玄関ドアに交換した建物
after

断熱性が高い玄関ドアに交換

工期1日間
建物タイプ一戸建て
施工箇所玄関ドア

お客さまより「玄関ドアの建付け(たてつけ)が悪くなってきた」とご相談があり、新しい玄関ドアに交換したリフォームの施工事例です。

新しい玄関ドアには、断熱性・防犯性が高い商品を採用しました。

【事例4】夏の暑さを玄関ドアの交換で解消

夏の暑さを玄関ドアの交換で解消する前
before
夏の暑さを玄関ドアの交換で解消した建物
after

夏の暑さを玄関ドアの交換で解消

リフォーム費用約60万円
工期10日間
建物タイプ一戸建て
施工箇所玄関ドア
商品名
(メーカー名)
リシェント
(LIXIL)

お客さまより「玄関の寒さ・暑さを改善したい」とご相談があり、玄関ドアを交換した断熱リフォームの施工事例です。

断熱性の高い玄関ドアに交換したことで、リフォーム後にお客さまから「玄関とほかの部屋の温度差がなくなって嬉しい」と喜びの声が届きました。

【事例5】カバー工法で玄関ドアを断熱リフォーム

カバー工法で玄関ドアを断熱リフォームする前
before
カバー工法で玄関ドアを断熱リフォームした建物
after

カバー工法で玄関ドアを断熱リフォーム

リフォーム費用約148万円
※玄関ドアのリフォーム以外も含む
工期2週間
※玄関ドアのリフォーム以外も含む
建物タイプ一戸建て
施工箇所玄関ドア
外構
商品名
(メーカー名)
リシェント
(LIXIL)

玄関ドアのカバー工法で断熱性を向上させた、一戸建てにおけるリフォームの施工事例です。

玄関ドアのカバー工法は、既存の玄関ドアの枠を活用するため、1日間でリフォームが完了しました。

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断熱リフォームで玄関ドアを選ぶ際のポイント

断熱リフォームで玄関ドアを選ぶ際には、解体が必要ない玄関ドアのサイズであるかなどのポイントをチェックしておくことも大切です。

断熱リフォームで玄関ドアを選ぶ際のポイントについて学んで「解体で予想以上に費用がかかってしまった」などの失敗を回避しましょう。

【ポイント1】玄関ドアの開き勝手は適切か

「断熱リフォームで玄関の出入りがしにくくなった」などの失敗が起きないように、玄関ドアの断熱性のほかに、開き勝手についても検討しておくことが大切です。

たとえば、車いすを利用する入居者がいる場合、開き戸では出入りがしにくいため、引き戸を採用するのがおすすめです。

引き戸は開き戸よりも断熱性が低い傾向にあるものの、車いすを利用する入居者でも、安全に玄関の出入りができるのもメリットのひとつです。

このように玄関ドアの開き勝手ごとのメリット・デメリットを理解して、入居者の生活スタイルなどにあった玄関ドアの開き勝手を検討してみましょう。

【ポイント2】解体が必要ない玄関ドアのサイズか

断熱リフォームで既存よりも大きい玄関ドアを選ぶと、基礎などの解体で費用がかかってしまうため、解体が必要ない玄関ドアのサイズを選ぶのもおすすめです。

基礎や外壁の解体が必要なければ、玄関ドアの交換やカバー工法に関する作業だけでリフォームでき、リフォームにかかる費用も抑えられる傾向にあります。

もし「玄関ドアの断熱リフォームにかかる費用を安く抑えたい」という場合は、解体が必要ない玄関ドアのサイズを選びましょう。

【ポイント3】採光ガラスや換気の窓は必要か

玄関ドアの採光ガラスや換気の窓によって断熱性が異なるため、断熱リフォームで玄関ドアを選ぶ際には、それらが必要であるかも検討しておきましょう。

玄関ドアに採用ガラスや換気の窓がある場合、それらがない場合よりも、断熱性が低い傾向にあります。

たとえば、LIXILのグランデル2という商品においては、採光ガラスの有無によって、熱貫流率に0.33の差が生じています。

グランデル2 HG1
(LIXILの玄関ドア)
熱貫流率
採光ガラスあり1.12
採光ガラスなし0.79
熱貫流率の差0.33
玄関ドアの熱貫流率は低いほど断熱性が高い

熱の通りやすさを示す指標である「熱貫流率」は、数値が低いほど、断熱性が高いことを示しています。そのため、上記の表からは採光ガラスのない玄関ドアのほうが、断熱性も高いことがわかります。

参考元:開口部の熱貫流率(LIXIL

もし「少しでも断熱性が高い玄関ドアを採用したい」という場合は、採光ガラスや換気の窓がないデザインの採用を検討してみましょう。

【ポイント4】建物の外観にあうデザインの玄関ドアか

玄関ドアの交換やカバー工法で断熱リフォームする場合「玄関ドアだけ浮いてみる」という失敗を回避するために、建物の外観にあうデザインの玄関ドアを選びましょう。

たとえば、モノトーンの外壁を採用している建物では、外壁の色にあわせて黒の玄関ドアを選ぶと、テイストが統一されたおしゃれな外観に仕上がります。

このように建物の外観のテイストとあう玄関ドアを選び、断熱リフォームとあわせて、建物全体のデザイン性も向上させましょう。

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玄関ドアの断熱リフォームの流れ

玄関ドアの断熱リフォームの流れを、リフォームの方法別に解説します。

玄関ドアの断熱リフォームの流れを確かめ、工事の始まりから終わりまでどのような流れで進むのかイメージしてみましょう。

【1】玄関ドアの交換

玄関ドアの交換で断熱性を向上させる場合の工期は、1〜3日が目安で、具体的な流れは以下のとおりです。

玄関ドアの交換の流れ
STEP
養生の作業

玄関や外壁まわりが汚れないように、シートなどで保護します。

STEP
既存の玄関ドアと枠の撤去

STEP
外壁や壁の下地の補修

STEP
新しい玄関ドアの枠の取り付け

先に玄関ドアの枠を取り付けます。

STEP
新しい玄関ドアの本体の取り付け

STEP
点検・清掃

【2】カバー工法

カバー工法で玄関ドアの断熱性を向上させる場合は、以下のながれでリフォームが進みます。

カバー工法の流れ
STEP
養生の作業

玄関や外壁まわりが汚れないように、シートなどで保護します。

STEP
既存の玄関ドアの本体を取り外す

既存の玄関ドアの本体や、不要な部分を取り外し、新しい玄関ドアの取り付けの準備をします。

STEP
新しい玄関ドアの枠の取り付け

STEP
新しい玄関ドアの本体の取り付け

STEP
点検・清掃

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【Q&A】玄関の断熱リフォームに関するよくある質問

引き戸の玄関ドアは断熱性が低い?

引き戸の玄関ドアは、開き戸の玄関ドアに比べて断熱性が低い傾向にあります。

引き戸の玄関ドアにおける断熱性の低さは、ドア本体を左右にスライドさせて開閉するため、ドア本体と壁に隙間ができやすい構造であることも理由として挙げられます。そのため、玄関ドアの本体が断熱性の高い素材でできていても、引き戸の構造上、断熱性が低くなりやすい点に注意しましょう。

高断熱の玄関ドアに交換すると気密性もあがる?

高断熱の玄関ドアは、気密性を上げられるような仕様になっている商品も多いため、玄関の気密性向上の効果が期待できます。

たとえば、LIXILの高断熱の玄関ドアである「グランデル2」は、気密性の等級において、もっとも高い等級の「A-4(2)等級」です。そのため、高断熱の玄関ドアであるグランデル2に交換すれば、気密性の向上も期待できるでしょう。

参考元:グランデル仕様表(LIXIL)

玄関ドアの断熱リフォームを依頼する業者の選び方は?

玄関ドアの断熱リフォームを依頼する際には、玄関ドアの断熱リフォームの実績が豊富な業者などを選びましょう。

玄関ドアの断熱リフォームを依頼する業者の選び方
  • 玄関ドアの断熱リフォームの実績が豊富
  • 建物や断熱工事などに関する専門的な資格をもっている

このような点をチェックした上で、複数の業者で相見積もりをとるのがおすすめです。玄関ドアの断熱リフォームの実績や見積金額などを比較して、安心して依頼できる業者を選びましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】ディバルコンサルタント株式会社 代表 明堂浩治

ディバルコンサルタント株式会社

明堂浩治

芝浦工業大学工学部建築工学科を卒業。大手建設会社で20年勤務した後、独立しコンサルタント業を始める。

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