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2018年12月26日更新

監修記事

トイレの水漏れの原因は?修理方法も解説

トイレから水漏れが発生している場合、どのような場所から水漏れが起こっているのか判断する必要があります。トイレの各部位における水漏れの原因と、原因別の修理方法、水漏れ箇所の判別方法など、トイレの水漏れに関する情報をご紹介していきます。

トイレの水漏れ原因の主なパターン

トイレの水漏れの原因は?修理方法も解説

 

トイレでの水漏れはどのような箇所が原因となっているのでしょうか?

トイレの部位別に、水漏れの原因となりやすい箇所と、水漏れが起こってしまう原因について見てみましょう。
 

トイレのタンクからの水漏れとその原因

トイレのタンク周辺からの水漏れについては、タンクに水を送る給水管、タンクから便器に水を送る排水管などが原因となることが多いようです。

タンク周辺から水漏れを起こしている場合、配管類のパッキンが劣化して水漏れを起こすことが多いのですが、配管そのものがサビや経年劣化などによって破損して水が漏れることもあります。

また、発生頻度は低いのですが、タンク本体に衝撃が加わったり、地震などで揺れたりした際にタンク本体に亀裂が発生し、そこから水が漏れてしまうこともあるようです。

トイレの便器から水漏れする場合の原因

便器からの水漏れについては、タンクからの水漏れと同じく配管の劣化やパッキン類の劣化、便器の破損によるものが原因です。

配管の接続部分については、管同士の接続にはゴム製のパッキンが、陶器部分と配管の接続部にはシリコンなどのシーリング剤で水漏れを防止しています。

しかし、ゴム製のパッキンは劣化によって弾力性が失われ、隙間が空いたりヒビができてしまったりするため、長期間の利用で防水性がなくなり、水漏れの原因となるのです。

便器などの陶器部分については、経年劣化で破損することはほとんどありません。

清掃時に堅いもので便器を傷つけてしまう、利用時にぶつかってしまう、地震などの揺れによって配管との接合部に力が加わるなどの理由で破損することが多いようです。

また、他の箇所からの水漏れなどでトイレの床の基礎部分に劣化が生じ、便器部分が沈み込んで便器や配管が破損する原因となる場合もあります。

トイレのパイプ類から発生する水漏れ

ウォシュレットを利用している場合、ウォシュレットとタンクに水を送るために分岐配管が用いられており、ここから水漏れが発生することがあります。

配管の分岐部分では、配管同士をナットとパッキンによって固定していますが、この部分に用いられているパッキン類が劣化したり、接続部分のネジが緩んだりすると、防水性が低下してしまうのです。

その他にも、パイプ類の水漏れについては便器から排水管に繋がる管から発生する場合があります。

これは、排水管が詰まることで、接続部分にかかる水圧が高くなり、防水性能の限界を超えて水漏れを起こすというものです。

もし、トイレ排水の流れが悪い場合には早めに詰まりを解消しておきましょう。

トイレのウォシュレットから起こる水漏れとその原因

トイレのウォシュレットには、洗浄水を溜めておくタンクが内蔵されている製品もあり、樹脂製のタンクが劣化によって破損することによって水漏れを起こすことがあります。

また、タンクが内蔵されていない製品の場合でも、配管の接合部分から水漏れを起こすことがあるため、タンクがないからといって水漏れが起きないということではありません。

ウォシュレットでは、外部への水漏れの他に洗浄ノズルの劣化によって未使用時に便器内に水が漏れ続けるという故障が起こることもありますので、注意が必要です。

ウォシュレットの洗浄ノズル部分からの水漏れについては、他の水漏れと違い気づくのが難しいため、気づいた時には水漏れによって床下が腐ってしまっているということもあります。

水道料金が高くなっていないか、使用前に洗浄ノズル周辺から水が流れていないかどうか定期的に確認しておきましょう。

トイレの床下から水漏れしている場合の原因

トイレの構造は、床下または壁に向かって排水を流す形状です。

この排水管には塩化ビニル製のパイプが用いられているのですが、配管が曲がっている箇所などでは曲げ加工が施されたエルボというパイプが使用されています。

このエルボはストレート管を差し込んで接着剤で固定されているため、この接着剤が劣化してしまうと、少しの衝撃で接合部分がずれてしまい、そこから水漏れを起こしてしまうのです。

また、接着剤の劣化がない場合でも、工事の際に配管同士の接着が不十分な場合などは寿命より早いスピードで水漏れを起こしてしまいます。

床下での水漏れは視覚的に確認することが難しいのですが、汚水が漏れているため、臭いで判別することが可能です。

トイレをきちんと清掃し、換気を行っているにも関わらず汚物の臭いが取れないという場合には、床下からの水漏れを疑ってみると良いでしょう。
 

トイレが水漏れを起こした場合の応急処置の方法

トイレの水漏れの原因は?修理方法も解説

 
トイレが水漏れを起こしてしまった場合、どのようにして応急処置を施せば良いのでしょうか?

水漏れ箇所や段階別に応急処置の方法をご紹介します。
 

止水栓を閉めて電源を切る

ウォシュレットなどの電気を使用する設備が取り付けられている場合の応急処置の方法です。

ウォシュレット便座は元々水に強い構造ではありますが、大量の水がかかってしまうと配線に水が浸入し、漏電による故障や感電による事故の原因となります。

そのため、配管等からの水漏れを確認した場合は、まずウォシュレットのコンセントを抜き、続いて配管に取り付けられている止水栓を回して水を止めてください。

止水栓はタンクに繋がっている配管に設置されている機器で、マイナスドライバーまたは10円玉で回すことができるネジが取り付けられています。

この部分を回すことで給水管からの水をストップさせることができますので、水漏れの拡大を抑えることができるでしょう。

水漏れ箇所にタオルを敷く

止水栓によって水漏れを抑えたら、水漏れ箇所にタオルや雑巾などを敷いてこぼれている水が周囲に広がってしまわないように対処しておきましょう。

床に水がこぼれたままの状態にしていると、床下に水が浸入して基礎を傷める原因となってしまいますし、トイレの設置場所が2階などの場合、階下に水が流れ落ち、電化製品を壊してしまうかもしれません。

水漏れを発見したらまず止水栓を閉め、タオルで被害の拡大を防止することが重要です。
 

トイレの水漏れ修理の方法と修理費用の相場

 
トイレの水漏れ修理にかかる費用については、どのような原因で水漏れを起こしているかによって大きく変わります。

配管やタンク、ウォシュレットなど、原因別の修理方法と費用の相場について見てみましょう。
 

トイレのタンクから水漏れをおこしている場合の修理方法と費用

トイレのタンクから水漏れを起こしている場合の修理方法は、接続部分のパッキンが原因ならパッキンの交換、ナットの緩みが原因の場合は増し締めによって対処します。

修理費用はパッキンの交換のみなら出張費用等を含めて約8000円程度、タンク内の部品が破損している場合については、タンクを取り付けたまま修理できるケースなら約8,000~16,000円程、タンク脱着が必要な場合は約10000~20000円程が目安となります。

タンクそのものが破損している場合については、タンクのみの交換が可能かどうか確認しましょう。交換ができない古いタイプの場合は全交換になります。費用が大きく変わりますので、業者に見積もりをとって確認しましょう。

もし、全交換ならトイレ本体の交換費用として、約15万円からが相場となります。

タンクのみの場合については、製品にもよりますが、約50000円からが費用の目安です。

トイレの排水管から水漏れを起こしている場合の修理方法と費用

タンクの場合と同じく、配管からの水漏れについては、部品の交換または増し締めによって修理を行います。

接合部分のパッキンが劣化している場合については、約1万円程度が修理費用の目安です。

配管そのものが劣化している場合については、約1~2万円程が修理費用の相場となります。

ナットの緩みが原因で水漏れを起こしている場合、工具でナットを締め直すだけで修理することができますが、この場合も出張費用や検査費用等がかかるため、約6,000円からが相場です。

トイレの便器やウォシュレットから水漏れを起こしている場合の修理費用

トイレの便器やウォシュレットから水漏れを起こしている場合については、部品の交換や補修によって対処することも可能ですが、将来的なリスクを考えるなら交換してしまった方が良いでしょう。

特に便器については、設置後10年程度利用しているものは見えない部分に劣化が起きており、修理してもまた壊れる可能性が高いため、交換をおすすめします。

トイレの交換費用については、便器の全交換が本体および工事費用で約15万円から、ウォシュレットの場合は約5万円からが相場です。

トイレ本体の交換については、タンクレストイレへの交換や、和式から洋式への交換を行うと費用が高額になりますので、予算等と合わせて設置する製品を選ぶと良いでしょう。

トイレの床下から水漏れした場合の修理方法と費用の相場

トイレの床下部分の配管から水漏れを起こしている場合や、水漏れによって床面が傷んでしまっている場合には、床や下地、土台の修理が必要です。

また、床や下地、土台や基礎が傷んでいない場合でも、床下配管の修繕を行うためには床を解体して配管を露出させなければならないため、床の張替え費用はどちらの場合でもかかります。

費用については、排水管の交換で便器の脱着と床面の解体が必要となる場合で約10万円からが相場です。

トイレの詰まりによって水漏れが起きている場合については、高圧洗浄で解消できる場合が約8,000円から、便器の脱着を行って洗浄する場合が約15,000円からが相場となります。

床面の修繕、張替えについては、約3万円からが相場ですが床の仕上げの素材によっても費用は大きく異なりますので、業者に見積りを出してもらうことをお勧めします。

トイレの床には、クッションフロアやフローリング、タイルなどが用いられますが、クッションフロアについては下地に貼り付けるだけで施工できるため、比較的材料費を抑えることができます。

フローリングの場合は耐水性を重視した複合素材のものを用いることが多いのですが、構造上隙間ができやすく、掃除の負担が増すため、手入れのしやすさを重視する場合は避けた方が良いでしょう。

トイレ向けに継ぎ目が少ない製品も販売されていますので、フローリングを使用したいという方はこのタイプの製品を選ぶのもおすすめです。

タイルについては、水に強く、耐久性に優れているという特徴がありますが、目地部分に汚れが残りやすいというデメリットがあります。

タイル床へリフォームする場合には、目地部分が少ない大型タイルで施工したり、汚れの目立ちにくい色つきの目地剤を使用したりすると良いでしょう。

トイレ用のタイルには、光触媒によってアンモニア臭などを抑える製品もありますので、清潔感を重視したいという方におすすめです。
 

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社KURODA一級建築士事務所 坂田理恵子

株式会社KURODA一級建築士事務所

坂田理恵子

一級建築士、一級施工管理技士。和歌山市で設計事務所に勤務。住宅のリフォームや新築を中心に携わり、女性目線で、家事や掃除、片付けがしやすく暮らしやすい家の提案を行う。

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